日: 2024年8月7日

2024年08月7日-5 花粉情報

副鼻腔が何故存在するかは、まだ結論が得られていませんが、必要がないかというとそうでもありません。副鼻腔が病変におかされると大変大きな苦痛を生じます。副鼻腔は鼻腔の周囲に4対あり、脳、眼、歯などの重要部位に隣接しています。また耳、咽喉、気管などの器官に通じています。そのため、副鼻腔に障害が起こるとこれらの部位にも病変が及んで、極めて多彩な症状が出て、人に大きな苦痛を与えます。篩骨洞を除いて単一の空洞に一つの出入り口しかない閉鎖死腔を形成して、しかも出入り口である自然孔と空洞の位置関係が、その空洞に分泌物や膿汁が貯留しやすい上に、簡単には排泄されにくく、粘膜に炎症が起こると慢性化しやすいため、治療に抵抗する形態をしているという特徴があります。

 


2024年08月7日-4 花粉情報

観測総数(個/cm2/週:2020〜2021年)

時期 7/12〜 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜
観測数 2020 0.9 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5
2021 2.1 4.9 4.3 0.9 0.6 1.2 2.8
2022 0.9 1.5 0.6 1.5 1.8 1.8 1.2
  2023 5.2 0.9 1.5 0.6 1.5 18 1.2
  2024 4.0 1.2 2.8 3.4      

この時期のアレルギー症状は花粉もさることながら、乾燥、寒暖差などの刺激や室内塵のアレルギーに注意する必要があります。この時期に症状が悪化する方は、気候変動やクーラーの影響あるいは動物、食べ物などにも注意を払う必要があります。また、そろそろ室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)の季節です。ご注意下さい。


2024年08月7日-3 花粉情報

7/16から8/15間の日照時間の総計は、翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数によく比例すると言われています。 そこで、本年も積算値を当HPで、報告致します。

 (7月31日までの日照時間の積算値は、118.6時間でした。)

 (8月1日から6日までの日照時間の積算値は43.8時間でした。7月16日からの積算値は162.6時間でした。)

昨年の86日の日照時間は7.0時間でした。7月16日から8月6日までの日照時間の加算値は 222.6時間でした。

マスコミでは連日猛暑の報道が続いています。しかし、日照時間を昨年と比較しますと、昨年より今年の方が、50時間以上短く推移しています。このまま、日照時間が短いと、「来春は今春より、スギ花粉は少ないと見なすことになります。」

日照時間の過去10年の平均値は、7月後半87.3時間、8月前半97.7時間、スギ飛散花粉数3567個/cm2でした。今年は、過去10年平均よりは長く、昨年よりも短く推移しています。ちなみに、今年春のスギ花粉飛散数は6300.2個/cm2でしたので、10年平均の1.76倍でした。


2024年08月7日-2 花粉情報

8月、日々の天気(気象庁:東京)

  降雨量(mm) 平均気温 日照時間 天気概況
1日 28.5 9.3 曇り時々晴れ
2日 28.7 6.0 曇り時々晴れ
3日 29.4 8.9  晴れ一時曇り
4日 30.0 10.0 晴れ
5日 30.0 7.8 曇り〜晴れ
6日 29.9 1.8 曇り

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2024年08月7日-1 花粉情報

花期が7月以後の植物

( 7月に花期または過去に当地で観測された植物)

カバノキ科(ハンノキ、ミヤマハンノキ)

ブナ科(クリ、ミズナラ)

イネ科(イネ、カモガヤ、ガマ、ヒメガマ、チガヤ)

マツ(トドマツ、トウヒ、コメツガ、チョウセンゴヨウ、ヒマラヤスギ)

バラ科シモツケ属(シモツケ)

シソ科(ウツボグサ、ホトケノザ、タツナミソウ)

アオイ科シナノキ属(シナノキ)

ツツジ科ツツジ属(サツキ)

ヒユ科ヒユ属(ホソアオゲイトウ)

ガマ科ガマ属(ガマ)

ミソハギ科サルスベリ属(サルスベリ)

タデ科ソバカヅラ属(イタドリ)

オオバコ科オオバコ属(ヘラオオバコ)

キク科オナモミ属(オナモミ)

タデ科1年草(ミチヤナギ)

キク科ヨモギ属(オトコヨモギ)

アカネ科ヤエムグラ属(ヤエムグラ)

ハマミズナ科マツバギク属(マツバギク)

スイカズラ科タニウツギ属(タツウツギ)

タデ科タデ属(ミゾソバ)

キク科ヨモギ属(ヨモギ)

ウコギ科タラノキ属(メダラ)

 

太字:花粉症の報告がある植物