2022年6月7日-1 花粉情報

スギ、ヒノキ花粉が昨年、一昨年と2月に多かった理由を分析したいと思います。まず気候条件ですが、1、2月の気温に大きな違いがありました。とりわけ2月の気温に両年と今年では月平均気温が3℃以上違いが見られました。

○月平均気温(日本気象協会調べ)

年度 12月 1月 2月 3月 4月
2019年 8.3 5.6 7.2 10.6 13.6
2020年 8.5 7.1 8.3 10.7 12.8
2021年 7.7 5.4 8.5 12.8 15.1
2022年 7.9 4.9 5.2 10.9 15.3

気温は、2020年1月の平均気温が大変高いのが解ります。しかも、平均湿度も2019年1、2月は51%、59%でしたが2020年は65%、55%で、2021年は57%、49%、特に2020年、2021年の1月の湿度の高さも目立ちました。その結果、スギ花粉の飛散開始、本格飛散、最大飛散が早くなったと思われます。今年は1、2月の気温が低く、かつ湿度が52%、53%と乾燥していました。そのため2月の飛散数が少数であったと思われます。