2021年4月30日-1 花粉情報

雨は未明に止み、明け方には晴れました。風も弱い南風(1〜2m/s)に代わり、そのために気温が上昇(午前8時:19.5℃)、その後も気温の上昇が続き(午後2時:18.5℃)。KH-3000の測定値は朝までほぼ0個/m3/時のまま推移しました。午前6時頃から測定値が記録され、午後にはやや強い南風が吹き(8〜10m/s)、KH-3000の測定値が大きくなりました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
23:00〜9:00 0.0 0.6 5.2 0.5
9:00〜23:00 0.0 1.2 54.1 6.5
4/30 0.0 1.8 59.3 7.0

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.0個/cm2(4/15に飛散終了しました)、ヒノキ花粉1.8個/cm2(少ない)でした。ヒノキの飛散終了が近いと思われますが、今月中の飛散終了とはなりませんでした。その他の花粉は59.3個/cm2でした。
本日は、その他の花粉が大半で、内訳はシラカンバ4.3個/cm2、ハンノキ0.6個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、コナラ属(コナラ6.4個/cm2、クヌギ0.9個/cm2)、マツ16.3個/cm2、イネ科0.9個/cm2、ソメイヨシノ8.6個/cm2、ケヤキ1.5個/cm2(4月1日まで不明と判断していました)、不明19.8個/cm2(内イチョウ1.2個/cm2、クリ6.7個/cm2、テウチグルミ0.3個/cm2)でした。
当院のKH-3000の測定値は7.0個/m3/時(やや多い)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしています。また、その他の花粉と浮遊粒子を感知している可能性があります。スギ、ヒノキは減少しましたが、この時期は非常に多種の花粉が飛散していて、それぞれ花粉症の原因となるとの報告があります。この時期に明らかな症状のある方は、原因がスギ、ヒノキ以外の花粉かも知れません。また、大気の乾燥による炎症及び寒暖差による刺激症状も否定できません、雨で一息つけましたが、もう暫くご注意ください。

花粉自動計測器(KH-3000)