2024年04月13日-4 花粉情報
佐橋 紀男先生から「関東周辺の飛散状況です。品川も含めてスギ花粉がもう終息に向かっているような状況です。ヒノキも4月に入って伸びないようですが、まだヒノキはこれからもう一度小さなピークでもできるのではと、思っています。」との情報をいただきました。
佐橋 紀男先生から「関東周辺の飛散状況です。品川も含めてスギ花粉がもう終息に向かっているような状況です。ヒノキも4月に入って伸びないようですが、まだヒノキはこれからもう一度小さなピークでもできるのではと、思っています。」との情報をいただきました。
兼子 順男先生から11日までの観測データをいただきました。
保谷市東伏見:兼子耳鼻科医院屋上
日 | 曜日 | 天候 | スギ | ヒノキ |
26 | 火 | 雨 | 9.6 | 1.6 |
27 | 水 | 晴 | 150.7 | 27.3 |
28 | 木 | 曇雨 | 7.0 | 1.0 |
29 | 金 | 雨晴 | 39.0 | 1.6 |
30 | 土 | 晴れ | 22.6 | 58.0 |
31 | 日 | 晴れ | 29.0 | 307.6 |
1 | 月 | 晴れ | 15.3 | 53.3 |
2 | 火 | 晴 | 4.6 | 64.7 |
3 | 水 | 曇雨 | 3.6 | 56.0 |
4 | 木 | 雨曇 | 20.3 | 49.0 |
5 | 金 | 雨曇雨 | 4.6 | 64.6 |
6 | 土 | 晴 | 0.7 | 3.6 |
7 | 日 | 晴雨 | 0.7 | 83.3 |
8 | 月 | 雨曇 | 0.0 | 9.6 |
9 | 火 | 晴 | 7.3 | 61.0 |
10 | 水 | 晴 | 1.6 | 5.3 |
11 | 木 | 晴 | 0.3 | 1.0 |
スギ花粉の2〜3月の総計は7000個/cm2を超えています。兼子先生の観測値と当地の観測値は良く近似しています。「スギ花粉症克服に向けた総合研究」において、故鈴木 宗男気象予報士が都心に飛散するスギ花粉の発生源を人工衛星を用いて追跡した結果では、赤城山周辺を発生源に都下を横断して多摩川に沿って飛散するルートが指摘されています。この流れは平成21年2月2日の浅間山噴火時の火山灰の流れと近似することが確かめられています。
非常に多彩なその他の花粉が観測されています。今年も、3月30日には異例の暖かさで、多彩なその他の花粉が飛散し、31日には明らかにスギ、ヒノキ花粉数の逆転が認められました。ヒノキ花粉が徐々に増加しています。これからは、ヒノキ花粉に対する注意が必要です。.ヒノキ科のスギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く、カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ、イヌシデ)、ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ、シラカシ、スタジィー)、バラ科サクラ属 ソメイヨシノ、イチョウ科イチョウ、マツ科(クロマツ、アカマツ、トウヒ、ヒマラヤスギ、カラマツ)、エゴノキ科(エゴノキ)などが観測されます。これから、イネ科(イネ、カモガヤ、ガマ)、ニレ科(ケヤキ)、クルミ科(クルミ)、カヤツリグサ科(スゲ)、ヤマモモ科(ヤマモモ)、ヒユ科(アカザ)などが観測されます。現在は、ブナ科、カバノキ科、イチョウ科の花粉が観測されます。
3月下旬から4月上旬は、例年スギ、ヒノキの逆転が起こる時期です。今シーズンは3月31日から逆転しています。
○年度毎の4月の飛散数
年 度 | ス ギ | ヒ ノ キ | そ の 他 |
2011年 | 577.8 | 1709.9 | 5813.4 |
2012年 | 146.6 | 132.3 | 803 |
2013年 | 31.7 | 257.2 | 1574.4 |
2014年 | 39.8 | 410.3 | 1964 |
2015年 | 34.1 | 96.3 | 1248.7 |
2016年 | 73.3 | 437.6 | 2185.3 |
2017年 | 209.5 | 262.3 | 1655 |
2018年 | 88.8 | 1534.4 | 5242.4 |
2019年 | 156.2 | 880.9 | 1961.2 |
2020年 | 14.4 | 144.6 | 1305.3 |
2021年 | 52.2 | 144.1 | 196.3 |
2022年 | 286.8 | 833.6 | 1533.8 |
2023年 | 99.9 | 455.8 | 1853.5 |
2024年 |
4月スギ花粉の飛散が終盤を迎えていますが、飛散数は昨年の80.1%,、ヒノキ花粉やその他の花粉は昨年ほどの勢いはありません。ヒノキ花粉は4月半ばまでには、飛散の最盛期は
:本日の当地の飛散予測は、「多い30〜50個未満)」でした。落下法による当地の落下飛散花粉数は、スギ、ヒノキを合わせて1.5個/cm2、「少ない」となります。患者様はヒノキに反応するか否かで明暗が大きく分かれそうです。この時期の飛散予測は、天気を始め、様々な要因が影響しますので、大変困難です。
○4月12日(金):東京都品川区の予報:日本気象協会
日付 | 12日
(金) |
13日
(土) |
14日
(日) |
15日
(月) |
16日
(火) |
17日
(水) |
18日
(木) |
予測 |
多い
|
非常に多い
|
非常に多い
|
多い
|
やや多い
|
少ない
|
やや多い
|
日本気象協会の本日の品川の予想は、「多い」でした。しかし、ほぼ1日良く晴れて、風もほとんど吹かず、結果花粉はスギ、ヒノキ合わせて「少ない」飛散でした。
令和06年04月12日の観測花粉
ヒノキ科 | スギ | 0.6
0.9 |
ヒノキ | ||
カバノキ科 | ハンノキ
シラカンバ オオバヤシャ イヌシデ |
0.3
|
ブナ科 | コナラ
クヌギ クリ シラカシ スタジイ他 |
1.2
0.3 1.5 1.9 |
イネ科 | イネ
カモガヤ ガマ |
1.5 |
マツ科 | アカマツ
クロマツ トウヒ ヒマラヤスギ カラマツ |
0.6
0.6 2.5 1.5 |
ケヤキ(ニレ科) | ||
イチョウ(イチョウ科) | 1.5 | |
クルミ(クルミ科) | ||
スゲ(カヤツリグサ科) | 0.3 | |
ギンヨウアカシア(マメ科) | ||
ソメイヨシノ(バラ科) | ||
エゴノキ(エゴノキ科) | ||
ヤマモモ(ヤマモモ科) | ||
アカザ(ヒユ科) | ||
その他 | 3.4 | |
計 | 19.4 |
観測結果(個/cm2/日: 2024年
観測期間 | スギ | ヒノキ | その他 | 自動 |
4/12 | 0.6 | 0.9 | 17.9 | ―― |
4月計 | 98.4 | 325.4 | 375.1 | ―― |
1〜4月計 | 5317.8 | 804.0 | 780.2 |
本日は、深夜から午前中はほぼ曇りでした。午後は晴れが続きました。1日、風が弱く(2〜4m/s)、花粉はスギ花粉0.6個/cm2、ヒノキ花粉0.9個/cm2、その他の花粉17.9個/cm2観測されました。予測を大きく下回りました。
佐橋 紀男先生から「関東周辺の飛散状況です。品川も含めてスギ花粉がもう終息に向かっているような状況です。ヒノキも4月に入って伸びないようですが、まだヒノキはこれからもう一度小さなピークでもできるのではと、思っています。」との情報をいただきました。
兼子 順男先生から10日までの観測データおよび訂正をいただきました。
保谷市東伏見:兼子耳鼻科医院屋上
日 | 曜日 | 天候 | スギ | ヒノキ |
26 | 火 | 雨 | 9.6 | 1.6 |
27 | 水 | 晴 | 150.7 | 27.3 |
28 | 木 | 曇雨 | 7.0 | 1.0 |
29 | 金 | 雨晴 | 39.0 | 1.6 |
30 | 土 | 晴れ | 22.6 | 58.0 |
31 | 日 | 晴れ | 29.0 | 307.6 |
1 | 月 | 晴れ | 15.3 | 53.3 |
2 | 火 | 晴 | 4.6 | 64.7 |
3 | 水 | 曇雨 | 3.6 | 56.0 |
4 | 木 | 雨曇 | 20.3 | 49.0 |
5 | 金 | 雨曇雨 | 4.6 | 64.6 |
6 | 土 | 晴 | 0.7 | 3.6 |
7 | 日 | 晴雨 | 0.7 | 83.3 |
8 | 月 | 雨曇 | 0.0 | 9.6 |
9 | 火 | 晴 | 7.3 | 61.0 |
10 | 水 | 晴 | 1.6 | 5.3 |
スギ花粉の2〜3月の総計は7000個/cm2を超えています。ヒノキ花の飛散が開始(3月2日)したようです。飛散数は極く少数です。兼子先生の観測値と当地の観測値は良く近似しています。「スギ花粉症克服に向けた総合研究」において、故鈴木 宗男気象予報士が都心に飛散するスギ花粉の発生源を人工衛星を用いて追跡した結果では、赤城山周辺を発生源に都下を横断して多摩川に沿って飛散するルートが指摘されています。この流れは平成21年2月2日の浅間山噴火時の火山灰の流れでも確かめられています。
非常に多彩なその他の花粉が観測されています。今年も、3月30日には異例の暖かさで、多彩なその他の花粉が飛散し、31日には明らかにスギ、ヒノキ花粉数の逆転が認められました。ヒノキ花粉が徐々に増加しています。これからは、ヒノキ花粉に対する注意が必要です。.ヒノキ科のスギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く、カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ、イヌシデ)、ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ、シラカシ、スタジィー)、バラ科サクラ属 ソメイヨシノ、イチョウ科イチョウ、マツ科(クロマツ、アカマツ、トウヒ、ヒマラヤスギ、カラマツ)、エゴノキ科(エゴノキ)などが観測されます。これから、イネ科(イネ、カモガヤ、ガマ)、ニレ科(ケヤキ)、クルミ科(クルミ)、カヤツリグサ科(スゲ)、ヤマモモ科(ヤマモモ)、ヒユ科(アカザ)などが観測されます。現在は、ブナ科、カバノキ科、イチョウ科の花粉が観測されます。
2013年 | 31.7 | 257.2 | 1574.4 |
2014年 | 39.8 | 410.3 | 1964 |
2015年 | 34.1 | 96.3 | 1248.7 |
2016年 | 73.3 | 437.6 | 2185.3 |
2017年 | 209.5 | 262.3 | 1655 |
2018年 | 88.8 | 1534.4 | 5242.4 |
2019年 | 156.2 | 880.9 | 1961.2 |
2020年 | 14.4 | 144.6 | 1305.3 |
2021年 | 52.2 | 144.1 | 196.3 |
2022年 | 286.8 | 833.6 | 1533.8 |
2023年 | 99.9 | 455.8 | 1853.5 |
2024年 |
4月スギ花粉の飛散が終盤を迎えていますが、飛散数は昨年の80.1%,、ヒノキ花粉やその他の花粉は昨年ほどの勢いはありません。ヒノキ花粉は4月半ばまでには、飛散の最盛期は過ぎます。4月中旬以後は、カバノキ科やブナ科が比較的多く観測されます。4月後半も症状が続く方はご注意下さい。
本日の当地の飛散予測は、「非常に多い50〜100個未満)」でした。落下法による当地の落下飛散花粉数は、スギ、ヒノキを合わせて4.3個/cm2、「少ない」となります。患者様はヒノキに反応するか否かで明暗が大きく分かれそうです。この時期の飛散予測は、天気を始め、様々な要因が影響しますので、大変困難です。
○4月11日(木):東京都品川区の予報:日本気象協会
日付 | 11日
(木) |
12日
(金) |
13日
(土) |
14日
(日) |
15日
(月) |
16日
(火) |
17日
(水) |
予測 |
非常に多い
|
非常に多い
|
非常に多い
|
非常に多い
|
多い
|
少ない
|
やや多い
|
日本気象協会の本日の品川の予想は、「非常に多い」でした。しかし、ほぼ1日良く晴れて、風もほとんど吹かず、結果花粉はスギ、ヒノキ合わせて「少ない」飛散でした。
令和06年04月10日の観測花粉
ヒノキ科 | スギ | 1.2
3.1 |
ヒノキ | ||
カバノキ科 | ハンノキ
シラカンバ オオバヤシャ イヌシデ |
0.6
|
ブナ科 | コナラ
クヌギ クリ シラカシ スタジイ他 |
0.3
3.1 |
イネ科 | イネ
カモガヤ ガマ |
1.5 |
マツ科 | アカマツ
クロマツ トウヒ ヒマラヤスギ カラマツ |
1.5
0.3 0.6
1.5 |
ケヤキ(ニレ科) | ||
イチョウ(イチョウ科) | 1.5 | |
クルミ(クルミ科) | ||
スゲ(カヤツリグサ科) | 0.3 | |
ギンヨウアカシア(マメ科) | ||
ソメイヨシノ(バラ科) | ||
エゴノキ(エゴノキ科) | ||
ヤマモモ(ヤマモモ科) | ||
アカザ(ヒユ科) | ||
その他 | 4.6 | |
計 | 19.8 |
○観測結果(個/cm2/日: 2024年
観測期間 | スギ | ヒノキ | その他 | 自動 |
4/11 | 1.2 | 3.1 | 15.4 | ―― |
4月計 | 97.8 | 324.5 | 357.2 | ―― |
1〜4月計 | 5317.2 | 803.1 | 770.3 |
本日は、深夜から午前中はほぼ晴れでした。午後は曇りが続きました。1日、風が弱く(1〜2m/s)、花粉はスギ花粉1.2個/cm2、ヒノキ花粉3.1個/cm2、その他の花粉15.4個/cm2観測されました。予測を大きく下回りました。
佐橋 紀男先生から「関東周辺の飛散状況です。品川も含めてスギ花粉がもう終息に向かっているような状況です。ヒノキも4月に入って伸びないようですが、まだヒノキはこれからもう一度小さなピークでもできるのではと、思っています。」との情報をいただきました。地内はこのピークに向かっているようです。
兼子 順男先生から10日までの観測データおよび訂正をいただきました。
保谷市東伏見:兼子耳鼻科医院屋上
保谷市東伏見:兼子耳鼻科医院屋上
日 | 曜日 | 天候 | スギ | ヒノキ |
26 | 火 | 雨 | 9.6 | 1.6 |
27 | 水 | 晴 | 150.7 | 27.3 |
28 | 木 | 曇雨 | 7.0 | 1.0 |
29 | 金 | 雨晴 | 39.0 | 1.6 |
30 | 土 | 晴れ | 22.6 | 58.0 |
31 | 日 | 晴れ | 29.0 | 307.6 |
1 | 月 | 晴れ | 15.3 | 53.3 |
2 | 火 | 晴 | 4.6 | 64.7 |
3 | 水 | 曇雨 | 3.6 | 56.0 |
4 | 木 | 雨曇 | 20.3 | 49.0 |
5 | 金 | 雨曇雨 | 4.6 | 64.6 |
6 | 土 | 晴 | 0.7 | 3.6 |
7 | 日 | 晴雨 | 0.7 | 83.3 |
8 | 月 | 雨曇 | 0.0 | 9.6 |
9 | 火 | 晴 | 7.3 | 61.0 |
10 | 水 | 晴 | 1.6 | 5.3 |
スギ花粉の2〜3月の総計は7000個/cm2を超えています。ヒノキ花の飛散が開始(3月2日)したようです。飛散数は極く少数です。兼子先生の観測値と当地の観測値は良く近似しています。「スギ花粉症克服に向けた総合研究」において、故鈴木 宗男気象予報士が都心に飛散するスギ花粉の発生源を人工衛星を用いて追跡した結果では、赤城山周辺を発生源に都下を横断して多摩川にそつて飛散するルートが指摘されています。この流れは平成21年2月2日の浅間山噴火時の火山灰の流れでも確かめられています。兼子先生と私の診療所は、このルート上にあります。
:非常に多彩なその他の花粉が観測されています。今年も、3月30日には異例の暖かさで、多彩なその他の花粉が飛散し、31日には明らかにスギ、ヒノキ花粉数の逆転が認められました。ヒノキ花粉が徐々に増加しています。これからは、ヒノキ花粉に対する注意が必要です。.ヒノキ科のスギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く、カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ、イヌシデ)、ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ、シラカシ、スタジィー)、バラ科サクラ属 ソメイヨシノ、イチョウ科イチョウ、マツ科(クロマツ、アカマツ、トウヒ、ヒマラヤスギ、カラマツ)、エゴノキ科(エゴノキ)などが観測されます。これから、イネ科(イネ、カモガヤ、ガマ)、ニレ科(ケヤキ)、クルミ科(クルミ)、カヤツリグサ科(スゲ)、ヤマモモ科(ヤマモモ)、ヒユ科(アカザ)などが観測されます。現在は、ブナ科、カバノキ科、イチョウ科の花粉が観測されます。
3月下旬から4月上旬は、例年スギ、ヒノキの逆転が起こる時期です。今シーズンは3月31日から逆転しています。
○年度毎の4月の飛散数
年 度 | ス ギ | ヒ ノ キ | そ の 他 |
2011年 | 577.8 | 1709.9 | 5813.4 |
2012年 | 146.6 | 132.3 | 803 |
2013年 | 31.7 | 257.2 | 1574.4 |
2014年 | 39.8 | 410.3 | 1964 |
2015年 | 34.1 | 96.3 | 1248.7 |
2016年 | 73.3 | 437.6 | 2185.3 |
2017年 | 209.5 | 262.3 | 1655 |
2018年 | 88.8 | 1534.4 | 5242.4 |
2019年 | 156.2 | 880.9 | 1961.2 |
2020年 | 14.4 | 144.6 | 1305.3 |
2021年 | 52.2 | 144.1 | 196.3 |
2022年 | 286.8 | 833.6 | 1533.8 |
2023年 | 99.9 | 455.8 | 1853.5 |
2024年 |
4月スギ花粉の飛散が終盤を迎えていますが、飛散数は昨年並、ヒノキ花粉やその他の花粉は昨年ほどの勢いはありません。ヒノキ花粉は4月半ばまでには、飛散の最盛期は過ぎます。4月中旬以後は、カバノキ科やブナ科が比較的多く観測されます。4月後半も症状が続く方はご注意下さい。
本日の当地の飛散予測は、「少ない10個未満)」でした。落下法による当地の落下飛散花粉数は、スギ、ヒノキを合わせて15.8個/cm2、「多い」となります。患者様はヒノキに反応するか否かで明暗が大きく分かれそうです。
○4月10日(水):東京都品川区の予報:日本気象協会
日付 | 10日
(水) |
11日
(木) |
12日
(金) |
13日
(土) |
14日
(日) |
15日
(月) |
16日
(火) |
予測 |
非常に多い
|
非常に多い
|
非常に多い
|
非常に多い
|
非常に多い
|
多い
|
やや多い
|
日本気象協会の本日の品川の予想は、「非常に多い」でした。しかし、ほぼ1日良く晴れて、風もほとんど吹かず、結果花粉はスギ、ヒノキ合わせて「多い」飛散でした。この時期の予測は決して容易ではありません。
令和06年04月10日の観測花粉
ヒノキ科 | スギ | 6.5
9.3 |
ヒノキ | ||
カバノキ科 | ハンノキ
シラカンバ オオバヤシャ イヌシデ |
1.9
0.3 0.6 |
ブナ科 | コナラ
クヌギ クリ シラカシ スタジイ他 |
0.9
0.3 2.5 |
イネ科 | イネ
カモガヤ ガマ |
1.5 |
マツ科 | アカマツ
クロマツ トウヒ ヒマラヤスギ カラマツ |
0.9
1.2
3.4 |
ケヤキ(ニレ科) | ||
イチョウ(イチョウ科) | 5.2 | |
クルミ(クルミ科) | ||
スゲ(カヤツリグサ科) | 0.3 | |
ギンヨウアカシア(マメ科) | ||
ソメイヨシノ(バラ科) | ||
エゴノキ(エゴノキ科) | 0.6 | |
ヤマモモ(ヤマモモ科) | ||
アカザ(ヒユ科) | ||
その他 | 11.4 | |
計 | 45.7 |
測結果(個/cm2/日: 2024年
観測期間 | スギ | ヒノキ | その他 | 自動 |
4/10 | 6.5 | 9.3 | 29.9 | ―― |
4月計 | 96.6 | 321.4 | 341.8 | ―― |
1〜4月計 | 5316.0 | 800.7 | 754.9 |
本日は、深夜から午前中はほぼ晴れでした。やや強い風(3〜4m/s)が吹き、午後は1日晴れました。花粉はスギ花粉6.5個/cm2、ヒノキ花粉9.3個/cm2、その他の花粉29.9個/cm2観測されました。思いのほか多くの花粉が観測されました。
佐橋 紀男先生から「関東周辺の飛散状況です。品川も含めてスギ花粉がもう終息に向かっているような状況です。ヒノキも4月に入って伸びないようですが、まだヒノキはこれからもう一度小さなピークでもできるのではと、思っています。」との情報をいただきました。
兼子 順男先生から5日までの観測データおよび訂正をいただきました。
保谷市東伏見:兼子耳鼻科医院屋上
日 | 曜日 | 天候 | スギ | ヒノキ |
23 | 土 | 曇雨晴 | 4.3 | 0.6 |
24 | 日 | 雲 | 3.6 | 2.3 |
25 | 月 | 雨曇 | 5.3 | 1.0 |
26 | 火 | 雨 | 9.6 | 1.6 |
27 | 水 | 晴 | 150.7 | 27.3 |
28 | 木 | 曇雨 | 7.0 | 1.0 |
29 | 金 | 雨晴 | 39.0 | 1.6 |
30 | 土 | 晴れ | 22.6 | 58.0 |
31 | 日 | 晴れ | 29.0 | 307.6 |
1 | 月 | 晴れ | 15.3 | 53.3 |
2 | 火 | 晴 | 4.6 | 64.7 |
3 | 水 | 曇雨 | 3.6 | 56.0 |
4 | 木 | 雨曇 | 20.3 | 49.0 |
5 | 金 | 雨曇雨 | 4.6 | 64.6 |
6 | 土 | 晴 | 0.7 | 3.6 |
7 | 日 | 晴雨 | 0.7 | 83.3 |
スギ花粉の2〜3月の総計は7000個/cm2を超えています。ヒノキ花の飛散が開始(3月2日)したようです。飛散数は極く少数です。兼子先生の観測値と当地の観測値は良く近似しています。「スギ花粉症克服に向けた総合研究」において、故鈴木 宗男気象予報士が都心に飛散するスギ花粉の発生源を人工衛星を用いて追跡した結果では、赤城山周辺を発生源に都下を横断して多摩川にそつて飛散するルートが指摘されています。この流れは平成21年2月2日の浅間山噴火時の火山灰の流れでも確かめられています。
非常に多彩なその他の花粉が観測されています。今年も、3月30日には異例の暖かさで、多彩なその他の花粉が飛散し、31日には明らかにスギ、ヒノキ花粉数の逆転が認められました。ヒノキ花粉が徐々に増加しています。これからは、ヒノキ花粉に対する注意が必要です。.ヒノキ科のスギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く、カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ、イヌシデ)、ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ、シラカシ、スタジィー)、バラ科サクラ属 ソメイヨシノ、イチョウ科イチョウ、マツ科(クロマツ、アカマツ、トウヒ、ヒマラヤスギ、カラマツ)、エゴノキ科(エゴノキ)などが観測されます。これから、イネ科(イネ、カモガヤ、ガマ)、ニレ科(ケヤキ)、クルミ科(クルミ)、カヤツリグサ科(スゲ)、ヤマモモ科(ヤマモモ)、ヒユ科(アカザ)などが観測されます。
3月下旬から4月上旬は、例年スギ、ヒノキの逆転が起こる時期です。今シーズンは3月31日から逆転しています。
○年度毎の4月の飛散数
年 度 | ス ギ | ヒ ノ キ | そ の 他 |
2011年 | 577.8 | 1709.9 | 5813.4 |
2012年 | 146.6 | 132.3 | 803 |
2013年 | 31.7 | 257.2 | 1574.4 |
2014年 | 39.8 | 410.3 | 1964 |
2015年 | 34.1 | 96.3 | 1248.7 |
2016年 | 73.3 | 437.6 | 2185.3 |
2017年 | 209.5 | 262.3 | 1655 |
2018年 | 88.8 | 1534.4 | 5242.4 |
2019年 | 156.2 | 880.9 | 1961.2 |
2020年 | 14.4 | 144.6 | 1305.3 |
2021年 | 52.2 | 144.1 | 196.3 |
2022年 | 286.8 | 833.6 | 1533.8 |
2023年 | 99.9 | 455.8 | 1853.5 |
2024年 |
4月スギ花粉の飛散が終盤を迎えていますが、飛散数は昨年より多く、ヒノキ花粉やその他の花粉は昨年ほどの勢いはありません。ヒノキ花粉は4月半ばまでには、飛散の最盛期は過ぎます。4月中旬以後は、カバノキ科やブナ科が比較的多く観測されます。4月後半も症状が続く方はご注意下さい。昨日は、風が強く、深夜から雨が降り続きましたので、花粉の飛散は少ないと考えられましたが、思いの外多くの花粉が観測されました。
本日の当地の飛散予測は、「少ない10個未満)」でした。落下法による当地の落下飛散花粉数は、スギ、ヒノキを合わせて45.7個/cm2、「多い」となります。患者様はヒノキに反応するか否かで明暗が大きく分かれそうです。
○4月09日(火):東京都品川区の予報:日本気象協会
日付 | 09日
(火) |
10日
(水) |
11日
(木) |
12日
(金) |
13日
(土) |
14日
(日) |
15日
(月) |
予測 |
少ない
|
非常に多い
|
非常に多い
|
非常に多い
|
非常に多い
|
非常に多い
|
非常に多い
|
日本気象協会の本日の品川の予想は、「少ない」でした。しかし、ほぼ半日重い曇り空で風が強かったので、結果花粉はスギ、ヒノキ合わせて「多い」飛散でした。この時期の予測は決して容易ではありません。
令和06年04月09日の観測花粉
ヒノキ科 | スギ | 2.8
42.9 |
ヒノキ | ||
カバノキ科 | ハンノキ
シラカンバ オオバヤシャ イヌシデ |
1.2
0.9 0.0 0.3 |
ブナ科 | コナラ
クヌギ クリ シラカシ スタジイ他 |
2.2
1.5 2.8 |
イネ科 | イネ
カモガヤ ガマ |
2.5 |
マツ科 | アカマツ
クロマツ トウヒ ヒマラヤスギ カラマツ |
0.9
1.5
6.8 |
ケヤキ(ニレ科) | ||
イチョウ(イチョウ科) | 20.1 | |
クルミ(クルミ科) | ||
スゲ(カヤツリグサ科) | ||
ギンヨウアカシア(マメ科) | ||
ソメイヨシノ(バラ科) | 0.3 | |
エゴノキ(エゴノキ科) | 2.2 | |
ヤマモモ(ヤマモモ科) | 0.3 | |
アカザ(ヒユ科) | ||
その他 | 14.2 | |
計 | 100.3 |
観測結果(個/cm2/日: 2024年
観測期間 | スギ | ヒノキ | その他 | 自動 |
4/09 | 2.8 | 42.9 | 54.6 | ―― |
4月計 | 90.1 | 312.1 | 311.9 | ―― |
1〜4月計 | 5309.5 | 791.4 | 725.0 |
本日は、深夜から午前中はほぼ雨でした。大変強い風が吹き、午後は曇り空が続きました。花粉はスギ花粉2.8個/cm2、ヒノキ花粉42.9個/cm2、その他の花粉54.6個/cm2観測されました。思いのほか多くの花粉が観測されました。
佐橋 紀男先生から「関東周辺の飛散状況です。品川も含めてスギ花粉がもう終息に向かっているような状況です。ヒノキも4月に入って伸びないようですが、まだヒノキはこれからもう一度小さなピークでもできるのではと、思っています。」との情報をいただきました。
子 順男先生から7日までの観測データおよび訂正をいただきました。
保谷市東伏見:兼子耳鼻科医院屋上
日 | 曜日 | 天候 | スギ | ヒノキ |
23 | 土 | 曇雨晴 | 4.3 | 0.6 |
24 | 日 | 雲 | 3.6 | 2.3 |
25 | 月 | 雨曇 | 5.3 | 1.0 |
26 | 火 | 雨 | 9.6 | 1.6 |
27 | 水 | 晴 | 150.7 | 27.3 |
28 | 木 | 曇雨 | 7.0 | 1.0 |
29 | 金 | 雨晴 | 39.0 | 1.6 |
30 | 土 | 晴れ | 22.6 | 58.0 |
31 | 日 | 晴れ | 29.0 | 307.6 |
1 | 月 | 晴れ | 15.3 | 53.3 |
2 | 火 | 晴 | 4.6 | 64.7 |
3 | 水 | 曇雨 | 3.6 | 56.0 |
4 | 木 | 雨曇 | 20.3 | 49.0 |
5 | 金 | 雨曇雨 | 4.6 | 64.6 |
6 | 土 | 晴 | 0.7 | 3.6 |
7 | 日 | 晴雨 | 0.7 | 83.3 |
スギ花粉の2〜3月の総計は7000個/cm2を超えています。ヒノキ花の飛散が開始(3月2日)したようです。飛散数は極く少数です。兼子先生の観測値と当地の観測値は良く近似しています。「スギ花粉症克服に向けた総合研究」において、故鈴木 宗男気象予報士が都心に飛散するスギ花粉の発生源を人工衛星を用いて追跡した結果では、赤城山周辺を発生源に都下を横断して多摩川にそつて飛散するルートが指摘されています。この流れは平成21年2月2日の浅間山噴火時の火山灰の流れでも確かめられています。
非常に多彩なその他の花粉が観測されています。今年も、3月30日には異例の暖かさで、多彩なその他の花粉が飛散し、31日には明らかにスギ、ヒノキ花粉数の逆転が認められました。ヒノキ花粉が徐々に増加しています。これからは、ヒノキ花粉に対する注意が必要です。.ヒノキ科のスギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く、カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ、イヌシデ)、ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ、シラカシ、スタジィー)、バラ科サクラ属 ソメイヨシノ、イチョウ科イチョウ、マツ科(クロマツ、アカマツ、トウヒ、ヒマラヤスギ、カラマツ)、エゴノキ科(エゴノキ)などが観測されます。これから、イネ科(イネ、カモガヤ、ガマ)、ニレ科(ケヤキ)、クルミ科(クルミ)、カヤツリグサ科(スゲ)、ヤマモモ科(ヤマモモ)、ヒユ科(アカザ)などが観測されます。
発熱や咳などの風邪症状で受診される場合は、ご来院いただく前にお電話(03-3491-2822)でお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
当院では、東京都内(品川区 五反田)で顕微鏡下で計測した花粉飛散数、および花粉情報など試験的に提供しています。1984年から観測は開始しており、例年2月〜4月のスギ・ヒノキ花粉数を計測しています。
2024年10月9日 インフルエンザワクチンの接種開始しました。ご希望の方は、お電話でのお問い合わせ、あるいは診察時にご相談下さい。
2021年10月29日 予約制を導入しました。ご予約は、窓口または電話03-3491-2822(月〜金曜日の午後2 時から午後7 時)でお願いします。
ご予約を優先とさせていただき、より待ち時間の無い診療を心掛けて感染対策をして参りますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。病状に応じて、前後する場合があります。
2024年3月25日 日本経済新聞社に、花粉観測に関して情報提供をさせていただきました。
2024年6月1日 保険医療機関のおける掲示
2020年4月29日 「オンライン診療ついて」まとめました。LINEによる診療を当院再診患者様に対して開始しました。
2018.1.18 東京都花粉症患者実態調査について