2021年3月6日-2花粉情報

明け方まで雨、その後曇り空が続きました。風は弱く(1〜2m/s)、暖かく(午前6時:11.0℃)、花粉の飛散もほとんど見られませんでした(KH-3000)。関東地方の飛散も認められていませんでしたが、昼前から北関東を中心に飛散が始まり、埼玉県飯能方面で大飛散となると(はなこさん)、当地も昼過ぎには測定値が急上昇しました(KH-3000)。
その後晴れて多くの飛散が続きました。午後6時を過ぎると花粉の群れは東京湾、房総に抜けたようで、当地の飛散数はやや減少に転じました(はなこさん)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/6 400.6 0.0 2.2 84.2

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉は今シーズン2番目の400.6個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉0.0個/cm2でした。その他の花粉はシラカンバ0.6個/cm2、ハンノキ0.3個/cm2、不明1.2個/cm2の計2.2個/cm2でした。当院のKH3000の測定値は84.2個/m3/時(極めて多い)でした。
日本気象協会の品川区の天気予報は「曇り一時雨」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気の予報は「晴のち曇り」、花粉は「多い」と予想されています。引き続き多くの飛散があるかも知れませんので、ご注意下さい。

大量に飛散したスギ花粉

ハンノキ花粉

シラカバ花粉

花粉自動計測器(KH-3000)

当地は夜になっても大変多くの花粉が飛散しています(KH-3000)。夜になって多くの花粉が飛散しているのは、都心とその周辺(東京湾沿い)となりました。これは、「山間部から飛来した花粉は、東京湾上空に集結して、その後海風に乗って再び都心に戻る傾向がある」そうです。「はなこさん」のデータからそれが伺われます。今夜はこのまま花粉がしばらく続くと予想されます。