東京都内の花粉情報

2020年9月22日-2 花粉情報

明日から雨(台風12号の影響)が続くとの予報です。また、台風は24日にも関東に影響が出る可能性がありますので、本日プレパラート交換(午後7時)をいたしました。雨量は20日、21日共に0.5mmです。本日、当地は予報に反して午後7時まで雨は降りませんでした。

観測結果(個/cm2/3日:2020年)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
9/20〜22 0.0 0.0 1.2 5.2 1.6 0.6 8.0

連休で交通量が少なく、プレパラートは大変きれいでした。ヨモギ、カナムグラと思われる花粉が観測されました。ブタクサ属にはオオブタクサ1.2個/cm2/3日が含まれます。先週の観測総数は14.6個/cm2/週でしたが、今回は3日で16.6個/cm2でした。飛散花粉が大幅に増えています。

ヨモギ花粉

ブタクサ花粉


2020年9月22日-1 花粉情報

本日、気温は大きく変わりませんでしたが予報通りよく晴れました。夕方からの雨も予報に反して降りませんでした。

連休最終日です。今年は過去に経験のないような夏(雨の7月、猛暑の8月)から秋(晴れ間のない9月)が続いています。「木曜日から金曜日は台風12号が関東に接近する恐れがある(日本気象協会)」そうです。それでも、台風の少ない9月のようです。
皆様、体調はいかがでしょうか。明日から普段の生活に戻られる方、疲れていませんか。アレルギーに疲れは悪化因子の筆頭ですので、重ねるのは良くありません。学校やお仕事が始まるまでに回復をはかってください。

ブタクサ花粉の飛散期ですが、飛散数は地域差が大きい(東京都福祉保健局の花粉情報:東京アレルギー情報navi)ので、情報に注意して下さい。


2020年9月21日 花粉情報

本日も午前中は曇り空が続きましたが、昼過ぎから久しぶりに日差しが出て、数時間晴れ間がありました。思いの外気温が上がらず(25.5℃)、過ごし易い1日でした。

9月9日以来「曇り」または「曇り一時雨」の日が続いています。日照時間が10時間を超えたのは9月9日(11.3時間)以後ありません。5時間を超えたのも9月11日(6.0時間)のみです。今月全く雨が降らなかったのは9月8日のみです(気象庁過去の気象データ検索より)。

連休3日目、睡眠不足はありませんか、お疲れではありませんか?睡眠不足や疲労はアレルギー症状を悪化させる因子の一つであるだけでなく、様々な体調不良の原因にもなります。この異常とも思える天気も体調への影響があると考えられますので休み中は余裕を持ってお過ごし下さい。


2020年9月20日 花粉情報

昨日に続いて1日曇り空が続きました。気温も上がりませんでしたが、雨は降りませんでした。

連休2日目、遠方あるいは近隣にお出かけの方、ご自宅で静養されている方、お仕事をされている方、過ごし方は皆様それぞれ様々と存じます。どこで、どのように過ごされても、花粉や室内塵に触れることは全ての方に共通です。もちろん、地域差はありますが、イネ科花粉(ピークが2回あります)とブタクサ属(ブタクサ、オオブタクサ)が飛散しています。当地の天気もここ10日大きく変化しました。
お出かけになりますとさらに大きな天気の変化に遭遇します。アレルギーのみならず体調にお気をつけいただきたいと思います。


2020年9月19日 花粉情報

「曇り」の予報通り、雨は降らないのですが重い曇り空が続きました。昨日は強い風が吹き、しかも7日振りの夏日でしたが、本日は再び最高気温が30℃を下回りました。

今週の観測結果は

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
9/13〜19 0.0 0.0 1.9 6.2 0.0 0.0 6.5

表の通りでしたので、
最近1週間に観測された花粉は、スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週でした。イネ科1.9個/cm2/週、ブタクサ属6.2個/cm2/週と飛散が多くなり、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は6.5個/cm2/週でした。プレパラートの汚れはこれまでになく強く(昨日の風が影響したようです)、花粉総数は増えて、総計14.6個/cm2/週で前週の倍になりました。

観測総数(個/cm2/週:2020年)

時期 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜 8/30〜 9/6〜 9/13〜
観測数 2.4 0.6 3.1 1.5 6.1 7.1 14.6

先週と比較しますと、総飛散花粉数が倍に増えています。天気が大きく変わったためと思われます。連休中にお出かけの秋の花粉症の方は薬、マスクなど十分な準備をお勧めします。


2020年9月18日 花粉情報

昨夜は曇り一時小雨でしたが、午前中は晴れて、気温が上昇し本日の最高気温は30℃を超え(32.5℃)ました。7日振りの夏日となりました。

明日から4連休です。連休にお出かけの方も少なくないと思われます。秋の花粉は主に草木の花粉が飛散します。これらは河川敷、公園、道端などに自生していますが、飛散距離が短いので、近づかなければ花粉を吸入することはありません。
マスクは吸入防止に役立ちます。コロナ禍の時期でもありますので、マスクを忘れずに着用してください。都心から郊外にお出かけの際はご注意ください。4連休も「天気の変化が大きく、とりわけ寒暖差がある」と予報されています。寒暖差はアレルギーの有無に関わらず鼻粘膜に影響します。このことにもご注意ください。


2020年9月17日 花粉情報

曇り一時はれ。秋のはっきりしない天気が続いています。雨は降りませんでしたが、曇りが続き、気温も上がらず30℃以下の日は連続6日になったようです。

天気の変化は少なからず人の健康、とりわけ鼻のコンディションに影響を及ぼします。急激な気圧の変動は、鼻の通気に影響します。体感温度が急に変わると鼻汁分泌過多や通気障害が起こります。これらは知覚、自律神経機能に関係しますが、乾燥冷気は粘膜の機能低下や組織破壊をもたらし、鼻粘膜の様々な障害の原因になります。鼻血が出やすくなるのもこの時期です。従って、寝室の温度と湿度の管理が大事です。


2020年9月16日 花粉情報

夜は晴れていましたが、明け方から曇り、重い曇り空が続き、本日も気温が上がりませんでした。午後は一時晴れ、一時小雨のはっきりしない天気が続きました。

9月も本日から下半期、この時期には、昨年を例にとりますと都心ではヨモギ属(キク科)とカナムグラ(アサ科カラハナゾウ属)が飛散します。
東京都福祉保健局の花粉情報(東京アレルギー情報navi)によりますと千代田の測定値(9〜10月)はヨモギ属9.3個/cm2、カナムグラ10.0個でした。当地では、ヨモギ属0.9個/cm2、カナムグラ9.3個/cm2でした。
ヨモギ属が少ない傾向が認められました。草木の花粉は飛散距離が短いので、地域による差があり、しかもその差が大きいと思われます。また秋に飛散する草木の花粉は口腔アレルギー症候群を起こす可能性がありますので、気候の影響とともに注意が必要です。


2020年9月15日 花粉情報

当地は深夜から曇ってはいますが雨は降らず、昼前から明るくなり晴れてきて、やや暖かくなりました。午後は曇り、本日も最高気温は30℃以下、本日で4日連続です(27.7℃、27.8℃、27.2℃)。今後は天気の移り変わりが目まぐるしく、体調管理が大切な時期になりそうです。

本日、某TV局のニュースで、「今秋のインフルエンザは極めて少ない」、その理由は、「マスク、うがい、ソーシャルディスタンスなどのコロナ対策が効果を発揮した」というニュースが流れました。医療現場でそれを実感しています。同時にこれらの対策は極めて有効な花粉症対策でもあります。冬季にインフルエンザに罹患しないこと、冬季の乾燥冷気から鼻粘膜を守ることなどは、花粉症の初期療法の最初に行うべき基本的な対策です。さらに免疫力を高めるための対策ができればより効果的です。
また、インフルエンザが少ないと言っても、これからの季節の油断は禁物です。インフルエンザに罹患した上で、新型コロナウイルスに感染すると重症化するため、予防接種などの啓蒙を感染症専門医がしています。今年の冬は、万全な対策で望むことをお勧めします。


2020年9月14日 花粉情報

夜間は曇り、明け方一時小雨後晴れ、晴れ間は僅かの間で以後曇り、午後日差しが見られました。その後も雨が降ることはなく、昨日に続いて気温が低く30℃以下が3日連続となりました。

鼻のアレルギー疾患(アレルギー性鼻炎、花粉症など)は、文字通りアレルギーに起因する病気です。とはいえ、患者様の症状はアレルギーのみによって起こされているとは限りません。アレルギー症状を修飾する因子、増悪させる因子は数多く、併発症や合併症の存在はアレルギー症状をさらに複雑なものと変貌させます。しかも、診察に際して、患者様は合併症の症状しか訴えないこともしばしばです。例えば、アレルギー性鼻炎が原因で耳管機能が障害されたとすると受診時に「耳閉感(耳が塞がる感じ)」あるいは「音が二重に聞こえる」など、耳のことしか訴えないこともしばしば見られます。このような場合、原因であるアレルギー性鼻炎を見出して治さなければ、解決には至りません。アレルギー症状を修飾、増悪させる因子の一つに気象状況の変化とりわけ気温の変化があります。今がその時、ご注意ください。


2020年9月13日 花粉情報

予報では「雨」でしたが、曇ってはいますが、雨は降ることなく1日が過ぎました。本日も最高気温は30℃以下になりました。

9月も半ばになりますと天気に変化が出てきます。気象庁HPの過去の気象データ検索から気温のデータを見ますと今年8月以後の各日の最高気温が30.0℃以下の日は、8月は23日(29.4℃)のみ、9月は1日(27.4℃)、6日(29.5℃)と12日(27.7℃)でした。
8月1日以来、最高気温が2日続けて30℃以下であったことはありません。本日も最高気温は27.0℃止まりでした。その結果、最高気温30.0℃以下が2日連続記録されましたが、これは7月末以来43日ぶりの記録です。アレルギーの方は気温の変化に敏感な方が多い傾向がありますので体調管理に万全を期してください。


2020年9月12日 花粉情報

予報通り日付が変わる頃から雨が降り出し、その後は降ったり止んだりの天気が続き、気温(24.5〜26.0℃)が下がりました。明日も、雨の予報です。

本日の観測結果は

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
9/12 0.0 0.0 0.0 0.6 0.0 0.0 0.6

表の通りでしたので、
最近1週間に観測された花粉は、スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週、イネ科0.3個/cm2/週、ブタクサ属3.1個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は3.1個/cm2/週でした。プレパラートの汚れは11日まではこれまでとほぼ同じ、12日のものは大変きれいでした。花粉総数はやや増えて、総計7.1個/cm2/週でした。

いよいよ秋の花粉シーズンのようです。9月前半はイネ科、ブタクサ、後半はヨモギ、カナムガラのピークを迎える可能性が高いと考えられます。近隣にこれらの草が見られる方はご注意ください。

観測総数(個/cm2/週:2020年)

時期 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜 8/30〜 9/6〜
観測数 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5 6.1 7.1

先週と比較しますと、僅かですが今週の方が飛散花粉数が増えています。


2020年9月11日 花粉情報-2

本日、東京都健康安全研究センター様から令和2年度東京都花粉症対策検討委員会(第1回)検討結果を拝受しましたので、概要をご紹介します。

1.花粉飛散状況

スギ・ヒノキの飛散花粉数は、昨春及び過去10年平均の約4割だった。

2.予測との比較

飛散花粉数は、多摩部の3地点を除いて予測より少なかった。

飛散花粉数が「多い」以上の日数は区部、多摩部共に予測より少なかった。

スギ花粉の飛散開始日は、都内12地点全てで予測よりも早かった。

詳しくは、都のHPをご覧ください。

当地に飛散数は

スギ・ヒノキ合計ですが、昨年の46%、過去10年平均の57%でした。


2020年9月11日 花粉情報-1

深夜から晴れが続き、日中は気温が上がり、最高気温は昨日を超え(32.5℃)ました。 「明日はほぼ1日雨」の予報が出ましたので、本日午後9時にプレパラートの交換をしました。しかし、本日は降らずに済みました。プレパラートを交換した午後9時は快晴でした。

観測結果は明日今週分をまとめてご報告致しますが、本日までの結果は表の通りです。

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
9/6〜9/11 0.0 0.0 0.3 2.5 0.0 0.6 2.5

スギ花粉と比較するとブタクサ花粉は、明らかに小さく、直径はスギの1/3程度しかありません。そのため、スギ花粉よりも鼻を通過する可能性が高く、咽喉頭の違和感や咳を訴えることが多い傾向があります。当地では飛散期間が短く、飛散数が少ないので、あまり目立たちませんが、秋に鼻アレルギー症状を訴える方がおられたら、考慮すべき原因です。

ブタクサ花粉とオオブタクサ花粉


2020年9月10日 花粉情報

午前中一時薄曇りでしたが、概ね晴れて、気温は昨日同様に上昇しました(31.0℃)。午後には曇りましたが、雨は降りませんでした。

口腔アレルギー症候群(OAS)の症状を悪化させないためには体調の管理や予防が必要です。アレルギー症状は患者様に様々な誘因が重なった時に症状がより出やすい傾向となります。
OASの患者様も、風邪をひいている時、消炎鎮痛薬を服用している時、また、寝不足や疲れ、ストレスなどの負担のかかった状態、女性であれば生理の前後などには、これらが増悪因子となってよりひどい症状が出やすくなると考えられるため、注意が必要です。 その上で予防のためには、抗原の回避(原因食物の接触を避ける)ことが重要です。


2020年9月9日 花粉情報

引き続き晴れが続き、気温も暑いままで、厳しい残暑(33.5℃)となりました。そのまま晴れが続きました。

口腔アレルギー症候群の診断は、「詳しい問診(症状が出る前、15分位の間に食べたもの、花粉症の有無、その原因の確認など)、血液検査によって反応する蛋白(抗体)の有無を確認する、皮膚試験(原因となる食物を針で刺し、その針を用いて皮膚試験をする)、あるいは経験の豊富な医師のもとで可能性のある食べ物を極少量口に含んでみる(食物負荷試験)」などの検査を行ない診断します。


2020年9月8日 花粉情報

台風一過未明から晴れて、気温も上がり(33.5℃)、風がなく暑さをより感じる1日になりました。

口腔アレルギー症候群を起こす秋の花粉症と食物は、ブタクサ花粉症ではメロン、スイカ、バナナなど、ヨモギ花粉症ではセロリなど、イネ科花粉症ではモモ、トマト、ピーナッツ、メロン、スイカ、ヒマワリなどが報告されています。食べ物のタンパクが原因となる食物アレルギーとは異なります。心当たりのある方は、ご相談下さい。


2020年9月7日 花粉情報

未明は曇り、明け方から朝に雨が降りましたが、昼前から日差しも出て気温が急上昇しました(31.5℃)。その後は目まぐるしく天気が変わる1日でした。

花粉症の皆さんは、ある種の野菜や果物が口腔粘膜に接触すると、その直後から数分以内に口腔、咽頭、口唇粘膜の刺激感、かゆみなどがあらわれることがありませんか。
多くの症状は口腔内に限局し自然に消退しますが、時に消化器症状が誘発されたり、大豆(特に豆乳)やセロリ、スパイスではアナフィラキシーショックなど重篤な全身症状を呈することがあります。このような反応(果実や野菜によるアレルギー反応)は抗原となる花粉と野菜や果物に含まれるアレルゲンタンパクの共通する抗原性(交差抗原性)が原因となります。花粉症になることで、その後にこれらの食物を食べた際に主に口腔粘膜でアレルギー反応がでます。これらを、口腔アレルギー症候群(OAS:oral allergy syndrome)と呼びます。


2020年9月6日 花粉情報

雨は降りませんが朝から薄曇りが続きました。その後も一時晴れ間もありましたが、雨が降ったり止んだり、はっきりしない1日でした。

9月第2週、例年ですと秋の花粉の飛散がピークを迎える時期です。昨日の観測では、ブタクサが4.6個/cm2/週でした。昨年、当地でのブタクサのピークは、9/9〜9/15の週の6.5個/cm2/週でした。ブタクサの飛散は10月の第2週位まで続きました。ブタクサ花粉はスギ花粉やヒノキ花粉と比較してサイズが小さく、鼻を通過する可能性があり、鼻症状に加えて咳が出やすい傾向があります。


2020年9月5日 花粉情報

最近1週間に観測された花粉は、スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週、イネ科0.9個/cm2/週、ブタクサ属4.0個/cm2/週、ヨモギ属0.3個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は0.9個/cm2/週でした。プレパラートの汚れはこれまでとほぼ同じ、花粉はやや増えて、総計6.1個/cm2/週でした。

いよいよ秋の花粉シーズンのようです。9月前半はイネ科、ブタクサ、後半はヨモギ、カナムガラのピークを迎える可能性が高いと考えられます。近隣にこれらの草が見られる方はご注意ください。

観測総数(個/cm2/週:2020年)

時期 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜 8/30〜
観測数 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5 6.1

先週と比較しますと、飛散花粉数が増えています。

本日、午前中は晴れて気温が高く(27.5℃)、明るくなると急上昇して30.0℃を超え、32.5℃まで上がりました。夕方にわか雨が降りましたが、すぐに止みました。

ブタクサ花粉

セイタカアワダチソウ花粉


2020年9月4日 花粉情報

夜間は薄曇りが続きましたが早朝から晴れ、気温は高いまま本日も30.0℃を超え、午後は次第に晴れ、気温は35.0℃まで上がったようです。

昨年の当地と東京都福祉保健局の花粉情報(東京アレルギー情報navi)の千代田の測定値には大きな違いはありませんでした。9月2日から10月31日に限っても、ヨモギは千代田が多いもののイネ科は当地の6.4個に対して千代田では7.9個、ブタクサは19.9個に対して25.6個でした。

○梅雨から秋の飛散花粉(2019年9月2日〜10月31日)

測定地 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ
品川区 0.9 0.0 6.4 19.9 0.9 9.3
千代田 1.5 0.0 7.9 25.6 7.7 10.0

東京都福祉保健局の花粉情報(東京アレルギー情報navi)の千代田の測定値との比較から、当地の観測値は患者の皆様に役立つと考えられますので、可能な限り観測を続けて情報をお届けしたいと思います。


2020年9月3日 花粉情報

夜間一時雨が降りましたが、早朝には止み、晴れて気温が上昇、本日も30.0℃を超え、その後は晴れが続きました。

本年8月の最高気温の日平均気温34.1℃は都心における観測史上最も高い記録でした。また、7月の日照時間47.7時間は観測史上最短でした(気象庁過去の観測データより)。

当地では、昨年初めて通年の観測を行いました。昨年の当地の飛散状況は、表の通りです。

○梅雨から秋の飛散花粉(2019年9月2日〜10月31日:品川区)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ
9/2〜10/31 0.9 0.0 6.4 19.9 0.9 9.3

都心の住宅密集地という地域特性の影響もあってさほど多くの飛散は認められませんでした。イネ科のピークは9月月末、ブタクサは9月中旬、ヨモギはピークが明確なほど飛散せず、カナムグラのピークも9月月末でした。飛散期も春と比較しますと比較的短期でした。


2020年9月2日 花粉情報

明け方に雨が降ったようですが、朝には再び晴れて、予報では「曇り、午後には雨」でしたが、気温は急上昇して30.0℃を超え(32.0℃)、昼前後には晴れ渡りました。しかし、午後2時過ぎには雷雨となり、その後は目まぐるしく天気が変わりました。

秋の花粉にも飛散期があって、イネ科はピークが2峰あり5〜6月と10月中旬〜11月中旬、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラのピークは1峰のみで飛散期間も比較的短く、スギのように長期に及ぶことはなく、ブタクサ、ヨモギのピークは9月中旬、カナムグラは9月下旬から10月上旬にピークを記録することが多い傾向にあるようです(東京都福祉保健局の花粉情報:東京アレルギー情報naviの千代田の測定値から)。昨年、当地でも同じような傾向が見られました。


2020年9月1日 花粉情報

昨夜の雨は日付が変わる頃には止み、夜間は曇り、早朝には23.5℃まで気温が下がりました。日中も曇りが続き気温は上がらず、7月31日以来の最高気温30℃以下(27.5℃)でした。夕方以後は晴れました。

例年当院の患者の皆さんは残暑が続く間は原因抗原に関わらずアレルギー症状が軽い方が多い傾向にあります。その理由は、気候条件にあって、残暑の高温、高湿の方が鼻のコンディションが良く保たれ、暑い間は秋の花粉の飛散開始前であり、かつ室内塵の季節も来ていないからと思われます。秋の花粉の季節は9月中旬から、室内塵は衣替えが引き金となりますので10月が本番です。


2020年8月31日 花粉情報

朝薄曇りの時間もありましたが午前中は晴れて気温が上がり、本日も30℃を超えました(32.0℃)。午後6時過ぎから曇り空となり、気温が下がり(25.8℃)、涼しさを感じるほどでした。

本日で8月も最後、明日から秋(社会通念・気象学では9・10・11月、二十四節気に基づく節切りでは立秋から立冬の前日まで:Wikipedia)です。

東京都内の夏から秋の飛散花粉の観測情報が得られるのは、現在は東京都福祉保健局の花粉情報(東京アレルギー情報navi)のみです。そこで、その公表されているデータから都心のデータをまとめてみますと

○夏から秋の花粉(5月1週から11月最終週まで:千代田)

年度 スギ ヒノキ イネ ブタクサ ヨモギ カナムグラ
H31 11.8 24.0 50.3 25.9 8.0 10.0
H30 16.3 23.7 44.2 14.7 3.0 11.0
H29 18.4 11.2 49.2 8.2 8.3 18.7
H28 13.5 2.4 79.7 7.2 4.5 13.3
H27 16.8 4.2 46.1 18.6 4.5 19.3

(東京都福祉保健局:東京アレルギー情報naviから)

以上となります。約7ケ月でこの飛散数ですから、決して多いとは言えません。仮に花粉症が発生するとしても局地的または個々に発生すると考えた方が良いと思われます。また、当地(品川)とはやや異なった飛散状況にも見えます。


2020年8月30日 花粉情報

本日も1日晴れて暑さが続き(28.0〜35.0℃)、午後にはやや強い風が吹きましたが、気温は高いままでした。

残すところ2日で9月です。9月から秋の花粉症シーズンと呼ばれています。原因となる花粉が草木花粉が中心なので、グラスシーズンとも呼ばれます。原因となる可能性のある花粉は、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)など多彩ですが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲でしか被爆せず、多くの場合近燐のみでしか発症しません。また当地は住宅密集地で飛散花粉も少ない所です。


2020年8月29日 花粉情報

最近1週間に観測された花粉は、スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週、イネ科0.3個/cm2/週、ブタクサ属0.0個/cm2/週、ヨモギ属0.3個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は0.9個/cm2/週でした。プレパラートの汚れはこれまでとほぼ同じ、花粉はごく少なく、総計1.5個/cm2/週でした。

この1週間は23日(8月で唯一最高気温30℃以下でした)を除いて最高気温が30℃を超え、夏日が続きました。飛散花粉数もこれまでと変わらず少数でした。秋の花粉シーズンは9月になってからと思われます。

○観測総数(個/cm2/週:2020年)

時期 7/12〜 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜
観測数 0.9 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5

この時期に症状が悪化する方は、気候変動やクーラーの影響あるいは動物、食べ物などにも注意を払う必要があります。また、そろそろ室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)の季節です。ご注意下さい。一日晴れ、本日も暑く(28.5〜34.5℃)、体力的にきつくなっています。引き続き熱中症にお気をつけ下さい。


2020年8月28日 花粉情報

やや湿度が高く蒸し暑い午前中で、晴れが続きました。本日も最高気温は34.5℃まで上昇したようです。

花粉症はアレルギー性鼻炎とは異なり、花粉の飛散する時期に一致して症状が出ます。また、飛散(吸入)する花粉の量に応じた強さの症状が出ます。症状の種類は同じですが、「鼻づまり」や「眼のかゆみ」の訴えがアレルギー性鼻炎より多い傾向があります。花粉症単独の方はむしろ少なく、花粉あるいは別の何らか抗原のアレルギーを併発している方が大半です。ですから「春に症状が出るから花粉症」と自己判断したり、「苦しくないから」と放置せずに医療担当者に相談していただきたいと思います。また医療担当者は見落とさないようにしていただきたいと思います。

本日、東京都健康安全研究センターから令和2年度東京都花粉症対策検討委員会(第1回)を94日から10日に開催(書面開催)するとご連絡をいただきました。今年度の飛散に関する分析などについて検討されるようです。


2020年8月27日 花粉情報

午前中は薄曇りでしたが暑さは変わらず、昼過ぎには晴れ間がみられ、その後は気温も上がり暑い1日でした。

昨日のお話は、つまり「患者の皆さんに詳しく訴えをお聞きしない」と、「アレルギー性の病気は見落とす可能性があリます」という訴えです。それでは、アレルギー性鼻炎や花粉症の方はどのような訴えを持っているのでしょうか?実は、アレルギー性鼻炎では、鼻の症状は、「はなみず」「くしゃみ」「鼻づまり」「後鼻漏」「鼻が痒い」「匂いが鈍い」「濃い鼻がでる」「鼻血が出る」「鼻が乾く」などです。これらは頻度の高い順に並べましたが、鼻のあらゆる症状が現れます。このほかにも、眼は「眼が痒い」「涙が出る」、さらに喉は「痰が出る」「喉が乾く」「喉が痒い」「咳が出やすい」「喉がぜいぜいする」「喉が痛い」などがあり、全身症状として、「頭が痛い」「頭が重い」「いつも体がだるい」、他に「風邪を繰り返す」「熱が下がらない」など、本当に多彩です。これらの症状を一つしか訴えない方、いくつも訴える方、患者様あるいは受診された時期などによって様々です。ですから、一時の症状で即断しないで下さい。


2020年8月26日 花粉情報

本日は晴れ、昨日以上に暑くなりました。夜降雨の予報でしたが、当地は降らずにすみました。

患者の皆さんは、どのような苦痛に悩んでいるかについてですが、「最も辛い訴え、困っている症状、治したいと思う症状」のことを主訴と言います。アレルギー性鼻炎と花粉症では、この訴えが若干異なります。しかも、来院される時期は、好発期とは限りません。既に症状が消失しているケースも少なくありません。そのような場合には、医師は患者さんに記憶を遡って辿っていただく必要がありますので要領よく、問診しなければなりません。アレルギー性鼻炎に特徴的な症状は「反復するくしゃみ」ですが、患者の皆さんの主訴は、「はなみず」が7割、「鼻づまり」が5割、「くしゃみ」は2割に過ぎません。しかも、これらの症状以外の方が2割にも上ります。スギ花粉症の方はさらに異なります、「はなみず」は5割、「鼻づまり」も5割、「くしゃみ」はやはり僅か2割、その他が3割もおられます。それゆえ患者さんの訴えは注意深く聞く必要があります。


2020年8月25日 花粉情報

早朝は薄曇り、少し涼しい(26.0℃)朝でした。日中は晴れて気温が上がり、午後には32.0℃まで上がり、再び最高気温30℃超えです。

さて、アレルギー性鼻炎や花粉症の症状とはいかなる症状でしょうか?多くの方が、「反復するくしゃみ、はなみず、鼻づまり」と考えていないでしょうか?確かに医学の教科書的には、この3症状を3大症状と呼ぶことがあります。しかし、実際には、初診の外来で、このように訴えるアレルギーの方は、全体の50%もおられません。中には、くしやみもはなみずも訴えず、「鼻血が出る」「喉がおかしい」と訴える方もいます。「頭が重い」、「鼻がかゆい」、「風邪が治らない」と訴える方、「耳がつまる」「聞こえにくい」と訴える方もいます。これらの全ての方が最終診断は、アレルギー性鼻炎や花粉症でした。アレルギーの症状や波及する病気は非常に多く、患者の皆さんの訴えは驚くほど多彩です。では、医師はどのようにしてアレルギーを疑うのでしょうか?実は鼻の粘膜の状態はアレルギー特有の状態の場合がほとんどです。そこで、詳しく症状についてお聞きして、鼻の中を見せていただくと多くの場合疑いを持つことができます。