日: 2022年6月21日

2022年6月21日-2 花粉情報

未明から雨は降らないのですが曇りの天気が続き、夜間も気温が高く(午前3時:22.0℃)、日中は蒸し暑さが続き、昼過ぎから小雨が降り出し、雨は夜遅くまで続きました。

当地のスギ、ヒノキ花粉を自動的に測定するKH3000(株式会社 大和製作所:神奈川県横須賀市平成町2-1 :TEL046-821-1545)は、今シーズンの役割を終え、22日からオーバーホールのため、一時大和製作所さんにドック入りします。今シーズンは、落下法の計測値と大変良く一致し、自動計測機として極めて有用でした。

 


2022年6月21日-1 花粉情報

天気予報では、「今週は曇り空が続く」との予想です。そこで、もうしばらくダニの話を続けます。繰り返しになりますが、ダニアレルギーの原因の多くはチリダニです。チリダニは気温25〜26℃、湿度60〜80%でもっとも繁殖します。寿命は3ケ月、人間のフケ、垢、食品屑、カビなどを餌とし、生涯に30〜100の産卵をします。平均約11日で成虫となりますので、あっという間に増殖します。

ダニやダニの死骸は布団、じゅうたん、カーペット、ソファー、畳などに多いと言われています。また、これらは産卵場所(生涯に30〜100個)でもあります。成虫になるとダニは毎日平均5個の糞をしますので、その数は膨大です。ダニの糞は10〜20μ、粉砕した糞は10μ以下です。スギ花粉は30μ、ヒノキ花粉は20μ前後ですので、スギ、ヒノキ花粉よりかなり小さく、粉砕されるとさらに小さくなります。死骸の駆除にも増して、糞の排除はさらに大変です。つまり、ダニは駆除するより増殖させない(餌を与えない)ことが大事です。