東京都内の花粉情報

2023年9月21日-3 花粉情報

当地はでは、これまで台風の影響は僅かでしたが、歴史上最も暑い、9月です。そこで、9月中旬の気候を比較してみました。

9月中旬の気象データ

観測期間 雨量

(mm)

平均気温

(℃)

最高気温

平均

最低気温

平均

日照時間

(h)

2023 10.5 28.2 32.8 25.0 60.6
2022 92.5 25.7 29.9 22.2 44.2
2021 131.5 23.5 27.7 20.2 41.6
2020 18.5 24.7 28.4 22.2 16.5

気温は過去3年よりはるかに高く、今年は台風の影響なく、当地ではほとんど雨が降らず、雨量は少なく、気温は記録的に高く、日照時間も過去最大でした。この気象が来春の花粉飛散にどう影響するか、興味深い所です。


2023年9月21日-2 花粉情報

9月21日、佐橋 紀男先生から富里市の最近2週間の観測データをいただきました。富里市でも、まだ多くの飛散はないようです。

9/4―9/10   イネ科 2.6/cm2     ブタクサ 2.5/cm2

9/11―9/17    イネ科 10.2/cm2     ブタクサ   2.6/cm2

アカザ 3.5/cm2      カナムグラ 0.5/cm2


2023年9月21日-1 花粉情報

9月には当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。とはいえ、主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。


2023年9月20日-2 花粉情報

ろそろ花粉のみならず室内塵アレルギーにも注意を払わなければならない時期になりつつあります。

1.コロナ禍が続いていても、止むを得ずお出掛けされる方もおられると思います。中には、どうしても飛行機を     利用しなければならない方もいると思われます。鼻の構造上、アレルギー性鼻炎や花粉症などによって鼻粘膜の肥厚や機能障害がある時に、飛行機などに乗り気圧変動があるとその影響によって気圧障害(中耳炎や副鼻腔炎など)が起こることが危惧されます。飛行機の場合、上昇時には起こりにくく、降下時に起こるため搭乗前には本人もその危険性に気づくことができません。飛行機に搭乗する予定がある時には、鼻づまりを解消しておく必要がありますので、鼻のコンディションが悪い方は、搭乗前に耳鼻科医にご相談ください。

2.室内塵アレルギーの主な原因は室内塵中のダニです。その大部分がチリダニ(ヤケヒョウダニ、コナヒョウダニ)です。チリダニは気温20〜30℃、湿度60〜80%で繁殖しやすく、温度、湿度、餌、住処が整うと活動が活発になります。温度25℃、湿度65〜75%で活動が最も活発になると言われています。冷暖房を調節するときは、この温湿度にご注意ください。チリダニは、体長0.4mm前後で畳、絨毯、布団などを住処に生息します。繁殖力が非常に強く、寿命は約3ヶ月、その間に30〜100の卵を生みます。11〜12日で成虫となります。その上毎日平均5個の糞をします。糞は非常に小さく(20μ以下)、粉砕されるとさらに小さくなります。スギ花粉の直径は平均20〜40μありますので、大半が鼻粘膜に捉えられ、残りは呼気で排出されます。しかし、ダニの糞は吸入されると鼻、喉を通過して喉頭、気管、気管支へ侵入します。喉の違和感や咳の原因ともなりますので注意が必要です。


2023年9月20日-1 花粉情報

9月には当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。今夏は、記録的猛暑で秋の花粉シーズンがまだ開始していません。そろそろ開始すると予想されます。


2023年9月19日-2 花粉情報

9月もすでに下半期、この時期には、昨年を例にとりますと秋の草木の花粉が飛散する季節になります。しかし、気候は昨年と大きく異なっていますので、花粉はまだ多くの飛散をみとめていません。注意すべきは花粉だけでなく、室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)に対しても、注意が必要です。

1.都心ではヨモギ属(キク科)とカナムグラ(アサ科カラハナゾウ属)が飛散します。草木の花粉は飛散距離が短いので、地域による差があり、しかもその差が大きいと思われます。また秋に飛散する草木の花粉は口腔アレルギー症候群を起こす可能性がありますので、気候の影響とともに注意が必要です。

2.室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)は、衣替え、転居、大掃除などによる室内塵の被曝によって、悪化します。室内塵の主な原因はダニです。ダニは地球上に3万とも6万種とも言われ、新種が次々に発見されています。これらの内95%は人に無害です。人を刺すダニはツメダニ、イエダニ、マダニの3種です。アレルギーの原因(抗原)として日本では、チリダニ科ヒョウダニ属のヤケヒョウダニとコナヒョウダニの2種が最重要と言われています。


2023年9月19日-1 花粉情報

9月には当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。


2023年9月18日-3 花粉情報

NPO花粉情報協会 (理事長 今井 透)主催のセミナーが10月5日に開催されます。

2024年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測セミナー

日  時 :2023年10月5日(木曜日)  開演 15:00~16:30

場  所 : 東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ ガーデンコート1F

紀尾井フォーラム http://kioi-forum.com

講  演 :  「神奈川県における2023年春の花粉飛散数と予測された花粉数について」

齋藤 央嗣  NPO花粉情報協会副理事長

神奈川県自然環境保全センター主任研究員

「過去30年間あまりのスギ・ヒノキ花粉の年次飛散推移」

佐橋 紀男     NPO花粉情報協会事務局長

「2024年春の花粉飛散予測」

村山 貢司    NPO花粉情報協会理事 / 気象予報士

この講演会の場で、来春のスギ花粉飛散予測第1報が提示されます。情報が得られ次第本HPで御報告いたします。

 


2023年9月18日-2 花粉情報

口腔アレルギー症候群の診断は、「詳しい問診(症状が出る前、15分位の間に食べたもの、花粉症の有無、原因の確認など)、経験の豊富な医師のもとで可能性のある食べ物を極少量口に含んで見る(負荷試験)、皮膚試験(原因となる食物を針で刺し、その針を用いて皮膚試験をする)、あるいは血液検査によって反応する蛋白(抗体)の有無を確認する」などの検査を行い診断します。

治療はまず予防です。アレルギー症状は患者さんに様々な誘因が重なった時に症状がより出やすい傾向があります。OASの患者さんも、風邪をひいていたり、消炎鎮痛薬を服用したり、寝不足、疲れ、ストレスなどがかかった状態や、女性であれば生理の前後などには、これらが誘因となってより症状が出やすくなりますので、特に注意が必要です。その上で抗原の回避(原因物質との接触を避ける)、食物の加熱処理をする、薬物(抗アレルギー剤を服用)により症状を抑える、免疫療法(ブタクサ花粉症であれば、ブタクサの抗原液を用いて免疫療法を行う)などが行われます。


2023年9月18日-1 花粉情報

9月には当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。今年は、猛暑が続き、秋の花粉の飛散が大幅に遅れています。ブタクサ花粉の飛散は、9月第3週以後になりそうです。


2023年9月17日-5 花粉情報

今年の秋は、ブタクサ花粉の飛散開始が大幅に遅れて、過去4年間で飛散花粉数が最も少なく推移しています。

時期 8/30〜 9/6〜 9/13〜 9/20〜 9/27〜
観測数 2020 6.1 6.8 14.6 36.6 28.2
2021 11.7 19.1 26.1 27.1 19.4
2022 2.1 14.5 21.6 20.7 40.1
2023 0.9 2.8 2.8    

2023年9月17日-4 花粉情報

昨年の9月第3週の観測花粉数は

種別 観測期間
9/11〜9/17 昨年(9/13〜9/18)
スギ 0.3 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ他) 0.0 1.5
ブタクサ属 0.6 10.2
ヨモギ属 0.0 2.5
カナムグラ 0.6 1.2
マツ 0.0 0.0
その他 1.2 6.2
合計 2.8 21.6

昨年は9月第2週にブタクサ属の飛散が始まりました。今年は気温が異常に高く、第2週までにブタクサ花粉を観測していません。今週初めてブタクサ花粉を観測しました。飛散数は過去4年では最も少ない1週間でした。


2023年9月17日-3 花粉情報

この天気は花粉もさることながら室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)に対しても対策を始める必要があります。室内塵アレルギーは衣替え、転居、大掃除などを契機に悪化します。室内塵アレルギーの主な原因であるダニは、繁殖力が旺盛で数ヶ月で数万から数十万匹に増殖します。抗原となるのは主に糞、抜け毛、フケですが、これらを掃除で完全に排除するのは至難の技です。ダニは畳、絨毯、布団などの内部に生息しますので、これを退治するのも至難です。ダニを増やさない方策が必要です。繁殖前に餌を断つことが大事です。早い時期に餌を断つ掃除を心がけて下さい。また、衣替えをする際は吸入防止のためマスクを着用してください。


2023年9月17日-2 花粉情報

天気の変化は少なからず人の健康、とりわけ鼻のコンディションに影響を及ぼします。急激な気圧の変動は、鼻の通気に影響します。体感温度が急に変わると鼻汁分泌過多や通気障害が起こります。これらは知覚、自律神経機能に関係しますが、乾燥冷気は粘膜の機能低下や組織破壊をもたらし、鼻粘膜の様々な障害の原因になります。鼻血が出やすくなるのもこの時期です。従って、寝室の温度と湿度の管理が大事です。


2023年9月17日-1 花粉情報

9月には当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。


2023年9月16日-5 花粉情報

昨年の9月第2週の観測花粉数は

種別 観測期間
9/4〜9/10 昨年(9/5〜9/11)
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ他) 0.0 0.0
ブタクサ属 0.0 10.8
ヨモギ属 0.0 0.0
カナムグラ 0.6 0.6
マツ 0.0 0.0
その他 2.2 3.1
合計 2.8 14.5

昨年は9月第2週にブタクサ属の飛散が始まりました。今年は気温が異常に高く、飛散数は過去4年では最も少ない1週間でした。


2023年9月16日-4 花粉情報

花粉症の皆さんは、ある種の野菜や果物が口腔粘膜に接触すると、その直後から数分以内に口腔、咽頭、口唇粘膜の刺激感、かゆみなどがあらわれることがありませんか。多くの症状は口腔内に限局し自然に消退しますが、時に消化器症状が誘発されることもあります。大豆(特に豆乳)やセロリ、スパイスではアナフィラキシーショックなど重篤な全身症状を呈することがあります。このような反応(果実アレルギー)は抗原となる花粉と野菜や果物に含まれるタンパク(抗原)の共通する(交差抗原性)抗原性に基づいており、まず花粉により感作が成立し、その後、それらの抗原に対して交差反応性を示す抗原を含む果物や野菜を経口摂取した際に主に口腔粘膜において過敏反応が誘発されます。これらを口腔アレルギー症候群と呼びます。

口腔アレルギー症候群を起こす秋の花粉症と食物は、ブタクサ花粉症ではメロン、スイカ、バナナなど、ヨモギ花粉症ではセロリなど、イネ科花粉症ではモモ、トマト、ピーナッツ、メロン、スイカ、ヒマワリなどが報告されています。食べ物のタンパクが原因となる食物アレルギーとは異なります。心当たりのある方は、専門医にご相談下さい。


2023年9月16日-3 花粉情報

910月の観測総数(/cm2/)

時期 8/30〜 9/6〜 9/13〜 9/20〜 9/27〜
観測数 2020 6.1 6.8 14.6 36.6 28.2
2021 11.7 19.1 26.1 27.1 19.4
2022 2.1 14.5 21.6 20.7 40.1

春と比較しますと秋は落下花粉が少ないことが解ります。秋の花粉にも勿論飛散期があって、イネ科はピークが2峰あり5〜6月と10月中旬〜11月中旬、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラのピークは1峰のみで飛散期間も比較的短く、スギのように長期に及ぶことはなく、ブタクサ、ヨモギのピークは9月中旬、カナムグラは9月下旬から10月上旬にピークを記録することが多い傾向にあるようです(東京都福祉保健局の花粉情報(東京アレルギー情報nabi)の千代田の測定値から)。昨年、一昨年と当地でも同じような傾向が見られました。


2023年9月16日-2 花粉情報

2日から帯状疱疹に罹患してしまい、本HPの更新ができませんでした。高齢になりますと病気は皆重くのしかかります。数日前からやっと動けるようになりました。本日から再開したいと思います。

○秋の飛散花粉(2019年から2022年:9月2日〜10月31日:品川区)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ
2019 0.9 0.0 6.4 19.9 0.9 9.3
2020 2.7 0.0 6.8 27.4 6.9 5.5
2021 3.9 0.0 7.6 43.8 3.3 17.8
2022 2.1 0.0 10.9 28.1 6.1 8.8

9〜10月の観測総数(個/cm2/週):9月以後10月末までに観測される花粉総数は過去3年ほぼ同じ傾向が認められました。


2023年9月3日-3 花粉情報

この1週間に観測された花粉は

種別 観測期間
8/28〜9/3 昨年(8/29〜9/4)
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ他) 0.9 0.3
ブタクサ属 0.0 0.3
ヨモギ属 0.0 0.0
カナムグラ 0.0 0.6
マツ 0.0 0.0
その他 0.0 0.9
合計 0.9 2.1

残暑が厳しく(1〜2日の平均気温29.4℃)、イネ科ススキと思われる花粉が0.9個/cm2観測されただけでした。


2023年9月3日-2 花粉情報

9月になっても連日暑い日々が続いています。この記録的猛暑はいつまで続くのでしょうか?昨年と比較しますと、

 

 

気温(2022年) 気温(2023年)
平均 平均
日平均 日平均 日最低 日平均 日平均 日最低
6 23.0 27.6 19.6 23.2 27.6 19.6
7 27.4 31.7 24.4 28.7 33.9 24.7
8 27.5 32.0 24.3 29.2 34.3 26.1
9 24.4 28.8 21.1      
10 17.2 21.5 13.8      

6月は昨年とほぼ同じ、7〜8月は明らかに今年の方が高温でした。(気象庁過去の気象データ検索から)


2023年9月3日-1 花粉情報

9月には当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。


2023年9月2日-3 花粉情報

例年当院の患者の皆さんは残暑が続く間は原因抗原に関わらずアレルギー症状が軽い方が多い傾向にあります。その理由は、気候条件にあって、残暑によって高温、高湿の気候であった方が鼻のコンディションが良く保たれ、また暑い日が続く間は秋の花粉の本格的な飛散開始前であり、かつ室内塵の季節も来ていないからと思われます。今年の8月は猛暑でしたが、9月も引き続き暑さが続きそうです。したがって、秋の花粉の季節は9月中旬から、室内塵は衣替えが引き金となりますので当地では10月が本番となりそうです。とはいえ、突然気温が変わりますと、花粉症、アレルギー性鼻炎ともに温度差の刺激によってアレルギー様症状が出ることがあります。また、室内塵アレルギーの方は、冷暖房の影響、収納していた寝具や衣類などの出し入れの際に埃をあびて一時的に症状の悪化がもたらされることがありますのでご注意下さい


2023年9月2日-2 花粉情報

昨年の9月上旬は、変わりやすい天気が続き秋の花粉の飛散は中旬からと思われました。今年は、9月も猛暑が続きそうですので、秋の花粉シーズンはさらに遅くなりそうです。


2023年9月2日-1 花粉情報

9月には当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。


2023年9月1日-3 花粉情報

昨年9月の当地の観測花粉数は以下の通りです。

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他 総計
8/29〜9/4 0.0 0.0 0.3 0.3 0.0 0.6 0.9 2.1
9/5〜9/11 0.0 0.0 0.0 10.8 0.0 0.6 3.1 14.5
9/12〜9/18 0.0 0.0 1.5 10.2 2.5 1.2 6.2 21.6
9/19〜9/25 0.0 0.0 2.1 2.5 1.7 0.6 13.8 20.7
9/26〜10/2 0.0 0.0 4.6 2.2 1.9 4.9 26.5 40.1
0.0 0.0 8.5 26.0 6.1 8.9 50.5 99.0

前半はブタクサ属(キク科)、後半はイネ科が目立ちましたが、少数であることは明らかでした。

 


2023年9月1日-2 花粉情報

今年の7〜8月は大変暑く、日照時間も過去最長でした。

年月 平均気温・日照時間
7月気温 8月気温 7+8月

日照時間

2023 28.7 29.2 472.7
2022 27.4 27.5 326.8
2021 25.9 27.4 335.8
2020 24.3 29.1 302.4
2019 24.1 28.4 268.9
2018 28.3 28.1 444.6
2017 27.3 26.4 272.8
2016 25.4 27.1 300.2
2015 26.2 26.7 319.1
2014 26.8 27.7 356.5
2013 27.3 29.2 374.0

この暑さ、日照時間の長さが来春のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、注意深く観察したいと思います。


2023年9月1日-1 花粉情報

9月です。9月には当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短く、狭い範囲しか飛散しないため、飛散花粉数も少ないので、多くの場合近燐のみで発症します。9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。


2023年8月31日-3 花粉情報

昨日、 東京都内の夏から秋の飛散花粉の観測情報から、都心(千代田)のデータをまとめて報告しました。イネ科が多く、次いでブタクサとカナムグラでした。

当地では、8〜10月の3ヶ月ですが、東京都福祉保健局:東京アレルギー情報とは若干異なった傾向が認められます。

年度 スギ ヒノキ イネ ブタクサ ヨモギ カナムグラ
R4 3.0 0.0 12.1 28.4 6.1 9.1
R3 8.2 0.9 14.3 31.0 7.8 5.5
R2 2.7 0.0 8.9 31.0 7.8 5.5

ブタクサが多く、次いでイネ科、思いの外カナムグラは千代田ほど多くありませんでした。


2023年8月31日-2 花粉情報

明日から9月、秋の花粉症シーズンと呼ばれています。原因となる花粉の多くが草本の花粉なので、秋の花粉シーズンはグラスシーズンとも呼ばれます。原因となる可能性のある花粉は、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)など多彩ですが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲でしか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症します。


2023年8月31日-1 花粉情報

「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告してきました。8月も本日で最後です。9月は当地は、秋の花粉飛散が始まります。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。