月別: 2022年8月

2022年8月8日-1 花粉情報

来春のスギ花粉飛散予測の参考資料として、東京都東京の日照時間観測値(気象庁過去の気象データから)を報告します。昨日は日差しが短く、日照時間2.5時間でした。

(7月16日から8月7日までの日照時間の加算値は147.7時間)でした。


2022年8月7日-4 花粉情報

昨日は日中ほぼ曇り空が続きました。昨夕から晴れましたが、本日午前中は再び曇り、気温は変わらず(午前1〜7時:23.5℃)、その後わずかに気温は上がりました(午前9時:24.8℃)が、曇りが続き、午後1〜2時に一時晴れて、31.5℃まで暑くなりましたが、その後は再び曇り、夕方6時過ぎから再び日付が変わるまで晴れました。


2022年8月7日-3 花粉情報

昨年のこの1週間(8/2〜8/8)に観測された花粉は、「スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週、マツ0.0個/cm2/週、イネ科0.9個/cm2/週、ブタクサ属0.0個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は0.0個/cm2/週でした。プレパラートの汚れはこれまでよりやや強く、花粉はごく少なく、総計0.9個/cm2/週でした。」

種別 観測期間
8/1〜8/7 昨年(8/2〜8/8)
スギ

0.3

0.0

ヒノキ

0.0

0.0

イネ科(カモガヤ、イネ他)

0.3

0.9

ブタクサ属

0.0

0.0

ヨモギ属

0.0

0.0

カナムグラ

0.0

0.0

マツ

0.0

0.0

その他

0.9

0.0

合計

1.5

0.9

今週(8/1〜8/7)観測された花粉は、スギ花粉0.3個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週、イネ科0.3個/cm2/週、ブタクサ属0.0個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週、マツ型0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は0.9個/cm2/週でした。プレパラートの汚れは強く、花粉は昨年同期より多いものの少数で、総計1.5個/cm2/週でした。


2022年8月7日-2 花粉情報

8月になりましたので、今月から夏から秋に観測される花粉、アサ科、キク科、ヨモギ科、タデ科などを主に計測いたします。

梅雨から夏の飛散花粉(5/9〜7/31:個/cm2)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブナ科 カバノキ科 ニレ科 マツ型 その他 総計
合計 2.7 1.5 28.6 147.6 9.0 30.1 225.8 122.4 567.7

ちなみに、5/9〜7/31までの主な花粉の総観測数は、表の通りです。


2022年8月7日-1 花粉情報

来春のスギ花粉飛散予測の参考資料として、東京都東京の日照時間観測値(気象庁過去の気象データから)を報告します。昨日は日差しが短く、日照時間2.3時間でした。

(7月16日から8月6日までの日照時間の加算値は145.2時間)でした。


2022年8月6日-3 花粉情報

昨日は日中ほぼ曇り空が続きました。昨夕から晴れましたが、本日午前中は再び曇り、気温は変わらず(午前1〜7時:23.5℃)、その後わずかに気温は上がりました(午前9時:24.8℃)が、曇りが続き、午後2〜4時に一時僅かに晴れましたが、その後は再び曇りが日付が変わるまで続きました。


2022年8月6日-2 花粉情報

副鼻腔の存在意義は諸説あり、未だ決定的な意義は解明されていません。副鼻腔は自然孔と呼ばれる管状の出入り口が一つの閉鎖死腔(風船様)です。哺乳動物では副鼻腔にも嗅覚細胞が存在する為、嗅覚の効率を上げるのに存在するという考えもあります。また、人の脳は脊椎動物の中で最も重く、しかも鼻の上に存在しますので、頭骸を軽くするために存在すると考えた人もいます。また、牛などの副鼻腔は頭頂洞と呼んで、頭全体及び角にまで及ぶ副鼻腔もあり、牛は頭をぶつけ合って戦うので脳を守るために存在すると考えた人もいます。人の副鼻腔は脊椎動物と比較しますと退化していますが、人は秀れた視覚を持つので、副鼻腔の機能と存在が低下(退化)したと考えられています。副鼻腔の内側壁も呼吸上皮と同じ繊毛上皮で覆われています。腔内の粘液や異物は繊毛の機能によって自然孔から排出されます。感染やアレルギーでこの機能が低下する、あるいは失われると副鼻腔炎、アレルギー性副鼻腔炎を起こします。感染を起こせば、粘膜が肥厚して自然孔が狭くなり粘液や膿汁の排泄ができなくなり副鼻腔炎を起こします。副鼻腔は眼や脳に隣接するので、副鼻腔の炎症が眼や脳に及ぶことがあります。また、副鼻腔から排出された膿(後鼻漏)が喉頭や気管に及ぶこともあり、気管の炎症の原因となる(副鼻腔気管支症候群)ことがあります。


2022年8月6日-1 花粉情報

来春のスギ花粉飛散予測の参考資料として、東京都東京の日照時間観測値(気象庁過去の気象データから)を報告します。昨日はほとんど日差しがなく、日照時間0.2時間でした。

(7月16日から8月5日までの日照時間の加算値は142.9時間)でした。


2022年8月5日-3 花粉情報

昨日の雨は未明未明には止みました。以後晴れることなく、曇り空が午前中続きました。気温は変わらず(午前2〜8時:23.5℃)、その後徐々に気温は上がりました(午後2〜3時:27.0℃)が、曇りが続き、夜(午後7時)になり、やっと晴れ間が見られました。どうやら、日照時間は本日も0.0時間のようです。


2022年8月5日-2 花粉情報

鼻には除塵機能があることは、すでに述べました。では、空気中のどの位の大きさのものをこの機能で取り除くことができるのでしょうか?実は大きさによって異なります。また、吸気とともに吸入された粒子は、鼻や喉のどこに沈着するでしょうか?沈着する場所は粒子の大きさによって違いがあつて、大きな粒子、例えばスギ花粉(2040μ)、やヒノキ花粉(20μ)は少なからず鼻の粘膜に沈着します。室内塵中のダニの糞は20μ以下、粉砕されるとさらに小さくなります。多くが気管、気管支まで届きます。そのため、アレルギー性の鼻炎の原因は花粉が多く、気管支喘息の原因の多くは室内塵であることになります。


2022年8月5日-1 花粉情報

来春のスギ花粉飛散予測の参考資料として、東京都東京の日照時間観測値(気象庁過去の気象データから)を報告します。昨日は一日中日差しがなく、日照時間0.0時間でした。

(7月16日から8月4日までの日照時間の加算値は142.7時間)でした。


2022年8月4日-4 花粉情報

未明まで晴れていましたが午前3時頃から雨が降り出し、この雨が午前中続きました。気温は下がり(午前7時:24.9℃)、先月16日以来の平均25.0℃以下になりました。雨脚は時々強くなり、75mmを超える雨量になりました。


2022年8月4日-3 花粉情報

花粉観測の第一任者の佐橋 紀男先生から「スギの雄花の観察してきました。 小枝先端が房状になった部分に大きさ1mm余りの雄花(雄花序)が葉腋に既にできていました。例年この時期にやっと肉眼視できるくらいですが、新芽は成長しつつあるものの殆どまだ肉眼視できていない枝もあります。多分この暑さではかなり雄花が着きそうです。」と情報を頂きました。当地の日照時間の積算値からの予測も同様の傾向が認められます。佐橋 紀男先生に厚く御礼申し上げます。


2022年8月4日-2 花粉情報

鼻はどのようにして役割(機能)を果たしているのでしょうか。鼻中隔、鼻甲介など鼻腔の内面は呼吸上皮と呼ばれる粘膜で覆われています。表面には無数の繊毛と呼ばれる毛が生えていて、その上に絶えず粘液があり、繊毛が一定のリズムで一定の方向に波打つのに従って粘液が流れています。これを鼻粘膜粘液繊毛輸送機能と呼びます。この機能によって吸気に湿気を与え(加湿)、温め(加温)、浄化(除塵)することで、呼吸器のコンディションを保つ役割を担います。さらには、味覚にも影響します。粘膜の下(固有層)には豊富な鼻腺の分布がみられ、杯細胞や腺細胞と呼ばれる細胞からは粘液が絶え間なく産生され、粘液の層を形成します。この粘液の層(粘液層)に捕らえられた物質は粘液とともに口腔、咽頭に流れていきます。その際に味を感じます。鼻の粘液が喉に流れるスピードは健康な時と、病気の時では異なります。


2022年8月4日-1 花粉情報

来春のスギ花粉飛散予測の参考資料として、東京都東京の日照時間観測値(気象庁過去の気象データから)を報告します。

(7月16日から8月3日までの日照時間の加算値は142.7時間)でした。


2022年8月3日-3 花粉情報

本日は未明から晴れが続きました。気温は高いまま(午前3時:28.5℃)、午前7時には30.0℃を超え、昨日同様午前中さらに上昇しました。その後も気温が上がり、正午には35.5℃を記録しました。本日はその後は午後3時頃から曇りましたが、気温が高いまま夜を迎え、午後10時になっても31.5℃ありました。


2022年8月3日-2 花粉情報

8月上半期は夏の天気が続くようです。この時期は例年花粉の飛散はほとんどありませんので、鼻の話に戻ります。匂いを感じとる嗅覚が鼻の役割の一つであることは先月末に述べました。人の鼻はもう一つ大事な役割があります。それが呼吸です。空気の通り道でもあります。吸った空気(吸気)に湿気を与え(加湿)、温め(加温)、浄化(除塵)することで、呼吸器としてのコンディションを保つ役割を担っています。つまり、鼻は自動車で言えば、ラジエーターやサスペンションと言えます。自動車はラジエーターやサスペンション、どちらも無ければ走ることすらできません。つまり、鼻のこれらの機能が障害されると様々な症状、病気が起こります。


2022年8月3日-1 花粉情報

来春のスギ花粉飛散予測の参考資料として、東京都東京の日照時間観測値(気象庁過去の気象データから)を報告します。

(7月16日から8月2日までの日照時間の加算値は134.4時間)でした。


2022年8月2日-3 花粉情報

本日も未明から朝まで曇りました。しかし、気温は高いまま(午前35時:29.0℃)、午前7時には30.0℃を超え、昨日同様午前中さらに上昇する気配でした。その後も気温が上がり、正午には35.0℃を記録しました。本日はその後も晴れて、気温が高いまま夜を迎え、午後10時になっても29.3℃ありました。


2022年8月2日-2 花粉情報

7月下旬の日照時間の合計は、最近10年と比較しますと、令和4年、平成31年に次いで長く、今年は8月上旬も晴れた日が続くとの予報ですので、長くなる可能性が大です。

前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数

スギ ヒノキ 7月下旬 8月上旬 合計
H25 6405.7 1256.1 7661.8 107.4 87.2 194.5
H26 1299.2 693.6 1993.4 65.1 105.4 170.5
H27 2694,1 244.0 2938.1 110.7 109.8 220.5
H28 3517.1 668.7 4184.6 110.4 107.3 217.7
H29 2273.5 299.9 2570.7 64.3 86.7 151.0
H30 4162.0 3895.4 8057.4 64.0 32.6 96.6
H31 4867.8 1331.6 6199.4 122.8 99.0 221.8
R2 2466.7 374.2 2841.6 75.5 129.1 204.6
R3 3913.2 654.1 4567.3 23.0 127.6 150.6
R4 3838.8 1333.2 5172.0 123.7 84.5 208.2
R5       113.1    

2022年8月2日-1 花粉情報

来春のスギ花粉飛散予測の参考資料として、東京都東京の日照時間観測値(気象庁過去の気象データから)を報告します。

(7月16日から8月1日までの日照時間の加算値は123.7時間)でした。


2022年8月1日-4 花粉情報

未明から曇り、明け方一時小雨が降り、朝から晴れました。気温は高いまま(午前2〜5時: 28.5℃)、午前7時には30.0℃を超え、午前中からさらに上昇する気配でした。その後も気温が上がり、正午には35.0℃を記録しました。本日はその後も晴れて、気温が高いまま夜を迎え、午後10時になっても29.3℃ありました。


2022年8月1日-3 花粉情報

過去2年間の8月の観測総数は表の通りです。

観測総数(個/cm2/週:2020〜2021年)

時期 7/12〜 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜
観測数 2020 0.9 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5
2021 2.1 4.9 4.3 0.9 0.6 1.2 2.8
2022 0.9 1.5 0.6

この時期のアレルギー症状は花粉もさることながら、乾燥、寒暖差などの刺激や室内塵のアレルギーに注意する必要があります。この時期に症状が悪化する方は、気候変動やクーラーの影響あるいは動物、食べ物などにも注意を払う必要があります。また、そろそろ室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)の季節です。ご注意下さい。秋の花粉飛散は当地では8月下旬から多くなる傾向が認められます。


2022年8月1日-2 花粉情報

これまで梅雨から夏にかけての飛散花粉を観測してきましたが、8月となりましたので今後は以下の夏から秋に飛散する花粉を観測いたします。

○草本植物(双子葉類)

・カナムグラ(アサ科カラハナソウ属:8〜11月、1968堀口)

・ブタクサ、オオブタクサ(キク科ブタクサ属:8〜10月、1961荒木)

・セイタカアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属:8〜10月、1977小埼)

・ヨモギ(キク科キク亜科ヨモギ属:8〜10月、1969我妻)

・ヒメスイバ、ギシギシ(タデ科ギシギシ属:6〜8月、1973我妻)

( )内は植物学的分類、飛散期、報告年、報告者です。


2022年8月1日-1 花粉情報

来春のスギ花粉飛散予測の参考資料として、東京都東京の日照時間観測値(気象庁過去の気象データから)を報告します。

(7月16日から31日までの日照時間の加算値は113.1時間)でした。