日: 2024年8月31日

2024年08月31日-7 花粉情報

8月の観測値:

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ ヨモギ属 カナムグラ マツ型 その他 総計
8/1〜8/4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 0.6
8/5〜8/11 0.0 0.0 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 2.5 3.1
8/12〜8/18 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.3
8/19〜8/25 0.0 0.0 0.3 0.3 0.0 0.0 0.0 1.9 2.5
8/26〜8/31 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.9 1.2
8月計 0.0 0.0 0.9 0.6 0.0 0.0 0.0 6.2 7.7

2024年08月31日-6 花粉情報

26日以後の飛散状況

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ  

その他

8/26〜8/31 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.9
9/1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
8/26〜9/1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

2024年08月31日-5 花粉情報

夏は花粉症の皆さんの症状がほとんどない季節です。私共はその理由を夏の天気が原因と思っていました。しかし、飛散する花粉が大変少ないことが、過去5年夏にも花粉の観測を続けたことで判明しました。

観測総数(個/cm2/週:(2020〜2024年)

時期 7/12〜 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜
観測数 2020 0.9 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5
2021 2.1 4.9 4.3 0.9 0.6 1.2 2.8
2022 0.9 1.5 0.6 1.5 1.8 1.8 1.2
  2023 5.2 0.9 1.5 0.6 1.5 18 1.2
  2024 4.0 1.2 2.8 3.4 3.1 0.3 2.5

 

ブタクサ、カナムグラ、ヨモギは9月にならないと飛散が開始と思っていましたが、先週、ブタクサが初観測されました。夏は虫媒花が多く、虫媒花は花粉を小さくかつ大量に産生する必要がないようです。夏に症状が悪化する方は、花粉以外の原因、例えばクーラーの影響や動物、食べ物などに注意を払う必要がありそうです。しかし、8月も半ばを過ぎますと、天気の変化が大きく、夏の影響が出て体力的にきつくなります。また、8月下旬には秋の花粉の飛散が始まり、秋の花粉症シーズンが到来しますので、鼻アレルギー症状が悪化する方は、室内塵、カビ他に、花粉に対する注意も払って欲しいと思います。


2024年08月31日-4 花粉情報

佐橋 紀男先生から、新たな情報をいただきました。

「遅くなりましたが、昨日までの富里のデータ、添付します。秋のキク科花粉がまったく観測できません。あまりの暑さで開花が遅れているものと思われます。」とのコメントが付けられていました。

2024年             ダーラム型(3.24cm2→1cm2)
8 スギ ヒノキ イネ型 ブタクサ ヨモギ カナムグラ その他
16 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
17 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
18 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3
19 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
20 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
21 0.0 0.0 0.2 0.0 0.0 0.0 0.0
22 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9
23 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
24 0.0 0.0 0.5 0.0 0.0 0.0 0.0
25 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
26              
27              
28              
29              
30              
31              
  合計 0.3 0.3 12.5 0.0 0.0 0.0 2.1

2024年08月31日-3 花粉情報

ギ花粉の飛散量に影響する因子には

1.前年夏の気象条件の影響

①気温(7月下旬〜8月上旬:特に7月)が高温

②日射量が大きい

③日照時間が長い

①②③の条件が揃うと、飛散量が大きい

2.前年の飛散量の影響(樹勢)

3.当該年の1〜2月の降雪量の影響

4.伐採と植林(無花粉あるいは少花粉スギ)

5.樹齢と衰退度

6.その他(都市気候、圏央道、高層ビル群)

などがあり、今後、上記の検討を加味して、来春まで検討を重ねます。検討結果は逐次ご報告いたします。

花粉情報協会では、これらのデータに花芽調査の結果を加味して推測します。


2024年08月31日-2 花粉情報

台風7号も中心は、関東から南海上に大きく外れて、東京への上陸はありませんでした。 これで、東京への台風の中心が上陸したのは、1951年以来、なかったことになります。台風10号は大変足の遅い台風で、本日まだ九州にいるようです。しかも、進路の予測が大変難しく、また、すでに関東にも影響がおよんでいます(各地で大雨)。本日、当地は重い曇り空ですが、大雨は降っていません。しかし、今後どうなるか、解りませんので、ご注意ください。


2024年08月31日-1 花粉情報

8月も本日が最後です。明日から9月です。9月は秋の主な花粉症の原因となる花粉が飛散する月です。

観測結果(個/cm2/シーズン:2020〜2023年)

  観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
2020 8/2〜10/31 2.7 0.0 8.9 31.0 7.8 5.5 72.5
2021 8/2〜10/31 4.5 0.0 9.1 44.7 3.3 17.8 60.3
2022 8/1〜10/31 3.0 0.0 12.1 28.4 6.1 9.1 72.6
2023 8/1〜10/31 0.9 0.6 8.0 11.0 12.0 8.8 55.1
2024 8/1〜10/31              

当地では、9月は主にイネ科カモガヤ属のカモガヤ、キク科ブタクサ属のブタクサ、オオブタクサ、キク科キク亜科ヨモギ属のヨモギ、キク科アキノキリンソウ属のセイタカアワダチソウ、アサ科カラハナソウ属のセイタカアワダチソウなどが主に観測されます。いずれも花粉症の原因となることが知られています。