2024年04月30日-2 花粉情報

過日、佐橋 紀男先生から関東周辺の飛散情報をいただきました。それによりますと「昨晩戴いたデータではスギ花粉が3日連続0個になりましたので4月23日が飛散終了となるようです。自宅の富里市ではスギ花粉は 品川より1日早い22日に飛散終了になりました。昨年より7日早く終了しています。ヒノキは1桁飛散を続けています。」

スギ花粉は4月23日に飛散終了となりました。NPO花粉情報協会によりますと24地点中16地点で飛散終了しているようです。4月28日には、「ついにヒノキも0個になりましたが、あと2日見守りたいです。」また「これから39年目となった”2024年のスギ花粉前線“ の準備を致します。今年は異常な暖冬でしたので、飛散数や飛散パターンも地域差が何時もより大きいようです。」との情報を下さいました。

佐橋 紀男先生は、故幾瀬 マサ(東邦大学名誉教授)先生のお弟子さん。幾瀬 マサ氏は植物学者(花粉学、形態学を専攻)。1949年より花粉粒の研究に専念し、190科2300種の花粉粒を著書「日本植物の花粉」にまとめ刊行[2]

佐橋 紀男先生は、元東邦大学薬学部教授、日本花粉情報協会理事。1986年以来、毎年全国のスギ花粉観測データを収集して、これらを集例、解析して「スギ花粉前線」としてまとめて報告。本邦の花粉観測のリーダー的存在。