2018年3月26日 花粉情報2

スギ24.4個/cm2、ヒノキ267.3個/cm2、その他354.9個/cm2でした。

1月1日からの当地の累積飛散数は、スギ花粉3884.3個/cm2、ヒノキ花粉523.1個/cm2(飛散前のスギ花粉予測飛散総数は3700から4500個/cm2)です。

とうきょう花粉ネットの情報から、当地の飛散花粉は昨日と同じ程度と予想しました。ところが、本日 は良く晴れ気温も大きく上昇した結果、多くのヒノキ花粉が飛散しました。

本日の外来では、昨日または本日朝から大変鼻の調子が悪いと訴えた患者さんが多数いました。ヒノキ花粉がこれほど多く飛散していると考えていなかった私は「気候変動のためでしょう」とお答えしていました。プレパラートを一目見て、この判断が間違っていたことに気づきました。本日拝察した患者様には、大変申し訳なくお詫びをいたします。

ヒノキ花粉をスギ花粉と比較しますと一回り小さく、マスクの効果が得難い特徴があります。また、スギとは共通していない抗原を持つことも最近指摘されていて、スギによる減感作が効果をあげないこともあります。改めて吸入防止に努めていただきたいと思います。

プレパラート全面がヒノキ花粉で覆われていました

スギ、ヒノキ以外の花粉も多数認められました

ヒノキ花粉が多数の群れをなしていました