2024年11月21日-3 花粉情報
スギ花粉観測値(11月)
令和6年 | 令和5年 | 令和4年 | 令和3年 | 令和2年 | ||
11月 |
上旬 | 0.9 | 0.3 | 0.9 | 1.5 | 1.8 |
中旬 | 2.1 | 1.2 | 2.7 | 2.1 | 0.6 | |
下旬 | 7.0 | 0.9 | 3.4 | 0.6 |
スギ花粉観測値(11月)
令和6年 | 令和5年 | 令和4年 | 令和3年 | 令和2年 | ||
11月 |
上旬 | 0.9 | 0.3 | 0.9 | 1.5 | 1.8 |
中旬 | 2.1 | 1.2 | 2.7 | 2.1 | 0.6 | |
下旬 | 7.0 | 0.9 | 3.4 | 0.6 |
11月から連日観測しましたのは、平成30年からでした。11月の飛散数と翌シーズンの飛散数の結果は、表の通りです。
11月の観測数
スギ ヒノキ その他 |
翌年のスギ飛散数
(1〜4月の総計) |
|||
平成30年 | 9.6 | 0.0 | 23.1 | 4867.8 |
令和 元年 | 5.8 | 0.0 | 22.1 | 2466.7 |
令和 2年 | 3.0 | 0.0 | 26.9 | 3913.2 |
令和 3年 | 7.0 | 0.0 | 19.5 | 3838.8 |
令和4年 | 4.5 | 0.0 | 40.6 | 6635.7 |
令和5年 | 8.5 | 0.0 | 24.9 | 5272.0 |
令和6年 | 5359.0? |
その他の花粉については、識別可能な花粉について、順次ご報告いたします。
25年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測セミナー(9月19日 : NPO花粉情報協会)
このセミナーにおいて、村山 貢司気象予報士は、品川の予測として、「スギ+ヒノキ花粉の予測値は5359個としました。昨年の85%、10年平均の106%に相当します。」と予測しました。
アレルギーに突然なる理由は?
突然アレルギーを発症する理由についてはすべて分かっているわけではありませんが、ひとつに遺伝が挙げられます。 例えば、親がアレルギー体質だと子どももアレルギーになりやすいという傾向があります。また、疲れているなど体調がすぐれないときに発症しやすい、ということもいえます。また、多くの方が、転居を契機に発症しています。環境の変化によって発症する傾向が認められています。私共(東京慈恵医科大学耳鼻咽喉科教室アレルギー研究班)の永年に渡る疫学調査、および免疫学的調査、研究でも、遺伝と環境の影響が大きいことが判明しています。つまり、遺伝的体質を持って生まれた方は、抗原となる可能性のある物質を繰り返し吸入すると発症します。それも突然なることが多いことが確認されています。
発症すると、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、目のかゆみや痛み、皮膚の炎症・かゆみ、肌の乾燥、喘息やせきなどが出ます。これらの症状は花粉症とほぼ同じです。
:11月にスギ花粉が最初に観測された日
年度 | 11月最初の観測日(日) | 翌年のスギ飛散数(個/cm2) |
令和6年 | 3 | ? |
令和5年 | 7 | 4867.8 |
令和4年 | 4 | 2466.7 |
令和3年 | 4 | 3913.2 |
令和2年 | 4 | 3838.8 |
令和1年 | 4 | 6635.7 |
平成30年 | 7 | 5272.0 |
:観測結果(個/cm2/日:2024年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ | その他 |
11/01 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
02 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
03 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.3 | 0.0 | 0.0 |
04 | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
05 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
06 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
07 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.5 |
08 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
09 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.9 |
10 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.9 |
11 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
12 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
13 | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 1.9 |
14 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.2 |
15 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
16 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.5 |
17 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
18 | 0.9 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 6.5 |
19 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 3.1 |
20 | 2.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
昨年の19日の測定結果、「昨年は11月最初にスギ花粉が観測されたのは、4日でした。11月最初の観測日が4日なのは、4年連続でした。今年は7日が最初にスギ花粉が観測された日となりました。12日のその他の花粉の中には、ブタクサ花粉と思われる花粉が含まれていました。本日は、その他の花粉が僅かに0.3個/cm2ヒマラヤスギ観測されただけでした、」と報告致しました。
本日は、未明は晴れ、明け方から弱雨、昼から小雨になりましたが、以後日付が変わるまで降り続きました。北寄りの風が昨日から吹き、風速も変わらず(2〜4m/s)、気温が低く、14〜16時に8.5℃しかありませんでした。花粉は、その他の花粉が0.3個/cm2観測されたのみ、もちろん不明の花粉でした。
スギ花粉観測値(11月)
令和6年 | 令和5年 | 令和4年 | 令和3年 | 令和2年 | ||
11月 |
上旬 | 0.9 | 0.3 | 0.9 | 1.5 | 1.8 |
中旬 | 2.1 | 1.2 | 2.7 | 2.1 | 0.6 | |
下旬 | 7.0 | 0.9 | 3.4 | 0.6 |
11月から連日観測しましたのは、平成30年からでした。11月の飛散数と翌シーズンの飛散数の結果は、表の通りです。
11月の観測数
スギ ヒノキ その他 |
翌年のスギ飛散数
(1〜4月の総計) |
|||
平成30年 | 9.6 | 0.0 | 23.1 | 4867.8 |
令和 元年 | 5.8 | 0.0 | 22.1 | 2466.7 |
令和 2年 | 3.0 | 0.0 | 26.9 | 3913.2 |
令和 3年 | 7.0 | 0.0 | 19.5 | 3838.8 |
令和4年 | 4.5 | 0.0 | 40.6 | 6635.7 |
令和5年 | 8.5 | 0.0 | 24.9 | 5272.0 |
令和6年 |
その他の花粉については、識別可能な花粉について、順次ご報告いたします。
アレルギーに突然なる理由は?
突然アレルギーを発症する理由についてはすべて分かっているわけではありませんが、ひとつに遺伝が挙げられます。 例えば、親がアレルギー体質だと子どももアレルギーになりやすいという傾向があります。また、疲れているなど体調がすぐれないときに発症しやすい、ということもいえます。また、多くの方が、転居を契機に発症しています。環境の変化によって発症する傾向が認められています。私共(東京慈恵医科大学耳鼻咽喉科教室アレルギー研究班)の永年に渡る疫学調査、および免疫学的調査、研究でも、遺伝と環境の影響が大きいことが判明しています。つまり、遺伝的体質を持って生まれた方は、抗原となる可能性のある物質を繰り返し吸入すると発症します。それも突然なることが多いことが確認されています。 発症すると、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、目のかゆみや痛み、皮膚の炎症・かゆみ、肌の乾燥、喘息やせきなどが出ます。これらの症状は花粉症とほぼ同じです。
11月にスギ花粉が最初に観測された日
年度 | 11月最初の観測日(日) | 翌年のスギ飛散数(個/cm2) |
令和6年 | 3 | ? |
令和5年 | 7 | 4867.8 |
令和4年 | 4 | 2466.7 |
令和3年 | 4 | 3913.2 |
令和2年 | 4 | 3838.8 |
令和1年 | 4 | 6635.7 |
平成30年 | 7 | 5272.0 |
観測結果(個/cm2/日:2024年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ | その他 |
11/01 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
02 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
03 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.3 | 0.0 | 0.0 |
04 | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
05 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
06 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
07 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.5 |
08 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
09 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.9 |
10 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.9 |
11 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
12 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
13 | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 1.9 |
14 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.2 |
15 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
16 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.5 |
17 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
18 | 0.9 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 6.5 |
19 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 3.1 |
昨年の19日の測定結果、「昨年は11月最初にスギ花粉が観測されたのは、4日でした。11月最初の観測日が4日なのは、4年連続でした。今年は7日が最初にスギ花粉が観測された日となりました。12日のその他の花粉の中には、ブタクサ花粉と思われる花粉が含まれていました。本日は、その他の花粉が僅かに0.3個/cm2ヒマラヤスギ観測されただけでした、」と報告致しました。
本日は昨日午後に引き続き晴れています。北寄りの風が昨日から吹き、風速も変わらず(2〜5m/s)、気温が下がり午前2時の気温は12.5℃しかありませんでした。本日も、午後には気温が次第にさがり、深夜には10.0℃以下まで下がりました。花粉は、スギ花粉が0.3個/cm、その他の花粉が3.1個/cm2観測されました。ヒマラヤスギと思われる花粉が2.5個/cm2、不明の花粉が0.6個/cm2でした。今年は、思わぬ時期に思わぬ花粉が観測されます。
スギ花粉観測値(11月)
令和6年 | 令和5年 | 令和4年 | 令和3年 | 令和2年 | ||
11月 |
上旬 | 0.9 | 0.3 | 0.9 | 1.5 | 1.8 |
中旬 | 1.2 | 2.7 | 2.1 | 0.6 | ||
下旬 | 7.0 | 0.9 | 3.4 | 0.6 |
11月から連日観測しましたのは、平成30年からでした。11月の飛散数と翌シーズンの春の総飛散数の結果は、表の通りです。
11月の観測数
スギ ヒノキ その他 |
翌年のスギ飛散数
(1〜4月の総計) |
|||
平成30年 | 9.6 | 0.0 | 23.1 | 4867.8 |
令和 元年 | 5.8 | 0.0 | 22.1 | 2466.7 |
令和 2年 | 3.0 | 0.0 | 26.9 | 3913.2 |
令和 3年 | 7.0 | 0.0 | 19.5 | 3838.8 |
令和4年 | 4.5 | 0.0 | 40.6 | 6635.7 |
令和5年 | 8.5 | 0.0 | 24.9 | 5272.0 |
その他の花粉については、識別可能な花粉について、順次ご報告しております。
当地では、秋の花粉シーズンもほぼ終わりましたので、しばらく室内塵アレルギー、ダニアレルギーについて触れたいと思います。臨床現場におられる皆様は、10日程前からアレルギー症状を訴えて来院される患者様が、増えていることにお気づきと思います。この時期に来院される患者様の多くは、室内塵、ダニなどが原因のアレルギーの方が大半です。といいましても、朝起きがけにくしゃみ、鼻水の症状が出るのは、「モーニングアタック」と呼び、室内塵、ダニのアレルギーの他に、自律神経の乱れもモーニングアタックの一因とされます。日中の活動時に優位になる「交感神経」と睡眠時や休息中に優位になる「副交感神経」が切り替わる際に両者のバランスが崩れ、鼻の刺激に過敏になる事によって生じます。モーニングアタックは、自律神経の乱れが関与する部分は、寝不足や疲労あるいは寒暖差などによって引き起こされる自律神経の乱れが関わりますので、抗アレルギー薬では制御できないことが多々あります。
室内でアレルギー反応を起こす原因(抗原)となるもの(蛋白)は、ダニ(虫体と糞、)、カビ、家屋塵、昆虫(ゴキブリなど)、ペット(猫、犬など)の毛、フケなどです。屋外から侵入したスギやヒノキの花粉も抗原となります。 空気中に浮遊しているこれらの抗原を繰り返し吸入し続けることで、抗体が産生され、その後抗原と抗体が反応して、アレルギー状態(症状)になります。
:11月にスギ花粉が最初に観測された日
年度 | 11月最初の観測日(日) | 翌年のスギ飛散数(個/cm2) |
令和6年 | 3 | ? |
令和5年 | 7 | 4867.8 |
令和4年 | 4 | 2466.7 |
令和3年 | 4 | 3913.2 |
令和2年 | 4 | 3838.8 |
令和1年 | 4 | 6635.7 |
平成30年 | 7 | 5272.0 |
観測結果(個/cm2/日:2024年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ | その他 |
11/01 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
02 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
03 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.3 | 0.0 | 0.0 |
04 | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
05 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
06 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
07 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.5 |
08 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
09 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.9 |
10 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.9 |
11 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
12 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
13 | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 1.9 |
14 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.2 |
15 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
16 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.5 |
17 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
18 | 0.9 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 6.5 |
昨年の18日の測定結果、スギ花粉0.6個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2の結果で、その他の花粉は5.2個/cm2でした。昨日、雨が止んだ後は、晴れ〜曇り〜晴れと続き、その他の花粉が5.2個/cm2も観測されました。「本日は土曜日、道路は週末なので大変空いていて、プレパラートもきれいで、その他の花粉の中には、ブタクサ花粉と思われる花粉が含まれていました。その他の花粉の大半は、ヒマラヤスギ(マツ科)で、4.3個/cm2観測されました。ヒマラヤスギには花粉症が存在するようです(Ann Allergy Asthma Immunol/ 95巻, 5号, 474-9頁/ 発行年 2005年11月 )。
本日は未明から曇り、朝1時小雨、昼過ぎからはれました。北寄りの風がほぼ1日吹き(3〜5m/s)ました。気温が下がり午前1時の気温は18.5℃でしたが、次第にさがり、深夜には10.0℃以下まで下がりました。花粉は、風がやや強く吹き、スギ花粉が0.9個/cm、その他の花粉が6.5個/cm2観測されました。ヒマラヤスギと思われる花粉が4.9個/cm2、不明の花粉が1.2個/cm2でした。今年は、思わぬ時期に思わぬ花粉が観測されます。
スギ花粉観測値(11月)
令和6年 | 令和5年 | 令和4年 | 令和3年 | 令和2年 | ||
11月 |
上旬 | 0.9 | 0.3 | 0.9 | 1.5 | 1.8 |
中旬 | 1.2 | 2.7 | 2.1 | 0.6 | ||
下旬 | 7.0 | 0.9 | 3.4 | 0.6 |
11月から連日観測しましたのは、平成30年からでした。11月の飛散数と翌シーズンの飛散数の結果は、表の通りです。
11月の観測数
スギ ヒノキ その他 |
翌年のスギ飛散数
(1〜4月の総計) |
|||
平成30年 | 9.6 | 0.0 | 23.1 | 4867.8 |
令和 元年 | 5.8 | 0.0 | 22.1 | 2466.7 |
令和 2年 | 3.0 | 0.0 | 26.9 | 3913.2 |
令和 3年 | 7.0 | 0.0 | 19.5 | 3838.8 |
令和4年 | 4.5 | 0.0 | 40.6 | 6635.7 |
令和5年 | 8.5 | 0.0 | 24.9 | 5272.0 |
その他の花粉については、識別可能な花粉について、順次ご報告いたします。
当地では、秋の花粉シーズンもほぼ終わりましたので、しばらく室内塵アレルギー、ダニアレルギーについて触れたいと思います。臨床現場におられる皆様は、10日程前からアレルギー症状を訴えて来院される患者様が、増えていることにお気づきと思います。この時期に来院される患者様の多くは、室内塵、ダニなどが原因のアレルギーの方が大半です。といいましても、朝起きがけにくしゃみ、鼻水の症状が出るのは、「モーニングアタック」と呼び、室内塵、ダニのアレルギーの他に、自律神経の乱れもモーニングアタックの一因とされます。日中の活動時に優位になる「交感神経」と睡眠時や休息中に優位になる「副交感神経」が切り替わる際に両者のバランスが崩れ、鼻の刺激に過敏になる事によって生じます。モーニングアタックは、自律神経の乱れが関与する部分は、寝不足や疲労あるいは寒暖差などによって引き起こされる自律神経の乱れが関わりますので、抗アレルギー薬では制御できないことが多々あります。
11月にスギ花粉が最初に観測された日
年度 | 11月最初の観測日(日) | 翌年のスギ飛散数(個/cm2) |
令和6年 | 3 | ? |
令和5年 | 7 | 4867.8 |
令和4年 | 4 | 2466.7 |
令和3年 | 4 | 3913.2 |
令和2年 | 4 | 3838.8 |
令和1年 | 4 | 6635.7 |
平成30年 | 7 | 5272.0 |
観測結果(個/cm2/日:2024年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ | その他 |
11/01 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
02 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
03 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.3 | 0.0 | 0.0 |
04 | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
05 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
06 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
07 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.5 |
08 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
09 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.9 |
10 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.9 |
11 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
12 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
13 | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 1.9 |
14 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.2 |
15 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
16 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.5 |
17 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
昨年の11月17日の当HPでは、「本日の測定結果、スギ花粉0.0個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉も0.0個/cm2でした。3日続けて花粉は観測されませんでした。」と報告していました。
本日は曇りのち晴れでした。午前中は弱い北寄りの風が1日吹き(1〜3m/s)、午後は一時南寄りの風が吹きました。気温が上がり午後12時には23.4℃を記録しました。花粉は、その他の花粉が0.6個/cm2観測されました。イタドリと思われる花粉が0.3個/cm2、アサと思われる花粉が0.3個/cm2でした。今年は、思わぬ時期に思わぬ花粉が観測されます。
スギ花粉観測値(11月)
令和6年 | 令和5年 | 令和4年 | 令和3年 | 令和2年 | ||
11月 |
上旬 | 0.9 | 0.3 | 0.9 | 1.5 | 1.8 |
中旬 | 1.2 | 2.7 | 2.1 | 0.6 | ||
下旬 | 7.0 | 0.9 | 3.4 | 0.6 |
11月にスギ花粉が多く観測される傾向が認められます。特に月の下半期に多くなるようです。この傾向が、翌年の飛散数に影響するか否か、検討してみたいと思います。
11月から連日観測しましたのは、平成30年からでした。11月の飛散数と翌シーズンの飛散数の結果は、表の通りです。
11月の観測数
スギ ヒノキ その他 |
翌年のスギ飛散数
(1〜4月の総計) |
|||
平成30年 | 9.6 | 0.0 | 23.1 | 4867.8 |
令和 元年 | 5.8 | 0.0 | 22.1 | 2466.7 |
令和 2年 | 3.0 | 0.0 | 26.9 | 3913.2 |
令和 3年 | 7.0 | 0.0 | 19.5 | 3838.8 |
令和4年 | 4.5 | 0.0 | 40.6 | 6635.7 |
令和5年 | 8.5 | 0.0 | 24.9 | 5272.0 |
その他の花粉については、識別可能な花粉について、順次ご報告いたします。
佐橋 紀男先生から、11月3日以後の千葉県富里の観測データをいただきました。
2024年 | ダーラム型(3.24cm2→1cm2) | :富里 | |||||
11月 | スギ | ヒノキ | イネ型 | ブタクサ | ヨモギ | カナムグラ | その他 |
1 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 |
2 | 0.3 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
5 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
7 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
8 | 1.5 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
9 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
10 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
11 |
主にスギ花粉が観測されています。
「昨日までの花粉データ添付しますが、やはりスギ花粉がこれから12月末まで主役になりそうです。これからも注視していきます。」とのコメントをいただきました。
また、「ダーラム型でも11月1日からスギ花粉が観測され始めました。他の花粉が殆ど観測されなくなってきますが、 スギ花粉がこれからどの程度飛散するか注目しています。本日、スギ雄花の調査を富里市の定点木や県道沿いのスギ並木で行なってきました。添付写真のように雄花の着花状態はすこぶる良さそうですが、40本、2ヶ所平均では雄花指数は最大4000 としますと約2000 でした。しかし、まだ雄花は添付写真のように成長中で大きさは3.0~4.5mm であり、今後今月下旬までに6mm になれば良い方かもしれません。今月末にまた調査地点を増やしてお知らせします。」との事でした。来春のスギ花粉の飛散予測は、なかなか難しいようです。情報が入手次第、ご報告いたします。
11月にスギ花粉が最初に観測された日
年度 | 11月最初の観測日(日) | 翌年のスギ飛散数(個/cm2) |
令和6年 | 3 | ? |
令和5年 | 7 | 4867.8 |
令和4年 | 4 | 2466.7 |
令和3年 | 4 | 3913.2 |
令和2年 | 4 | 3838.8 |
令和1年 | 4 | 6635.7 |
平成30年 | 7 | 5272.0 |
観測結果(個/cm2/日:2024年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ | その他 |
11/01 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
02 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
03 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.3 | 0.0 | 0.0 |
04 | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
05 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
06 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
07 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.5 |
08 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
09 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.9 |
10 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.9 |
11 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
12 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
13 | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 1.9 |
14 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.2 |
15 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
16 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.5 |
昨年の11月16日の当HP本日の測定結果、ス「ギ花粉0.0個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2の結果で、その他の花粉は0.0個/cm2でした。2日続けて花粉は観測されませんでした。」
本日はほぼ1日曇りが続きました。そ弱い北寄りの風が1日吹き(1〜3m/s)ました。気温が上がり午後12時には19.0℃を記録しました。花粉は、その他の花粉が1.5個/cm2観測されました。ホタルイと思われる花粉が0.3個/cm2、種別不明の花粉が1.2個/cm2(サツキと似た花粉ですがサツキと比較すると大変小さな花粉)でした。
スギ花粉観測値(11月)
令和6年 | 令和5年 | 令和4年 | 令和3年 | 令和2年 | ||
11月 |
上旬 | 0.9 | 0.3 | 0.9 | 1.5 | 1.8 |
中旬 | 1.2 | 2.7 | 2.1 | 0.6 | ||
下旬 | 7.0 | 0.9 | 3.4 | 0.6 |
11月から連日観測しましたのは、平成30年からでした。11月の飛散数と翌シーズンの飛散数の結果は、表の通りです。
11月の観測数
スギ ヒノキ その他 |
翌年のスギ飛散数
(1〜4月の総計) |
|||
平成30年 | 9.6 | 0.0 | 23.1 | 4867.8 |
令和 元年 | 5.8 | 0.0 | 22.1 | 2466.7 |
令和 2年 | 3.0 | 0.0 | 26.9 | 3913.2 |
令和 3年 | 7.0 | 0.0 | 19.5 | 3838.8 |
令和4年 | 4.5 | 0.0 | 40.6 | 6635.7 |
令和5年 | 8.5 | 0.0 | 24.9 | 5272.0 |
その他の花粉については、識別可能な花粉について、順次ご報告いたします。
11月3日には、佐橋 紀男先生から、以下の情報をいただきました。
「ダーラム型でも11月1日からスギ花粉が観測され始めました。他の花粉が殆ど観測されなくなってきますが、スギ花粉がこれからどの程度飛散するか注目しています。本日、スギ雄花の調査を富里市の定点木や県道沿いのスギ並木で行なってきました。添付写真のように雄花の着花状態はすこぶる良さそうですが、40本、2ヶ所平均では雄花指数は最大4000 としますと約2000 でした。しかし、まだ雄花は添付写真のように成長中で大きさは3.0~4.5mm であり、今後今月下旬までに6mm になれば良い方かもしれません。今月末にまた調査地点を増やしてお知らせします。」との事でした。来春のスギ花粉の飛散予測は、なかなか難しいようです。情報が入手次第、ご報告いたします。
日本気象協会の2025年春の花粉飛散予測(第1報:9月26日発表)によれば、当地は今春の160%(8400個/cm2前後)、過去10年平均の130%(4635個/cm2)と予測されています。最近10年の当地の平均飛散花粉観測数は、3983.6個/cm2ですから、この予測値は、十分大きく、これまでと同様に、十分な注意を払う必要があります。
:佐橋 紀男先生から、11月3日以後の千葉県富里の観測データをいただきました。
2024年 | ダーラム型(3.24cm2→1cm2) | :富里 | |||||
11月 | スギ | ヒノキ | イネ型 | ブタクサ | ヨモギ | カナムグラ | その他 |
1 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 |
2 | 0.3 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
5 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
7 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
8 | 1.5 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
9 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
10 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
11 |
主にスギ花粉が観測されています。
「昨日までの花粉データ添付しますが、やはりスギ花粉がこれから12月末まで主役になりそうです。これからも注視していきます。」とのコメントをいただきました。
11月にスギ花粉が最初に観測された日
年度 | 11月最初の観測日(日) | 翌年のスギ飛散数(個/cm2) |
令和6年 | 3 | ? |
令和5年 | 7 | 4867.8 |
令和4年 | 4 | 2466.7 |
令和3年 | 4 | 3913.2 |
令和2年 | 4 | 3838.8 |
令和1年 | 4 | 6635.7 |
平成30年 | 7 | 5272.0 |
発熱や咳などの風邪症状で受診される場合は、ご来院いただく前にお電話(03-3491-2822)でお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
当院では、東京都内(品川区 五反田)で顕微鏡下で計測した花粉飛散数、および花粉情報など試験的に提供しています。1984年から観測は開始しており、例年2月〜4月のスギ・ヒノキ花粉数を計測しています。
2024年10月9日 インフルエンザワクチンの接種開始しました。ご希望の方は、お電話でのお問い合わせ、あるいは診察時にご相談下さい。
2021年10月29日 予約制を導入しました。ご予約は、窓口または電話03-3491-2822(月〜金曜日の午後2 時から午後7 時)でお願いします。
ご予約を優先とさせていただき、より待ち時間の無い診療を心掛けて感染対策をして参りますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。病状に応じて、前後する場合があります。
2024年3月25日 日本経済新聞社に、花粉観測に関して情報提供をさせていただきました。
2024年6月1日 保険医療機関のおける掲示
2020年4月29日 「オンライン診療ついて」まとめました。LINEによる診療を当院再診患者様に対して開始しました。
2018.1.18 東京都花粉症患者実態調査について