東京都内の花粉情報

2022年10月25日-1 花粉情報

早いもので10月も残すところあと6日です。昨年と比較して日々の温度差が大きいように思います。当地の秋から冬は晴れると極端に大気が乾燥します。当然室内も乾燥します。この時期からの、乾燥冷気は鼻粘膜には大敵です。乾燥に晒され続けますと、粘膜が機能を失うだけでなく、表面の繊毛を失い、ついには粘膜そのものも失います。そうなるとすぐには回復しないだけでなく鼻に飛び込む異物の排除もできなくなります。そのまま、春を迎えますと、花粉は粘膜に侵入しやすくなり、花粉症の症状は倍加しますし、簡単には治りにくくなります。これからの冬は乾燥冷気対策をしっかりして下さい。勿論、コロナや、インフルエンザ対策も同様に重要です


2022年10月24日-2 花粉情報

未明から昨夜の小雨が続き、明け方一時曇りました。午前中は小雨が降ったり止んだりの天気が続き、昼過ぎから思い曇りが続き、気温が上がらず、雨は降りませんでしたが、むしろ日中の方が冷えました。

 


2022年10月24日-1 花粉情報

スギ花粉症対策を素早く実施するためには、花粉の飛散状況をリアルタイムで伝える必要があると考えて、観測の単位を他施設の観測者が設定した午前9時から翌日の午前9時までの24時間ではなく、0時から24時の24時間として、前日の飛散数の通知が翌日午前中に届き、診療に間に合うように設定しました。昭和62年(1987)から郵送(速達)で、平成2年(1990)からFAXを利用して情報を伝え、平成9年(1997)2月からHP(慈恵医大耳鼻科花粉症のページ)を開設して、リアルタイムに情報が伝わるようになりました。その上で、花粉症の方に、免疫療法をベースとして花粉が飛散していない季節から症状の有無と症状がある時にはその程度を記録していただき、飛散開始前から薬を服用した群とそうでない群に分け、両群の比較をしました(実はこの当時、症状のない病気に予防的に薬を投与することは、日本の健康保険では、認められていませんでした)。用いた3剤はどの薬剤も免疫療法+季節前から薬剤投与の群の方が明らかにシーズンを通じて軽症でした。また、服用量も少なくて済み、これに冬場の対策(インフルエンザ・上気道炎や乾燥対策)を加えるとさらに効果があることも確認しました。このように、様々な検討、対策が加えられ、包括的かつ計画的治療として初期療法が成り立っています。


2022年10月23日-3 花粉情報

未明から晴れ、明け方一時曇りましたが、朝には再び快晴、昼過ぎに23.0℃を記録するなど、夜遅くになって曇りましたが日中は良く晴れました。


2022年10月23日-2 花粉情報

昨年のこの1週間に観測された花粉は、「スギ花粉が1.5個/cm2/週観測され、ヒノキ花粉は0.0個/cm2/ 週でした。イネ科0.9個/cm2/週、ブタクサ属0.3個/cm2/週と飛散が減少、ヨモギ属0.6個/cm2/週、カナムグラ0.9個/cm2/週も少なくなりました。その他の花粉は0.9個/cm2/週でしたので、総計も5.4個/cm2/週で前週よりやや減りました。ブタクサ属にはオオブタクサ、セイタカアワダチソウを含みます。」

種別 観測期間
10/17〜10/23 昨年(10/18〜10/24)
スギ

1.5

1.5

ヒノキ

0.0

0.0

イネ科(カモガヤ他)

0.0

0.9

ブタクサ属

0.6

0.3

ヨモギ属

0.0

0.6

カナムグラ

0.0

0.9

マツ

0.0

0.0

その他

2.2

0.9

合計

4.3

5.4

今週(10/17〜10/23)観測された花粉は、スギ花粉1.5個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週、イネ科0.0個/cm2/週、ブタクサ属0.6個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週、マツ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は2.2個/cm2/週でした。総計は4.3個/cm2/週でした。週の後半良く晴れたので、スギ花粉が観測されました。ブタクサ属では、セイタカアワダチソウが0.3個/cm2/週でした。


2022年10月23日-1 花粉情報

10月も残す所1週間、秋の花粉シーズンはほぼ終わりました。今年はここまで、新型コロナと異常な気象に翻弄され続けてきました。来春、「インフルエンザ、新型コロナ、スギ・ヒノキ花粉症が時期を同じくして発症したら」と考えると、私ども耳鼻科医は対応に苦慮すると思います。それだけに、インフルエンザと花粉症については、十二分に事前の対策を施しておきたいと考えます。花粉症の皆様におかれましては、どれだけ対策しても十分ということはありません。可能な限り早めに行動を起こして頂きます様、心からお願い致します。


2022年10月22日-2 花粉情報

未明から重い曇り空が続いています。夜間は北風でしたが穏やかな風で、気温の低下はなく(16.0℃前後)、日中は風向きが南寄りの風に変わり、気温が上がりました(午後1〜3時:20.5℃)が、晴れることはなく、一日曇りでした。


2022年10月22日-1 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。

初期療法に適した薬剤とは:

初期療法は、これまで述べてきましたように、花粉が飛散開始する何ヶ月、何週間も前から単に投薬を行う治療ではありません。 むしろ投薬する薬剤の投与開始から最大効果が得られるまでの日数だけ余裕を持って投与されれば良く、本来の目的は投薬及び免疫療法の治療効果を最大に得るための方法と考えて下さい。従って、免疫療法を含めた初期療法に適切と考えられる薬剤の条件を私どもは次の様に考えています。

  1. 症状が無いか軽症のうちから用いるので、効果の大小より万人に等しく効果が得られる薬剤。
  2. 服用を忘れないために、服用回数の少ない薬剤(できれば1日1回)。
  3. 連用でも副作用の少ない薬剤(症状が無いまたは軽い時期に投与するので)。
  4. 長期連用になるので、患者様の経済的負担軽減のため、安価な薬剤。

花粉症患者の皆様、医療関係者の皆様、双方にご賛同が得られれば幸いです。


2022年10月21日-2 花粉情報

昨日から快晴が続いています。夜間は北風が吹き、気温は低下(12.5℃前後)、しかし日中は風向きが変わり、気温が上がり(午後1〜2時:22.5℃)、以後も晴れましたが、やや強い南風が吹き気温が高いまま夜になりました。


2022年10月21日-1 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。

予防的投与

スギ花粉の飛散前に済ませておくべき準備が整いましたら、適切な時期に予防的効果が望める薬剤の服用を開始します。適当な時期とは、スギ花粉の飛散開始の予測(当地では、東京都花粉症対策委員会、日本気象協会などの予測)に従います。投与開始は早ければ良いわけではありません。早すぎても効果は変わらず、長期投与となり、副作用の頻度が高まる可能性もあります。また、用いる薬の効果が最大限に発揮できるまでの期間は薬によって異なります。早いものは1〜2日、遅いものは1週間程かかります。投与する薬剤の効果が最大限に発揮される日数分余裕を持って投与できれば、それが理想です。投与する薬剤の種類、量の選択は予測される飛散数により異なります。シーズン中、十分効果が得られない時は、飛散数と作用機序を考慮して作用機序あるいは投与経路の異なる薬剤を追加、併用することを試みます。


2022年10月20日-2 花粉情報

未明から晴れて、気温は低下(11.012.0℃前後)、日中は気温が上がり(午後13時:19.5℃)、朝晩は気温が下がりましたが一日晴でした。


2022年10月20日-1 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。

感染症(上気道炎、インフルエンザ等)の予防と治療

冬季の対策でも申し上げましたが、過去にスギ・ヒノキ花粉症の皆様の協力を得て、インフルエンザや上気道炎と花粉症の関係を検討しました。その結果、インフルエンザや上気道炎は花粉症に大きな影響を与えていました。そこでマスク、温湿度調節、ソーシャルディスタンスなどの指導を通じて対策を実施した所、その効果が確認できました。結果は、冬の乾燥冷気と上気道炎、インフルエンザに対する対策を適切に行うとスギ・ヒノキ花粉症の症状が総じて軽く済むことを突き止めました。これらの対策に免疫療法を加える(初期療法)と70%以上の方がシーズンを通じて軽症で済み、半数以上の方が、薬を用いずにシーズンを過ごすことができることも確認しました。来シーズンに向けて是非実行して下さい。新型コロナ対策も勿論並行して行って下さい。


2022年10月19日-2 花粉情報

未明から朝まで小雨が続き、再び気温は低下(13.0℃前後)、雨は朝には止み、本日は日中は晴れて気温が上がり(午後1〜3時:17.5℃)、その後も腫れが続きましたが、気温はその時以上には上昇しませんでした。


2022年10月19日-1 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。

冬の過ごし方(冬の乾燥した冷気からの鼻粘膜の保護)

数ある花粉の中で、何故スギとヒノキが花粉症の代表的な原因なのか?こんな疑問を皆さんは考えたことはありませんか?「スギ、ヒノキが日本に多い」のは勿論ですが、日本では他にも様々な数多くの花粉が飛散します。日本でもこれまでに数十種類の花粉症が報告されています。それらの中でも、スギ・ヒノキ花粉症は症状が重く、多くの方が罹患しています。その理由を私共は、「冬の乾燥冷気とインフルエンザを始めとする上気道炎の影響もある」と考えました。上気道炎の影響で鼻粘膜が障害されるのは、良く知られた事実ですが、私共は動物実験によって乾燥冷気が鼻粘膜を損傷し、かつ機能低下をもたらすことを確認しました。つまり、この粘膜の障害が回復しないまま、スギの花粉(抗原)に触れると花粉(抗原)が気道に侵入するのを防ぐ機能(除塵機能)が低下します。つまり抗原となる花粉の蛋白が粘膜下に侵入しやすくなり、花粉症の悪化が起こります。私どもはこのことも確認いたしました。そこで、スギ花粉症患者の皆さんに協力を依頼して、花粉飛散前の冬にマスクの装着、適切な居間・寝室の温湿度調節の実施をしていただき、その効果を確かめました。効果は大変良好で薬の効果を高め、服薬量が減ることも確認できました。ぜひ、冬はマスク、冷暖房を適切に使用して、乾燥冷気から鼻粘膜を守って下さい。


2022年10月18日-2 花粉情報

未明から小雨が続き、再び気温は低下(17.0℃前後)、雨は朝には止みましたが気温は日中も変化なく、曇り一時晴れましたが、気温は午後2時から5時の18.0℃が最高でした。

 


2022年10月18日-1 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。

生活のリズム

花粉症対策の場合は時間に合わせたリズムではありません。体調に応じたリズムを心がけることを目指して下さい。アレルギーの方は寒暖差、疲労、睡眠不足などによって症状が悪化する可能性があります。朝は、自律神経の関係で、目覚めに急な行動を起こすと、症状の悪化(特に鼻閉)が起こりますので、時間に余裕を残して起床、行動してください。冷暖房は室内の温湿度に応じてこまめに調節してください。乾燥しすぎると粘膜が壊れて、機能が低下します。睡眠は時間よりも質を大事にしてください。熟睡することが大事です。食事も栄養のバランスを考えた献立で、適量にしてください。外出のタイミングも体調を考えて行動して下さい。疲れている時は、体を休ませて下さい。

さて、アレルギー性鼻炎(花粉症)の3大症状は、しばしば「クシャミ、鼻水、鼻づまり」と言われます。ならば、この3症状が揃った方は、直ちにアレルギー性鼻炎(花粉症)と診断して良いでしょうか。実はそれは違います。例えば、上気道炎の初期症状も同じ症状が出ます。また、鼻内形態異常(鼻中隔湾曲など)でも、同様の症状が出現することがあります。したがって、患者さんの訴えから即断は禁物です。しっかりとした視診、問診に加えて、臨床検査で確定診断をしましょう。


2022年10月17日-2 花粉情報

昨日は晴れましたが、本日は未明から曇り時々小雨、しかし気温はやや高く(20.5℃前後)、日中も変化なく、夕方いっとき曇りましたが小雨が続き、結局気温は変わりませんでした。


2022年10月17日-1 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。

花粉症の診断

花粉症の診断は容易と思っている方が少なくありません。本当に容易かというと「実はそうでもない」というのがこの疾患の診療に50年携わってきた私の本音です。その意味は、「花粉症か否か」は簡単に判断できますが、「根本的に治癒を目指す治療を行う」ために「個々の患者様の病態を解明する必要があり、この解明のことを診断と呼ぶ」ならば、安易な判断はできません。花粉症は花粉が原因のアレルギー疾患ですが、原因が単独とは限らず、複数(重複抗原)の場合が大半です。原因となる花粉(抗原)を見出し、真にそれが原因抗原であると突き止めるには、いくつかのチェック(検査)が必要です。さらに患者の皆さんがお困りになっている症状の原因は、花粉症単独とは限りません。数々の併発、合併症を考える必要があります。それらを突き止めるだけでも、丁寧な問診、鼻内の視診に加えて複数の検査を組み合わせて慎重に判断する必要があります。


2022年10月16日-3 花粉情報

昨日からの腫れが続き、気温はやや高く(18.0℃前後)い未明から朝でした。その後も晴れて、午前垢は北寄りでしたが午後は東寄りの風が吹き、昼過ぎには24.5℃を記録、暖かな1日になりました。


2022年10月16日-2 花粉情報

昨年この1週間に観測された花粉は、「スギ花粉が0.6個/cm2/週観測され、ヒノキ花粉は0.0個/cm2/ 週でした。イネ科0.3個/cm2/週、ブタクサ属0.0個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ1.9個/cm2/週でした。その他の花粉は0.9個/cm2/週でしたので、総計も3.7個/cm2/週で前週から半減しました。ブタクサ属にはオオブタクサ、セイタカアワダチソウを含みます。」でした。

種別 観測期間
10/10〜16 昨年(10/11〜17)
スギ 0.0 0.6
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ他) 0.3 0.3
ブタクサ属 0.3 0.0
ヨモギ属 0.0 0.0
カナムグラ 0.9 1.9
マツ 0.0 0.0
その他 5.2 0.9
合計 6.8 3.7

今週(10/10〜10/16)観測された花粉は、スギ花粉0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週、イネ科0.3個/cm2/週、ブタクサ属0.3個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ0.9個/cm2/週、マツ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は5.2個/cm2/週でした。総計は6.8個/cm2/週でした。今年はスギ花粉の飛散はまだ認めませんが、飛散総数は昨年の3.7個/cm2に対して6.8個/cm2と多くの花粉が観測されました。日照時間は大変短かったのですが、つよい雨が降らなかったことが影響したようです。


2022年10月16日-1 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を一昨日から提示しています。

1―3 飛散速報

日々の対策には、リアルタイムの飛散情報が必要です。例えば、「何処で、どの位スギ花粉が飛散しているか」がリアルタイムに示されれば、これを避ける対応あるいは吸入を防止する対策を直ちに行うことができます。飛散数は気象条件によって予測値と実際の飛散数が異なることもありますので、このリアルタイムの情報は、症状が出ている場合、その症状に花粉がどの程度関与しているかを評価することができて、極めて大事です。現在、このリアルタイムの情報は、全国的にはありませんが、飛散状況は地域毎に異なりますので、より細部に渡る地域単位の速報システムができることが望まれます。当HPも「日付が変わる頃には前日の飛散数が皆様に伝わる」ことを目指しています。 医学的には、臨床薬の試験の際には、被検者の行動範囲の飛散花粉の計測は効果を検討する上で、必須の条件です。


2022年10月15日-2 花粉情報

未明まで小雨が降り続き、気温は低いまま(15.5〜16.5℃前後)の午前中でした。雨は昼前には止みました。その後は晴れて気温も上昇、午後2時には24.0℃まで上がり、そのまま晴れでした。


2022年10月15日-1 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を昨日から提示しています。

1−2. 飛散予測

ご存知のように、日本では毎年のように春になるとスギ、ヒノキ花粉症で多くの人が悩まされます。スギ(ヒノキ科スギ属)は北海道の南部以南の日本全土に分布しています。世界的には日本と中国に分布しています。ヒノキ(ヒノキ科ヒノキ属)は日本では福島以南九州に分布し、世界的には日本と台湾にしか生息していません。日本におけるスギ、ヒノキの飛散予測は日本でしか入手できません。予測は前年夏の気象、11月のスギ花粉飛散数、元旦からの毎日の最高気温の積算値、花芽の目視調査などの結果を基に飛散開始日や飛散数を予測します。飛散予測の結果は日本花粉学会、日本気象協会、環境庁を始め関係省庁、東京都を始めとする地方自治体、研究機関、製薬会社などから発信されています。アドレスは当HPの「リンク」をご覧ください。

ちなみに来春の日本気象協会の予測から換算した当地の予測値は

当地(品川)を例にとりますと、前シーズン比240%、すなわち12410個/cm2

例年比190%、すなわち8774個/cm2 と予測されます。

ちなみに前シーズンは2022年シーズン飛散量、例年とは過去10年(2013~2022年)の平均。


2022年10月14日-2 花粉情報

未明まで小雨が降り続き、気温は低いまま(15.5〜16.5℃前後)の午前中でした。雨は昼前には止みましたが、その後も曇り空と小雨が続き、気温も20.5℃までしか上がりませんでした。

 


2022年10月14日-1 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項は昨日提示しました。本日から項目順に、具体策をご説明したいと思います。

  1. 花粉症とは

花粉が原因(抗原)で起こるアレルギーを花粉症と総称します。原因となる花粉は、季節、国、地域によって異なります。症状は鼻、咽喉(のど)、目、皮膚に出ます。時に喘息症状を引き起こします。これらの症状は原因となる花粉の飛散期に一致して発症します。花粉が空中に飛散して、その花粉が気道に吸入されて起こりますので、原因となるのは大半が風媒花の花粉ですが、虫媒花でも職業性に起こることもあります。花粉症の症状の強弱は人の体質(遺伝)、過敏性、病状と花粉の飛散量(吸入量)に左右されます。つまり、原因となる花粉が「いつ、どこで、どのくらい飛散するか?」及び患者の皆さんの「体調といつ、どこで、何をしていたか」は治療上極めて重要です。本HPは花粉の情報を、花粉症やアレルギー性鼻炎でお困りの皆様にいち早くお届けするのを目的としています。


2022年10月13日-2 花粉情報

未明から小雨が降り続き、気温は低い(16.5℃前後)ままの午前中でした。午後も小雨が続き、気温が上がらず、肌寒い一日でした。


2022年10月13日-1 花粉情報

これまで、私共が推奨する初期療法がどのような経緯で、「包括的かつ計画的治療」として確立されたか」を説明しました。今週は、具体的な方策についてご説明いたします。

体調の維持と鼻の粘膜の保護が重要で、基本です。対策を実行に移す時期は、花粉飛散予測を参考に実践すると的確に実行できます。

1.花粉症および花粉飛散予測などの情報収集。

2.花粉症の正確な診断(原因抗原と重複抗原の確定)。

3.花粉症治療の障害となる合併症の治療。

4.正しい生活リズム。

5.冬の乾燥した冷気からの鼻粘膜の保護。

加湿を目的としたマスクの使用(感染防止とは目的が異なります)。寝室に水を置く、洗濯物を干す。

6.感染症(上気道炎、インフルエンザ等)の予防と治療。

7.飛散期対策の準備。


2022年10月12日-2 花粉情報

未明から明け方まで曇り、朝には小雨が降り出し、気温も明け方18.5℃まで下がりました。日中も気温は上昇せず、昼前後の20.0℃が最高で夕方には小雨が降り、肌寒い一日でした。

 


2022年10月12日-1 花粉情報

花粉観測は、観測を開始した昭和59年(1984)以来、今年で38年目になりますが、昨年から年間を通じて観測を試み、今年は年間を通じて速報を提供しています。本日まで開設以来642000件を超えるアクセスをいただきました。今年は、本日までに93165件いただいています。皆様のお役に立つと考えられる限り、観測を続けたいと思います。今後とも、ご活用下さいます様、よろしくお願い申し上げます。

今年は例年になく異常な気候が続いています。スギ花粉の生育にも少なからず影響して、飛散予測が極めて難しいと考えられます。それだけに速報が重要となると思われますので、ご注視下さい。


2022年10月11日-2 花粉情報

未明に晴れ、明け方から朝には曇りでしたが昼前から良く晴れました。気温も明け方20.5℃まで下がりましたが、日中は上昇し、昼前には25.0℃に達しましたが、晴れたのは僅か2〜3時間で、すぐ曇りました。


2022年10月11日-1 花粉情報

スギ花粉症の予防対策を素早く実施するためには、花粉の飛散状況をリアルタイムに伝える必要があると考えて、観測の単位を他施設の観測者が設定した午前9時から翌日の午前9時までの24時間ではなく、0時から24時の24時間として、その日の飛散数の通知がその夜には届き、翌日の診療に間に合うように設定しました。昭和62年(1987)から郵送(速達)で、平成2年(1990)からFAXを利用して情報を伝え、平成9年(1997)2月からHP(慈恵医大耳鼻科花粉症のページ)を開設して、リアルタイムに情報が伝わるようになりました。その上で、花粉症の方に、免疫療法をベースとして花粉が飛散していない季節から症状の有無と症状がある時にはその程度を記録していただき、飛散開始前から薬を服用した群とそうでない群に分け、両群の比較をしました(実はこの当時、症状のない病気に予防的に薬を投与することは、日本の医療保険では、認められていませんでした)。用いた3剤はどの薬剤も免疫療法+季節前から薬剤投与の群の方が明らかにシーズンを通じて軽症でした。これに冬場の対策(インフルエンザ・上気道炎や乾燥対策)を加えるとさらに効果があることも確認しました。このように、様々な検討、対策が加えられ、包括的かつ計画的治療として初期療法が成り立つことが判明しました。そして、この治療は、その後多くの臨床医に認知され、普及しました。そこで、平成10年に開催された第36回日本鼻科学会総会のランチョンセミナーにおいて、私に発表の機会が与えられ、研究並びに試験結果を報告いたしました所、セミナー発表者の皆さんから本治療法を「初期療法」と呼ぼうとの提唱があり、以後「初期療法」と呼ばれるようになりました。慈恵医大耳鼻科の花粉症のページは担当者が慈恵医大耳鼻科を退職するまで更新され、2013.3.24を最後に更新されていませんが、HPはその後も残され、以後も引き続きアクセスがあり、1997.2.8から本日までに、このHPは5616730件ものアクセスをいただいています。