日: 2023年9月17日

2023年9月17日-5 花粉情報

今年の秋は、ブタクサ花粉の飛散開始が大幅に遅れて、過去4年間で飛散花粉数が最も少なく推移しています。

時期 8/30〜 9/6〜 9/13〜 9/20〜 9/27〜
観測数 2020 6.1 6.8 14.6 36.6 28.2
2021 11.7 19.1 26.1 27.1 19.4
2022 2.1 14.5 21.6 20.7 40.1
2023 0.9 2.8 2.8    

2023年9月17日-4 花粉情報

昨年の9月第3週の観測花粉数は

種別 観測期間
9/11〜9/17 昨年(9/13〜9/18)
スギ 0.3 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ他) 0.0 1.5
ブタクサ属 0.6 10.2
ヨモギ属 0.0 2.5
カナムグラ 0.6 1.2
マツ 0.0 0.0
その他 1.2 6.2
合計 2.8 21.6

昨年は9月第2週にブタクサ属の飛散が始まりました。今年は気温が異常に高く、第2週までにブタクサ花粉を観測していません。今週初めてブタクサ花粉を観測しました。飛散数は過去4年では最も少ない1週間でした。


2023年9月17日-3 花粉情報

この天気は花粉もさることながら室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)に対しても対策を始める必要があります。室内塵アレルギーは衣替え、転居、大掃除などを契機に悪化します。室内塵アレルギーの主な原因であるダニは、繁殖力が旺盛で数ヶ月で数万から数十万匹に増殖します。抗原となるのは主に糞、抜け毛、フケですが、これらを掃除で完全に排除するのは至難の技です。ダニは畳、絨毯、布団などの内部に生息しますので、これを退治するのも至難です。ダニを増やさない方策が必要です。繁殖前に餌を断つことが大事です。早い時期に餌を断つ掃除を心がけて下さい。また、衣替えをする際は吸入防止のためマスクを着用してください。


2023年9月17日-2 花粉情報

天気の変化は少なからず人の健康、とりわけ鼻のコンディションに影響を及ぼします。急激な気圧の変動は、鼻の通気に影響します。体感温度が急に変わると鼻汁分泌過多や通気障害が起こります。これらは知覚、自律神経機能に関係しますが、乾燥冷気は粘膜の機能低下や組織破壊をもたらし、鼻粘膜の様々な障害の原因になります。鼻血が出やすくなるのもこの時期です。従って、寝室の温度と湿度の管理が大事です。


2023年9月17日-1 花粉情報

9月には当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。