東京都内の花粉情報

2023年10月27日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中でも冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


023年10月26日-2 花粉情報

10月の週当たりの観測花粉の総数は、二桁を記録したのは第2周までで、第3週以後は過去4 年間ほぼ一桁でした。つまり当地の秋の花粉飛散は10 月第2週までと考えられます。第3週以後は今年を除くと花粉はほとんど観測されていません。

飛散総数(cm2/週)

  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年
8月1週 1.5 0.9 1.5 2.1
    2 0.3 0.6 1.8 0.8
    3 2.8 1.2 1.8 0.6
    4 0.9 2.8 1.2 0.0
9月1週 0.9 11.7 2.1 0.9
    2 3.1 19.1 14.5 2.8
    3 6.5 26.1 21.6 2.8
    4 17.6 27.1 21.0 23.7
10月1週 20.4 19.4 40.1 17.3
    2 11.7 18.7 9.0 17.6
    3 3.4 3.4 6.8 8.6
    4 2.2 5.4 4.3 13.3
    5 1.2 3.0 6.2  
合計 72.5 139.7 132.1  

 


2023年10月26日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中でも冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月25日-2 花粉情報

10月も残す所6日、秋の花粉シーズンはほぼ終わりました。今年はここまで、新型コロナと異常な気象に翻弄され続けてきました。それでも、スギ、ヒノキ花粉は来春も飛散します。来春、「インフルエンザ、新型コロナ、スギ・ヒノキ花粉症が時期を同じくして発症したら」と考えると、私ども耳鼻科医は対応に苦慮すると思います。それだけに、インフルエンザと花粉症については、十二分に事前の対策を施しておきたいと考えます。花粉症の皆様におかれましては、どれだけ対策しても十分ということはありません。可能な限り早めに行動を起こして頂きます様、心からお願い致します。

気象上、もう一つ特徴がありました。来春のスギ花粉の飛散には影響はないと思いますが、台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を「日本に上陸した台風」としています(気象庁)。1951年から2022年までの72年間に上陸数が0であった年は、1984、1986、2000、2008、2020の5年しかありませんが、2020年は2008年以来の台風上陸0でした。2021、2022年は、7、8、9月に各1、計3台風が上陸しました。今年は本日まで8月に1台風が上陸したのみでした。


2023年10月25日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月24日-2 花粉情報

早いもので10月も残すところあと7日です。昨年と比較して日々の温度差が大きいように思います。晴れると極端に乾燥します。重ねて申し上げますが、これからの乾燥冷気は鼻粘膜には大敵です。乾燥に晒され続けますと、粘膜は機能を失うだけでなく、表面の繊毛を失い、ついには粘膜そのものも失います。そうなるとすぐには回復しません。そのまま、真冬、春を迎えますと、鼻粘膜粘液輸送機能が発揮されず、花粉症の症状は倍加します。これからの、冬は乾燥冷気対策をしっかりして下さい。勿論、インフルエンザ対策も同様です。

 


2023年10月24日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月23日-2 花粉情報

スギ花粉症対策を素早く実施するためには、花粉の飛散状況をリアルタイムで伝える必要があると考えて、観測の単位を他施設の観測者が設定した午前9時から翌日の午前9時までの24時間ではなく、0時から24時の24時間として、前日の飛散数の通知が翌日午前中に届き、診療に間に合うように設定しました。昭和62年(1987)から郵送(速達)で、平成2年(1990)からFAXを利用して情報を伝え、平成9年(1997)2月からHP(慈恵医大耳鼻科花粉症のページ)を開設して、リアルタイムに情報が伝わるようになりました。その上で、花粉症の方に、免疫療法をベースとして花粉が飛散していない季節から症状の有無と症状がある時にはその程度を記録していただき、飛散開始前から薬を服用した群とそうでない群に分け、両群の比較をしました(実はこの当時、症状のない病気に予防的に薬を投与することは、日本の健康保険では、認められていませんでした)。用いた3剤はどの薬剤も免疫療法+季節前から薬剤投与の群の方が明らかにシーズンを通じて軽症でした。また、服用量も少なくて済み、これに冬場の対策(インフルエンザ・上気道炎や乾燥対策)を加えるとさらに効果があることも確認しました。このように、様々な検討、対策が加えられ、包括的かつ計画的治療として初期療法が成り立っています。今後も花粉測定および速報は継続したいと考えております。とはいえ、私の体力の低下もあり、昨年暮れから週3回の透析が必要となり、0時から24時の24時間の測定は困難となりました。そこで、今後は10月まで週1回、11月から連日測定とさせていただき、測定は午後10時から午後10時の24時間とさせていただきます。


2023年10月23日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月22日-4 花粉情報

飛散総数(cm2/週)

  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年
8月1週 1.5 0.9 1.5 2.1
    2 0.3 0.6 1.8 0.8
    3 2.8 1.2 1.8 0.6
    4 0.9 2.8 1.2 0.0
9月1週 0.9 11.7 2.1 0.9
    2 3.1 19.1 14.5 2.8
    3 6.5 26.1 21.6 2.8
    4 17.6 27.1 21.0 23.7
10月1週 20.4 19.4 40.1 17.3
    2 11.7 18.7 9.0 17.6
    3 3.4 3.4 6.8 8.6
    4 2.2 5.4 4.3 13.3
    5 1.2 3.0 6.2  
合計 72.5 139.7 132.1  

例年10月第3週は花粉観測数が大きく減少します。しかし、今年は飛散期が遅くなっているようです。とはいえ、例年通り、重症化するほどの数は飛散していません。


2023年10月22日-3 花粉情報

10月の下旬となりました。例年ですと、秋の花粉飛散が徐々に減少する時期となりますが、今年も例年通り減少傾向にはありますが、今週は思いの外多くの花粉が観測されました。

種別 観測期間
10/16〜10/22 昨年(10/17〜10/23)
スギ 0.3 1.5
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ他) 2.8 0.0
ブタクサ属 0.9 0.6
ヨモギ属 1.2 0.0
カナムグラ 0.9 0.0
マツ 0.0 0.0
その他 6.5 2.2
合計 13.3 4.3

2023年10月22日-2 花粉情報

10月も残す所1週間、秋の花粉シーズンはほぼ終わりました。今年はここまで、新型コロナと異常な気象に翻弄され続けてきました。来春、「インフルエンザ、新型コロナ、スギ・ヒノキ花粉症が時期を同じくして発症したら」と考えると、私ども耳鼻科医は対応に苦慮すると思います。それだけに、インフルエンザと花粉症については、十二分に事前の対策を施しておきたいと考えます。花粉症の皆様におかれましては、どれだけ対策しても十分ということはありません。可能な限り早めに行動を起こして頂きます様、心からお願い致します。


2023年10月22日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月21日-2 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を提示しています。

初期療法に適した薬剤とは:

初期療法は、これまで述べてきましたように、花粉が飛散開始する何ヶ月、何週間も前から単に投薬を行う治療ではありません。 むしろ投薬する薬剤の投与開始から最大効果が得られるまでの日数だけ余裕を持って投与されれば良く、本来の目的は投薬及び免疫療法の治療効果を最大に得るための方法と考えて下さい。従って、免疫療法を含めた初期療法に適切と考えられる薬剤の条件を私どもは次の様に考えています。

  1. 症状が無いか軽症のうちから用いるので、効果の大小より万人に等しく効果が得られる薬剤。
  2. 服用を忘れないために、服用回数の少ない薬剤(できれば1日1回)。
  3. 連用でも副作用の少ない薬剤(症状が無いまたは軽い時期に投与するので)。
  4. 長期連用になるので、患者様の経済的負担軽減のため、安価な薬剤。

花粉症患者の皆様、医療関係者の皆様、双方にご賛同が得られれば幸いです。


2023年10月21日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月20日-2 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を提示しています。

感染症(上気道炎、インフルエンザ等)の予防と治療

冬季の対策でも申し上げましたが、過去にスギ・ヒノキ花粉症の皆様の協力を得て、インフルエンザや上気道炎と花粉症の関係を検討しました。その結果、インフルエンザや上気道炎は花粉症に大きな影響を与えていました。ここ数年はこれらにコロナウィルス感染症が加わり、これらの予防と医療は極めて重要になっています。そこで私どもは、マスク、温湿度調節、ソーシャルディスタンスなどの指導を通じて対策を実施した所、その効果が確認できました。結果は、冬の乾燥冷気と上気道炎、インフルエンザ等の感染症に対する対策を適切に行うとスギ・ヒノキ花粉症の症状が総じて軽く済むことを突き止めました。これらの対策に免疫療法を加える(初期療法)と70%以上の方がシーズンを通じて軽症で済み、半数以上の方が、薬を用いずにシーズンを過ごすことができることも確認しました。来シーズンに向けて是非実行して下さい。新型コロナ対策も勿論並行して行って下さい。

開始するなら、直ぐに精査、実行されると良いと考えます。


2023年10月20日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月19日-2 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を順に提示しています。

冬の過ごし方(冬の乾燥した冷気からの鼻粘膜の保護)

数ある花粉の中で、何故スギとヒノキが花粉症の代表的な原因なのか?こんな疑問を皆さんは考えたことはありませんか?「スギ、ヒノキが日本に多い」のは勿論ですが、日本では他にも様々な数多くの花粉が飛散します。日本でもこれまでに数十種類の花粉症が報告されています。それらの中でも、スギ・ヒノキ花粉症は症状が重く、多くの方が罹患しています。その理由を私共は、「冬の乾燥冷気とインフルエンザを始めとする上気道炎の影響もある」と考えました。上気道炎の影響で鼻粘膜が障害されるのは、良く知られた事実ですが、私共は動物実験によって乾燥冷気が鼻粘膜を損傷し、かつ機能低下をもたらすことを確認しました。つまり、この粘膜の障害が回復しないまま、スギの花粉(抗原)に触れると花粉(抗原)が気道に侵入するのを防ぐ機能(除塵機能)が低下します。つまり抗原となる花粉の蛋白が粘膜下に侵入しやすくなり、花粉症の悪化が起こります。私どもはこのことも確認いたしました。そこで、スギ花粉症患者の皆さんに協力を依頼して、花粉飛散前の冬にマスクの装着、適切な居間・寝室の温湿度調節の実施をしていただき、その効果を確かめました。効果は大変良好で薬の効果を高め、服薬量が減ることも確認できました。ぜひ、冬はマスク、冷暖房を適切に使用して、乾燥冷気から鼻粘膜を守って下さい。


2023年10月19日-1 花粉情報

:秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月18日-2 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を提示しています。

生活のリズム

花粉症対策の場合は時間に合わせたリズムではありません。体調に応じたリズムを心がけることを目指して下さい。アレルギーの方は寒暖差、疲労、睡眠不足などによって症状が悪化する可能性があります。朝は、自律神経の関係で、目覚めに急な行動を起こすと、症状の悪化(特に鼻閉)が起こりますので、時間に余裕を残して起床、行動してください。冷暖房は室内の温湿度に応じてこまめに調節してください。乾燥しすぎると粘膜が壊れて、機能が低下します。睡眠は時間よりも質を大事にしてください。熟睡することが大事です。食事も栄養のバランスを考えた献立で、適量にしてください。外出のタイミングも体調を考えて行動して下さい。疲れている時は、体を休ませて下さい。

さて、アレルギー性鼻炎(花粉症)の3大症状は、しばしば「クシャミ、鼻水、鼻づまり」と言われます。ならば、この3症状が揃った方は、直ちにアレルギー性鼻炎(花粉症)と診断して良いでしょうか。実はそれは違います。例えば、上気道炎の初期症状も同じ症状が出ます。また、鼻内形態異常(鼻中隔湾曲など)でも、同様の症状が出現することがあります。したがって、患者さんの訴えから即断は禁物です。しっかりとした視診、問診に加えて、臨床検査で確定診断をしましょう。

 

 


2023年10月18日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月17日-2 花粉情報

飛散速報

日々の対策には、リアルタイムの飛散情報が必要です。例えば、「何処で、どの位スギ花粉が飛散しているか」がリアルタイムに示されれば、これを避ける対応あるいは吸入を防止する対策を直ちに行うことができます。飛散数は気象条件によって予測値と実際の飛散数が異なることもありますので、このリアルタイムの情報は、症状が出ている場合、その症状に花粉がどの程度関与しているかを評価することができて、極めて大事です。現在、このリアルタイムの情報は、全国的にはありませんが、飛散状況は地域毎に異なりますので、より細部に渡る地域単位の速報システムができることが望まれます。当HPも「日付が変わる頃には前日の飛散数が皆様に伝わる」ことを目指しています。 医学的には、臨床薬の試験の際には、被検者の行動範囲の飛散花粉の計測は効果を検討する上で、必須の条件です。


2023年10月17日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月16日-2 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。

花粉症の診断

花粉症の診断は容易と思っている方が少なくありません。本当に容易かというと「実はそうでもない」というのがこの疾患の診療に50年携わってきた私の本音です。その意味は、「花粉症か否か」は簡単に判断できますが、「根本的に治癒を目指す治療を行う」ために「個々の患者様の病態を解明する必要があり、この解明のことを診断と呼ぶ」ならば、安易な判断はできません。花粉症は花粉が原因のアレルギー疾患ですが、原因が単独とは限らず、複数(重複抗原)の場合が大半です。原因となる花粉(抗原)を見出し、真にそれが原因抗原であると突き止めるには、いくつかのチェック(検査)が必要です。さらに患者の皆さんがお困りになっている症状の原因は、単独とは限りません。発症をもたらす原因は単独とはかぎらず、複数存在する場合がたいへんです・また、数々の併発、合併症を考える必要があります。それらを突き止めるだけでも、丁寧な問診、鼻内の視診に加えて複数の検査を組み合わせて慎重に判断する必要があります。

 

 


2023年10月16日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月15日-4 花粉情報

飛散総数(cm2/週)

  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年
8月1週 1.5 0.9 1.5 2.1
    2 0.3 0.6 1.8 0.8
    3 2.8 1.2 1.8 0.6
    4 0.9 2.8 1.2 0.0
9月1週 0.9 11.7 2.1 0.9
    2 3.1 19.1 14.5 2.8
    3 6.5 26.1 21.6 2.8
    4 17.6 27.1 21.0 23.7
10月1週 20.4 19.4 40.1 17.3
    2 11.7 18.7 9.0 17.6
    3 3.4 3.4 6.8 8.6
    4 2.2 5.4 4.3  
    5 1.2 3.0 6.2  
合計 72.5 139.7 132.1  

例年10月第3週は花粉観測数が大きく減少します。


2023年10月15日-3 花粉情報

10月の半ばとなりました。例年ですと、秋の花粉飛散が徐々に減少する時期となりますが、今年も例年通り減少しました。。

種別 観測期間
10/9〜15 昨年(10/10〜16
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ他) 0.0 0.3
ブタクサ属 0.0 0.3
ヨモギ属 0.0 0.0
カナムグラ 1.2 0.9
マツ 0.0 0.0
その他 7.4 5.2
合計 8.6 6.8

2023年10月15日-2 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項は13日に提示しました。項目順に、具体策をご説明しています。

飛散予測

ご存知のように、日本では毎年のように春になるとスギ、ヒノキ花粉症で多くの人が悩まされます。スギ(ヒノキ科スギ属)は北海道の南部以南の日本全土に分布しています。世界的には日本と中国に分布しています。ヒノキ(ヒノキ科ヒノキ属)は日本では福島以南九州に分布し、世界的には日本と台湾にしか生息していません。日本におけるスギ、ヒノキの飛散予測は日本でしか入手できません。予測は前年夏の気象、11月のスギ花粉飛散数、元旦からの毎日の最高気温の積算値、花芽の目視調査などの結果を基に飛散開始日や飛散数を予測します。飛散予測の結果は日本花粉学会、日本気象協会、環境庁を始め関係省庁、東京都を始めとする地方自治体、研究機関、製薬会社などから発信されています。アドレスは当HPの「リンク」をご覧ください。

ちなみに来春の日本気象協会の予測から換算した当地の予測値は

当地(品川)を例にとりますと、前シーズン比80%、すなわち6290.0個/cm2

例年比110〜150%、すなわち4280〜8200個/cm2  と予測されます。

ちなみに前シーズンは2023年シーズン飛散量、例年とは過去10年(2014~2023年)の平均


2023年10月15日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月14日-2 花粉情報

初期療法において行わなければならない事項は13日に提示しました。本日から項目順に、具体策をご説明したいと思います。

花粉症とは

花粉が原因(抗原)で起こるアレルギーを花粉症と総称します。原因となる花粉は、季節、国、地域によって異なります。症状は鼻、咽喉(のど)、目、皮膚に出ます。時に喘息症状を引き起こします。これらの症状は原因となる花粉の飛散期に一致して発症します。花粉が空中に飛散して、その花粉が気道に吸入されて起こりますので、原因となるのは大半が風媒花の花粉ですが、虫媒花でも職業性に起こることもあります。花粉症の症状の強弱は人の体質(遺伝)、過敏性、病状と花粉の飛散量(吸入量)に左右されます。つまり、原因となる花粉が「いつ、どこで、どのくらい飛散するか?」及び患者の皆さんの「体調といつ、どこで、何をしていたか」は治療上極めて重要です。本HPは花粉の情報を、花粉症やアレルギー性鼻炎でお困りの皆様にいち早くお届けするのを目的としています。

 


2023年10月14日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で一番冬に乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。