日: 2020年12月31日

2020年12月31日-2 花粉情報

本年12月のスギ花粉観測数は5.8個/cm2でした。この数値から来春の飛散数を予測しますと思いの外大きな数値となります。

表:前年12月スギ花粉飛散と翌年の飛散数(最近10年)

年 度 ス ギ ヒ ノ キ 翌年のスギ花粉数
2010年 3 0.0 9623.6
2011年 0.9 0.0 1971
2012年 2.4 0.0 6407.3
2013年 1.5 0.0 1993.4
2014年 3 0.0 2938.1
2015年 2.4 0.0 4184.6
2016年 1.5 0.0 2570.7
2017年 5.7 0.0 4162
2018年 6.9 0.0 4867.8
2019年 3.0 0.0 2466.7
2020年 5.8 0.0 ?

7月後半の気象条件からは「極めて少ない」と予想されました。昨年12月の飛散数から今年を予測すると、「2500〜3500」となりました。実際はスギ花粉2467個/cm2でした。本年12月のスギ飛散数から来春を予測しますとスギ花粉4000〜6000個/cm2もしくはそれ以上となります。大変迷うところです。

今年1年本HPをご覧頂きまして、誠にありがとうございました。各施設の情報担当の皆様、大変ご苦労様でした。花粉の観測とご報告は患者の皆様、情報を必要とされる皆様に届きますように今後も観測を続けて参ります。

明年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


2020年12月31日-1 花粉情報

良く晴れましたが、日本海側の大雪の影響で寒さが厳しく(AM2:00〜5:00:2℃)、深夜から午前中に大気が乾燥し始め(48〜34%)、午後はさらに乾燥し(34%)、気温は上がらず(PM2:00:7.0℃)寒い1日でした(PM10:00:3.2℃)。

観測結果(個/cm2/日:2020〜2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
12/30 0.0 0.0 0.0 2.5

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.0個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉0.0個/cm2、自動計測KH3000の測定値は2.5個/m3・時でした。交通量少なく、快晴、風弱く、工事も止まりましたので、汚れ、花粉は観測されませんでした。12月合計は、スギ花粉5.8個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉2.7個/cm2でした。

NPO花粉情報協会の村山 貢司気象予報士によると来春(2021年)の花粉飛散は「最近10年平均より少なく、昨年より多い」と予測されています。これを当地に当てはめますと、「スギ花粉は10年平均3928個/cm2より少なく、昨年2467個/cm2より多い。ヒノキ花粉を合わせると10年平均5012個/cm2より少なく、昨年2840個/cm2より多い」となります。