月: 2024年9月

2024年09月14日-6 花粉情報

佐橋 紀男先生から富里における9月の観測データをいただきました。富里でも、ブタクサ花粉が観測されたようです。

2024年             ダーラム型(3.24cm2→1cm2)
9 スギ ヒノキ イネ型 ブタクサ ヨモギ カナムグラ その他
1 0.0 0.3 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
2 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
3 0.0 0.0 1.2 1.9 0.0 0.0 0.0
4 0.3 0.3 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
5 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
6 0.3 0.0 0.9 0.0 0.0 0.0 0.3
7              
8              
9              
10              

2024年09月14日-5 花粉情報

9月も半ばになるとハウスダスト(ダニ、真菌など)の季節になります。そこで、本日からしばらくの間、ダニについて、ご説明したいと思います。

いずれの方法でもダニを室内から完全に排除、駆逐することは、できません。そこで、医療機関で治療が必要となります。とはいえ、アレルギー用の薬は、抗アレルギー剤にしても、副腎皮質ホルモンにしてもその効果は一時的で、恒久的な効果は期待できません。また、手術はアレルギーを根本から治すのではなく、合併症を排除して、アレルギーのいくつかの症状を軽減するだけです。恒久的または臨床的治癒に導くには、免疫異常であるアレルギーに対して免疫的効果が望めるのは、減感作療法しかありません。しかし、この治療法は2〜3年継続しなければならず、治療を中止すると、再発する方も1/3ほどいます。また、これまでは皮下減感作と呼ばれ、皮下注射を一定の間隔で打つ方法しかありませんでしたが、最近舌下減感作と呼ばれ、錠剤を舌下に1分ほど保持して溶かした後、飲み込む方法が開発、承認され、注射の痛みから解放されましたが、毎日2年ほど継続しなければならないという負担がかかります。いづれにしても薬剤に頼らない所まで軽快するには、免疫療法が不可欠です。勿論、花粉症にも効果は期待できます(ただし、現在は舌下錠はスギのみです)。担当医とよく相談して頂くとよいでしょう。


2024年09月14日-4 花粉情報

1〜2月の降雪量とその後のスギ花粉観測数

年度 降雪量(cm) 花粉数 年度 降雪量(cm) 花粉数
2022 12 3839 1994 35 274
2018 24 4162 1992 14 803
2014 49 1300 1990 15 2499
2006 12 1133 1987 24 817
2001 12 4877 1986 36 1778
1998 38 1625 1984 91 1324
1996 18 1032      

これまで、1〜2月の降雪量が多い(10cm以上)とスギ花粉の飛散が少ない傾向にありました。しかし、最近は大雪が降っても、スギ花粉の飛散が少なくなる傾向が見られない年もあります。


2024年09月14日-3 花粉情報

9月です。9月に当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症すると言われています。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。

昨年、主な秋の花粉の飛散開始は、いずれも9月で、ブタクサは9/11〜17の週、カナムグラは9/4〜10の週、ヨモギは9/18〜24の週でした。

本年の初観測は、ブタクサが8/19〜8/25、ヨモギ、カナムグラが9/2〜9/8、いずれも昨年よりやや早い初観測でした。おそらく、一時的に気温が下がった為と思われます。昨年の秋の花粉のピークは、ブタクサが9/18〜9/24、ヨモギが9/25〜10/1、カナムグラが9/18〜9/24でした。今週末の測定値を見れば、今後がおおよそ予測可能と思われます。


2024年09月14日-2 花粉情報

今年の7〜8月は大変暑く、日照時間も長く、過去2番目でした。

年月 平均気温・日照時間
7月気温 8月気温 7+8月

日照時間

2024 28.7 29.0 389.4
2023 28.7 29.2 472.7
2022 27.4 27.5 326.8
2021 25.9 27.4 335.8
2020 24.3 29.1 302.4
2019 24.1 28.4 268.9
2018 28.3 28.1 444.6
2017 27.3 26.4 272.8
2016 25.4 27.1 300.2
2015 26.2 26.7 319.1
2014 26.8 27.7 356.5
2013 27.3 29.2 374.0

昨年は2013年以後2番目に暑く、日照時間も2番目を記録しました。今年は夏の天気から見て、来春のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、注意深く観察したいと思います。


2024年09月14日-1 花粉情報

3日から5日の3日間は日差しも短く(16.1時間)、気温が低く(平均25.7℃)、比較的過ごしやすい日々でした。6日以後、晴れて再び暑くなり、平均気温は28.0℃を超え、最高気温は33℃を超える猛暑が続いています。9月としては、記録的猛暑で、13日は歴史上最も遅い夏日だったそうです。

 

 

気温(2023年) 気温(2024年)
平均 平均
日平均 日最高 日最低 日平均 日最高 日最低
6 23.2 27.6 19.6 23.1 27.7 19.3
7 28.7 33.9 24.7 28.7 33.5 25.0
8 29.2 34.3 26.1 29.0 33.6 25.7
9 26.7 31.2 23.6      
10 18.9 23.7 14.7      

今年の8月は記録的高温でした。「しかし、6〜8月で比較すると昨年の方が気温が高く、花粉の成長は昨年の方が良かったのではないか」とも考えられます。また、9月になっても高温が続いていますので、今後の花芽調査の結果が待たれます。


2024年09月13日-7 花粉情報

記要領で来春の花粉飛散についてセミナーが開催されます。

「夏の気象条件と2024年春の花粉数から2025年春の花粉数は西日本では2024年より増加する可能性が高いと推定されます。一方、東海地方から東北にかけてはほぼ前年並みかやや少ない地域もあるでしょう。北陸から東北の一部で例年よりやや少なくなりますが、その他の地域は例年並みかやや多く、2024年春に花粉数が少なかった西日本では例年よりかなり多くなる見込みです。2025年の飛散開始日はほぼ例年並みになる見込みです。」との内容で、製薬企業の担当者様&MR様、薬品問屋様、医療関係者様向けに開催されるそうです。

 

2025年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測セミナー

日  時 : 2024年9月19日(木曜日)  開演 15:00~16:30

主  催 : NPO花粉情報協会

 

場  所 : 東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ ガーデンコート1F

紀尾井フォーラム http://kioi-forum.com

講  演 :

「花粉情報と花粉観測ついて

南 利幸   NPO花粉情報協会理事  NHK気象解説担当者/気象予報士

株式会社 南気象予報士事務所 代表取締役

「秋のスギ花粉の異常飛散について」

佐橋 紀男     NPO花粉情報協会事務局長

「2025年春の花粉飛散予測」

村山 貢司    NPO花粉情報協会理事 / 気象予報士

このセミナーで来年の大凡の予測は、可能と思われます。詳細がわかりましたら、再度ご報告いたします。

 


2024年09月13日-6 花粉情報

佐橋 紀男先生から富里における9月の観測データをいただきました。富里でも、ブタクサ花粉が観測されたようです。

2024年             ダーラム型(3.24cm2→1cm2)
9 スギ ヒノキ イネ型 ブタクサ ヨモギ カナムグラ その他
1 0.0 0.3 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
2 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
3 0.0 0.0 1.2 1.9 0.0 0.0 0.0
4 0.3 0.3 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
5 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
6 0.3 0.0 0.9 0.0 0.0 0.0 0.3
7              
8              
9              
10              

2024年09月13日-5 花粉情報

9月も半ばになるとハウスダスト(ダニ、真菌など)の季節になります。そこで、本日からしばらくの間、ダニについて、ご説明したいと思います。

ダニを室内から減らす方法には、掃除の他に、室内環境を整えることによって、ダニを減らすことも効果的です。

例えば、寝具類を干す場合、黒いカバー(ビニール袋等)を掛けると、寝具内部の温度があがり、畳の熱乾燥になるので効果的です。ぬいぐるみ、布団、毛布は日光に干した後、乾燥機を用いて湿気を取り除くようにします。除湿機やエアコンは室内の湿度を下げるのに有効です。加湿器を用いる場合、湿度を60%以下(45%以下との指摘もあります)にするように調整します。畳の場合、乾燥車による加熱・乾燥あるいは高周波処理が有効であり、薬剤の散布、防虫剤の併用が効果的です。駆除した後は死骸等を掃除機で除去します(大阪市淀川区役所保健福祉課)。


2024年09月13日-4 花粉情報

1〜2月の降雪量とその後のスギ花粉観測数

年度 降雪量(cm) 花粉数 年度 降雪量(cm) 花粉数
2022 12 3839 1994 35 274
2018 24 4162 1992 14 803
2014 49 1300 1990 15 2499
2006 12 1133 1987 24 817
2001 12 4877 1986 36 1778
1998 38 1625 1984 91 1324
1996 18 1032      

これまで、1〜2月の降雪量が多い(10cm以上)とスギ花粉の飛散が少ない傾向にありました。しかし、最近は大雪が降っても、スギ花粉の飛散が少なくなる傾向が見られない年もあります。


2024年09月13日-3 花粉情報

9月です。9月に当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症すると言われています。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。

昨年、主な秋の花粉の飛散開始は、いずれも9月で、ブタクサは9/11〜17の週、カナムグラは9/4〜10の週、ヨモギは9/18〜24の週でした。

本年の初観測は、ブタクサが8/19〜8/25、ヨモギ、カナムグラが9/2〜9/8、いずれも昨年よりやや早い初観測でした。おそらく、一時的に気温が下がった為と思われます。昨年の秋の花粉のピークは、ブタクサが9/18〜9/24、ヨモギが9/25〜10/1、カナムグラが9/18〜9/24でした。今週末の測定値を見れば、今後がおおよそ予測可能と思われます。


2024年09月13日-2 花粉情報

今年の7〜8月は大変暑く、日照時間も長く、過去2番目でした。

年月 平均気温・日照時間
7月気温 8月気温 7+8月

日照時間

2024 28.7 29.0 389.4
2023 28.7 29.2 472.7
2022 27.4 27.5 326.8
2021 25.9 27.4 335.8
2020 24.3 29.1 302.4
2019 24.1 28.4 268.9
2018 28.3 28.1 444.6
2017 27.3 26.4 272.8
2016 25.4 27.1 300.2
2015 26.2 26.7 319.1
2014 26.8 27.7 356.5
2013 27.3 29.2 374.0

昨年は2013年以後2番目に暑く、日照時間も2番目を記録しました。今年は夏の天気から見て、来春のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、注意深く観察したいと思います。


2024年09月13日-1 花粉情報

3日から5日の3日間は日差しも短く(16.1時間)、気温が低く(平均25.7℃)、比較的過ごしやすい日々でした。6日以後、晴れて再び暑くなり、平均気温は28.0℃を超え、最高気温は33℃を超える猛暑が続いています。

 

 

気温(2023年) 気温(2024年)
平均 平均
日平均 日最高 日最低 日平均 日最高 日最低
6 23.2 27.6 19.6 23.1 27.7 19.3
7 28.7 33.9 24.7 28.7 33.5 25.0
8 29.2 34.3 26.1 29.0 33.6 25.7
9 26.7 31.2 23.6      
10 18.9 23.7 14.7      

今年の8月は記録的高温でした。「しかし、6〜8月で比較すると昨年の方が気温が高く、花粉の成長は昨年の方が良かったのではないか」とも考えられます。また、9月になっても高温が続いていますので、今後の花芽調査の結果が待たれます。


2024年09月12日-7 花粉情報

下記要領で来春の花粉飛散についてセミナーが開催されます。

「夏の気象条件と2024年春の花粉数から2025年春の花粉数は西日本では2024年より増加する可能性が高いと推定されます。一方、東海地方から東北にかけてはほぼ前年並みかやや少ない地域もあるでしょう。北陸から東北の一部で例年よりやや少なくなりますが、その他の地域は例年並みかやや多く、2024年春に花粉数が少なかった西日本では例年よりかなり多くなる見込みです。2025年の飛散開始日はほぼ例年並みになる見込みです。」との内容で、製薬企業の担当者様&MR様、薬品問屋様、医療関係者様向けに開催されるそうです。

 

2025年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測セミナー

日  時 : 2024年9月19日(木曜日)  開演 15:00~16:30

主  催 : NPO花粉情報協会

 

場  所 : 東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ ガーデンコート1F

紀尾井フォーラム http://kioi-forum.com

講  演 :

「花粉情報と花粉観測ついて

南 利幸   NPO花粉情報協会理事  NHK気象解説担当者/気象予報士

株式会社 南気象予報士事務所 代表取締役

「秋のスギ花粉の異常飛散について」

佐橋 紀男     NPO花粉情報協会事務局長

「2025年春の花粉飛散予測」

村山 貢司    NPO花粉情報協会理事 / 気象予報士

このセミナーで来年の大凡の予測は、可能と思われます。詳細がわかりましたら、再度ご報告いたします。

 

 

 

 


2024年09月12日-6 花粉情報

佐橋 紀男先生から富里における9月の観測データをいただきました。富里でも、ブタクサ花粉が観測されたようです。

2024年             ダーラム型(3.24cm2→1cm2)
9 スギ ヒノキ イネ型 ブタクサ ヨモギ カナムグラ その他
1 0.0 0.3 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
2 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
3 0.0 0.0 1.2 1.9 0.0 0.0 0.0
4 0.3 0.3 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
5 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
6 0.3 0.0 0.9 0.0 0.0 0.0 0.3
7              
8              
9              
10              

 


2024年09月12日-5 花粉情報

9月も半ばになるとハウスダスト(ダニ、真菌など)の季節になります。そこで、本日からしばらくの間、ダニについて、ご説明したいと思います。

ダニの繁殖を防ぐためには、室内の生きているダニを駆除することが、必須です。ダニの住処になりやすい布団や絨毯に潜んでいるダニを死滅させ、排除する必要があります。布団カバーや枕カバーなどは、定期的に洗うことで除去可能です。しかし、布団やソファー、カーペットなどは洗濯が難しく、掃除機を掛けるだけでは、全てを排除することはできません。また、ダニの駆除と死骸やフンの掃除だけでなく、ダニの餌となる埃やフケも同時に排除する必要がありますが、電気掃除機のみでは完璧にはできません。そこで、防ダニ布団や防ダニ布団カバーなどの使用が勧められています。また、掃除で排除できないダニには、ダニよけのスプレーなどが勧められます。


2024年09月12日-4 花粉情報

1〜2月の降雪量とその後のスギ花粉観測数

年度 降雪量(cm) 花粉数 年度 降雪量(cm) 花粉数
2022 12 3839 1994 35 274
2018 24 4162 1992 14 803
2014 49 1300 1990 15 2499
2006 12 1133 1987 24 817
2001 12 4877 1986 36 1778
1998 38 1625 1984 91 1324
1996 18 1032      

これまで、1〜2月の降雪量が多い(10cm以上)とスギ花粉の飛散が少ない傾向にありました。しかし、最近は大雪が降っても、スギ花粉の飛散が少なくなる傾向が見られない年もあります。


2024年09月12日-3 花粉情報

9月です。9月に当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症すると言われています。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。

昨年、主な秋の花粉の飛散開始は、いずれも9月で、ブタクサは9/11〜17の週、カナムグラは9/4〜10の週、ヨモギは9/18〜24の週でした。

本年の初観測は、ブタクサが8/19〜8/25、ヨモギ、カナムグラが9/2〜9/8、いずれも昨年よりやや早い初観測でした。おそらく、一時的に気温が下がった為と思われます。昨年の秋の花粉のピークは、ブタクサが9/18〜9/24、ヨモギが9/25〜10/1、カナムグラが9/18〜9/24でした。


2024年09月12日-2 花粉情報

今年の7〜8月は大変暑く、日照時間も長く、過去2番目でした。

年月 平均気温・日照時間
7月気温 8月気温 7+8月

日照時間

2024 28.7 29.0 389.4
2023 28.7 29.2 472.7
2022 27.4 27.5 326.8
2021 25.9 27.4 335.8
2020 24.3 29.1 302.4
2019 24.1 28.4 268.9
2018 28.3 28.1 444.6
2017 27.3 26.4 272.8
2016 25.4 27.1 300.2
2015 26.2 26.7 319.1
2014 26.8 27.7 356.5
2013 27.3 29.2 374.0

昨年は2013年以後2番目に暑く、日照時間も2番目を記録しました。今年は夏の天気から見て、来春のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、注意深く観察したいと思います。


2024年09月12日-1 花粉情報

3日から5日の3日間は日差しも短く(16.1時間)、気温が低く(平均25.7℃)で、比較的過ごしやすい日々でした。6日以後、晴れて再び暑くなり、平均気温は28.0℃を超え、最高気温は33℃を超える猛暑が続いています。

 

 

気温(2023年) 気温(2024年)
平均 平均
日平均 日最高 日最低 日平均 日最高 日最低
6 23.2 27.6 19.6 23.1 27.7 19.3
7 28.7 33.9 24.7 28.7 33.5 25.0
8 29.2 34.3 26.1 29.0 33.6 25.7
9 26.7 31.2 23.6      
10 18.9 23.7 14.7      

今年の8月は記録的高温でした。「しかし、6〜8月で比較すると昨年の方が気温が高く、花粉の成長は昨年の方が良かったのではないか」とも考えられますが、今後の花芽調査の結果が待たれます。


2024年09月11日-6 花粉情報

下記要領で来春の花粉飛散についてセミナーが開催されます。

「夏の気象条件と2024年春の花粉数から2025年春の花粉数は西日本では2024年より増加する可能性が高いと推定されます。一方、東海地方から東北にかけてはほぼ前年並みかやや少ない地域もあるでしょう。北陸から東北の一部で例年よりやや少なくなりますが、その他の地域は例年並みかやや多く、2024年春に花粉数が少なかった西日本では例年よりかなり多くなる見込みです。2025年の飛散開始日はほぼ例年並みになる見込みです。」との内容で、製薬企業の担当者様&MR様、薬品問屋様、医療関係者様向けに開催されるそうです。

 

2025年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測セミナー

日  時 : 2024年9月19日(木曜日)  開演 15:00~16:30

主  催 : NPO花粉情報協会

 

場  所 : 東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ ガーデンコート1F

紀尾井フォーラム http://kioi-forum.com

講  演 :

「花粉情報と花粉観測ついて

南 利幸   NPO花粉情報協会理事  NHK気象解説担当者/気象予報士

株式会社 南気象予報士事務所 代表取締役

「秋のスギ花粉の異常飛散について」

佐橋 紀男     NPO花粉情報協会事務局長

「2025年春の花粉飛散予測」

村山 貢司    NPO花粉情報協会理事 / 気象予報士

このセミナーで来年の大凡の予測は、可能と思われます。詳細がわかりましたら、再度ご報告いたします。

 


2024年09月11日-5 花粉情報

佐橋 紀男先生から富里における9月の観測データをいただきました。富里でも、ブタクサ花粉が観測されたようです。

2024年             ダーラム型(3.24cm2→1cm2)
9 スギ ヒノキ イネ型 ブタクサ ヨモギ カナムグラ その他
1 0.0 0.3 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
2 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
3 0.0 0.0 1.2 1.9 0.0 0.0 0.0
4 0.3 0.3 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
5 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
6 0.3 0.0 0.9 0.0 0.0 0.0 0.3
7              
8              
9              
10              

2024年09月11日-4 花粉情報

9月も半ばになるとハウスダスト(ダニ、真菌など)の季節になります。そこで、本日からしばらくの間、ダニについて、ご説明したいと思います。

家に潜むダニの8割はアレルギーの原因となるチリダニです。チリダニは、卵から成虫になるまでに約1ヶ月かかり、約2ヶ月間成虫として活動(3ヶ月から1年との説も)からしたのち一生を終えます。成虫になったダニは、約50〜100個(30〜50個とも、1日7個、障害80個説もあります))の卵を生むと言われています。繁殖に適した条件は、温度が20〜30℃(25℃上下1℃や25〜30℃との指摘もあります。)、湿度が60〜80%と言われます。湿度がたかくなる6〜7月に繁殖し、8〜9月以降は多くの死骸が残ります。日本の機密性の高い住宅はダニの繁殖に最適な環境です。そのため、30年前に比べてダニの数は約3倍に増えたとも言われています(エステー株式会社)。


2024年09月11日-3 花粉情報

1〜2月の降雪量とその後のスギ花粉観測数

年度 降雪量(cm) 花粉数 年度 降雪量(cm) 花粉数
2022 12 3839 1994 35 274
2018 24 4162 1992 14 803
2014 49 1300 1990 15 2499
2006 12 1133 1987 24 817
2001 12 4877 1986 36 1778
1998 38 1625 1984 91 1324
1996 18 1032      

これまで、1〜2月の降雪量が多い(10cm以上)とスギ花粉の飛散が少ない傾向にありました。しかし、最近は大雪が降っても、スギ花粉の飛散が少なくなる傾向が見られない年もあります。


2024年09月11日-2 花粉情報

9月です。9月に当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症すると言われています。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。

昨年、主な秋の花粉の飛散開始は、いずれも9月で、ブタクサは9/11〜17の週、カナムグラは9/4〜10の週、ヨモギは9/18〜24の週でした。

本年の初観測は、ブタクサが8/19〜8/25、ヨモギ、カナムグラが9/2〜9/8、いずれも昨年よりやや早い初観測でした。おそらく、一時的に気温が下がった為と思われます。昨年の秋の花粉のピークは、ブタクサが9/18〜9/24、ヨモギが9/25〜10/1、カナムグラが9/18〜9/24でした。


2024年09月11日-1 花粉情報

3日から5日の3日間は日差しも短く(16.1時間)、気温が低く(平均25.7℃)で、比較的過ごしやすい日々でした。6日以後、再び暑くなり、平均気温は28.0℃を超え、最高気温は33℃を超える猛暑が続いています。

 

 

気温(2023年) 気温(2024年)
平均 平均
日平均 日最高 日最低 日平均 日最高 日最低
6 23.2 27.6 19.6 23.1 27.7 19.3
7 28.7 33.9 24.7 28.7 33.5 25.0
8 29.2 34.3 26.1 29.0 33.6 25.7
9 26.7 31.2 23.6      
10 18.9 23.7 14.7      

今年の8月は記録的高温でした。「しかし、6〜8月で比較すると昨年の方が気温が高く、花粉の成長は昨年の方が良かったのではないか」と考えられます。今後の花芽調査の結果が待たれます。


2024年09月10日-6 花粉情報

下記要領で来春の花粉飛散についてセミナーが開催されます。

「夏の気象条件と2024年春の花粉数から2025年春の花粉数は西日本では2024年より増加する可能性が高いと推定されます。一方、東海地方から東北にかけてはほぼ前年並みかやや少ない地域もあるでしょう。北陸から東北の一部で例年よりやや少なくなりますが、その他の地域は例年並みかやや多く、2024年春に花粉数が少なかった西日本では例年よりかなり多くなる見込みです。2025年の飛散開始日はほぼ例年並みになる見込みです。」との内容で、製薬企業の担当者様&MR様、薬品問屋様、医療関係者様向けに開催されるそうです。

 

2025年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測セミナー

日  時 : 2024年9月19日(木曜日)  開演 15:00~16:30

主  催 : NPO花粉情報協会

 

場  所 : 東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ ガーデンコート1F

紀尾井フォーラム http://kioi-forum.com

講  演 :

「花粉情報と花粉観測ついて

南 利幸   NPO花粉情報協会理事  NHK気象解説担当者/気象予報士

株式会社 南気象予報士事務所 代表取締役

「秋のスギ花粉の異常飛散について」

佐橋 紀男     NPO花粉情報協会事務局長

「2025年春の花粉飛散予測」

村山 貢司    NPO花粉情報協会理事 / 気象予報士

このセミナーで来年の大凡の予測は、可能と思われます。詳細がわかりましたら、再度ご報告いたします。

 

 

 

 

 

 

 


2024年09月10日-5 花粉情報

佐橋 紀男先生から富里における9月の観測データをいただきました。富里でも、ブタクサ花粉が観測されたようです。

2024年             ダーラム型(3.24cm2→1cm2)
9 スギ ヒノキ イネ型 ブタクサ ヨモギ カナムグラ その他
1 0.0 0.3 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
2 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
3 0.0 0.0 1.2 1.9 0.0 0.0 0.0
4 0.3 0.3 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
5 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
6 0.3 0.0 0.9 0.0 0.0 0.0 0.3
7              
8              
9              
10              

2024年09月10日-4 花粉情報

9月も半ばになるとハウスダスト(ダニ、真菌など)の季節になります。そこで、しばらくの間、ダニについて、ご説明したいと思います。

ダニは、95%以上の家庭にいて、気づかないうちに布団やソファーなどに潜り込んで繁殖しています。ダニはどのようにして家の中に侵入しているのでしょう。ダニは、屋外から人の衣類やペットの毛などに付着して侵入するなど、家から家へと人を介して運ばれます。外出先で触れたソファーやカーペット、電車やバスの座席など、様々な物に接触することで、身につけている衣類やバッグ、靴などにくっつき、家の中に持ち込まれてしまいます。また、新築の住宅でも安心はできません。家を建てる過程で人を介して持ち込まれている可能性があります。つまり、外に出かける以上、ダニの侵入を完全に防ぐことはできません。そこで、家の中にいかに繁殖させないようにするかが大切です(エステー株式会社)。


2024年09月10日-3 花粉情報

1〜2月の降雪量とその後のスギ花粉観測数

年度 降雪量(cm) 花粉数 年度 降雪量(cm) 花粉数
2022 12 3839 1994 35 274
2018 24 4162 1992 14 803
2014 49 1300 1990 15 2499
2006 12 1133 1987 24 817
2001 12 4877 1986 36 1778
1998 38 1625 1984 91 1324
1996 18 1032      

これまで、1〜2月の降雪量が多い(10cm以上)とスギ花粉の飛散が少ない傾向にありました。しかし、最近は大雪が降っても、スギ花粉の飛散が少なくなる傾向が見られない年もあります。


2024年09月10日-2 花粉情報

9月です。9月に当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症すると言われています。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。

昨年、主な秋の花粉の飛散開始は、いずれも9月で、ブタクサは9/11〜17の週、カナムグラは9/4〜10の週、ヨモギは9/18〜24の週でした。

本年の初観測は、ブタクサが8/19〜8/25、ヨモギ、カナムグラが9/2〜9/8、いずれも昨年よりやや早い初観測でした。おそらく、一時的に気温が下がった為と思われます。昨年の秋の花粉のピークは、ブタクサが9/18〜9/24、ヨモギが9/25〜10/1、カナムグラが9/18〜9/24でした。