日: 2025年6月30日

令和7年6月30日(月)-9 花粉情報

令和07年06月30日(月):観測花粉(〜30日)

花期

(月)

〜29

30 〜30

ヒノキ科 スギ属(スギ)

ヒノキ属(ヒノキ)

ビャクシン属(ハイネズ)

2〜4

3〜4

4〜5

0.3  

0.3

0.3

0.3

カバノキ科 ハンノキ属(ハンノキ)

カバノキ属(シラカンバ)

ハンノキ属(オオバヤシャ)

ハンノキ属(ミヤマハンノキ)

クマシデ属(イヌシデ)

アカシデ(クマシデ属)

ツノハシバミ(ハシバミ属)

ハンンキ属(カワラハンノキ)

11〜4

4〜5

3〜4

5〜7

4〜5

4〜5

3〜4

2〜3

ブナ科

 

 

 

 

 

 

コナラ属(コナラ)

コナラ属(クヌギ)

クリ属(クリ)

ブナ属(ブナ)

ブナ属(イヌブナ)

コナラ属(シラカシ)

コナラ属(アラカシ)

コナラ属(ミズナラ)

スダジイ(シィ属)

4〜5

4〜5

6

4〜5

4〜5

4〜5

4〜5

5〜6

5〜6

0.9

 

14.3

9.3

 

 

 

1.8

 

 

 

1.9

0.9

 

16.2

9.3

 

 

 

1.8

イネ科 イネ属(イネ)

カモガヤ属(カモガヤ)

スズメノテッポウ属(スズメノテッポウ)

チガヤ属(チガヤ)

ハルガヤ属(ハルガヤ)

ドクムギ属(ネズミホソムギ)

4〜6

4〜9

3〜5

5〜6

4〜9

5〜7

 

1.2

 

3.0

6.0

3.0

マツ科 全種

マツ属(アカマツ)

マツ属(クロマツ)

モミ属(トドマツ)

トウヒ属(トウヒ)

ツガ属(ツガ)

ツガ属(コメツガ)

カラマツ属(カラマツ)

マツ属(チョウセンゴヨウ)

ヒマラヤスギ属(ヒマラヤスギ)

 

4〜5

4〜5

5〜6

6

2

5〜6

5

5〜6

11

26.6 0.6 27.2
シソ科 ウツボグサ属(ウツボグサ) 6〜8
オドリコソウ属(ホトケノザ) 3〜6
オドリコソウ属(ヒメオドリコソウ) 3〜5
タツナミソウ属(タツナミソウ) 5〜6
ツツジ科 ツツジ属(ツツジ) 4〜6
ツツジ属(サツキ) 5〜7
ヒユ科 アカザ属(アカザ) 9
アカザ属(シロザ) 9
ヒユ属(ホソアオゲイトウ) 7〜10
キク科 ヨモギ属(オトコヨモギ) 8〜11
オナモミ属(オナモミ) 8〜10 0.3 0.3
バラ科 サクラ属(フジザクラ) 3〜5
サクラ属(ソメイヨシノ) 3〜5
カナメモチ属(カナメモチ) 5〜6 2.7 2.7
シモツゲ属(シモツケ) 5〜8
タデ科 ソバカヅラ属(イタドリ) 7〜10
ミチヤナギ属(ミチヤナギ) 5〜10 3.3 3.3
ニレ科 ケヤキ属(ケヤキ) 4〜5 0.3 0.3
ケヤキ属(ハリケヤキ) 4〜5 1.2 1.2
ニレ属(ハルニレ) 3〜5
クルミ科 クルミ属(テウチクルミ) 4〜5 0.3 0.3
サワグルミ属(サワグルミ) 5
ムクロジ科 カエデ属(チドリノキ) 4〜5
トチノキ属(トチノキ) 5〜6 0.3 0.3
ヤナギ科 ヤナギ属(オノエヤナギ) 3〜4
ヤマナラシ属(ドロノキ) 4〜6
イチイ科 イチイ属(キャラボク) 3〜4
イチイ属(イチイ) 3〜4
カヤツリグサ科 スゲ属(スゲ) 4〜5
スゲ属(ヒメカンスゲ) 4〜5 0.6 0.6
ミズキ科 ミズキ属(ミズキ) 5〜6 1.2 1.2
ミズキ属(ヤマボウシ) 5〜7
ムラサキ科 ワスレナソウ属(スズカケノキ) 3〜5
ワスレナソウ属(ワスレナソウ) 3〜5
ガマ科 ガマ属(ガマ) 6〜8
ガマ属(ヒメガマ) 6〜8 4.5 0.3 4.8
オオバコ科 オオバコ属(ヘラオオバコ) 4〜9
オオバコ属(オオバコ) 4〜9
モクレン科 モクレン属(シデコブシ) 3〜4
モクレン属(コブシ) 3〜4 0.3 0.3
マンサク科マンサク属(マンサク) 2〜3   0.3   0.3
ヤマモモ科ヤマモモ属(ヤマモモ) 3〜4
エゴノキ科(エゴノキ) 5~6 0.3 0.3
クワ科クワ属(ヤマグワ) 4〜5
アオイ科シナノキ属(シナノキ) 6〜7 1.8 1.8
ガマ科ガマ属(ガマ) 6~8
モクセイ科トネリコ属(アオダモ) 4〜5
フサザクラ科フサザクラ属(フサザクラ) 3〜4
ミソハギ科サルスベリ属(サルスベリ) 6〜9
カツラ科カツラ属(カツラ) 3〜4 0.9 0.9
ツバキ科ツバキ属(ヤブツバキ) 2〜4
マオウ科マオウ属(マオウ) 4〜5
キンポウゲ科センニンソウ属(ハンショウヅル) 5〜6
モッコウ科ヒサカキ属(ヒサカキ) 3〜4
クスノキ科落葉広葉樹(シロモジ) 3〜4
マキ科ナギ属(ナギ) 3〜6 6.7 0.3 7.0
モチノキ科モチノキ属(モチノキ) 4
トウダイグサ科トウダイグサ属(トウダイグサ) 4〜6
5〜6月
ハマミズナ科マツバギク属(マツバギク) 4〜8 0.3 0.3
コウヤマキ科コウヤマキ属(コウヤマキ) 3〜4
アオキ科アオキ属(アオキ) 3〜5
クロウメモドキ科ナツメ属(ナツメ) 6
アサ科エノキ属(エノキ) 4〜5 0.3 0.3
ツバキ科ツバキ属(ヤブツバキ) 2〜4 0.3 0.3
アケビ科アケビ属(ミツバアケビ) 4〜5
マメ科シゥアジクソウ属(シロツメクサ) 春〜夏 2.7 2.7
マメ科ネムノキ亜科(アカシア) 3〜5
ウコギ科タラノキ属(メダラ) 7〜8
イチョウ科(イチョウ 4〜5
ヒガンバナ科スイセン属(スイセン) 12〜5
キキョウ科ホタルブクロ属(ホタルブクロ) 5〜7 0.3 0.6 0.9
イネ科ドクムギ属(ネズミホソムギ) 5〜7
スズラン亜科スズラン属(スズラン) 4〜5
イヌガヤ科イヌガヤ属(ハイイヌガヤ ) 5〜6 0.9 0.9
スベリヒユ科スベリヒユ属(マツバボタン) 6〜9 0.3 0.3
カマズミ科カマズミ属(サンゴジュ) 6〜7 0.3 0.3
アカネ科ヤエムグラ属(ヤエムグラ) 4〜8 0.6 0.6
イチイ科イヌガヤ属(イヌガヤ) 5〜6月 0.3 0.3
その他 10.7 1.9 12.6
101.5 6.5 108.0

(スギ花粉調査表と総計が異なるのは、その他の花粉は別に観察しているためです。また、表が稀に修正されます。計算ミスです。お許し下さい。)6月になり、今後しばらくは飛散する可能性のない種は、上表から削除してまいります。

 


令和7年6月30日(月)-8 花粉情報

令和7年6月30日(月):本日の測定結果

観測日

 

 

 

 

 

6/1 0.0 0.0 0.0 0.3 0.6  0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 1.9 3.3
2 0.0 0.0 0.0 1.2 0.3 3.7 0.3 0.3 0.0 0.0 1.5 7.3
3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3
4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 1.2
5 0.0 0.0 0.0 0.9 1.2 8.6 0.3 0.0 0.0 0.0 7.3 18.3
6 0.0 0.0 0.0 11.7 0.0 3.7 0.0 0.0 0.0 0.0 8.4 22.8
7 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 1.9 2.4
8 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 3.4 0.0 0.0 0.0 0.0 1.9 6.4
9 0.0 0.0 0.0 0.3 0.9 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 2.4
10 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
11 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
12 0.0 0.0 0.0 0.6 1.2 0.6 0.3 0.0 0.0 0.0 1.5 4.3
13 0.0 0.0 0.0 0.6 1.5 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 4.0
14 0.3 0.0 0.0 0.3 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 1.8
15 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.3
16 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 2.8
17 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 2.2
18 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 0.9
19 0.0 0.0 0.0 0.3 0.9 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 1.8 3.7
20 0.0 0.0 0.0 0.3 0.9 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 2.2
21 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 1.9
22 0.0 0.0 0.0 0.3 0.3 0.3 0.0 0.3 0.0 0.0 2.5 3.7
23 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.2 1.9
24 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
25 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.6
26 0.0 0.0 0.0 0.0 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.2
27 0.0 0.0 0.0 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2.2 2.8
28 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 0.9
29 0.0 0.0 0.0 0.3 0.9 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 1.9
30 0.0 0.3 0.0 1.9 0.6 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 3.1 6.5
0.3 0.3 0.0 20.2 13.2 27.2 1.2 0.6 0.0 0.0 35.5 108.0

令和7年6月30日(月)-7 花粉情報

令和7年6月の当地の気象データ(気象庁過去の気象データ検索より)

日付 天気 雨量 平均

気温

最高

気温

日照

時間

風向
6月1日 曇〜晴 0.5 18.6 24.8 5.4 南東
2日 曇〜晴 20.1 25.0 3.4
3日 曇〜小雨〜曇 31.0 18.9 21.2 0.0 南南西
4日 曇〜晴一時小雨 0.5 22.3 28.4 5.7 南南東〜南東
5日 小雨〜曇〜晴 5.0 22.8 28.9 11.3
6日 晴一時曇 23.4 28.8 9.2 南〜南南東
7日 曇〜晴 0.0 23.6 29.6 7.1 南東〜南南東
8日 0.0 23.2 28.6 0.8 南南東〜南
9日 曇〜雨〜曇 0.5 21.9 25.9 2.1 南東〜南南東
10日 雨一時曇〜雨 11.0 20.4 21.6 0.0 北西
11日 雨〜曇〜晴 11.5 20.8 23.1 0.0 北北東〜東
12日 曇〜晴〜曇 22.9 27.8 4.6 南東
13日 曇〜晴 0.0 22.5 26.4 1.7 南東
14日 曇〜小雨 9.0 22.3 25.6 1.0 南〜南南東
15日 雨〜曇〜晴 7.0 24.9 29.2 2.5
16日 曇〜晴 0.0 26.5 31.6 5.6 南東
17日 晴一時曇 29.0 34.8 13.2 南東〜南南東
18日 28.8 34.4 12.6 南南東〜北北東
19日 27.8 33.5 11.3 南東〜東南東
20日 26.5 31.4 6.1 南南東
21日 26.5 31.4 12.4 南東
22日 28.2 33.1 13.2
23日 薄曇〜曇 0.0 27.9 31.9 3.8 南〜南南西
24日 0.0 26.9 29.2 0.0 南東
25日 小雨〜雨〜曇 14.5 26.2 29.4 1.4 南東〜南南東
26日 曇〜小雨〜曇 9.0 27.1 32.9 2.2 南南西
27日 曇一時晴 0.5 27.1 32.2 5.0 南南東〜南東
28日 28.2 33.8 13.3 南東〜南南東
29日 27.6 32.6 12.5 南東〜南南東
30日          

 

6月の落下花粉数は、過去6年間で今年が最も多く観測されています。梅雨(雨)の影響が小さいようです。

24日は2月9日以来の観測花粉0.0個/cm2でした。25日は未明から夕方まで雨、2日続けて花粉は観測されませんでした。

 


令和7年6月30日(月)-6 花粉情報

梅雨から夏の落下花粉総数(第5週) 測定地:品川区西五反田

  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 令和7年
5月2週 291.4 224.6 201.2 148.7 179.3 222.1
3週 92.5 50.6 118.6 189.3 95.3 87.3
4週 152.7 180.2 132.5 126.4 113.0 113.8
6月1週 74.0 46.2 65.7 51.2 29.7 47.4
2週 57.1 39.2 11.1 18.5 16.6 59.9
3週 16.6 9.2 13.0 0.3 8.0 12.9
4週 3.7 9.3 9.3 8.5 13.3 17.4
5週 5.3 1.5 12.7 8.6 11.7 11.2
7月1週 2.8 3.7 5.2 5.2 5.8  
2週 0.9 2.1 0.9 1.9 4.0  
3週 0.9 4.9 1.5 4.3 1.2  
4週 1.5 4.3 0.6 0.9 2.8  
5週 1.5 0.9 1.5 2.1 3.4  

毎年、5月は様々な花粉が観測されました。観測される花粉の多くは、風が運んできます(風媒花)が、5月の風は、南寄りの風の日が多く、南風は当地では、海からの風ですので、落下花粉の観測数は、4月よりも少ないことになります。6月になりますと、当地の落下花粉数はさらに減少傾向が認められ、毎年6月3週頃から落下花粉数は大幅に減少しました。今シーズンも、大きく減少しました。

 


令和7年6月30日(月)-5 花粉情報

7月の観測数

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブナ科 カバノキ科 ニレ科 マツ型 その他 総計
                   
R6 0.3 0.6 0.9 0.9 0.0 0.9 0.9 7.4 12.2
R5 0.3 0.6 1.2 0.9 0.0 4.0 0.9 0.3 12.3
R4 0.3 0.3 2.4 2.8 0.0 0.6 3.1 11.4 21.9
R3 0.3 0.6 0.9 0.0 0.0 0.0 2.5 8.5 12.8
R2 0.0 0.0 1.5 11.4 12.9

R6:7/3~7/31

R5:7/3〜7/31

R4:6/27〜7/31

R3:6/28〜7/31

R2:6/28〜7/31


令和7年6月30日(月)-4 花粉情報

6月の観測花粉数(過去5年間)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブナ科 カバノキ科 ニレ科 マツ型 その他 総計
令和7年                  
令和6年 1.2 0.6 2.1 5.2 0.6 0.3 12.0 35.1 56.7
令和5年 1.2 0.3 7.7 14.8 1.8 8.0 28.7 16.1 87.2
令和4年 0.9 0.3 11.4 16.3 0.6 5.8 41.6 41.1 112.7
令和3年 0.9 0.0 8.2 11.0 4.9 2.4 31.5 40.4 104.5
令和2年 5.2 0.3 2.1 156.7 164.3

○令和5年:5/29〜7/2

○令和4年:5/30〜7/3(ニレ科にハリケヤキ含まず)

○令和3年:5/31〜7/4((ニレ科にハリケヤキ含まず)

○令和2年:5/31〜7/4(スギ、ヒノキ、イネ科以外はその他に含む)

令和2年からの計測では、6月は、マツ型およびブナ科の花粉以外は、ほとんど飛散していません。


令和7年6月30日(月)-3 花粉情報

ハウスダスト(室内塵)アレルギーはレルゲン(抗原)であるハウスダストを避けるとともに、気道(鼻〜気管支)の炎症を抑える治療を日頃から行うことが大切です。

ハウスダストはとても軽く、人が動くと舞い上がります。出勤や登校の準備をする朝の時間帯や、帰宅後の時間帯は人が活動するため、たくさんのハウスダストが空気中を舞います。反対に、人が寝静まっている夜間はハウスダストが床に落ち、そこにたまります。
朝起きたときにくしゃみや鼻みずが出ることを「モーニングアタック」といいますが、これはアレルギーもさることながら、朝起きて活動を始めますと、自律神経の働きが変わる(副交感神経から交感神経に)ために症状が強く出ます。モーニングアタックは、アレルギー+自律神経の反応ですから、寝不足、疲れ、室内環境などの影響を受けます。

アレルゲンであるハウスダストを避けるとともに、気管支の炎症を抑える治療を日頃から行うことが大切です。

ハウスダストはとても軽く、人が動くと舞い上がります。
出勤や登校の準備をする朝の時間帯や、帰宅後の時間帯は人が活動するため、たくさんのハウスダストが空気中を舞います。反対に、人が寝静まっている夜間はハウスダストが床に落ち、そこにたまります。
朝起きたときにくしゃみや鼻みずが出ることを「モーニングアタック」といいますが、これはアレルギーもさることながら、朝起きて活動を始めますと、自律神経の働きが変わる(副交感神経から交感神経に)ために症状が強く出ます。モーニングアタックは、アレルギー+自律神経の反応ですから、寝不足、疲労の蓄積、室内環境の悪化などによって悪化します。好発期には、これらにご注意下さい。

ハウスダストに含まれるアレルギー物質には、次のようなものがあります。布団やじゅうたんなどに潜むダニ、家の中には10~20種類のダニがいるといわれていますが、数が多いのはチリダニ類、コナダニ類、ツメダニ類で、いずれも体長約0.3~0.8mmと非常に小さいのが特徴です。ダニは、食品や食べこぼし、人間の皮膚片やフケなどをエサにしています。ダニが好む環境は温度20~30度、湿度60~80%です。

ダニが好む条件を揃えている布団やじゅうたんにはダニのフンや死骸が多く潜んでいます。人もペットも、生きている限りアカやフケ、抜け毛はあるものです。また、ガやゴキブリなど虫の死骸やフンも、アレルギー物質になります。

室内の空気中のカビや細菌

カビは高温多湿な環境を好みます。一般的な家には約360種類のカビが生息しているといわれます。カビは空気中に胞子を飛ばして勢力を広げていきますが、この胞子がアレルギー物質になり、アレルギー性鼻炎や喘息を引き起こします。とくに黒カビは、アレルギー症状を引き起こしやすいため注意が必要です。エアコンが黒カビの生息地になっている場合があります。こまめな清掃をお勧めします。

室内へ侵入した花粉

季節によっては花粉が家の中に入り込み、ハウスダストの1つになります。花粉症のある人は、家の中に花粉を持ち込まないようにすることも大切です。

 


令和7年6月30日(月)-2 花粉情報

スギ、ヒノキの飛散が終わり、当地では、現在ブナ科、イネ科、マツ型花粉が散見されますが、その数は少数で、強い症状を訴える患者さんも少ない状況です。一方、室内塵中のダニは、これから増殖して、夏の終わりから秋に、死骸の風化物、抜け毛、フケ、糞などが飛散、吸入され、症状が強くなります。また、秋には、当地でもイネ科、キク科のブタクサ、ヨモギ、アサ科のカナムグラなどが飛散します。これらに、備えるには夏の間に、これらに対してアレルギーを起こす可能性の有無を確認しておき、可能性が強い時は、あらかじめ予防(免疫療法)しておくと、症状が無く、または軽く済む可能性が高くなります。秋に症状のある方は、ぜひ専門医を受診してみて下さい。


令和7年6月30日(月)-1 花粉情報

昨日、当地の落下花粉(ダーラム法による計測)は、総花粉数1.9個/cm2でした。

  観測された花粉は、クリ(ブナ科)0.3個/cm2、カモガヤ(イネ科)0.3個/cm2、ハルガヤ(イネ科)0.6個/cm2、チョウセンゴヨウ(マツ属)0.3個/cm2、不明0.3個/cm2でした。