本日の予報は、「やや多い（10〜30個未満）」でした。落下法による当地の落下スギ飛花粉数は76.9個/cm2（非常に多い）でした。この時期は風が花粉を運びます。雨上がりは花粉が多く飛散すると言われています。

○3月6日（水）：東京都千代田区の予報：日本気象協会

観測結果(個/cm2/日： 2024年)

昨日から続いて未明から曇りが続き、朝一時晴れ、昼以後は晴れ、夜は再び曇りました。気温は昨日よりも高く（最高気温は午後3時9.0℃）、風は昨日より弱く（3〜4m/s）、ほぼ北寄りの風でした。そのため、スギ花粉は昨日より大幅に多く（76.9個/cm2）、ヒノキ花粉は6.5個/cm2、その他の花粉は1.5個/cm2しか観測されませんでした。保谷市でもヒノキが検出されています。

シーズンのスギ花粉総飛散数は、環境省のスギ花芽調査結果から当地（東京）は前年比79％、最近10年の平均比119％と予測され、この予測値から当地の今シーズンの飛散数を算出すると

前年（6635.7個/cm2）比79％＝5424個/cm2

10年平均（3566、4個/cm2）比119％＝4244.0個/cm2

令和6年春の当地のスギ花粉飛散数予測値は4244.0〜5424.0個/cm2となります

1月1日から昨日（3月6日）までに観測されたスギ花粉飛散数は、1508.8個でした。

昨日までの観測数は1508.8個/cm2ですから、

予測値の27.8〜35.6%飛散した計算になります。残りは、64.4〜72.2％となります。

まだまだ、油断できません。

兼子　順男先生から3日までの観測データをいただきました。

保谷市東伏見：兼子耳鼻科屋上

ヒノキ花の飛散が開始したようです。

NPO花粉情報協会の花粉飛散開始情報によりますと、観測24地点のうち弘前市とデータのない札幌市 、米子市を除いて全国の21地点で飛散開始しています。ヒノキ花粉は初観測が認められた山梨県甲府市、三重県津市、愛媛県松山市、岐阜県大垣市の4地点、飛散開始は岐阜県大垣市のみです。