斎藤 洋三先生の訃報について、
令和6年7月13日に91歳でご逝去されたそうです。お通夜は18日、告別式は19日に家族葬で行われたようです。斎藤 洋三先生のご冥福を祈念するとともに、ご遺族様に心からお悔やみ申し上げます。
日本は高温多湿な温帯気候のため、一年中カビが繁殖します。特に梅雨期から夏にかけては多く繁殖し、6月の梅雨時期から9月くらいまで、カビアレルギーを起こしやすくなります。
アレルギー症状の原因となるカビは、屋内外の環境中にみられる空中真菌と人に寄生しているヒト寄生菌に大別されます。カビの胞子が空中に浮遊するため、それを吸い込むことによって体内に侵入し、気管支喘息やアレルギー性鼻炎などの気道アレルギーの原因となります。また、ヒト寄生菌は主にアトピー性皮膚炎の増悪因子になることが報告されています。 空中真菌の中で最も多いのがクラドスポリウム(クロカビ)で、あらゆる場所に発生します。アルテルナリア(ススカビ)は湿気の多い浴室や台所、結露した壁などに発生し、ペニシリウム(アオカビ)、アスペルギルス(コウジカビ)は比較的乾燥に強く、食品や室内塵などでも検出されます。
室内のカビが増えることにより、アレルギー体質の人は皮膚に感染しなくても付着するだけでアトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎を起こしやすく、また、カンジダやピティロスポリウム、トリコフィトンなどのヒト寄生菌は、成人のアトピー性皮膚炎を重症化するといわれます。 カビアレルギーの検査では、それぞれの特異IgE抗体を調べます。空中真菌では特に真菌の種類を特定する必要がないことから、主な6種類の真菌を同時に検査するカビマルチで抗体の有無を調べます。
表.住環境における主なカビと発生しやすい場所 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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○著しく多い △多い |
7/16から8/15間の日照時間は、翌年のスギ、ヒノキ花粉数位よく比例すると言われています。
そこで、本年も積算値を当HPで、報告致します。
(24日までの日照時間は68.7時間でした。)
過去10年の平均値は、日照時間7月後半87.3時間、8月前半97.7時間、スギ飛散花粉数3567個/cm2でした。今年のスギ花粉飛散数は6300.2個/cm2でしたので、10年平均の1.76倍でした。
7月、日々の天気(気象庁:東京)
月日 | 降雨量(mm) | 平均気温 | 日照時間 | 天気概況 |
20日 | 45.0 | 30.7 | 10.2 | 晴れ〜曇り〜大雨 |
21日 | 20.0 | 29.1 | 11.0 | 晴れ一時曇り |
22日 | 9.5 | 30.5 | 10.4 | 晴れ一時曇り、雷 |
23日 | ― | 29.5 | 13.0 | 晴れ一時曇り |
24日 | 0.0 | 30.1 | 8.5 | 曇り時々晴れ |
当HPをご利用の皆様へお詫び
7月12日(金)から18日まで本HPは更新されませんでした。誠に申し訳ありません。12日から18日まで、東京共済病院外科に入院しておりました。病名は両側鼠径ヘルニアでした。以前から悩んでおりましたが、今回は、ヘルニアが自分自身では、戻らず、疼痛も強かった為、12日午後救急車で東京共済病院外科に緊急入院いたしました。13日午後手術を受け、18日無事退院いたしました。診療は昨日午後から再開しておりますが、まだ鎮痛剤のお世話になっています。ご心配、ご迷惑をお掛けいたしました。
発熱や咳などの風邪症状で受診される場合は、ご来院いただく前にお電話(03-3491-2822)でお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
当院では、東京都内(品川区 五反田)で顕微鏡下で計測した花粉飛散数、および花粉情報など試験的に提供しています。1984年から観測は開始しており、例年2月〜4月のスギ・ヒノキ花粉数を計測しています。
2024年10月9日 インフルエンザワクチンの接種開始しました。ご希望の方は、お電話でのお問い合わせ、あるいは診察時にご相談下さい。
2021年10月29日 予約制を導入しました。ご予約は、窓口または電話03-3491-2822(月〜金曜日の午後2 時から午後7 時)でお願いします。
ご予約を優先とさせていただき、より待ち時間の無い診療を心掛けて感染対策をして参りますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。病状に応じて、前後する場合があります。
2024年3月25日 日本経済新聞社に、花粉観測に関して情報提供をさせていただきました。
2024年6月1日 保険医療機関のおける掲示
2020年4月29日 「オンライン診療ついて」まとめました。LINEによる診療を当院再診患者様に対して開始しました。
2018.1.18 東京都花粉症患者実態調査について