日: 2024年4月14日

2024年04月14日-7 花粉情報

本日の当地の飛散予測は、「多い30〜50個未満)」でした。落下法による当地の落下飛散花粉数は、スギ、ヒノキを合わせて26.2個/cm2、「やや多い」となります。患者様はヒノキに反応するか否かで明暗が大きく分かれそうです。この時期の飛散予測は、天気を始め、様々な要因が影響しますので、大変困難です。

○4月12日(金):東京都品川区の予報:日本気象協会

日付 13日

(土)

14日

(日)

15日

(月)

16日

(火)

17日

(水)

18日

(木)

19日

(金)

 

予測

多い

 

 

多い

 

やや多い

 

やや多い

 

少ない

 

やや多い

 

 

やや多い

 

日本気象協会の本日の品川の予想は、「多い」でした。しかし、良く晴れのち曇りで、風もほとんど吹かず、結果花粉はスギ、ヒノキ合わせて「やや多い」飛散でした。


2024年04月14日-6 花粉情報

令和06年04月10日の観測花粉

ヒノキ科 スギ 4.6

21.6

ヒノキ
カバノキ科 ハンノキ

シラカンバ

オオバヤシャ

イヌシデ

           0.9

0.9

 

0.3

ブナ科 コナラ

クヌギ

クリ

シラカシ

スタジイ他

1.9

1.2

2.5

3.1

イネ科 イネ

カモガヤ

ガマ

 

1.9

マツ科 アカマツ

クロマツ

トウヒ

ヒマラヤスギ

カラマツ

6.2

1.5

2.5

 

9.9

ケヤキ(ニレ科)  
イチョウ(イチョウ科) 9.6
クルミ(クルミ科)  
スゲ(カヤツリグサ科) 0.9
ギンヨウアカシア(マメ科)  
ソメイヨシノ(バラ科)      0.9
エゴノキ(エゴノキ科) 1.9
ヤマモモ(ヤマモモ科)  
アカザ(ヒユ科)  
その他 29.3
75.3

2024年04月14日-5 花粉情報

観測結果(個/cm2/日: 2024年

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/14 4.6 21.6 75.3 ――
4月計 103.9 360.6 504.3 ――
1〜4月計 5323.3 839.2 909.5  

本日、当地は深夜から午前中はほぼ曇り、午後から晴れが続きました。昼前は、北風で弱く(1〜2m/s)、午後は南風となり、少し強く(2〜3m/s)なりました。花粉はさほど多くならないと思いましたが、花粉はスギ花粉4.6個/cm2、ヒノキ花粉21.6個/cm2、その他の花粉75.3個/cm2観測され、思いの外多くの花粉でした。


2024年04月14日-4 花粉情報

佐橋 紀男先生から「関東周辺の飛散状況です。品川も含めてスギ花粉がもう終息に向かっているような状況です。ヒノキも4月に入って伸びないようですが、まだヒノキはこれからもう一度小さなピークでもできるのではと、思っています。」との情報をいただきました。


2024年04月14日-3 花粉情報

兼子 順男先生から10日までの観測データおよび訂正をいただきました。

保谷市東伏見:兼子耳鼻科医院屋上

曜日 天候 スギ ヒノキ
26 9.6 1.6
27 150.7 27.3
28 曇雨 7.0 1.0
29 雨晴 39.0 1.6
30 晴れ 22.6 58.0
31 晴れ 29.0 307.6
1 晴れ 15.3 53.3
2 4.6 64.7
3 曇雨 3.6 56.0
4 雨曇 20.3 49.0
5 雨曇雨 4.6 64.6
6 0.7    3.6
7 晴雨 0.7 83.3
8 雨曇 0.0 9.6
9 7.3 61.0
10 1.6 5.3
11 0.3 1.0

スギ花粉の2〜3月の総計は7000個/cm2を超えています。兼子先生の観測値と当地の観測値は良く近似しています。「スギ花粉症克服に向けた総合研究」において、故鈴木 宗男気象予報士が都心に飛散するスギ花粉の発生源を人工衛星を用いて追跡した結果では、赤城山周辺を発生源に都下を横断して多摩川に沿って飛散するルートが指摘されています。この流れは平成21年2月2日の浅間山噴火時の火山灰の流れと近似することが確かめられています。


2024年04月14日-2 花粉情報

非常に多彩なその他の花粉が観測されています。今年も、3月30日には異例の暖かさで、多彩なその他の花粉が飛散し、31日には明らかにスギ、ヒノキ花粉数の逆転が認められました。ヒノキ花粉が徐々に増加しています。これからは、ヒノキ花粉に対する注意が必要です。.ヒノキ科のスギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く、カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ、イヌシデ)、ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ、シラカシ、スタジィー)、バラ科サクラ属 ソメイヨシノ、イチョウ科イチョウ、マツ科(クロマツ、アカマツ、トウヒ、ヒマラヤスギ、カラマツ)、エゴノキ科(エゴノキ)などが観測されます。これから、イネ科(イネ、カモガヤ、ガマ)、ニレ科(ケヤキ)、クルミ科(クルミ)、カヤツリグサ科(スゲ)、ヤマモモ科(ヤマモモ)、ヒユ科(アカザ)などが観測されます。現在は、ブナ科、カバノキ科、イチョウ科の花粉が観測されます。


2024年04月14日-1 花粉情報

3月下旬から4月上旬は、例年スギ、ヒノキの逆転が起こる時期です。今シーズンは3月31日から逆転しています。

○年度毎の4月の飛散数

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他
2011年 577.8 1709.9 5813.4
2012年 146.6 132.3 803
2013年 31.7 257.2 1574.4
2014年 39.8 410.3 1964
2015年 34.1 96.3 1248.7
2016年 73.3 437.6 2185.3
2017年 209.5 262.3 1655
2018年 88.8 1534.4 5242.4
2019年 156.2 880.9 1961.2
2020年 14.4 144.6 1305.3
2021年 52.2 144.1 196.3
2022年 286.8 833.6 1533.8
2023年 99.9 455.8 1853.5
2024年      

4月スギ花粉の飛散が終盤を迎えていますが、飛散数は昨年の72.3%,、ヒノキ花粉やその他の花粉は昨年ほどの勢いはありません。ヒノキ花粉は4月半ばまでには、飛散の最盛期は過ぎます。4月中旬以後は、カバノキ科やブナ科が比較的多く観測されます。4月後半も症状が続く方はご注意下さい。