月別: 2019年3月
2019年3月22日 花粉情報
スギ花粉540.7個/cm2、ヒノキ花粉40.1個/cm2、その他の花粉44.8個/cm2でした。
花粉自動計測器(KH-3000)が早朝(6〜8時頃)に大飛散を記録しました。そのため、午前9時にプレパラートの交換をしました。午前9時までの顕微鏡下での計測は、80.2個/cm2、ヒノキ花粉20.4個/cm2、その他の花粉22.8個/cm2でした。
その後、環境省花粉観測システム(はなこさん)で全域を確認しますと、北関東の大飛散が起こり、北関東の飛散が当地に届いたようです。花粉自動計測器および顕微鏡下の計測どちらも、これまでの記録を大きく上回り(今シーズン最大数)ました。スギ花粉のピークは過ぎたと思われましたが、天気の影響で発生源が移ったためと考えられます。
2019年3月20日 花粉情報
スギは108.6個/cm2を記録、ヒノキも本格的となり28.4個/cm2、その他の花粉も36.4個/cm2観測され、急に増えました。
本日は曇りで迎えましたが、深夜には晴れて穏やかな朝でした。ところが、当院の自動計測は深夜午前1時から4時にかけて極めて多くの飛散を記録しました。はなこさんで確認しますとこの時間に北関東を中心に多くの飛散が記録されていました。この花粉がどのような花粉かを確認するために午前8時にプレパラートの交換をしました。スギ花粉が中心で、計測結果はスギ花粉70.4個/cm2、ヒノキ花粉17.9個/cm2、その他の花粉15.4個/cm2でした。これまでとは異なった発生源から飛来したと考えられます。その後も飛散が続きました。
もうしばらく警戒が必要です。
2019年3月19日 花粉情報
先週末からスギ花粉の飛散数が減少傾向にあり、患者さんの症状も落ち着きつつあります。本日は、スギ15.1個/cm2、ヒノキ6.8個/cm2で、その他の花粉が多くなっており10.2個/cm2でした。
例年、今後は徐々にヒノキ花粉の飛散が増え、スギ花粉よりヒノキ花粉の飛散数が多くなります。今はその間にあって一時的に花粉症症状が軽快します。
しばらくすると再び症状が強くなる方が少なくありませんので、もうしばらく油断されないで下さい。昨年は、3月19日頃にヒノキ花粉がスギ花粉より多くなり、その後はヒノキ花粉による大量飛散が続きました。
当地の観測記録によると、ヒノキ花粉がシーズン中に1000個/cm2を超える飛散がある翌シーズンは大幅に飛散数が少なくなっています。そのため、今シーズンは極端に多くなることはないと予測されます。
測定年別のスギ・ヒノキ花粉の飛散数
スギ花粉
ヒノキ花粉
1視野に混在するスギとヒノキ花粉
2019年3月16日 花粉情報
スギ花粉75.9個/cm2、ヒノキ花粉2.8個/cm2、その他の花粉7.4個/cm2でした。その他の花粉は種類が増えています。
本日、雨は降りませんでしたが、曇り空が続き、大変寒さを感じる1日でした。花粉は「やや多い」程度で深夜から昼過ぎまでほぼ横ばい状態が続き、15時過ぎから多目の飛散数を記録しました(花粉自動計測器)。
観測されたスギヒノキ以外のその他の花粉
2019年3月14日 花粉情報
スギ花粉が105.2個/cm2、ヒノキ花粉11.7個/cm2、その他の花粉6.2個/cm2観測されました。
昨日は午後6時過ぎから9時頃まで、ちょうど帰宅時間に花粉の飛散が頂点に達しました(花粉自動計測器)。これは、午後から大気が急激に乾燥し、18時頃から強い風が吹いたためでした(気象庁:過去の気象データ)。気温が上がり、その他の花粉の飛散数も、飛散する花粉の種類も増えていました。
花粉の染色法を検討しました結果、染色法には問題がなく、新しい顕微鏡を使いこなせていなかったようです。問題は解決しましたので、引き続き情報をお届けします。
スギ花粉
ヒノキ花粉
スギ花粉とヒノキ花粉
2019年3月12日 花粉情報
ほぼ一日晴れが続き多くの花粉が飛散しました。スギ花粉242個/cm2、ヒノキ花粉は観測されませんでしたがヒノキ花粉は3.1個/cm2、その他の花粉が11.7個/cm2観測され、その内1.9個/cm2がケヤキと思われる花粉でした。金曜日から5日連続で極めて多い日が続き、患者さんの症状は非常に強くなっています。治療の効果を維持するためにも吸入防止に努めてください。
※ 現在、当院では花粉の染色法を検討しております。そのため、ヒノキ花粉を0個と報告致しましたが、再度測定しましたところ3.1個/cm2でした。結果、当地のヒノキ花粉の飛散開始は昨年より11日遅い3月11日となりました。
2019年3月11日 花粉情報
顕微鏡下で、スギ花粉が173.5個/cm2、ヒノキ花粉が2.2個/cm2、その他の花粉が9.88個/cm2でした。雨上がりで花粉飛散は昨日から夕方まであまりなく、18時をすぎると花粉自動計計測器の計測値が跳ね上がり、今シーズン最大値を示しました。この状況ですと、これからまだ最大飛散日が来る可能性も否定はできないようです。
夜間は雨でしたが、予報より早く早朝には雨が上がりました。8時過ぎには日差しも出ましたので、10時30分にプレパラートの交換を行いました。23時から10時30分までの飛散花粉は、スギ花粉1.5個/cm2(破裂3個を含む)、その他の花粉0.3個/cm2でした。その後17時まではおだやかでしたが、18時から飛散量が急増しました(花粉自動計測器より)。
測定年別のスギ飛散状況
2019年3月10日 花粉情報
顕微鏡下で、スギは111.1個/cm2、ヒノキ0.9個/cm2、その他9.3個/cm2の飛散でした。
18時過ぎに予報通り雨が降り出したので、18時30分にプレパラートの交換をしました(スギ花粉は雨水に触れると破裂するため)。雨が本格的になってからの、以後のスギ花粉は0.9個/cm2観測されただけでした。
花粉症の皆さんには大変厳しい週末になりました。本日の深夜は一時花粉飛散数が減少しましたが、風向が変わり未明から急激に花粉の飛散は増加しました(花粉自動計測器から)。その後、午前中は極めて多く午後は減少し、夕方からの飛散は少なくなりました。そのため、昨日とは飛散のタイミングが逆になりました。
明日も予報は雨で、花粉症は小休止となりそうです。天気が変わります、体調には気をつけてください。
2019年3月3日 花粉情報
深夜は晴れていましたが朝7時頃から雨が降り出したようです。花粉自動計測器によると、その時刻まで昨日から引き続き花粉の大量飛散が認められました。雨が降り出して、しばらくは花粉が落下して来る様子が自動計測結果から読み取れます。
昼12時にプレパラートを交換して観測しました。昼12時までの飛散数は、スギ花粉205.2個/cm2、ヒノキ0個/cm2、その他1.9個/cm2(不明のみ)でした。時間あたりの飛散数は今シーズン最大でした。また、夜間にも花粉は飛散しますので、深夜や早朝なら「外出や洗濯物を干しても良い」となりません。昼12時以後は雨が降り続き、花粉は観測されませんでした。
当Webサイトについて
患者様へ発熱や咳などの風邪症状で受診される場合は、ご来院いただく前にお電話(03-3491-2822)でお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
当院では、東京都内(品川区 五反田)で顕微鏡下で計測した花粉飛散数、および花粉情報など試験的に提供しています。1984年から観測は開始しており、例年2月〜4月のスギ・ヒノキ花粉数を計測しています。
お知らせ(News)
2021年10月29日 予約制を導入しました。ご予約は、窓口または電話03-3491-2822(月〜金曜日の午後2 時から午後7 時)でお願いします。
ご予約を優先とさせていただき、より待ち時間の無い診療を心掛けて感染対策をして参りますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。病状に応じて、前後する場合があります。
2024年3月25日 日本経済新聞社に、花粉観測に関して情報提供をさせていただきました。
2020年4月29日 「オンライン診療ついて」まとめました。LINEによる診療を当院再診患者様に対して開始しました。
2018.1.18 東京都花粉症患者実態調査について
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