2021年2月20日 花粉情報
晴れが続き、朝まで穏やかな天気でしたが、昼前から風が強く吹き(午後1時:南西12m/s)、気温が上がり(午後2時:17.7℃)、乾燥が進みました(午後1時:46%)。この気象条件だけでも、気道粘膜は乾燥による影響を受けて、少ない花粉で強い症状となる可能性がありますのに、KH-3000の測定値が午前中から上昇しました。警戒警報です。強風の間は測定値の上昇が続き、午後9時過ぎやっと風が弱まり、測定値も少し減少しました。
観測結果(個/cm2/日:2021年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | その他 | 自動 |
2/20 | 60.2 | 0.0 | 0.6 | 21.0 |
本日の測定結果、落下法ではスギ花粉60.2個/cm2(非常に多い)、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉は0.6個/cm2、内訳は不明0.3個/cm2、当地としては大変珍しいギンヨウアカシアと思われる花粉0.3個/cm2でした。当院のKH-3000の測定値は21.0個/m3/時(非常に多い)でした
花粉自動計測器KH-3000は午前10時から午後8時まで二桁の数値をコンスタントに記録しましたが、この間の天気を日本気象協会発表の当地(品川区)のデータでみると10m/sを超える南西〜南南西の風が吹きました。まさに花粉が多く飛散する気象条件「晴れて、暖かく、強い風が吹く」でした。
日本気象協会の当地(品川区)の本日の予想:「やや多い」、明日21日の予想は「多い」ですが、はなこさん(環境省花粉観測システム)によると都心は今シーズン最大の飛散の様相を呈していました。暫く気温の高い日々が続くようです。さらに花粉が多く飛散すると思われます。