日: 2023年6月28日

2023年6月28日-2 花粉情報

6月下旬は例年当地での落下花粉は非常に少なく、花粉症はオフシーズンと言えます。来院する患者様も、来シーズンに向けて治療を受けようと来院される花粉症の方と、5〜6月に症状が続く方、新たに症状が悪化した方がほぼ半々で来院されます。後者はほとんど室内塵(ダニ)アレルギーの方です。 ダニやダニの死骸は布団、じゅうたん、カーペット、ソファー、畳などに多いと言われています。また、これらは産卵場所(生涯に30〜100個)でもあります。成虫になるとダニは毎日平均5個のをしますので、その数は膨大です。ダニの糞は10〜20μ、粉砕した糞は10μ以下です。スギ花粉は30μ、ヒノキ花粉は20μ前後ですので、スギ、ヒノキ花粉よりかなり小さく、粉砕されるとさらに小さくなります。死骸の駆除にも増して、糞の排除はさらに大変です。つまり、ダニは駆除するより増殖させない(餌を与えない)ことが大事です。


2023年6月28日-1 花粉情報

6月、イネ科花粉の飛散期になりました。落下法による観察は今月から1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月は室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2023年6月27日-2 花粉情報

6月比較的多くの花粉が観測されたのは、ブナ目です。ブナ科、カバノキ科、ヤマモモ科はブナ目の樹木です。ブナ目カバノキ科とブナ目ブナ科の間には交差性が強く認められます。ブナ目には多くの種があり、日本各地に分布して1〜6月に花粉を飛散させます。カバノキ科ハンノキ属(ハンノキ、オオバヤシャブシ)、カバノキ科カバノキ属(シラカンバ)、ブナ科コナラ属(コナラ、クヌギ)、ブナ科ブナ属(ブナ)、ヤマモモ科ヤマモモ属(ヤマモモ)これらは皆ブナ目です。いずれも、当地で観測されます。


2023年6月27日-1 花粉情報

6月、イネ科花粉の飛散期になりました。落下法による観察は今月から1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月は室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。