日: 2022年8月30日

2022年8月30日-3 花粉情報

未明から朝まで晴れたり曇ったり、昼前からは曇りました。気温は上がらず(午前45時:21.0℃)、晴れ間が見られた日中も気温は2526℃でした。夕方からは一時曇るも小雨が降り続きました。


2022年8月30日-2 花粉情報

ここ数日、気温が大きく変わりました。例年当院の患者の皆さんは残暑が続く間は原因抗原に関わらずアレルギー症状が軽い方が多い傾向にあります。その理由は、気候条件にあって、残暑によって高温、高湿の気候であった方が鼻のコンディションが良く保たれ、また暑い日が続く間は秋の花粉の本格的な飛散開始前であり、かつ室内塵の季節も来ていないからと考えられます。秋の花粉の季節は9月中旬から、室内塵は衣替えが引き金となりますので当地では9月から徐々に始まり、10月が本番となります。とはいえ、本日のように突然気温が下がりますと、花粉症、アレルギー性鼻炎ともに温度差の刺激によってアレルギー様症状が出ることがあります。また、室内塵アレルギーの方は、冷暖房の影響、収納していた寝具や衣類などの出し入れの際に埃をあびて一次的に症状の悪化がもたらされることがありますのでご注意下さい。


2022年8月30日-1 花粉情報

残すところ2日で9月です。9月から秋の花粉症シーズンと呼ばれています。原因となる花粉の多くが草本の花粉なので、秋の花粉シーズンはグラスシーズンとも呼ばれます。原因となる可能性のある花粉は、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)など多彩ですが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲でしか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。

○9〜10月の観測総数(個/cm2/週):9月以後の観測される花粉総数は過去2年ほぼ同じ傾向が認められました。春と比較しますと秋は落下花粉が少ないことが解ります。

時期 8/30〜 9/6〜 9/13〜 9/20〜 9/27〜
観測数 2020

6.1

6.8 14.6 36.6

28.2

2021

12.0

19.1 26.1 27.1

19.4

2022