月: 2023年7月

2023年7月19日-2 花粉情報

7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も本日は猛暑でした。16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。

(18日は11.2時間でしたので、18日までの日照時間の総計は36.4時間でした。)

昨年の716日から18日までの日照時間の総計は12.8時間)でしたので、今年は昨年の2.8倍も日照時間がながいことになります。昨年の7月16日から18日


2023年7月19日-1 花粉情報

19日の記述が抜けていました。

7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2023年7月22日-3 花粉情報

真夏の気候となって花粉の飛散はオフシーズンとなりました。そこで、暫く花粉症以外の鼻の病気に触れていきたいと思います。

鼻というと一般的には顔の中心に突出した部分(外鼻)を指しますが、実際はその奥に1対の鼻腔と4対の副鼻腔があり、鼻腔は呼吸の空気の通り道(気道)と匂いを感じとる(嗅覚器)としての役割を果たしています。副鼻腔の役割については、頭を軽くするため、衝撃から脳を守るため、吸気を貯めて匂いを嗅ぐ効率を良くするためなど諸説があります。鼻腔と副鼻腔を合わせて鼻(鼻副鼻腔)と呼んでいます。顔に突出した部分(外鼻)は鼻腔の屋根にあたります。鼻の穴(孔)に近い先端部分を鼻尖、目尻に近い部分を鼻根と呼びます。鼻根部は硬い骨(鼻骨)ですが、鼻尖部は柔らかい骨(尾翼軟骨)でできています。顔面を打撲した時に鼻根部の硬い骨が折れた場合に鼻骨骨折と言います。外鼻は顔面を形成する骨と鼻中隔に支えられています。鼻骨骨折の際に鼻血が出るのは、外力が鼻中隔に及ぶためです。


2023年7月22日-2 花粉情報

7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も本日は猛暑でした。16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。

(21日は5.0時間でしたので、21日までの日照時間の総計は50.1時間でした。)

昨年の7月16日から21日までの日照時間の総計は27.5時間)でしたので、今年は昨年の1.8倍も日照時間がながいことになります。


2023年7月22日-1 花粉情報

7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2023年7月21日-3 花粉情報

真夏の気候となって花粉の飛散はオフシーズンとなりました。そこで、暫く花粉症以外の鼻の病気に触れていきたいと思います

先ずは鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状が認められる鼻炎の原因には、どのような原因があるでしょうか?夏季に来院されるアレルギーの原因の多くは室内塵です。アレルギーの他にも鼻前庭湿疹、鼻癤、乾燥性前鼻炎など鼻前庭の疾患や鼻炎(急性、慢性、単純性、肥厚性、うっ血性、萎縮性、薬剤性、乾燥性、特異性、好酸球性、神経性、血管運動性など)があり、病因は極めて多彩です。ですから受診される方が少ないとは言え、診断は慎重に行なわなければなりません。そこで、今週はこれらの鼻炎についてお話ししたいと思います。


2023年7月21日-2 花粉情報

7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も本日は猛暑でした。16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。

(20日は3.7時間でしたので、20日までの日照時間の総計は45.1時間でした。)

昨年の7月16日から20日までの日照時間の総計は21.3時間)でしたので、今年は昨年の2.1倍も日照時間がながいことになります。


2023年7月21日- 1 花粉情報

7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2023年7月20日- 2 花粉情報

7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も本日は猛暑でした。16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。

(19日は5.0時間でしたので、18日までの日照時間の総計は41.4時間でした。)

昨年の7月16日から18日までの日照時間の総計は13.2時間)でしたので、今年は昨年の2.8倍も日照時間がながいことになります。。20

 


2023年7月20日- 1 花粉情報

7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2023年7月18日- 2 花粉情報

7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も本日は猛暑でした。16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。

(18日は11.2時間でしたので、18日までの日照時間の総計は36.4時間でした。)

昨年の7月16日から18日までの日照時間の総計は12.8時間)でしたので、今年は昨年の2.8倍も日照時間がながいことになります。。


2023年7月18日- 1 花粉情報

7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2023年7月18日- 3 花粉情報

7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も本日は猛暑でした。16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。

(17日は13.1時間でしたので、17日までの日照時間の総計は25.2時間でした。)


2023年7月18日- 2 花粉情報

昨日、佐橋 紀男先生から、次のような情報をいただきました。

そろそろスギの雄花の観察を開始する時期になってきました。大変な猛暑になっていますが、今月後半と来月上旬の天候が気になります。今回も3週について下記のようにイネ科花粉だけですが、品川と富里で比較してみました。

品川データ     富里データ

6月26日~7月  2日      1.2        7.4

7月  3日~7月  9日        0.6        3.0

7月10日~7月16日         0.3        11.7

合計  2.1        22.1

両地点で合計で前回の半分以下に減少してしまいましたが、すでに初秋に多いイネ科植物が花を咲かせてきましたので、これからイネ科花粉は増加するかもしれません。


2023年7月18日- 1 花粉情報

7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2023年7月17日- 2 花粉情報

昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も本日は猛暑でした。本日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。

(16日までの日照時間は12.1時間でした。)

過去10年の平均値は、日照時間7月後半87.3時間、8月前半97.7時間、スギ飛散花粉数3567個/cm2でした。今年のスギ花粉飛散数は6636.5個/cm2でしたので、10年平均の1.86倍でした。私は、昨年12月9日(金)に令和5年春のスギ、ヒノキ花粉飛散数を「品川では、スギ+ヒノキは前年比から最大10344個/cm2/シーズン、例年比から6930〜9240個/cm2/シーズン」と予測いたしました。実際の測定値はスギ+ヒノキは7863.5個/cm2,)、スギ花粉6637個/cm2、ヒノキ1227.0個/cm2でしたので、予測は的中したと考えます。


2023年7月17日- 1 花粉情報

7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2023年7月16日- 5 花粉情報

総観測花粉数が6月以後徐々に減少する傾向は毎年変わりません。

観測花粉数(個/cm2/週)

時期 6月1週 2週 3週 4週 7月1週 2週 3週 4週

‘20 79.8 58.6 16.9 3.7 5.3 3.1 0.9 1.5
‘21 46.2 39.2 9.2 9.2 1.5 3.7 2.1 4.9
‘22 65.7 11.1 13.0 10.2 12.7 5.2 0.9 1.5
‘23 51.2 18.5 0.3 8.6 8.6 5.2 1.9  

‘20年、’21年と7月になると総観測花粉数は一桁まで少なくなりました。今年も同じ傾向が認められます。


2023年7月16日- 4 花粉情報

7月10日から7月16日の観測値です。

  7/10〜7/16 昨年7/11〜7/17
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
カバノキ科(ハンノキ、シラカンバオオバヤシャ) 0.0 0.0
ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ、シラカシ他) 0.0 0.0
イネ科(イネ、カモガヤ、ガマ、ヒメガマ) 0.3 0.3
マツ型(アカマツ、クロマツ、トウヒ、ヒマラヤスギ) 0.0 0.0
ニレ科(ケヤキ) 0.3 0.0
イチョウ科(イチョウ) 0.0  
クルミ科(テウチグルミ、オニグルミ) 0.0  
バラ科(ソメイヨシノ) 0.0  
マメ科(ギンヨウアカシア) 0.0  
カヤツリグサ科(スゲ) 0.0  
エゴノキ科(エゴノキ) 0.0  
その他 1.2 0.6
1.9 0.9

2023年7月16日- 3 花粉情報

昨年7月の後半の日照時間の合計は113.1時間ありましたが、8月前半は93.3時間と短く、計206.4時間でした。一昨年と比較して日照時間は昨年の方が短かったのですが、スギ花粉の飛散数は前年のか1.73倍とかなり多くの飛散を認めました。

 

○前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ花粉飛散数

                                     (日照時間:前年)

年        スギ(個)      7月下旬      8月上旬    7月➕8月

H25 6405.7 107.4 87.2 194.6
H26 1299.2 65.1 105.4 170.5
H27 2694.1 110.7 109.8 220.5
H28 3517.1 110.4 107.3 217.7
H29 2273.5 64.3 86.7 151.0
H30 4162.0 64.0 32.6 96.6
H31 4867.8 122.8 99.0 221.8
R2 2466.7 75.5 129.1 204.6
R3 3913.2 23.0 127.6 150.6
R4 3838.8 123.7 84.5 208.2
R5 6636.5 113.1 93.8 206.4

2023年7月16日- 2 花粉情報

「春に花粉を放出するスギの雄花は、7月頃から形成され始め、8月には形成され11月頃には雄花の中の花粉が成熟します。形成される花粉の量は7月後半から8月前半の気象条件に左右される」と指摘され、とりわけ7月後半の日照時間の長短と翌年春のスギ、ヒノキ花粉の飛散数の間には相関が認められる。」との指摘があります、これまで当地でもこの相関は成立するように思われる観測値でした。ところが、最近10年間のデータを検討すると、この関係が少し変化しているように思われます。

そこで、本年も7月後半に入りました。本日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。

(  日までの日照時間は    時間でした。)


2023年7月16日- 1 花粉情報

7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2023年7月15日- 2 花粉情報

総観測花粉数が6月以後徐々に減少する傾向は毎年変わりません。

観測花粉数(個/cm2/週)

時期 6月1週 2週 3週 4週 7月1週 2週 3週 4週

‘20 79.8 58.6 16.9 3.7 5.3 3.1 0.9 1.5
‘21 46.2 39.2 9.2 9.2 1.5 3.7 2.1 4.9
‘22 65.7 11.1 13.0 10.2 12.7 5.2 0.9 1.5
‘23 51.2 18.5 0.3 8.6 8.6 5.2

‘20年、’21年と7月になると総観測花粉数は一桁まで少なくなりました。今年も同じ傾向が認められます。


2023年7月15日- 1 花粉情報

7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2023年7月14日- 2 花粉情報

梅雨から夏になると、鼻の調子がよくなることを経験した方が少なくないと思います。実はこれは鼻内の湿度が関わります。少し古くなりますが、このことを実験的に確かめた研究があります(鼻閉と鼻腔内湿度に関する 実験的研究 ―乾燥空気負荷による鼻腔抵抗の変化を中心に― :山口 猛:耳 展38: 1;21〜34,1995 )。この研究では

「鼻閉及び鼻閉感の原因を追求する目的で、諸条件のもとに乾燥空気を鼻腔内に与えることにより、鼻腔内湿度変化に伴う鼻腔抵抗値の変化から双方の関与を検索し、また,高齢者における鼻腔機能を青壮年者と比較検討し、加えて高齢者における鼻閉感と鼻腔内乾燥との関連をも併せて検討しています。」とあり、以下の結果を得ています。

(1)青壮年群における鼻内の乾燥化は、鼻腔内湿度の低下・鼻腔抵抗値の増大・粘液繊毛機能の低下を惹起し、自覚的には鼻閉感を生じさせる。その原因と推察できるものとして、粘膜表面の摩擦抵抗の増大あるいは乱流の発生を推定した。

(2)高齢者においては、青壮年群と比較し、鼻腔内湿度の低下・鼻腔抵抗値の減少が確認された。また鼻腔内湿度が増加すると抵抗値が減少することを認め、同時に鼻閉感といった症状の改善が認められた。

(3)高齢者における加湿後の鼻腔抵抗値の減少の要因として、粘膜表面の摩擦抵抗の減少および乱流発生の抑制などが推察された。

(4)鼻腔形態不良を伴わない高齢者の鼻閉、鼻閉感の治療にあたっては、鼻粘膜の乾燥を是正することが有用と認められた。


2023年7月14日- 1 花粉情報

7月14日(金):7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2023年7月13日- 2 花粉情報

昨年の7月は、スギ、ヒノキにその他の花粉を加えても、週数個/cm2で、花粉症が発症するに足る花粉の飛散は認められませんでした。本年も6月半ばから週の総計でも、一桁の花粉しか観測されていません。東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」でも、イネ科以外の花粉はほぼ観測されていません。春の花粉シーズンの終わりは、6月上旬とみなして良さそうです。


2023年7月13日- 1 花粉情報

7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。


2023年7月12日- 3 花粉情報

○前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ花粉飛散数

スギ(個) 7月下旬 8月上旬 7+8月(日照時間)
H24 1971.0 64.6 97.6 162.2
H25 6405.7 107.4 87.2 194.6
H26 1299.2 65.1 105.4 170.5
H27 2694.1 110.7 109.8 220.5
H28 3517.1 110.4 107.3 217.7
H29 2273.5 64.3 86.7 151
H30 4162.0 64.0 32.6 96.6
H31 4867.8 122.8 99.0 221.8
R2 2466.7 75.5 129.1 204.6
R3 3913.2 23.0 127.6 150.6
R4 3838.8 123.7 84.5 208.2
R5 6636.5   91.8 55.9  147.7

2023年7月12日- 2 花粉情報

スギ花粉を放出する雄花は、7月頃から形成され始め、8月には形成され11月頃には雄花の中の花粉が成熟します。形成される花粉の量は7月後半から8月前半の気象条件に左右されると指摘されています。とりわけ7月後半の日照時間の長短と翌年春のスギ、ヒノキ花粉の飛散数の間には相関が認められる。」との指摘があり、これまで当地でもこの相関は成立するような傾向が見られました。ところが、令和3年7月後半は日照時間が大変短く、8月前半が非常に長くなりました。それでも令和4年には多くのスギ花粉が飛散しましたので、「7月後半または8月前半の日照時間が長ければ、翌年春のスギ花粉の飛散数は多くなる」と言え、8月前半が猛暑である場合でも、花粉の形成は良くなると考えた方が良さそうな結果でした。また、今年(令和5年)は6636.5個/cm2のスギ花粉が観測されましたが昨年の7月下旬➕8月上旬の日照時間は147.7時間で150時間にも満たない日照時間でした。これらの予測の方法は、再検討を要する時期にきている可能性があると思われます。


2023年7月12日- 1 花粉情報

7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。