日: 2024年4月22日

2024年04月22日-6 花粉情報

観測花粉(スギ花粉調査表と総計が異なるのは、その他の花粉はスギ、ヒノキ花粉と別に観察しているためです。)

ヒノキ科 スギ 0.0

0.3

ヒノキ
カバノキ科 ハンノキ

シラカンバ

オオバヤシャ

イヌシデ

 

 

0.3

ブナ科 コナラ

クヌギ

クリ

シラカシ、クルミ

ブナ・イヌブナ

ヤマモモ

0.9

0.6

0.9

0.6

4.9

 

イネ科 イネ

カモガヤ

ガマ

 

1.2

マツ科 アカマツ

クロマツ

トウヒ

ヒマラヤスギ

カラマツ、ツガ他

0.9

0.3

 

0.3

ケヤキ(ニレ科)  
イチョウ(イチョウ科)  
クルミ(クルミ科)  
スゲ(カヤツリグサ科)  
ギンヨウアカシア(マメ科)  
ソメイヨシノ(バラ科)  
エゴノキ(エゴノキ科)  
マンサク・チドリノキ 4.3
アカザ(ヒユ科)  
その他 4.3
23.8

ブナ科スタジィにはブナ、イヌブナを含みます。マツ科カラマツにはツガ、コメツガを含みます。その他には、シナノキと思われる花粉0.6個/cm2、ヤマグワ1.5個/cm2、ミズキを0.3個/cm2を含みます。私の実力不足で明確に判別できませんでした。


2024年04月22日-5 花粉情報

観測結果(個/cm2/日: 2024年

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/22 0.0 0.3 23.5 ――
4月計 119.0 526.6 1158.7 ――
1〜4月計 5264.9 1012.9 1525.4  

本日、当地は小雨が降り続き、午後はほぼ終日曇りの天気が続きました。昨日よりは気温が大きくさがりました。花粉はさほど多くならないと思われました。花粉はスギ花粉は3月25日以来の0.0個/cm2でした。ヒノキ花粉も0.3個/cm2、スギと共に一桁でした。その他の花粉は23.5個/cm2観測され、様々な花粉が観測されました。


2024年04月22日-4 花粉情報

当地のスギ花粉飛散状況

年度 飛散開始日 最高飛散日 飛散終了日 日数
H13(2001) 2月20日 2月21日 4月25日 65
H14(2002) 2月7日 2月7日 4月12日 65
H15(2003) 2月12日 2月13日 5月 1日 79
H16(2004) 2月20日 2月26日 4月19日 60
H17(2005) 2月22日 2月23日 5月 5日 73
H18(2006) 2月13日 2月15日 4月26日 73
H19(2007) 2月6日 2月13日 4月15日 69
H20(2008) 2月20日 2月23日 4月22日 63
H21(2009) 2月6日 2月12日 4月27日 81
H22(2010) 2月9日 2月21日 4月16日 67
H23(2011) 2月22日 2月25日 5月 4日 72
H24(2012) 2月26日 3月4日 4月25日 60
H25(2013) 2月14日 2月22日 4月13日 59
H26(2014) 2月3日 3月4日 4月24日 81
H27(2015) 2月11日 2月23日 4月20日 69
H28(2016) 2月14日 2月21日 4月17日 64
H29(2017) 2月16日 2月17日 4月26日 70
H30(2018) 2月10日 2月24日 4月26日 70
H31(2019) 2月12日 2月20日 5月5日 83
R2(2020) 2月5日 2月13日 4月6日 62
R3(2021) 2月11日 2月14日 4月15日 64
R4(2022) 2月26日 2月27日 4月24日 58
R5(2023) 2月12日 2月18日 4月24日 72
R6(2024) 2月13日 2月15 日    

飛散開始日は全て2月中、飛散終了は大半が4月中、飛散期は最大83日(2019年)、最小58日(2022年)、平均68.4日で、飛散期間は2ケ月強です。


2024年04月22日-3 花粉情報

兼子 順男先生から16日までの観測データをいただきました。

保谷市東伏見:兼子耳鼻科医院屋上

曜日 天候 スギ ヒノキ
3 曇雨 3.6 56.0
4 雨曇 20.3 49.0
5 雨曇雨 4.6 64.6
6 0.7    3.6
7 晴雨 0.7 83.3
8 雨曇 0.0 9.6
9 7.3 61.0
10 1.6 5.3
11 0.3 1.0
12 曇雨晴 1.3 6.6
13 0.0 1.3
14 2.0 41.6
15 1.6 8.3
16 0.7 13.6
17 曇晴 1.3 2.6
18 曇晴 0.6 10.0

スギ花粉の2〜4月の総計は7000個/cm2を超えています。兼子先生の観測値と当地の観測値のパターンは良く近似しています。「スギ花粉症克服に向けた総合研究」において、故鈴木 宗男気象予報士が都心に飛散するスギ花粉の発生源からの飛散経路を人工衛星を用いて追跡した結果では、赤城山周辺を発生源に都下を横断して多摩川に沿って飛散するルートが指摘されています。この流れは平成21年2月2日の浅間山噴火時の火山灰の流れと近似することが確かめられています。


2024年04月22日-2 花粉情報

佐橋 紀男先生から関東周辺の飛散情報をいただきました。それによりますと、スギ花粉は46日小田原が飛散終了(花粉情報協会規定)したようです。関東では、現在のところ飛散終了は小田原のみです。


2024年04月22日-1 花粉情報

3月下旬から4月上旬は、例年スギ、ヒノキの逆転が起こる時期です。今シーズンは3月31日から逆転しています。

○年度毎の4月の飛散数

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他
2011年 577.8 1709.9 5813.4
2012年 146.6 132.3 803
2013年 31.7 257.2 1574.4
2014年 39.8 410.3 1964
2015年 34.1 96.3 1248.7
2016年 73.3 437.6 2185.3
2017年 209.5 262.3 1655
2018年 88.8 1534.4 5242.4
2019年 156.2 880.9 1961.2
2020年 14.4 144.6 1305.3
2021年 52.2 144.1 196.3
2022年 286.8 833.6 1533.8
2023年 99.9 455.8 1853.5
2024年      

4月スギ花粉の飛散がほぼ終わりを迎えていますが、飛散数は昨年の79.4%、ヒノキ花粉(82.1%)やその他の花粉(49.4%)は昨年ほどの勢いはありません。ヒノキ花粉は4月半ばまでには、飛散の最盛期は過ぎますが、もうしばらく飛散が続くと思われます。4月中旬以後は、ブナ科、マツ科が比較的多く観測されます。その他種々花粉が飛散していますので、4月後半も症状が続く方はスギ、ヒノキ以外の花粉にも、ご注意下さい。スギ花粉は飛散距離がながく、お住いがどこでも注意が必要すが、その他の花粉の多くは、飛散距離が短く、行動範囲の周辺への注意が大切です。