2021年4月29日 花粉情報

未明から小雨が続き、やや強い南風が吹いた(6〜10m/s)ために気温も高い朝となり(午前7時:17.0℃)、日中は一時薄曇りとなりましたが、その後の気温はほとんど変わりませんでした(午後2時:18.5℃)。KH-3000の測定値はほぼ0個/m3/時のまま推移しました。雨は一日中続き、夜に本格化しましたが強い雨にはならず、プレパラートの汚れはなく、ワセリンも剥がれませんでした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/29 0.0 0.0 9.9 0.2

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.0個/cm2(4/15に飛散終了しました)、ヒノキ花粉0.0個/cm2(少ない)でした。ヒノキの飛散終了が近いと思われます。その他の花粉は9.9個/cm2でした。
本日は、その他の花粉も少なく、内訳はシラカンバ0.9個/cm2、ハンノキ0.9個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、コナラ属(コナラ0.6個/cm2、クヌギ0.6個/cm2)、マツ1.5個/cm2、イネ科0.3個/cm2、ソメイヨシノ0.6個/cm2、ケヤキ0.3個/cm2(4月1日まで不明と判断していました)、不明4.0個/cm2(内イチョウ0.6個/cm2、クリ0.9個/cm2、テウチグルミ0.3個/cm2)でした。
当院のKH-3000の測定値は0.2個/m3/時(少ない)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしています。また、その他の花粉と浮遊粒子を感知している可能性があります。特にここ数日は近隣のビル工事の影響を受けていると思われましたが、本日は一日雨が続き休日で工事もなかったのでプレパラートの汚れはありませんでした。スギ、ヒノキは減少しましたが、この時期は非常に多種の花粉が飛散していて、それぞれ花粉症の原因となるとの報告があります。この時期に明らかな症状のある方は、原因がスギ、ヒノキ以外の花粉かも知れません。雨で一息つけましたが、もう暫くご注意ください。

花粉自動計測器(KH-3000)