日: 2024年7月1日

2024年07月01日-7 花粉情報

7月以後が花期の植物

種別 花期 計測数
           
スギ 2〜4月            
ヒノキ科 ヒノキ 3〜4月            
ビャクシン属(ハイネズ) 4〜5月            
カバノキ科 (ハンノキ属)ハンノキ

(クマシデ属)アカシデ

11〜4月

5〜7月

           
イネ科 (ハルガヤ属)カモガヤ

(ガマ属)ガマ・ヒメガマ

4〜9月

6〜8月

           
マツ科 (ヒマラヤスギ属)ヒマラヤスギ 11月            
バラ科シモツケ属(シモツケ) 5〜8月            
シソ科(ウツボグサ) 6〜8月            
アオイ科シナノキ属(シナノキ) 6〜7月            
ツツジ科ツツジ属(サツキ) 5〜7月            
ヒユ科アカザ属(アカザ、シロザ) 9月            
ヒユ科ヒユ属(ホソアオゲイトウ) 7〜10月            
ガマ科ガマ属(ガマ) 6~8月            
ミソハギ科サルスベリ属(サルスベリ) 6〜9月            
タデ科ソバカヅラ属(イタドリ) 7〜10月            
オオバコ科オオバコ属(ヘラオオバコ) 4〜9月            
タデ科1年草(ミチヤナギ) 5〜10月            
クルミ科サワグルミ属(サワグルミ) 5月            
キク科ヨモギ属(オトコヨモギ) 8〜11月            
ハマミズナ科マツバギク属(マツバギク) 春から夏            
アカネ科ヤエムグラ属(ヤエムグラ) 4〜8月            
ハマミズナ科マツバギク属(マツバギク) 4〜8月            
スイカズラ科タニウツギ属(タツウツギ) 5〜7月            
タデ科タデ属(ミゾソバ) 7〜10月            
キク科ヨモギ属(ヨモギ) 8〜10月            
ウコギ科タラノキ属(メダラ) 8〜9月            
その他              
             

7~8月は、これらの花粉が主に観測されると考えられます。


2024年07月01日-6 花粉情報

梅雨から夏の落下花粉総数

  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年
5月2週 291.4 224.6 201.2 148.7 179.3
3週 92.5 50.6 118.6 189.3 95.3
4週 152.7 180.2 132.5 126.4 113.0
6月1週 74.0 46.2 65.7 51.2 29.7
2週 57.1 39.2 11.1 18.5 16.6
3週 16.6 9.2 13.0 0.3 8.0
4週 3.7 9.3 9.3 8.5 13.3
5週 5.3 1.5 12.7 8.6 11.7
7月1週 2.8 3.7 5.2 5.2  
2週 0.9 2.1 0.9 1.9  
3週 0.9 4.9 1.5 4.3  
4週 1.5   0.6 0.9  
5週          

毎年、風媒花植物より虫媒花植物が多くなるためか、7月になりますと落下花粉は減少する傾向にあります。


2024年07月01日-5 花粉情報

6月、日々の天気(気象庁:東京)

月日 降雨量(mm) 平均気温 日照時間 天気概況
 17日 0.0 26.0 4.6 曇り〜雨
18日 98.0 19.2 0.0 大雨一時曇り時々晴れ
19日 23.5 13.3 晴れ夜時々曇り
20日 24.4 6.2 薄曇り時々晴れ44.0
21日 44.0 20.1 0.0 大雨〜晴れ一時曇り
22日 0.0 23.9 8.5 曇り〜晴れ〜雨
23日 29.5 21.6 0.1 雨〜曇り〜雨
24日 26.7 6.5 晴れ〜曇り〜晴れ
25日 0.0 27.8 1.3 曇り
26日 0.0 6.9 2.4 曇り
 27日 0.0 25.4 5.1 曇り〜一時晴れ時々雨
28日 82.5 22.0 0.0 大雨〜曇り
29日 0.0 23.7 3.8 曇り〜晴れ〜曇り
30日 1.5 25.9 0.4 曇り〜雨〜一時晴れ

  24〜30日は、日照時間は19.5時間と短く、大雨が1日降り、毎日のように小雨が短時間でしたが降り続き、日差しのある時は、反対に夏の天気で、気温が高い日が続きました。そのため、結果として落下花粉の種類が大きく変わったと思われます。今後は、夏の花粉が主に観測されると思われます。


2024年07月01日-4 花粉情報

梅雨前後、秋雨前後は、室内塵アレルギー(ダニ、真菌)の季節で、この時期に症状が悪化する患者様が少なくないと思います。7月は花粉シーズンが終わり、室内塵(ダニ、真菌など)アレルギーの季節となります。主にダニが抗原の第一候補です。ダニは、地球上に30〜50万種いると言われ、中には人の親指ほどもある大きなダニもいますが、大半が目に見えないほど小さく、繁殖力が強く、特に温暖で多湿な人間の住む環境は、ダニにとって快適と言われています。室内にいる代表的なダニは、チリダニ(体長:0.2〜0.4mm)、コナダニ(0.3〜0.5mm)、ツメダニ(7〜8mm)ですが、チリダニ、コナダニが鼻アレルギーの主な原因と言われています。ダニはつがいがいれば、2週間ほどで20〜30個の卵を産みます。これらは、2週間ほどで成長してそれぞれが産卵します。つまり、非常に早い速度で繁殖します。

ダニは、日本の環境ですと、どんな家にも生息して、1年を通じて環境中に存在すると言われています。とはいえ、ダニが繁殖する最適温湿度は、24〜26℃、65〜75%ですから、この条件に合わない季節には、減少します。ダニを抗原とするアレルギーの方は、通年性に症状が見られる可能性があります。とはいえ、アレルギー性鼻炎の方の多くは、室内塵つまりダニの排泄物、抜け毛、フケなどが主な原因です。そのため、梅雨の前後と秋雨の前後に悪化するという季節変動が認められます。もし、年間を通じて強く、かつ季節変動変がなく症状が認められたら鼻過敏症あるいは慢性鼻炎などを鑑別する必要があります(若干、症状は異なります)。


2024年07月01日-3 花粉情報

7月になりました。梅雨があけて、本格的な夏になるまでは、カビ(真菌類)や室内塵(ダニなど)のアレルギーの起こりやすい季節です。イネ科花粉をはじめとする花粉の飛散も少なくなり、花粉症は一時お休みです。落下法による観察は6月から1週間毎に行っていますので、今後も当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、室内塵(ダニ、真菌など)アレルギーのシーズン、つまり梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2024年07月01日-2 花粉情報

平成6年の梅雨から夏の飛散花粉

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブナ科 カバノキ科 ニレ科 マツ型 その他 総計
6/1〜2 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.5 4.9 6.6
6/3〜6/9 0.3 0.3 0.9 2.8 0.3 0.0 7.1 5.5 16.6
6/10〜6/16 0.0 0.3 0.3 0.6 0.0 0.3 0.9 5.6 8.0
6/17〜6/23 0.0 0.0 0.9 1.2 0.3 0.0 2.5 8.6 13.3
6/24〜6/30 0.6 0.0 0.0 0.6 0.0 0.0 0.0 10.5 11.7
7/1〜7/7 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
7/8〜7/14 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
7/10〜7/16 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
7/15〜7/21 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
7/22〜7/28 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
7/29〜7/31 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
合計 1.2 0.6 2.1 5.2 0.6 0.3 12.0 35.1 56.7

2024年07月01日-1 花粉情報

6月の測定結果

 

 

 

 

 

 

6/1〜2 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 1.5 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 4.0 7.1
3〜9 0.3 0.3 0.3 2.8 0.9 7.1 0.0 5.5 0.0 0.0 0.0 5.5 16.6
10〜16 0.0 0.3 0.0 0.6 0.3 0.9 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 5.6 8.0
17〜23 0.0 0.0 0.3 1.2 0.9 2.5 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 8.6 13.3
24〜30 0.6 0.0 0.0 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 10.5 11.7
6月計 1.2 0.6 0.6 5.2 2.1 12.0 0.3 5.5 0.3 0.0 0.0 35.1 56.7

今年の6月は、ブナ科、マツ、エゴノキ科の花粉が多く飛散しました。しかし、いずれも少数でしたので、強い症状を訴えた患者様は極少数でした。