日: 2024年9月9日

2024年09月09日-6 花粉情報

下記要領で来春の花粉飛散についてセミナーが開催されます。

「夏の気象条件と2024年春の花粉数から2025年春の花粉数は西日本では2024年より増加する可能性が高いと推定されます。一方、東海地方から東北にかけてはほぼ前年並みかやや少ない地域もあるでしょう。北陸から東北の一部で例年よりやや少なくなりますが、その他の地域は例年並みかやや多く、2024年春に花粉数が少なかった西日本では例年よりかなり多くなる見込みです。2025年の飛散開始日はほぼ例年並みになる見込みです。」との内容で、製薬企業の担当者様&MR様、薬品問屋様、医療関係者様向けに開催されるそうです。

 

2025年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測セミナー

日  時 : 2024年9月19日(木曜日)  開演 15:00~16:30

主  催 : NPO花粉情報協会

 

場  所 : 東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ ガーデンコート1F

紀尾井フォーラム http://kioi-forum.com

講  演 : 「花粉情報と花粉観測ついて

南 利幸   NPO花粉情報協会理事  NHK気象解説担当者/気象予報士

株式会社 南気象予報士事務所 代表取締役

「秋のスギ花粉の異常飛散について」

佐橋 紀男     NPO花粉情報協会事務局

「2025年春の花粉飛散予測」

村山 貢司    NPO花粉情報協会理事 / 気象予報士

このセミナーで来年の大凡の予測は、可能と思われます。詳細がわかりましたら、再度ご報告いたします。


2024年09月09日-5 花粉情報

佐橋 紀男先生から富里における9月の観測データをいただきました。富里でも、ブタクサ花粉が観測されたようです。

2024年             ダーラム型(3.24cm2→1cm2)
9 スギ ヒノキ イネ型 ブタクサ ヨモギ カナムグラ その他
1 0.0 0.3 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
2 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
3 0.0 0.0 1.2 1.9 0.0 0.0 0.0
4 0.3 0.3 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
5 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0
6 0.3 0.0 0.9 0.0 0.0 0.0 0.3
7              
8              
9              
10              

2024年09月09日-4 花粉情報

9月も半ばになるとハウスダスト(ダニ、真菌など)の季節になります。そこで、本日からしばらくの間、ダニについて、ご説明したいと思います。

ダニは、昆虫類ではなく、サソリ類、クモ類などとともに、蛛形綱(クモ綱)に属しており、ダニ目は、7亜目に分けられ、日本では今までに5亜目に属する2000種余りが知られている。地球上に存在するのは、3万種以上から5万種とも言われていて、次々に新種が見つかっている。小型ないし微小な生き物で、1mm前後の種が多い。とは言え、花粉に比べると非常に大きい。卵・幼虫・若虫・成虫の段階を経て発育する。さなぎの時期はない。土壌中や、動・植物体上・住環境など地球上のあらゆる場所に生息する(名古屋市衛生研究所、生活環境部)。


2024年09月09日-3 花粉情報

1〜2月の降雪量とその後のスギ花粉観測数

年度 降雪量(cm) 花粉数 年度 降雪量(cm) 花粉数
2022 12 3839 1994 35 274
2018 24 4162 1992 14 803
2014 49 1300 1990 15 2499
2006 12 1133 1987 24 817
2001 12 4877 1986 36 1778
1998 38 1625 1984 91 1324
1996 18 1032      

これまで、1〜2月の降雪量が多い(10cm以上)とスギ花粉の飛散が少ない傾向


2024年09月09日-2 花粉情報

9月です。9月に当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症すると言われています。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。

昨年、主な秋の花粉の飛散開始は、いずれも9月で、ブタクサは9/11〜17の週、カナムグラは9/4〜10の週、ヨモギは9/18〜24の週でした。

本年の初観測は、ブタクサが8/19〜8/25、ヨモギ、カナムグラが9/2〜9/8、いずれも昨年よりやや早く初観測でした。


2024年09月09日-1 花粉情報

3日から5日の3日間は日差しも短く(16.1時間)、気温が低く(平均25.7℃)で、比較的過ごしやすい日々でした。

 

 

気温(2023年) 気温(2024年)
平均 平均
日平均 日最高 日最低 日平均 日最高 日最低
6 23.2 27.6 19.6 23.1 27.7 19.3
7 28.7 33.9 24.7 28.7 33.5 25.0
8 29.2 34.3 26.1 29.0 33.6 25.7
9 26.7 31.2 23.6      
10 18.9 23.7 14.7      

今年の8月は記録的高温でした。「しかし、6〜8月で比較すると昨年の方が気温が高く、花粉の成長は昨年の方が良かったのではないか」と考えられます。今後の花芽調査の結果が待たれます。