日: 2024年8月5日

2024年08月5日-4 花粉情報

鼻には除塵機能があることは、すでに述べました。では、空気中のどの位の大きさのものをこの機能で取り除くことができるのでしょうか?実は大きさによって異なります。また、吸気とともに吸入された粒子は、鼻や喉のどこに沈着するでしょうか?沈着する場所は粒子の大きさによって違いがあつて、大きな粒子、例えばスギ花粉(2040μ)、やヒノキ花粉(20μ)は少なからず鼻の粘膜に沈着します。室内塵中のダニの糞は20μ以下、粉砕されるとさらに小さくなります。多くが気管、気管支まで届きます。そのため、アレルギー性の鼻炎の原因は花粉が多く、気管支喘息の原因の多くは室内塵であることになります。


2024年08月5日-3 花粉情報

観測総数(個/cm2/週:2020〜2021年)

時期 7/12〜 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜
観測数 2020 0.9 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5
2021 2.1 4.9 4.3 0.9 0.6 1.2 2.8
2022 0.9 1.5 0.6 1.5 1.8 1.8 1.2
  2023 5.2 0.9 1.5 0.6 1.5 18 1.2
  2024 4.0 1.2 2.8 3.4      

この時期のアレルギー症状は花粉もさることながら、乾燥、寒暖差などの刺激や室内塵のアレルギーに注意する必要があります。この時期に症状が悪化する方は、気候変動やクーラーの影響あるいは動物、食べ物などにも注意を払う必要があります。また、そろそろ室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)の季節です。ご注意下さい。


2024年08月5日-2 花粉情報

7/16から8/15間の日照時間の総計は、翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数によく比例すると言われています。 そこで、本年も積算値を当HPで、報告致します。

 (7月31日までの日照時間の積算値は、118.6時間でした。)

 (8月1日から4日までの日照時間の積算値は34.2時間でした。7月16日からの積算値は153.1時間でした。)

昨年の84日の日照時間は12.5時間でした。7月16日から8月 4日までの日照時間の加算値は 204.6時間でした。

マスコミでは連日猛暑の報道が続いています。しかし、日照時間を昨年と比較しますと、昨年より今年の方が、大変短く推移しています。このまま、日照時間が短いと、「来春は今春より、スギ花粉は少ないと見なすことになります。」

日照時間の過去10年の平均値は、7月後半87.3時間、8月前半97.7時間、スギ飛散花粉数3567個/cm2でした。今年は、過去10年平均よりは長く、昨年よりも短く推移しています。ちなみに、今年春のスギ花粉飛散数は6300.2個/cm2でしたので、10年平均の1.76倍でした。


2024年08月5日-1 花粉情報

8月、日々の天気(気象庁:東京)

  降雨量(mm) 平均気温 日照時間 天気概況
1日 28.5 9.3 曇り時々晴れ
2日 28.7 6.0 曇り時々晴れ
3日 29.4 8.9  晴れ一時曇り
4日 30.0 10.0