2019年12月1日 花粉情報

スギは気温の低下や昼の時間が短くなると休眠状態(動物でいう冬眠)に入ります。その後、冬の寒さに一定期間(日平均気温8°C以下の日が5週間程度)晒されると休眠から覚めます。

12月はスギ花粉症対策の成否を分ける、重要な季節となります。来春のスギ花粉の飛散は、今シーズンより少なく今シーズンの60%前後と予想されています(日本気象協会)。しかし、花粉症の重症度は花粉数だけで決まることはありません。インフルエンザ、急性上気道炎などの感染症や乾燥冷気による上気道粘膜障害がスギ花粉症悪化に極めて大事です。したがってこれらに対する予防や対策が重要です。今シーズンも是非実行してください。

昨日は、一昨日に続いて晴れ、気温はわずかに上がりましたが平均7.3℃、最高12℃しかなく、乾燥(平均56%、最小34%)した1日でした。
本日も引き続き晴れ、日差しはあっても風は冷たく寒い1日でした。これまで同様乾燥していますので、花粉はスギ、ヒノキ、その他全て観測されませんでしたが、粘膜の保護が必要です。