日: 2023年9月18日

2023年9月18日-3 花粉情報

NPO花粉情報協会 (理事長 今井 透)主催のセミナーが10月5日に開催されます。

2024年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測セミナー

日  時 :2023年10月5日(木曜日)  開演 15:00~16:30

場  所 : 東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ ガーデンコート1F

紀尾井フォーラム http://kioi-forum.com

講  演 :  「神奈川県における2023年春の花粉飛散数と予測された花粉数について」

齋藤 央嗣  NPO花粉情報協会副理事長

神奈川県自然環境保全センター主任研究員

「過去30年間あまりのスギ・ヒノキ花粉の年次飛散推移」

佐橋 紀男     NPO花粉情報協会事務局長

「2024年春の花粉飛散予測」

村山 貢司    NPO花粉情報協会理事 / 気象予報士

この講演会の場で、来春のスギ花粉飛散予測第1報が提示されます。情報が得られ次第本HPで御報告いたします。

 


2023年9月18日-2 花粉情報

口腔アレルギー症候群の診断は、「詳しい問診(症状が出る前、15分位の間に食べたもの、花粉症の有無、原因の確認など)、経験の豊富な医師のもとで可能性のある食べ物を極少量口に含んで見る(負荷試験)、皮膚試験(原因となる食物を針で刺し、その針を用いて皮膚試験をする)、あるいは血液検査によって反応する蛋白(抗体)の有無を確認する」などの検査を行い診断します。

治療はまず予防です。アレルギー症状は患者さんに様々な誘因が重なった時に症状がより出やすい傾向があります。OASの患者さんも、風邪をひいていたり、消炎鎮痛薬を服用したり、寝不足、疲れ、ストレスなどがかかった状態や、女性であれば生理の前後などには、これらが誘因となってより症状が出やすくなりますので、特に注意が必要です。その上で抗原の回避(原因物質との接触を避ける)、食物の加熱処理をする、薬物(抗アレルギー剤を服用)により症状を抑える、免疫療法(ブタクサ花粉症であれば、ブタクサの抗原液を用いて免疫療法を行う)などが行われます。


2023年9月18日-1 花粉情報

9月には当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。今年は、猛暑が続き、秋の花粉の飛散が大幅に遅れています。ブタクサ花粉の飛散は、9月第3週以後になりそうです。