5月4日の観測結果 (個/cm2/日： 2024年)

本日は晴れ、昨日より花粉の観測数は大幅に増加、変わらずブナ科の花粉が目立ちました。

令和06年05月04日の観測花粉（スギ花粉調査表と総計が異なるのは、その他の花粉はスギ、ヒノキ花粉と別に観察しているためです。）

様々な花粉が飛散しています。しかし、連休前の外来患者さまの症状は頻度が低く、鼻炎症状がある場合、そのほとんどが感染性でした。

観測結果(個/cm2/日： 2024年

5月1〜3日の令和5年と令和6年の比較

昨年は5月の1〜3日に1.0mmしか雨が降りませんでしたが、今年は29.5mmもの降雨がありました。

全体的に令和6年の方が観測数少なく、これは天候、とりわけ雨量が影響しているようです。

未明から晴れ、以後晴れが続きました。本日は日中気温が上昇、昼過ぎの午後2時には27.1℃を記録しました。午前中は微弱な北寄りの風、午後は3〜4m/sの南寄りの風が吹きました。本日は花粉が飛散しそうです。

○ヒノキ花粉飛散状況

ヒノキ花粉は収束していません。例年、5月上旬に飛散終了となります。

5月になり、スギ花粉の飛散は終了（4月23日）、ヒノキ花粉の飛散も終了が間近ですが、昨日は0.3個/cm2観測されましたので、飛散終了は少し先になりそうです。今後は夏に向けて種々の花粉が飛散します。最近数年の調査で当地でも、様々な花粉が観測されることが判明いたしました。それらの内いくつかは過去に花粉症の抗原になり得ることが報告されています。また、6月になりますと室内塵（ダニ、カビ等）アレルギーも要注意と考えます。私の観測能力はまだ未熟ですので、100%正確とは言えませんが、経験を重ねてより正確な観測結果をお届けしたいと思います。皆様のご参考になれば、幸いです。