月別: 2018年10月

2018年10月31日 花粉情報

21日からの11日間の観察を行いました。
この11日間は、23〜24日と26〜27日に2回雨が振りましたが、本格的な雨は26〜27日の1回のみで、比較的晴れていました。プレパラートのワセリンはしっかり残っていて、花粉の観測は容易でしたが、環状6号線(山手通り)の工事の影響で大変汚れが目立ちました。今回は、これまで認められなかった花粉が観測されました。

ススキ1個/cm2/11日、スギ5個/cm2/11日、不明21個/cm2/11日でした。11月にスギ花粉が観測されると翌年の飛散が多いと言われています。とはいえ、1日あたりにすると、0.14個/cm2に過ぎません。

10月に観測されたスギ花粉

大気や工事によるプレパラートの汚染


2018年10月20日

10月11日からの10日間の観察を行いました。

この10日間はほとんど曇り空で、雨が断続的に振りましたが、ほとんど小雨で5mmを超えたのは14日だけでした。そのためプレパラートのワセリンはしっかり残っていて、花粉の観測は容易でした。

カナムグラ0.06個/cm2、ヨモギ0.0/cm2、ブタクサ0.0/cm2、そのた0.37/cm2観測されました。東京都の調査でも、都心ではカナムグラ、ヨモギが僅かに観測されたものの、ブタクサは観測されませんでした。これからの季節は当地では、室内外の乾燥とハウスダストアレルギーに注意が必要です。


2018年10月10日 花粉情報

本日まで9日間の観察を行いました。台風25号が関東を外れたので、ワセリンは良く保たれていました。

カナムグラ0.17個/cm2、ヨモギ0.07個/cm2、ブタクサ0.1個/cm2、そのた0.55個/cm2観測されました。
僅かに秋の花粉が観測されますが、当地におけるこの時期の主な抗原はやはりハウスダストアレルギーであると考えられます。

10月はじめに来春のスギ花粉の予測が気象協会から第一報(詳細はクリック)が発表されました。

〜”多かった前シーズンほどではないが、飛散量は全国的に「例年並み」か「やや多い」〜

  • 全国的に例年並みかやや多い
  • 東日本、中国地方で例年の5倍前後に!
  • 多かった前シーズンと比べて関東甲信、東海地方では少なくなるも例年以上
  • 北陸、近畿地方では前シーズンよりもさらに多い見込み

以上です。驚くほどではありませんが、十分な対策は必要と思われます。

カナムグラ花粉

ヨモギ花粉

ブタクサ花粉


2018年10月1日 花粉情報

昨日深夜台風24号の影響で都心でも大変強い風が吹きました。
プレパラートのワセリンが剥がれる恐れがあるため、確認を兼ねて本日プレパラートの交換を致しました。

東京花粉ネットによりますと都心の花粉飛散状況はブタクサでも1〜2個/cm2/日で、上旬と変わっていないようです。当地では、ブタクサは21日までと比較してもさらに少なく、0.3個/cm2/10日、その他の花粉が1.9個/cm2/10日でした。

当地での、アレルギー性鼻炎の主な抗原はハウスダストアレルギー(ダニ)と考えられます。都心にお住まいの患者さんが悪化した場合は外出の有無を確認して下さい。