日: 2023年7月16日

2023年7月16日- 5 花粉情報

総観測花粉数が6月以後徐々に減少する傾向は毎年変わりません。

観測花粉数(個/cm2/週)

時期 6月1週 2週 3週 4週 7月1週 2週 3週 4週

‘20 79.8 58.6 16.9 3.7 5.3 3.1 0.9 1.5
‘21 46.2 39.2 9.2 9.2 1.5 3.7 2.1 4.9
‘22 65.7 11.1 13.0 10.2 12.7 5.2 0.9 1.5
‘23 51.2 18.5 0.3 8.6 8.6 5.2 1.9  

‘20年、’21年と7月になると総観測花粉数は一桁まで少なくなりました。今年も同じ傾向が認められます。


2023年7月16日- 4 花粉情報

7月10日から7月16日の観測値です。

  7/10〜7/16 昨年7/11〜7/17
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
カバノキ科(ハンノキ、シラカンバオオバヤシャ) 0.0 0.0
ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ、シラカシ他) 0.0 0.0
イネ科(イネ、カモガヤ、ガマ、ヒメガマ) 0.3 0.3
マツ型(アカマツ、クロマツ、トウヒ、ヒマラヤスギ) 0.0 0.0
ニレ科(ケヤキ) 0.3 0.0
イチョウ科(イチョウ) 0.0  
クルミ科(テウチグルミ、オニグルミ) 0.0  
バラ科(ソメイヨシノ) 0.0  
マメ科(ギンヨウアカシア) 0.0  
カヤツリグサ科(スゲ) 0.0  
エゴノキ科(エゴノキ) 0.0  
その他 1.2 0.6
1.9 0.9

2023年7月16日- 3 花粉情報

昨年7月の後半の日照時間の合計は113.1時間ありましたが、8月前半は93.3時間と短く、計206.4時間でした。一昨年と比較して日照時間は昨年の方が短かったのですが、スギ花粉の飛散数は前年のか1.73倍とかなり多くの飛散を認めました。

 

○前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ花粉飛散数

                                     (日照時間:前年)

年        スギ(個)      7月下旬      8月上旬    7月➕8月

H25 6405.7 107.4 87.2 194.6
H26 1299.2 65.1 105.4 170.5
H27 2694.1 110.7 109.8 220.5
H28 3517.1 110.4 107.3 217.7
H29 2273.5 64.3 86.7 151.0
H30 4162.0 64.0 32.6 96.6
H31 4867.8 122.8 99.0 221.8
R2 2466.7 75.5 129.1 204.6
R3 3913.2 23.0 127.6 150.6
R4 3838.8 123.7 84.5 208.2
R5 6636.5 113.1 93.8 206.4

2023年7月16日- 2 花粉情報

「春に花粉を放出するスギの雄花は、7月頃から形成され始め、8月には形成され11月頃には雄花の中の花粉が成熟します。形成される花粉の量は7月後半から8月前半の気象条件に左右される」と指摘され、とりわけ7月後半の日照時間の長短と翌年春のスギ、ヒノキ花粉の飛散数の間には相関が認められる。」との指摘があります、これまで当地でもこの相関は成立するように思われる観測値でした。ところが、最近10年間のデータを検討すると、この関係が少し変化しているように思われます。

そこで、本年も7月後半に入りました。本日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。

(  日までの日照時間は    時間でした。)


2023年7月16日- 1 花粉情報

7月夏本番の季節になりました。夏は落下花粉数が少ないので、落下法による観察は1週間毎に行い、当地の観測結果は適宜報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。梅雨に入る(6月上旬の予報)と多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵に対する吸入防止対策を十分に施して下さい。