本日も未明から曇りが続き、朝の冷え込みはやや強く(AM7:00:3.5℃)、日中は晴れて強い南風で気温が急上昇し、午後からは風向きが変わり(西寄り)、気温の低下と乾燥が進みました。変化の激しい1日でした。
元旦から6日までの各日の最高気温の積算値は57.9℃でした(気象庁:東京:日ごとの値から)。この値から単純に計算すると当地の予想される飛散開始日は2月14日となります(日本気象協会の東京の予測は2月10日)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
1/7 0.6 0.0 0.9 19.2

本日の測定結果、落下法では強い風の影響でスギ花粉0.6個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉0.9個/cm2観測されました。その他の花粉は種別不明でした。花粉自動計測器(KH-3000)の測定値は19.2個/m3/時でした。本日は午前9時から近隣のビル工事によって自動計測値が少々高値を示しました。午前10時頃から日本海側の寒波の影響で南南西の強い風が吹き(13m/s〜20m/s)、測定値と気温(12.9℃)が急上昇しました。
夕方から夜にかけて風向きが変わり(西よりの風)、測定値が減少、空気が急激に乾燥しました(40前後から25〜26%)。風(影響大)、工事(影響中)と交通量(影響小)が測定値に影響を及ぼすことが良く解る一日でした。プレパラートの汚れが非常に強く、昨日にもまして半端でない汚れでした。

1月8日から2月7日まで1都3県(神奈川、千葉、埼玉)に新型コロナ感染症の対策として緊急事態宣言が発出されました。医療機関は各科によって対応が異なるものの大きな影響があることに変わりがないと思われます。コロナ流行時にスギ花粉の飛散が止まることもありません。当然のことながら、春の花粉飛散にしっかりと備える必要があります。

緊急事態宣言の発出を受けて、第77回関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会が中止の運びとなりました。本年春のスギ、ヒノキ花粉飛散予測は東京都花粉症対策委員会の発表を待つことになりました。

その他の花粉