日: 2024年11月18日

2024年11月18日-5 花粉情報

:11月にスギ花粉が最初に観測された日

年度 11月最初の観測日(日) 翌年のスギ飛散数(個/cm2)
令和6年 3
令和5年 7 4867.8
令和4年 4 2466.7
令和3年 4 3913.2
令和2年 4 3838.8
令和1年 4 6635.7
平成30年 7 5272.0

2024年11月18日-4 花粉情報

観測結果(個/cm2/日:2024年)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
11/01 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
02 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
03 0.3 0.0 0.0 0.3 0.3 0.0 0.0
04 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6
05 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
06 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3
07 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.5
08 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.6
09 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.9
10 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.9
11 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3
12 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3
13 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 1.9
14 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.2
15 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3
16 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.5
17 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6
18 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 6.5

昨年の18日の測定結果、スギ花粉0.6個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2の結果で、その他の花粉は5.2個/cm2でした。昨日、雨が止んだ後は、晴れ〜曇り〜晴れと続き、その他の花粉が5.2個/cm2も観測されました。「本日は土曜日、道路は週末なので大変空いていて、プレパラートもきれいで、その他の花粉の中には、ブタクサ花粉と思われる花粉が含まれていました。その他の花粉の大半は、ヒマラヤスギ(マツ科)で、4.3個/cm2観測されました。ヒマラヤスギには花粉症が存在するようです(Ann Allergy Asthma Immunol/ 95巻, 5号, 474-9頁/ 発行年 2005年11月 )。

本日は未明から曇り、朝1時小雨、昼過ぎからはれました。北寄りの風がほぼ1日吹き(3〜5m/s)ました。気温が下がり午前1時の気温は18.5℃でしたが、次第にさがり、深夜には10.0℃以下まで下がりました。花粉は、風がやや強く吹き、スギ花粉が0.9個/cm、その他の花粉が6.5個/cm2観測されました。ヒマラヤスギと思われる花粉が4.9個/cm2、不明の花粉が1.2個/cm2でした。今年は、思わぬ時期に思わぬ花粉が観測されます。


2024年11月18日-3 花粉情報

スギ花粉観測値(11月)

    令和6年 令和5年 令和4年 令和3年 令和2年
 

11月

上旬 0.9 0.3 0.9 1.5 1.8
中旬   1.2 2.7 2.1 0.6
下旬   7.0 0.9 3.4 0.6

2024年11月18日-2 花粉情報

11月から連日観測しましたのは、平成30年からでした。11月の飛散数と翌シーズンの飛散数の結果は、表の通りです。

  11月の観測数

スギ      ヒノキ     その他

翌年のスギ飛散数

(1〜4月の総計)

平成30年 9.6 0.0 23.1 4867.8
令和 元年 5.8 0.0 22.1 2466.7
令和 2年 3.0 0.0 26.9 3913.2
令和 3年 7.0 0.0 19.5 3838.8
令和4年 4.5 0.0 40.6 6635.7
令和5年 8.5 0.0 24.9 5272.0

その他の花粉については、識別可能な花粉について、順次ご報告いたします。


2024年11月18日-1 花粉情報

当地では、秋の花粉シーズンもほぼ終わりましたので、しばらく室内塵アレルギー、ダニアレルギーについて触れたいと思います。臨床現場におられる皆様は、10日程前からアレルギー症状を訴えて来院される患者様が、増えていることにお気づきと思います。この時期に来院される患者様の多くは、室内塵、ダニなどが原因のアレルギーの方が大半です。といいましても、朝起きがけにくしゃみ、鼻水の症状が出るのは、「モーニングアタック」と呼び、室内塵、ダニのアレルギーの他に、自律神経の乱れもモーニングアタックの一因とされます。日中の活動時に優位になる「交感神経」と睡眠時や休息中に優位になる「副交感神経」が切り替わる際に両者のバランスが崩れ、鼻の刺激に過敏になる事によって生じます。モーニングアタックは、自律神経の乱れが関与する部分は、寝不足や疲労あるいは寒暖差などによって引き起こされる自律神経の乱れが関わりますので、抗アレルギー薬では制御できないことが多々あります。