2021年5月9日-1 花粉情報

曇り空が朝には晴れ、強い南風(9〜12m/s)が吹き、気温が非常に高くなり(午前5時:21.0℃)、午前中はそのまま晴れました。当地は「19日振りの夏日」および「黄砂が飛来」との予報通り、午後2時には27.5℃を記録しました。
KH-3000は本日も夜間は低値のままでしたが午前8時過ぎから日曜日で山手通りの交通量も少ないのに二桁を記録。黄砂を感知しているのでしょうか?。顕微鏡での観察では、汚れは認められず、気温の上昇と強い風でその他の花粉が多数飛散したようでした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
5/9 0.0 0.3 99.3 9.8

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.0個/cm2(4/15に飛散終了しました)、ヒノキ花粉0.3個/cm2(5/5に飛散終了しました)でした。その他の花粉は予想通り99.3個/cm2(非常に多い)でした。内訳はカバノキ科(シラカンバ4.0個/cm2、ハンノキ0.9個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2)、コナラ属(コナラ4.9個/cm2、クヌギ2.5個/cm2、クリ25.3個/cm2)、マツ22.2個/cm2、イネ科3.1個/cm2、ソメイヨシノ3.7個/cm2、ケヤキ12.0個/cm2(4月1日まで不明と判断していました)、不明20.7個/cm2(内イチョウ0.9個/cm2、テウチグルミ0.0個/cm2、スゲ1.5個/cm2)でした。
当院のKH3000の測定値は9.8個/m3・時(やや多い)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしています。また、その他の花粉と浮遊粒子の一部を感知している可能性があります。この時期は非常に多種の花粉が飛散していて、それぞれ花粉症の原因となるとの報告があります。この時期に明らかな症状のある方は、原因がスギ、ヒノキ以外の花粉かも知れません。また、炎症及び寒暖差による刺激症状も否定できません。もう暫くご注意ください。

花粉自動計測器(KH-3000)

その他の花粉の集落

再飛散したと思われるスギ花粉(汚染物質の付着あり)