KH3000による自動計測が始まりました。現在、KH3000の修理に頑張っています。

空気を吸入するが花粉をカウントしない1台とカウントするが空気の吸入ができない1台を正常に作動している部分を組み合わせて1台にする作業に入りました。点検の結果、2台共にカウントしていないことが判りました。残念ながら今シーズンはKH3000による測定を諦めざるを得ないと思われます。ご協力をいただきました皆様に心から御礼申し上げます。

自動計測が時間単位で出来れば、吸入防止に大変役立ちますので、けんめいに修理を試みましたが、今シーズンはKH3000には期待できないようです。

本日の予報は、「やや多い（10〜30個未満）」でした。落下法による当地の落下スギ飛花粉数は363.6個/cm2（極めて多い）でした。この時期は風が花粉を運びます。雨が続くときは一時的に花粉０個/cm2となりますが、「雨上がりは花粉が多く飛散する」と言われています。今後、晴れて風が強く吹く日は、しばらく極めて多く飛散すると思われます。今週末以後お出かけの際には当HPを是非チェックして、万全を期してください。

○3月8日（金）：東京都千代田区の予報：日本気象協会

観測結果(個/cm2/日： 2024年)

未明から晴れ、昼以後も晴れが続きました。気温は昨日より高く（最高気温は午後3時10.8℃）、風は強く1〜6m/s）、最大瞬間風速は17m/sを超えました。ほぼ北寄りの風でした。そのため、スギ花粉は昨日より大幅に多く（363.6個/cm2）、ヒノキ花粉も今シーズン最大の21.0個/cm2でした。しかし、その他の花粉は0.9個/cm2で、種別不明の花粉のみでした。今週末は、極めて多くのスギ花粉が飛散すると予想されます。花粉症の方は不用不急の外出を避けて下さい。

今シーズンのスギ花粉総飛散数は、環境省のスギ花芽調査結果から当地（東京）は前年比79％、最近10年の平均比119％と予測され、この予測値から当地の今シーズンの飛散数を算出すると

前年（6635.7個/cm2）比79％＝5424個/cm2

10年平均（3566、4個/cm2）比119％＝4244.0個/cm2

令和6年春の当地のスギ花粉飛散数予測値は4244.0〜5424.0個/cm2となります

1月1日から昨日（3月8日）までに観測されたスギ花粉飛散数は、1589個でした。

昨日までの観測数は1589個/cm2ですから、

予測値の29.3〜37.4%飛散した計算になります。

まだ、62.2〜70.7％残っていることになりますので、油断できません。

兼子　順男先生から6日までの観測データをいただきました。

保谷市東伏見：兼子耳鼻科医院屋上

スギ花粉の総計は2800個/cm2を超えています。ヒノキ花粉の飛散が開始（3月2日）したようです。

NPO花粉情報協会の花粉飛散開始情報によりますと、観測24地点のうち弘前市とデータのない札幌市 、米子市を除いて全国の21地点で飛散開始しています。ヒノキ花粉は初観測が認められた山梨県甲府市、三重県津市、愛媛県松山市、岐阜県大垣市の4地点、飛散開始は岐阜県大垣市のみです。