日: 2025年6月25日

令和7年6月25日(水)-10 花粉情報

令和07年06月25日(水):観測花粉(〜25日)

花期

(月)

〜24

25 〜25

ヒノキ科 スギ属(スギ)

ヒノキ属(ヒノキ)

ハイネズ(ビャクシン属)

2〜4

3〜4

4〜5

0.3   0.3
カバノキ科 ハンノキ属(ハンノキ)

カバノキ属(シラカンバ)

ハンノキ属(オオバヤシャ)

ハンノキ属(ミヤマハンノキ)

クマシデ属(イヌシデ)

アカシデ(クマシデ属)

ツノハシバミ(ハシバミ属)

ハンンキ属(カワラハンノキ)

11〜4

4〜5

3〜4

5〜7

4〜5

4〜5

3〜4

2〜3

     
ブナ科

 

 

 

 

 

 

コナラ属(コナラ)

コナラ属(クヌギ)

クリ属(クリ)

ブナ属(ブナ)

ブナ属(イヌブナ)

コナラ属(シラカシ)

コナラ属(アラカシ)

コナラ属(ミズナラ)

スダジイ(シィ属)

4〜5

4〜5

6

4〜5

4〜5

4〜5

4〜5

5〜6

5〜6

0.9

 

13.4

9.3

 

 

 

1.8

  0.9

 

13.4

9.3

 

 

 

1.8

イネ科 イネ属(イネ)

カモガヤ属(カモガヤ)

スズメノテッポウ属(スズメノテッポウ)

チガヤ属(チガヤ)

ハルガヤ属(ハルガヤ)

ドクムギ属(ネズミホソムギ)

4〜6

4〜9

3〜5

5〜6

4〜9

5〜7

 

0.9

 

2.7

4.2

3.0

 

 

 

 

0.3

 

0.9

 

2.7

4.5

3.0

マツ科 全種

マツ属(アカマツ)

マツ属(クロマツ)

モミ属(トドマツ)

トウヒ属(トウヒ)

ツガ属(ツガ)

ツガ属(コメツガ)

カラマツ属(カラマツ)

マツ属(チョウセンゴヨウ)

ヒマラヤスギ属(ヒマラヤスギ)

 

4〜5

4〜5

5〜6

6

2

5〜6

5

5〜6

11

26.3   26.3
シソ科 ウツボグサ属(ウツボグサ) 6〜8      
オドリコソウ属(ホトケノザ) 3〜6      
オドリコソウ属(ヒメオドリコソウ) 3〜5      
タツナミソウ属(タツナミソウ) 5〜6      
ツツジ科 ツツジ属(ツツジ) 4〜6      
ツツジ属(サツキ) 5〜7      
ヒユ科 アカザ属(アカザ) 9      
アカザ属(シロザ) 9      
ヒユ属(ホソアオゲイトウ) 7〜10      
キク科 ヨモギ属(オトコヨモギ) 8〜11      
オナモミ属(オナモミ) 8〜10 0.3   0.3
バラ科 サクラ属(フジザクラ) 3〜5      
サクラ属(ソメイヨシノ) 3〜5      
カナメモチ属(カナメモチ) 5〜6 1.2 0.3 1.5
シモツゲ属(シモツケ) 5〜8      
タデ科 ソバカヅラ属(イタドリ) 7〜10      
ミチヤナギ属(ミチヤナギ) 5〜10 2.7   2.7
ニレ科 ケヤキ属(ケヤキ) 4〜5 0.3   0.3
ケヤキ属(ハリケヤキ) 4〜5 1.2   1.2
ニレ属(ハルニレ) 3〜5      
クルミ科 クルミ属(テウチクルミ) 4〜5 0.3   0.3
サワグルミ属(サワグルミ) 5      
ムクロジ科 カエデ属(チドリノキ) 4〜5      
トチノキ属(トチノキ) 5〜6 0.3   0.3
ヤナギ科 ヤナギ属(オノエヤナギ) 3〜4      
ヤマナラシ属(ドロノキ) 4〜6      
イチイ科 イチイ属(キャラボク) 3〜4      
イチイ属(イチイ) 3〜4      
カヤツリグサ科 スゲ属(スゲ) 4〜5      
スゲ属(ヒメカンスゲ) 4〜5      
ミズキ科 ミズキ属(ミズキ) 5〜6      
ミズキ属(ヤマボウシ) 5〜7      
ムラサキ科 ワスレナソウ属(スズカケノキ) 3〜5      
ワスレナソウ属(ワスレナソウ) 3〜5      
ガマ科 ガマ属(ガマ) 6〜8      
ガマ属(ヒメガマ) 6〜8 0.9   0.9
オオバコ科 オオバコ属(ヘラオオバコ) 4〜9      
オオバコ属(オオバコ) 4〜9      
モクレン科 モクレン属(シデコブシ) 3〜4      
モクレン属(コブシ) 3〜4      
マンサク科マンサク属(マンサク) 2〜3   0.3     0.3
ヤマモモ科ヤマモモ属(ヤマモモ) 3〜4      
エゴノキ科(エゴノキ) 5~6 0.3   0.3
クワ科クワ属(ヤマグワ) 4〜5      
アオイ科シナノキ属(シナノキ) 6〜7 1.2   1.2
ガマ科ガマ属(ガマ) 6~8      
モクセイ科トネリコ属(アオダモ) 4〜5      
フサザクラ科フサザクラ属(フサザクラ) 3〜4      
ミソハギ科サルスベリ属(サルスベリ) 6〜9      
カツラ科カツラ属(カツラ) 3〜4 0.9   0.9
ツバキ科ツバキ属(ヤブツバキ) 2〜4      
マオウ科マオウ属(マオウ) 4〜5      
キンポウゲ科センニンソウ属(ハンショウヅル) 5〜6      
モッコウ科ヒサカキ属(ヒサカキ) 3〜4      
クスノキ科落葉広葉樹(シロモジ) 3〜4      
マキ科ナギ属(ナギ) 3〜6 6.6   6.6
モチノキ科モチノキ属(モチノキ) 4      
トウダイグサ科トウダイグサ属(トウダイグサ) 4〜6      
         
ハマミズナ科マツバギク属(マツバギク) 4〜8 0.3   0.3
コウヤマキ科コウヤマキ属(コウヤマキ) 3〜4      
アオキ科アオキ属(アオキ) 3〜5      
クロウメモドキ科ナツメ属(ナツメ) 6      
アサ科エノキ属(エノキ) 4〜5 0.3   0.3
ツバキ科ツバキ属(ヤブツバキ) 2〜4 0.3   0.3
アケビ科アケビ属(ミツバアケビ) 4〜5      
マメ科シゥアジクソウ属(シロツメクサ) 春〜夏 2.1   2.1
マメ科ネムノキ亜科(アカシア) 3〜5      
ウコギ科タラノキ属(メダラ) 7〜8      
イチョウ科(イチョウ 4~5      
ヒガンバナ科スイセン属(スイセン) 12〜5      
キキョウ科ホタルブクロ属(ホタルブクロ) 5〜7 0.3   0.3
イネ科ドクムギ属(ネズミホソムギ) 5〜7      
スズラン亜科スズラン属(スズラン) 4〜5      
イヌガヤ科イヌガヤ属(ハイイヌガヤ ) 5〜6      
スベリヒユ科スベリヒユ属(マツバボタン) 6〜9      
カマズミ科カマズミ属(サンゴジュ) 6〜7 0.3   0.3
アカネ科ヤエムグラ属(ヤエムグラ) 4〜8 0.6   0.6
その他   10.4   10.4
94.1 0.6 94.7

(スギ花粉調査表と総計が異なるのは、その他の花粉は別に観察しているためです。また、表が稀に修正されます。計算ミスです。お許し下さい。)6月になり、今後しばらくは飛散する可能性のない種は、上表から削除してまいります。

 


令和7年6月25日(水)-9 花粉情報

本日の測定結果

観測日

 

 

 

 

 

6/1 0.0 0.0 0.0 0.3 0.6  0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 1.9 3.3
2 0.0 0.0 0.0 1.2 0.3 3.7 0.3 0.3 0.0 0.0 1.5 7.3
3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3
4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 1.2
5 0.0 0.0 0.0 0.9 1.2 8.6 0.3 0.0 0.0 0.0 7.3 18.3
6 0.0 0.0 0.0 11.7 0.0 3.7 0.0 0.0 0.0 0.0 8.4 22.8
7 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 1.9 2.4
8 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 3.4 0.0 0.0 0.0 0.0 1.9 6.4
9 0.0 0.0 0.0 0.3 0.9 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 2.4
10 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
11 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
12 0.0 0.0 0.0 0.6 1.2 0.6 0.3 0.0 0.0 0.0 1.5 4.3
13 0.0 0.0 0.0 0.6 1.5 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 4.0
14 0.3 0.0 0.0 0.3 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 1.8
15 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.3
16 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 2.8
17 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 2.2
18 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 0.9
19 0.0 0.0 0.0 0.3 0.9 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 1.8 3.7
20 0.0 0.0 0.0 0.3 0.9 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 2.2
21 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 1.9
22 0.0 0.0 0.0 0.3 0.3 0.3 0.0 0.3 0.0 0.0 2.5 3.7
23 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.2 1.9
24 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
25 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.6
0.3 0.0 0.0 17.4 10.5 26.3 1.2 0.6 0.0 0.0 29.0 94.7

 


令和7年6月25日(水)-8 花粉情報

異物が侵入すると侵入部位によって、その部位にアレルギー疾患が発症します。

 アレルギー性鼻炎:鼻炎の3大症状はくしゃみ、鼻みず、鼻づまり。風邪と間違うこともあり、注意が必要です。

アレルギー性結膜炎:目のかゆみや充血、違和感、涙目、痛みなどがみられますが、症状の程度は個人差があります。

アトピー性皮膚炎:もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多くみられるアトピー性皮膚炎。 ハウスダストによって皮膚が刺激されるとアレルギー症状を引き起こし、湿疹やかゆみが出現します。アトピー性皮膚炎の湿疹は、赤みがあって湿っぽいのが特徴で、ひっかくと悪化します。 化学物質(石鹸、化粧品、金属など)や汗、汚れ、紫外線などの刺激も悪化の要因になります。

気管支喘息:気管支喘息は、空気の通り道である気管支に慢性の炎症が起こる病気です。気管支喘息の原因はさまざまありますが、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を吸い込むと、気管支の内側が腫れたり、大量の痰がたまったりして呼吸困難が起こるのです。ハウスダストはアレルゲンの1つです。
大人の喘息の場合は、重症化しやすい傾向があります。


令和7年6月25日(水)-7 花粉情報

スギ、ヒノキの飛散が終わり、当地では、現在ブナ科、イネ科、マツ型花粉が散見されますが、その数は少数で、強い症状を訴える患者さんも少ない状況です。一方、室内塵中のダニは、これから増殖して、夏の終わりから秋に、死骸の風化物、抜け毛、フケ、糞などが飛散、吸入され、症状が強くなります。また、秋には、当地でもイネ科、キク科のブタクサ、ヨモギ、アサ科のカナムグラなどが飛散します。これらに、備えるには夏の間に、これらに対してアレルギーを起こす可能性の有無を確認しておき、可能性が強い時は、あらかじめ予防(免疫療法)しておくと、症状が無く、または軽く済む可能性が高くなります。秋に症状のある方は、ぜひ専門医を受診してみて下さい。

令和7年6月25日(水)-6 花粉情報

令和7年6月の当地の気象データ(気象庁過去の気象データ検索より)

日付 天気 雨量 平均

気温

最高

気温

日照

時間

風向
6月1日 曇〜晴 0.5 18.6 24.8 5.4 南東
2日 曇〜晴 20.1 25.0 3.4
3日 曇〜小雨〜曇 31.0 18.9 21.2 0.0 南南西
4日 曇〜晴一時小雨 0.5 22.3 28.4 5.7 南南東〜南東
5日 小雨〜曇〜晴 5.0 22.8 28.9 11.3
6日 晴一時曇 23.4 28.8 9.2 南〜南南東
7日 曇〜晴 0.0 23.6 29.6 7.1 南東〜南南東
8日 0.0 23.2 28.6 0.8 南南東〜南
9日 曇〜雨〜曇 0.5 21.9 25.9 2.1 南東〜南南東
10日 雨一時曇〜雨 11.0 20.4 21.6 0.0 北西
11日 雨〜曇〜晴 11.5 20.8 23.1 0.0 北北東〜東
12日 曇〜晴〜曇 22.9 27.8 4.6 南東
13日 曇〜晴 0.0 22.5 26.4 1.7 南東
14日 曇〜小雨 9.0 22.3 25.6 1.0 南〜南南東
15日 雨〜曇〜晴 7.0 24.9 29.2 2.5
16日 曇〜晴 0.0 26.5 31.6 5.6 南東
17日 晴一時曇 29.0 34.8 13.2 南東〜南南東
18日 28.8 34.4 12.6 南南東〜北北東
19日 27.8 33.5 11.3 南東〜東南東
20日 26.5 31.4 6.1 南南東
21日 26.5 31.4 12.4 南東
22日 28.2 33.1 13.2
23日 薄曇〜曇 0.0 27.9 31.9 3.8 南〜南南西
24日 0.0 26.9 29.2 0.0 南東
25日            

 

6月の落下花粉数は、過去6年間で今年が最も多く観測されています。梅雨(雨)の影響が小さいようです。

24日は2月9日以来の観測花粉0.0個/cm2でした。

 


令和7年6月25日(水)-5 花粉情報

梅雨から夏の落下花粉総数(第3週:5月12〜18日) 測定地:品川区西五反田

  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 令和7年
5月2週 291.4 224.6 201.2 148.7 179.3 222.1
3週 92.5 50.6 118.6 189.3 95.3 87.3
4週 152.7 180.2 132.5 126.4 113.0 113.8
6月1週 74.0 46.2 65.7 51.2 29.7 47.4
2週 57.1 39.2 11.1 18.5 16.6 59.9
3週 16.6 9.2 13.0 0.3 8.0 12.9
4週 3.7 9.3 9.3 8.5 13.3 17.4
5週 5.3 1.5 12.7 8.6 11.7  
7月1週 2.8 3.7 5.2 5.2 5.8  
2週 0.9 2.1 0.9 1.9 4.0  
3週 0.9 4.9 1.5 4.3 1.2  
4週 1.5 4.3 0.6 0.9 2.8  
5週 1.5 0.9 1.5 2.1 3.4  

毎年、5月は様々な花粉が観測されました。観測される花粉の多くは、風が運んできます(風媒花)が、5月の風は、南寄りの風の日が多く、南風は当地では、海からの風ですので、落下花粉の観測数は、4月よりも少ないことになります。6月になりますと、当地の落下花粉数はさらに減少傾向が認められ、毎年6月3週頃から落下花粉数は大幅に減少しました。今シーズンも、大きく減少しました。


令和7年6月25日(水)-4 花粉情報

6月の観測花粉数(過去5年間)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブナ科 カバノキ科 ニレ科 マツ型 その他 総計
令和7年                  
令和6年 1.2 0.6 2.1 5.2 0.6 0.3 12.0 35.1 56.7
令和5年 1.2 0.3 7.7 14.8 1.8 8.0 28.7 16.1 87.2
令和4年 0.9 0.3 11.4 16.3 0.6 5.8 41.6 41.1 112.7
令和3年 0.9 0.0 8.2 11.0 4.9 2.4 31.5 40.4 104.5
令和2年 5.2 0.3 2.1 156.7 164.3

○令和5年:5/29〜7/2

○令和4年:5/30〜7/3(ニレ科にハリケヤキ含まず)

○令和3年:5/31〜7/4((ニレ科にハリケヤキ含まず)

○令和2年:5/31〜7/4(スギ、ヒノキ、イネ科以外はその他に含む)

令和2年からの計測では、6月は、マツ型およびブナ科の花粉以外は、ほとんど飛散していません。

 


令和7年6月25日(水)-3 花粉情報

花粉症は日本だけか?

世界アレルギー機構(World Allergy Organization)のWorld Allergy Week 2016の報告資料3によると、13~14歳の小児における花粉症の有病率は、世界全体で22.1%だった。 地域別にみると、アフリカ29.5%、アジア23.9%、東地中海20.1%、インド亜大陸15.8%、中南米23.7%、北米33.3%、北欧・東欧12.3%、オセアニア39.8%、西ヨーロッパで21.2%だった。過去15年間を平均すると年間平均0.3%増加しているという。地域によって生育する草木が異なるため、花粉症を引き起こす草木も異なり、ヨーロッパの各地ではイネ科、アメリカではブタクサ等、オーストラリアではアカシア(ミモザ)、南アフリカではイトスギが有名だ。スギは日本固有種であるため、スギ花粉症は日本の特徴だ。

村松 容子(ニッセイ基礎研究所:保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター)

 私どもの調査では、中国にもヤナギスギという杉があって、日本スギとヤナギスギの間には、共通抗原性があることを確認しています(スギ花粉症克服に向けた総合研究;第1期平成9〜11年度、第2期平成12年〜15年:文部科学省)。また、中国人の中に、日本スギに反応する人が少なからず存在しました。また、大都市(上海)と地方都市(福建省邵武)の比較では、室内塵の抗体陽性率が大都市の方が高率であることも確認しました。


令和7年6月25日(水)-2 花粉情報

佐橋 紀男先生から千葉県富里市の観測値を頂きました

  スギ ヒノキ イネ科 マツ
  D型 R型 D型 R型 D型 R型 D型 R型
3月 8550.8 14510.0 2611.7 5391.8        
4月 95.6 205.3 818.6 1309.6        
5月 2.1 1.0 3.0 61.7 61.7 109.0    
6月 1.2 4.0 62.7 114.0 26.4 48.0

5月は20日まで D型:ダーラム R型:ロータリー

飛散開始日:ヒノキ3月13日

飛散終了日:スギ4月29日(ダーラム型)、4月28日(ロータリー型)

ヒノキ5月4日(ダーラム型)、5月9日(ロータリー型)

富里市では、イネ科、マツ型の飛散数が当地より明らかに多いようです。


令和7年6月25日(水)-1 花粉情報

昨日、当地の落下花粉(ダーラム法による計測)は、総花粉数0.0個/cm2でした。

  昨日は、2月9日以来の観測花粉0.0個/cm2でした。