日: 2024年5月29日

2024年05月29日-4 花粉情報

月平均気温

1月 2月 3月 4月 5月
令和3年 5.4 8.5 12.8 15.1 19.6
令和4年 4.9 5.2 10.9 15.3 18.8
令和5年 5.7 7.3 12.9 16.3 19.0
令和6年 7.1 8.0 9.6 17.1 19.8(28日まで)

今年は過去3年と比較すると寒暖差が大きく、3月は気温が低く、4月は最も気温が高く、異常なほどの一ヶ月でした。 まだ5月ですが、5〜6月開花する花粉が多々観測されます。


2024年05月29日-3 花粉情報

梅雨から夏の落下花粉総数

  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年
5月2週 291.4 224.6 201.2 148.7 179.3
3週 92.5 50.6 118.6 189.3 95.3
4週 152.7 180.2 132.5 126.4 113.0
6月1週 74.0 46.2 65.7 51.2  
2週 57.1 39.2 11.1 18.5  
3週 16.6 9.2 13.0 0.3  
4週 3.7 9.3 9.3 8.5  
7月1週 5.3 1.5 12.7 8.6  
2週 2.8 3.7 5.2 5.2  
3週 0.9 2.1 0.9 1.9  
4週 0.9 4.9 1.5 4.3  
5週 1.5   0.6 0.9  

毎年、6月になりますと減少傾向に、3週頃から落下花粉数は大幅に減少します。


2024年05月29日-2 花粉情報

5月も下旬になり、飛散花粉も減少し始めています。落下花粉の総量は553.7個/cm2でした。過去2年と比較すると、やや少ない傾向があります。

○過去2年間の5月の観測結果

  令和5年5月 令和4年5月
スギ 1.5 2.4
ヒノキ 7.2 1.2
カバノキ科(ハンノキ、シラカンバオオバヤシャ) 64.6 12.6
ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ、シラカシ他) 191.3 228.8
イネ科(イネ、カモガヤ、ガマ、ヒメガマ) 38.4 23.8
マツ型(アカマツ、クロマツ、トウヒ、ヒマラヤスギ) 269.0 224.8
ニレ科(ケヤキ) 0.0 53.0
イチョウ科(イチョウ) 22.5 5.4
クルミ科(テウチグルミ、オニグルミ) 0.0 0.6
バラ科(ソメイヨシノ) 3.7 19.4
マメ科(ギンヨウアカシア) 0.0 0.0
カヤツリグサ科(スゲ) 0.0 0.6
エゴノキ科(エゴノキ) 0.0 0.0
その他 238.4 142.0
836.6 714.6

5月の花粉の観測数です。マツ科、ブナ科、カバノキ科の花粉が多く観測されました。


2024年05月29日-1 花粉情報

5月18日夜に、元慈恵医大耳鼻科准教授、NPO花粉情報協会理事長、元聖路加国際病院耳鼻咽喉科部長、元関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会理事の要職にあって、アレルギーの進歩に多大な貢献があつた今井 透先生が病気療養中、御他界なさいました。ご葬儀は19日(日)に戸田葬儀場において、無宗教葬 音学葬(個人の希望)で執り行われたそうです。慈恵医大アレルギー研究班の重鎮でもありました今井先生のご冥福を心から祈念いたします。

本日は、以下のご紹介をいたします。

「慈恵医大耳鼻科の花粉症のページ」は、1997年2月1日に今井先生が立ち上げ、2014年1月7日までに558万件のアクセスがありました。このHPについて今井先生はASAHIパソコン2001.4.1において、

今井先生のインタービューから
1.品川の飛散データは、毎晩午前零時に、24時間分の花粉量を測定して朝ファクスで結果を送ってくれる奇特な耳   鼻科医の方が品川におられるとのこと
2.患者が20歳から40歳代と比較的若いことがインターネット利用につながっている
3.ホームページは大学の公式ページではあるが、実質は先生1人でやっている
したがって何かの都合でできなくなったら、誰も引き継いでくれないと思う
4.耳鼻科医にとって一番忙しい季節ではあるが、今シーズンは100万ヒットを突破しそうな勢いなのでこれも励みになっている

と語っております。

いえいえ、このHPは、「東京都内の花粉症のページ」として永倉耳鼻咽喉科アレルギークリニックのHP、に、以後当院のHPへと引き継がれています。当院のこのHPは東京都と地域を限定していますが、今日まで853300件のアクセスがあり、先生の「誰も引き継いではくれない」というご心配は当たりませんでした。安心してお休み下さい。花粉観測は、私が1984年から現在も続けています。