日: 2024年7月23日

2024年07月23日-4 花粉情報

連日猛暑が続いています。今後(2〜3週後)は、室内塵アレルギーの季節です。室内塵でアレルギーの原因となるものは、主にダニ(虫体、糞など)、カビ(特に真菌など)、昆虫、ペット(抜け毛、フケなど)。空気中に浮遊しているこれらを繰り返し吸入し続けることで、アレルギー状態になります。中でもダニは繁殖力が強く、全ての家庭に存在すると考えられます。ダニは、地球上に30〜50万種いると言われ、中には人の親指ほどもある大きなダニもいますが、大半が目に見えないほど小さく、繁殖力が強く、特に温暖で多湿な人間の住む環境は、ダニにとって快適と言われています。室内にいる代表的なダニは、チリダニ(体長:0.2〜0.4mm)、コナダニ(0.3〜0.5mm)、ツメダニ(7〜8mm)ですが、チリダニ、コナダニが鼻アレルギーの主な原因と言われています。ダニはつがいがいれば、2週間ほどで20〜30個の卵を産みます。これらは、2週間ほどで成長してそれぞれが産卵します。つまり、非常に早い速度で繁殖します。

ダニは、日本の環境ですと、どんな家にも生息して、1年を通じて環境中に存在すると言われています。とはいえ、ダニが繁殖する最適温湿度は、24〜26℃、65〜75%ですから、この条件に合わない季節には、減少します。ダニを抗原とするアレルギーの方は、通年性に症状が見られる可能性があります。とはいえ、アレルギー性鼻炎の方の多くは、室内塵つまりダニの排泄物、抜け毛、フケなどが主な原因です。そのため、梅雨の前後と秋雨の前後に悪化するという季節変動が認められます。もし、年間を通じて強く、かつ季節変動変がなく症状が認められたら鼻過敏症あるいは慢性鼻炎などを鑑別する必要があります(若干、症状は異なります)。

 


2024年07月23日-3 花粉情報

7月、日々の天気(気象庁:東京)

月日 降雨量(mm) 平均気温 日照時間 天気概況
20日 45.0 30.7 10.2 晴れ〜曇り〜大雨
21日 20.0 29.1 11.0 晴れ一時曇り
22日 9.5 30.5 10.4 晴れ一時曇り、雷

7/16から8/15間の日照時間は、翌年のスギ、ヒノキ花粉数位よく比例すると言われています。そこで、本年も積算値を当HPで、報告致します。

 (21日までの日照時間は47.2時間でした。)

過去10年の平均値は、日照時間7月後半87.3時間、8月前半97.7時間、スギ飛散花粉数3567個/cm2でした。今年のスギ花粉飛散数は6300.2個/cm2でしたので、10年平均の1.76倍でした。


2024年07月23日-2 花粉情報

当HPをご利用の皆様へお詫び

7月11日(金)から本HPは更新されませんでした。誠に申し訳ありません。12日から昨日(18日)まで、東京共済病院外科に入院しておりました。病名は両側鼠径ヘルニアでした。以前から悩んでおりましたが、今回は、ヘルニアが自分自身では、戻らず、疼痛も強かった為、12日午後救急車で東京共済病院外科に緊急入院いたしました。13日午後手術を受け、一昨日無事退院いたしました。診療は昨日午後から再開しております。ご心配、ご迷をお掛けいたしました。当地と比較しますと、明らかにイネ科花粉が多く飛散しているようです。


2024年07月23日-1 花粉情報

私の入院中に、スギ花粉症の発見者である斎藤 洋三先生がご逝去されました。斎藤先生は、関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会の生みの親であり、長年にわたり、私共を導いて下さいました。ご遺族様、関係者の皆様に、心からお悔やみ申し上げます。