2018年2月11日 花粉情報

スギ花粉の飛散開始日を確認しました。スギ3.1個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.6個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月10日まで)は375.8度でした。

昨日の時点での予想される飛散開始日は、2月19〜27日でしたが、一日の最高気温が10℃以下の日も昨日まで17日間で終止符が打たれ、昨日の最高気温は11.9℃でした。南南西のやや強い風(最大6.4m/s、瞬間最大11.1m/s)が吹きましたので、昨日もスギ花粉が1.5個/cm2観測されました。

昨日、予報されていた雨も小降りで夜間のうちに上がり、本日は朝から良く晴れました。雨上がりは花粉が飛散すると言われますので、本日は23時〜10時つまり夜間の飛散の有無を確認しました。深夜1時から風向きが北北西に変わりましたので、この時間帯には花粉の飛散は認められませんでした。

その後、10時から17時には、東風〜西風に変わり気温も急上昇して、スギ花粉2.5個/cm2観測されました。つまり、昨日2月10日が当地のスギ花粉飛散開始日となりました。日本海側の記録的な雪の報道の中、東京周辺は10〜11日の2日間だけ暖かくなりました。この天気があらかじめ予測されていたとすれば気象協会、花粉情報協会の予測が見事的中したことになります。お見事と言うしかありません。

17時以後は再び北寄りの風に変わり気温も下がりましたので、その後はスギ0.6個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.3個/cm2でした。

昨日のとうきょう花粉ネットの記録を見るとあきる野、八王子、立川、多摩、小平は花粉が飛散した様子がなく、青梅、奥多摩では午後3時頃から花粉の飛散が記録されていました。最高気温も都心より青梅、八王子の方が高かったので、青梅、八王子あたりが発生源の可能性があります。

また、本日は西〜南風なので、都内よりも伊豆(伊東では12時〜14時に多くの飛散が確認されています)や神奈川から飛来した可能性も否定できません。

明日から再び寒波が襲来して寒くなるそうです。花粉の飛散がどのようになるか、予測が大変難しいと言えます。

 

本日の鏡検像です。プレパラートがとても綺麗です。車が少なく、大気の汚れがないためです。

2月11日の飛散状況ととうきょう花粉ネット(千代田区)の気象データ

時間毎の記録を分析すると午後4時から7時に飛散したと考えられます。本日は休日なので、花粉症の症状の有無は、何時外出したかが問題となります。