2024年09月24日-1 花粉情報
先週は、オオバコ属花粉がヨモギ、カモガヤ、カナムグラ以上に観測されました。オオバコ科オオバコ属のオオバコ、ヘラオオバコは開花期が4〜9月です。花粉症の存在は、1998年に宇佐美 篤先生(東海花粉症研究所)によって、本邦最初の報告がありました。今後の飛散状況次第では、注意する必要がありそうです。
先週は、オオバコ属花粉がヨモギ、カモガヤ、カナムグラ以上に観測されました。オオバコ科オオバコ属のオオバコ、ヘラオオバコは開花期が4〜9月です。花粉症の存在は、1998年に宇佐美 篤先生(東海花粉症研究所)によって、本邦最初の報告がありました。今後の飛散状況次第では、注意する必要がありそうです。
9月もすでに下半期、この時期には、昨年を例にとりますと秋の草木の花粉が飛散する季節になります。しかし、気候は昨年と大きく異なっていますので、花粉はまだ多くの飛散をみとめていません。注意すべきは花粉だけでなく、室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)に対しても、注意が必要です。
1.都心ではヨモギ属(キク科)とカナムグラ(アサ科カラハナゾウ属)が飛散します。草木の花粉は飛散距離が短いので、地域による差があり、しかもその差が大きいと思われます。また秋に飛散する草木の花粉は口腔アレルギー症候群を起こす可能性がありますので、気候の影響とともに注意が必要です。
観測結果(個/cm2/シーズン:2020〜2023年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ | その他 | |
2020 | 8/2〜10/31 | 2.7 | 0.0 | 8.9 | 31.0 | 7.8 | 5.5 | 72.5 |
2021 | 8/2〜10/31 | 4.5 | 0.0 | 9.1 | 44.7 | 3.3 | 17.8 | 60.3 |
2022 | 8/1〜10/31 | 3.0 | 0.0 | 12.1 | 28.4 | 6.1 | 9.1 | 72.6 |
2023 | 8/1〜10/31 | 0.9 | 0.6 | 8.0 | 11.0 | 12.0 | 8.8 | 55.1 |
夏から秋の飛散花粉もかなり飛散数が少なくなりました。過去3年ほぼ同じ傾向が認められました。11月のスギ花粉の飛散数の大小と翌年春の飛散数に相関が認められるとの指摘がありますので、 11月からはスギ花粉の飛散に注目して、観測並びにご報告したいと思います。
2.室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)は、衣替え、転居、大掃除などによる室内塵の被曝によって、悪化します。室内塵の主な原因はダニです。ダニは地球上に3万とも6万種とも言われ、新種が次々に発見されています。これらの内95%は人に無害です。人を刺すダニはツメダニ、イエダニ、マダニの3種です。アレルギーの原因(抗原)として日本では、チリダニ科ヒョウダニ属のヤケヒョウダニとコナヒョウダニの2種が最重要と言われています。
9月に当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症すると言われています。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。
昨年、主な秋の花粉の飛散開始は、いずれも9月で、ブタクサは9/11〜17の週、カナムグラは9/4〜10の週、ヨモギは9/18〜24の週でした。
本年の初観測は、ブタクサが8/19〜8/25、ヨモギ、カナムグラが9/2〜9/8、いずれも昨年よりやや早い初観測でした。おそらく、一時的に気温が下がった為と思われます。昨年秋の花粉のピークは、ブタクサが9/18〜9/24、ヨモギが9/25〜10/1、カナムグラが9/18〜9/24でした。今年はブタクサが1.2個/cm2が2週続き、9月2〜8日にの秋が飛散開始週となりました。今週の測定値を見れば、今後がおおよそ予測可能と思われます。ヨモギ、カナムグラも今後多くなると思われます。
マスコミは連日今夏を記録的猛暑とのニュースを流しています。しかし、上表を見ていただければ、今夏が飛び抜けて暑いとも言えないようです。例えば、猛暑日数ですが、東京では昨年22日、今年は昨日まで20日でした。過去、最高となるか否かは、もう少し様子を見る必要があるのではないかと考えます。また、日照時間も今年の方があきらかに長く、来春の大飛散をうかがわせます。18日、都心は35℃まで上がり、最も遅い猛暑日でした。とはいえ、観測史上最も気温が高いことは、確かですので前項でも述べましたように、油断はできません。
3日から5日の3日間は日差しも短く(16.1時間)、気温が低く(平均25.7℃)、比較的過ごしやすい日々でした。6日以後、晴れて再び暑くなり、平均気温は28.0℃を超え、最高気温は33℃を超える猛暑が続いています。9月としては、記録的猛暑で、18日は歴史上最も遅い夏日だったそうです。
月
|
気温(2023年) | 気温(2024年) | ||||
平均 | 平均 | |||||
日平均 | 日最高 | 日最低 | 日平均 | 日最高 | 日最低 | |
6 | 23.2 | 27.6 | 19.6 | 23.1 | 27.7 | 19.3 |
7 | 28.7 | 33.9 | 24.7 | 28.7 | 33.5 | 25.0 |
8 | 29.2 | 34.3 | 26.1 | 29.0 | 33.6 | 25.7 |
9 | 26.7 | 31.2 | 23.6 | |||
10 | 18.9 | 23.7 | 14.7 |
今年の8月は記録的高温でした。「しかし、6〜8月で比較すると昨年の方が気温が高く、花粉の成長は昨年の方が良かったのではないか」とも考えられます。また、9月になって、3〜5日以外は高温が続き、連日真夏日を記録していますので、この気象条件が来春のスギ、ヒノキ花粉の飛散量に、どのような影響があるのか、未経験の暑さで、定かではありません。また、雨量は昨年9月15日までに157.5mmでしたが、今年は81.5mmで半減しています。
2022年 | 2023年 | 2024年 | ||||
月 | 日照時間 | 全天日射量 | 日照時間 | 全天日射量 | 日照時間 | 全天日射量 |
6 | 167.6 | 17.4 | 137.5 | 16.3 | 158.1 | 17.4 |
7 | 176.4 | 17.3 | 250.4 | 21.6 | 199.6 | 18.5 |
8 | 150.4 | 15.4 | 222.3 | 19.0 | 198.8 | 17.4 |
日照時間、日射量は上の表のとおりです。今後の花芽調査の結果が待たれますし、ご注目下さい。
先週は、オオバコ属花粉がヨモギ、カモガヤ、カナムグラ以上に観測されました。オオバコ科オオバコ属のオオバコ、ヘラオオバコは開花期が4〜9月です。花粉症の存在は、1998年に宇佐美 篤先生(東海花粉症研究所)によって、本邦最初の報告がありました。
夏から秋の飛散花
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ | ヨモギ | カナムグラ | マツ | その他 | 総計 |
7/29〜8/4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 3.4 | 3.4 |
8/5〜8/11 | 0.0 | 0.0 | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 2.5 | 3.1 |
8/12〜8/18 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.3 |
8/19〜8/25 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.9 | 2.5 |
8/26〜9/1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.9 | 1.2 |
9/2〜9/8 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.2 | 0.9 | 0.6 | 0.0 | 4.2 | 7.1 |
9/9〜9/15 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 1.2 | 0.6 | 0.6 | 0.0 | 7.7 | 10.4 |
9/16〜9/22 | 0.0 | 0.3 | 2.2 | 8.6 | 1.2 | 1.2 | 0.0 | 9.6 | 23.1 |
9/23〜9/29 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
9/30〜10/6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
10/7〜10/13 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
10/14〜10/20 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
10/21〜10/27 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
10/28〜10/31 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
合 計 | 0.0 | 0.3 | 3.4 | 11.6 | 2.7 | 2.4 | 0.0 | 31.5 | 52.0 |
遠藤耳鼻咽喉科アレルギークリニック
週の測定値を見れば、今後がおおよそ予測可能と思われます。ヨモギ、カナムグラも今後多くなると思われます。
今週の観測値:
種別 | 観測期間 | |
9/16〜9/22 | 昨年9/18〜9/24 | |
スギ | 0.0 | 0.0 |
ヒノキ | 0.3 | 0.0 |
イネ科(カモガヤ、イネ他) | 2.2 | 1.2 |
ブタクサ属 | 8.6 | 4.6 |
ヨモギ属 | 1.2 | 3.4 |
カナムグラ | 1.2 | 2.8 |
マツ型 | 0.0 | 0.3 |
その他 | 9.6 | 11.7 |
合計 | 23.1 | 23.8 |
昨年、当地では9月18日から9月24日までの1週間は、ブタクサが4.6個/cm2・週、ヨモギ花粉が3.4個/cm2・週、カナムグラ2.8個/cm2・週、その他(種別不明)の花粉が11.7個/cm2・週と多くの花粉が観測されました。その他には、アカザ0.6個/cm2・週、ホタルイと思われる花粉0.3個/cm2・週、カラムシ花粉0.6個/cm2・週を含みました。当HPでは「都内ほぼ全域でブタクサ花粉とカナムグラ花粉の飛散が始まったようです。ブタクサは都心を含めて都内ほぼ全域で増えています。昨年もほぼ同じ時期に飛散数が増えました(東京都アレルギー情報navi.).当地も同じ傾向が認められます。」と報告されています。当院から「秋の花粉症のある方はご注意下さい。」と警鐘をならしました。
今年はイネ科2.2/cm2、ブタクサ花粉8.6個/cm2、ヨモギ花粉1.2個/cm2、カナムグラ.1.26個/cm2、その他が9.6個/cm2と気温が高い日々が続いている為か、多くの花粉がそれも一斉に観測されました。東京都アレルギー情報でも、ブタクサブタクサ花粉の飛散が目立ちます。その他は、アカザ、ミチヤナギ、カラムシ、オトコヨモギ、トウダイグサ、シラカシと思われる花粉が各0.3個/cm2、マツバギクが0.6個/cm2、ヘラオオバコが3.1個/cm2、種別不明が4.0個/cm2でした。昨年同様、来週はしっかり防御する必要があります。
9月もすでに下半期、この時期には、昨年を例にとりますと秋の草木の花粉が飛散する季節になります。しかし、気候は昨年と大きく異なっていますので、花粉はまだ多くの飛散をみとめていません。注意すべきは花粉だけでなく、室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)に対しても、注意が必要です。
1.都心ではヨモギ属(キク科)とカナムグラ(アサ科カラハナゾウ属)が飛散します。草木の花粉は飛散距離が短いので、地域による差があり、しかもその差が大きいと思われます。また秋に飛散する草木の花粉は口腔アレルギー症候群を起こす可能性がありますので、気候の影響とともに注意が必要です。
観測結果(個/cm2/シーズン:2020〜2023年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ | その他 | |
2020 | 8/2〜10/31 | 2.7 | 0.0 | 8.9 | 31.0 | 7.8 | 5.5 | 72.5 |
2021 | 8/2〜10/31 | 4.5 | 0.0 | 9.1 | 44.7 | 3.3 | 17.8 | 60.3 |
2022 | 8/1〜10/31 | 3.0 | 0.0 | 12.1 | 28.4 | 6.1 | 9.1 | 72.6 |
2023 | 8/1〜10/31 | 0.9 | 0.6 | 8.0 | 11.0 | 12.0 | 8.8 | 55.1 |
夏から秋の飛散花粉もかなり飛散数が少なくなりました。過去3年ほぼ同じ傾向が認められました。11月のスギ花粉の飛散数の大小と翌年春の飛散数に相関が認められるとの指摘がありますので、 11月からはスギ花粉の飛散に注目して、観測並びにご報告したいと思います。
2.室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)は、衣替え、転居、大掃除などによる室内塵の被曝によって、悪化します。室内塵の主な原因はダニです。ダニは地球上に3万とも6万種とも言われ、新種が次々に発見されています。これらの内95%は人に無害です。人を刺すダニはツメダニ、イエダニ、マダニの3種です。アレルギーの原因(抗原)として日本では、チリダニ科ヒョウダニ属のヤケヒョウダニとコナヒョウダニの2種が最重要と言われています。
9月に当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症すると言われています。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。
昨年、主な秋の花粉の飛散開始は、いずれも9月で、ブタクサは9/11〜17の週、カナムグラは9/4〜10の週、ヨモギは9/18〜24の週でした。
本年の初観測は、ブタクサが8/19〜8/25、ヨモギ、カナムグラが9/2〜9/8、いずれも昨年よりやや早い初観測でした。おそらく、一時的に気温が下がった為と思われます。昨年の秋の花粉のピークは、ブタクサが9/18〜9/24、ヨモギが9/25〜10/1、カナムグラが9/18〜9/24でした。ブタクサが1.2個/cm2が2日続き、9月2〜8日にの秋が飛散開始週となりました。今週の測定値を見れば、今後がおおよそ予測可能と思われ、ヨモギ、カナムグラも多くなりました。来週には飛散開始となると思います。
9月もすでに下半期、この時期には、昨年を例にとりますと秋の草木の花粉が飛散する季節になります。しかし、気候は昨年と大きく異なっていますので、花粉はまだ多くの飛散をみとめていません。注意すべきは花粉だけでなく、室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)に対しても、注意が必要です。
1.都心ではヨモギ属(キク科)とカナムグラ(アサ科カラハナゾウ属)が飛散します。草木の花粉は飛散距離が短いので、地域による差があり、しかもその差が大きいと思われます。また秋に飛散する草木の花粉は口腔アレルギー症候群を起こす可能性がありますので、気候の影響とともに注意が必要です。
観測結果(個/cm2/シーズン:2020〜2023年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ | その他 | |
2020 | 8/2〜10/31 | 2.7 | 0.0 | 8.9 | 31.0 | 7.8 | 5.5 | 72.5 |
2021 | 8/2〜10/31 | 4.5 | 0.0 | 9.1 | 44.7 | 3.3 | 17.8 | 60.3 |
2022 | 8/1〜10/31 | 3.0 | 0.0 | 12.1 | 28.4 | 6.1 | 9.1 | 72.6 |
2023 | 8/1〜10/31 | 0.9 | 0.6 | 8.0 | 11.0 | 12.0 | 8.8 | 55.1 |
夏から秋の飛散花粉もかなり飛散数が少なくなりました。過去3年ほぼ同じ傾向が認められました。11月のスギ花粉の飛散数の大小と翌年春の飛散数に相関が認められるとの指摘がありますので、 11月からはスギ花粉の飛散に注目して、観測並びにご報告したいと思います。
2.室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)は、衣替え、転居、大掃除などによる室内塵の被曝によって、悪化します。室内塵の主な原因はダニです。ダニは地球上に3万とも6万種とも言われ、新種が次々に発見されています。これらの内95%は人に無害です。人を刺すダニはツメダニ、イエダニ、マダニの3種です。アレルギーの原因(抗原)として日本では、チリダニ科ヒョウダニ属のヤケヒョウダニとコナヒョウダニの2種が最重要と言われています。
19日、下記要領で来春の花粉飛散についてセミナーが開催されました。
「夏の気象条件と2024年春の花粉数から2025年春の花粉数は西日本では2024年より増加する可能性が高いと推定されます。一方、東海地方から東北にかけてはほぼ前年並みかやや少ない地域もあるでしょう。北陸から東北の一部で例年よりやや少なくなりますが、その他の地域は例年並みかやや多く、2024年春に花粉数が少なかった西日本では例年よりかなり多くなる見込みです。2025年の飛散開始日はほぼ例年並みになる見込みです。」との内容で、製薬企業の担当者様&MR様、薬品問屋様、医療関係者様向けに開催されるそうです。
2025年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測セミナー
日 時 : 2024年9月19日(木曜日) 開演 15:00~16:30
主 催 : NPO花粉情報協会
場 所 : 東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ ガーデンコート1F
紀尾井フォーラム http://kioi-forum.com
講 演 :
「花粉情報と花粉観測ついて」
南 利幸 NPO花粉情報協会理事 NHK気象解説担当者/気象予報士
株式会社 南気象予報士事務所 代表取締役
「秋のスギ花粉の異常飛散について」
佐橋 紀男 NPO花粉情報協会事務局長
「2025年春の花粉飛散予測」
村山 貢司 NPO花粉情報協会理事 / 気象予報士
このセミナーで来年の大凡の予測は、可能と思われます。今後、内容の詳細がわかりましたら、再度ご報告いたします。
マスコミは連日今夏を記録的猛暑とのニュースを流しています。しかし、上表を見ていただければ、今夏が飛び抜けて暑いとも言えないようです。例えば、猛暑日数ですが、東京では昨年22日、今年は昨日まで20日でした。過去、最高となるか否かは、もう少し様子を見る必要があるのではないかと考えます。また、日照時間も今年の方があきらかに長く、来春の大飛散をうかがわせます。18日、都心は35℃まで上がり、最も遅い猛暑日でした。とはいえ、観測史上最も気温が高いことは、確かですので前項でも述べましたように、油断はできません。
3日から5日の3日間は日差しも短く(16.1時間)、気温が低く(平均25.7℃)、比較的過ごしやすい日々でした。6日以後、晴れて再び暑くなり、平均気温は28.0℃を超え、最高気温は33℃を超える猛暑が続いています。9月としては、記録的猛暑で、18日は歴史上最も遅い夏日だったそうです。
月
|
気温(2023年) | 気温(2024年) | ||||
平均 | 平均 | |||||
日平均 | 日最高 | 日最低 | 日平均 | 日最高 | 日最低 | |
6 | 23.2 | 27.6 | 19.6 | 23.1 | 27.7 | 19.3 |
7 | 28.7 | 33.9 | 24.7 | 28.7 | 33.5 | 25.0 |
8 | 29.2 | 34.3 | 26.1 | 29.0 | 33.6 | 25.7 |
9 | 26.7 | 31.2 | 23.6 | |||
10 | 18.9 | 23.7 | 14.7 |
今年の8月は記録的高温でした。「しかし、6〜8月で比較すると昨年の方が気温が高く、花粉の成長は昨年の方が良かったのではないか」とも考えられます。また、9月になって、3〜5日以外は高温が続き、連日真夏日を記録していますので、この気象条件が来春のスギ、ヒノキ花粉の飛散量に、どのような影響があるのか、未経験の暑さで、定かではありません。また、雨量は昨年9月15日までに157.5mmでしたが、今年は81.5mmで半減しています。
2022年 | 2023年 | 2024年 | ||||
月 | 日照時間 | 全天日射量 | 日照時間 | 全天日射量 | 日照時間 | 全天日射量 |
6 | 167.6 | 17.4 | 137.5 | 16.3 | 158.1 | 17.4 |
7 | 176.4 | 17.3 | 250.4 | 21.6 | 199.6 | 18.5 |
8 | 150.4 | 15.4 | 222.3 | 19.0 | 198.8 | 17.4 |
日照時間、日射量は上の表のとおりです。今後の花芽調査の結果が待たれますし、ご注目下さい。
9月もすでに下半期、この時期には、昨年を例にとりますと秋の草木の花粉が飛散する季節になります。しかし、気候は昨年と大きく異なっていますので、花粉はまだ多くの飛散をみとめていません。注意すべきは花粉だけでなく、室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)に対しても、注意が必要です。
1.都心ではヨモギ属(キク科)とカナムグラ(アサ科カラハナゾウ属)が飛散します。草木の花粉は飛散距離が短いので、地域による差があり、しかもその差が大きいと思われます。また秋に飛散する草木の花粉は口腔アレルギー症候群を起こす可能性がありますので、気候の影響とともに注意が必要です。
2.室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)は、衣替え、転居、大掃除などによる室内塵の被曝によって、悪化します。室内塵の主な原因はダニです。ダニは地球上に3万とも6万種とも言われ、新種が次々に発見されています。これらの内95%は人に無害です。人を刺すダニはツメダニ、イエダニ、マダニの3種です。アレルギーの原因(抗原)として日本では、チリダニ科ヒョウダニ属のヤケヒョウダニとコナヒョウダニの2種が最重要と言われています。
9月に当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症すると言われています。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。
昨年、主な秋の花粉の飛散開始は、いずれも9月で、ブタクサは9/11〜17の週、カナムグラは9/4〜10の週、ヨモギは9/18〜24の週でした。
本年の初観測は、ブタクサが8/19〜8/25、ヨモギ、カナムグラが9/2〜9/8、いずれも昨年よりやや早い初観測でした。おそらく、一時的に気温が下がった為と思われます。昨年の秋の花粉のピークは、ブタクサが9/18〜9/24、ヨモギが9/25〜10/1、カナムグラが9/18〜9/24でした。ブタクサが1.2個/cm2が2日続き、9月2〜8日にの秋が飛散開始週となりました。今週の測定値を見れば、今後がおおよそ予測可能と思われます。ヨモギ、カナムグラも今後多くなると思われます。
一昨日、下記要領で来春の花粉飛散についてセミナーが開催されました。
「夏の気象条件と2024年春の花粉数から2025年春の花粉数は西日本では2024年より増加する可能性が高いと推定されます。一方、東海地方から東北にかけてはほぼ前年並みかやや少ない地域もあるでしょう。北陸から東北の一部で例年よりやや少なくなりますが、その他の地域は例年並みかやや多く、2024年春に花粉数が少なかった西日本では例年よりかなり多くなる見込みです。2025年の飛散開始日はほぼ例年並みになる見込みです。」との内容で、製薬企業の担当者様&MR様、薬品問屋様、医療関係者様向けに開催されるそうです。
2025年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測セミナー
日 時 : 2024年9月19日(木曜日) 開演 15:00~16:30
主 催 : NPO花粉情報協会
場 所 : 東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ ガーデンコート1F
紀尾井フォーラム http://kioi-forum.com
講 演 :
「花粉情報と花粉観測ついて」
南 利幸 NPO花粉情報協会理事 NHK気象解説担当者/気象予報士
株式会社 南気象予報士事務所 代表取締役
「秋のスギ花粉の異常飛散について」
佐橋 紀男 NPO花粉情報協会事務局長
「2025年春の花粉飛散予測」
村山 貢司 NPO花粉情報協会理事 / 気象予報士
このセミナーで来年の大凡の予測は、可能と思われます。今後、内容の詳細がわかりましたら、再度ご報告いたします。
1〜2月の降雪量とその後のスギ花粉観測数
年度 | 降雪量(cm) | 花粉数 | 年度 | 降雪量(cm) | 花粉数 |
2022 | 12 | 3839 | 1994 | 35 | 274 |
2018 | 24 | 4162 | 1992 | 14 | 803 |
2014 | 49 | 1300 | 1990 | 15 | 2499 |
2006 | 12 | 1133 | 1987 | 24 | 817 |
2001 | 12 | 4877 | 1986 | 36 | 1778 |
1998 | 38 | 1625 | 1984 | 91 | 1324 |
1996 | 18 | 1032 |
これまで、1〜2月の降雪量が多い(10cm以上)と春のスギ花粉の飛散が少ない傾向にありました。しかし、最近(2018、2022年)は雪が降っても、スギ花粉の飛散が少なくなりませんでした。年明けの1〜2月がどのような天候になるか、注意深く見守りたいと思います。
マスコミは連日今夏を記録的猛暑とのニュースを流しています。しかし、上表を見ていただければ、今夏が飛び抜けて暑いとも言えないようです。例えば、猛暑日数ですが、東京では昨年22日、今年は昨日まで20日でした。過去、最高となるか否かは、もう少し様子を見る必要があるのではないかと考えます。また、日照時間も今年の方があきらかに長く、来春の大飛散をうかがわせます。18日、都心は35℃まで上がり、最も遅い猛暑日でした。とはいえ、観測史上気温が高いことは、確かですので前項でも述べましたように、油断はできません。
3日から5日の3日間は日差しも短く(16.1時間)、気温が低く(平均25.7℃)、比較的過ごしやすい日々でした。6日以後、晴れて再び暑くなり、平均気温は28.0℃を超え、最高気温は33℃を超える猛暑が続いています。9月としては、記録的猛暑で、18日は歴史上最も遅い夏日だったそうです。
月
|
気温(2023年) | 気温(2024年) | ||||
平均 | 平均 | |||||
日平均 | 日最高 | 日最低 | 日平均 | 日最高 | 日最低 | |
6 | 23.2 | 27.6 | 19.6 | 23.1 | 27.7 | 19.3 |
7 | 28.7 | 33.9 | 24.7 | 28.7 | 33.5 | 25.0 |
8 | 29.2 | 34.3 | 26.1 | 29.0 | 33.6 | 25.7 |
9 | 26.7 | 31.2 | 23.6 | |||
10 | 18.9 | 23.7 | 14.7 |
今年の8月は記録的高温でした。「しかし、6〜8月で比較すると昨年の方が気温が高く、花粉の成長は昨年の方が良かったのではないか」とも考えられます。また、9月になって、3〜5日以外は高温が続き、連日真夏日を記録していますので、この気象条件が来春のスギ、ヒノキ花粉の飛散量に、どのような影響があるのか、未経験の暑さで、定かではありません。また、雨量は昨年9月15日までに157.5mmでしたが、今年は81.5mmで半減しています。
2022年 | 2023年 | 2024年 | ||||
月 | 日照時間 | 全天日射量 | 日照時間 | 全天日射量 | 日照時間 | 全天日射量 |
6 | 167.6 | 17.4 | 137.5 | 16.3 | 158.1 | 17.4 |
7 | 176.4 | 17.3 | 250.4 | 21.6 | 199.6 | 18.5 |
8 | 150.4 | 15.4 | 222.3 | 19.0 | 198.8 | 17.4 |
日照時間、日射量は以下のとおりです。今後の花芽調査の結果が待たれますし、ご注目下さい。
9月もすでに下半期、この時期には、昨年を例にとりますと秋の草木の花粉が飛散する季節になります。しかし、気候は昨年と大きく異なっていますので、花粉はまだ多くの飛散をみとめていません。注意すべきは花粉だけでなく、室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)に対しても、注意が必要です。
1.都心ではヨモギ属(キク科)とカナムグラ(アサ科カラハナゾウ属)が飛散します。草木の花粉は飛散距離が短いので、地域による差があり、しかもその差が大きいと思われます。また秋に飛散する草木の花粉は口腔アレルギー症候群を起こす可能性がありますので、気候の影響とともに注意が必要です。
2. 室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)は、衣替え、転居、大掃除などによる室内塵の被曝によって、悪化します。室内塵の主な原因はダニです。ダニは地球上に3万とも6万種とも言われ、新種が次々に発見されています。これらの内95%は人に無害です。人を刺すダニはツメダニ、イエダニ、マダニの3種です。アレルギーの原因(抗原)として日本では、チリダニ科ヒョウダニ属のヤケヒョウダニとコナヒョウダニの2種が最重要と言われています。
9月に当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症すると言われています。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。
昨年、主な秋の花粉の飛散開始は、いずれも9月で、ブタクサは9/11〜17の週、カナムグラは9/4〜10の週、ヨモギは9/18〜24の週でした。
本年の初観測は、ブタクサが8/19〜8/25、ヨモギ、カナムグラが9/2〜9/8、いずれも昨年よりやや早い初観測でした。おそらく、一時的に気温が下がった為と思われます。昨年の秋の花粉のピークは、ブタクサが9/18〜9/24、ヨモギが9/25〜10/1、カナムグラが9/18〜9/24でした。ブタクサが1.2個/cm2が2日続き、9月2〜8日にの秋が飛散開始週となりました。今週の測定値を見れば、今後がおおよそ予測可能と思われます。ヨモギ、カナムグラも今後多くなると思われます。
1〜2月の降雪量とその後のスギ花粉観測数
年度 | 降雪量(cm) | 花粉数 | 年度 | 降雪量(cm) | 花粉数 |
2022 | 12 | 3839 | 1994 | 35 | 274 |
2018 | 24 | 4162 | 1992 | 14 | 803 |
2014 | 49 | 1300 | 1990 | 15 | 2499 |
2006 | 12 | 1133 | 1987 | 24 | 817 |
2001 | 12 | 4877 | 1986 | 36 | 1778 |
1998 | 38 | 1625 | 1984 | 91 | 1324 |
1996 | 18 | 1032 |
これまで、1〜2月の降雪量が多い(10cm以上)と春のスギ花粉の飛散が少ない傾向にありました。しかし、最近(2018、2022年)は雪が降っても、スギ花粉の飛散が少なくなりませんでした。年明けの1〜2月がどのような天候になるか、注意深く見守りたいと思います。
マスコミは連日今夏を記録的猛暑とのニュースを流しています。しかし、上表を見ていただければ、今夏が飛び抜けて暑いとも言えないようです。例えば、猛暑日数ですが、東京では昨年22日、今年は昨日まで20日でした。過去、最高となるか否かは、もう少し様子を見る必要があるのではないかと考えます。また、日照時間も今年の方があきらかに長く、来春の第飛散をうかがわせます。―昨日、都心は35℃まで上がり、最も遅い猛暑日でした。とはいえ、観測史上最も気温が高いことは、確かですので前項でも述べましたように、油断はできません。
3日から5日の3日間は日差しも短く(16.1時間)、気温が低く(平均25.7℃)、比較的過ごしやすい日々でした。6日以後、晴れて再び暑くなり、平均気温は28.0℃を超え、最高気温は33℃を超える猛暑が続いています。9月としては、記録的猛暑で、13日は歴史上最も遅い夏日だったそうです。
月
|
気温(2023年) | 気温(2024年) | ||||
平均 | 平均 | |||||
日平均 | 日最高 | 日最低 | 日平均 | 日最高 | 日最低 | |
6 | 23.2 | 27.6 | 19.6 | 23.1 | 27.7 | 19.3 |
7 | 28.7 | 33.9 | 24.7 | 28.7 | 33.5 | 25.0 |
8 | 29.2 | 34.3 | 26.1 | 29.0 | 33.6 | 25.7 |
9 | 26.7 | 31.2 | 23.6 | |||
10 | 18.9 | 23.7 | 14.7 |
今年の8月は記録的高温でした。「しかし、6〜8月で比較すると昨年の方が気温が高く、花粉の成長は昨年の方が良かったのではないか」とも考えられます。また、9月になって、3〜5日以外は高温が続き、連日真夏日を記録していますので、この気象条件が来春のスギ、ヒノキ花粉の飛散量に、どのような影響があるのか、未経験の暑さで、定かではありません。また、雨量は昨年9月15日までに157.5mmでしたが、今年は81.5mmで半減しています。今後の花芽調査の結果が待たれますし、ご注目下さい。
9月もすでに下半期、この時期には、昨年を例にとりますと秋の草木の花粉が飛散する季節になります。しかし、気候は昨年と大きく異なっていますので、花粉はまだ多くの飛散をみとめていません。注意すべきは花粉だけでなく、室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)に対しても、注意が必要です。
1.都心ではヨモギ属(キク科)とカナムグラ(アサ科カラハナゾウ属)が飛散します。草木の花粉は飛散距離が短いので、地域による差があり、しかもその差が大きいと思われます。また秋に飛散する草木の花粉は口腔アレルギー症候群を起こす可能性がありますので、気候の影響とともに注意が必要です。
2.室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)は、衣替え、転居、大掃除などによる室内塵の被曝によって、悪化します。室内塵の主な原因はダニです。ダニは地球上に3万とも6万種とも言われ、新種が次々に発見されています。これらの内95%は人に無害です。人を刺すダニはツメダニ、イエダニ、マダニの3種です。アレルギーの原因(抗原)として日本では、チリダニ科ヒョウダニ属のヤケヒョウダニとコナヒョウダニの2種が最重要と言われています。
9月に当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症すると言われています。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。
昨年、主な秋の花粉の飛散開始は、いずれも9月で、ブタクサは9/11〜17の週、カナムグラは9/4〜10の週、ヨモギは9/18〜24の週でした。
本年の初観測は、ブタクサが8/19〜8/25、ヨモギ、カナムグラが9/2〜9/8、いずれも昨年よりやや早い初観測でした。おそらく、一時的に気温が下がった為と思われます。昨年の秋の花粉のピークは、ブタクサが9/18〜9/24、ヨモギが9/25〜10/1、カナムグラが9/18〜9/24でした。ブタクサが1.2個/cm2が2日続き、9月2〜8日にの秋が飛散開始週となりました。今週の測定値を見れば、今後がおおよそ予測可能と思われます。ヨモギ、カナムグラも今後多くなると思われます。
昨日、下記要領で来春の花粉飛散についてセミナーが開催されました。
「夏の気象条件と2024年春の花粉数から2025年春の花粉数は西日本では2024年より増加する可能性が高いと推定されます。一方、東海地方から東北にかけてはほぼ前年並みかやや少ない地域もあるでしょう。北陸から東北の一部で例年よりやや少なくなりますが、その他の地域は例年並みかやや多く、2024年春に花粉数が少なかった西日本では例年よりかなり多くなる見込みです。2025年の飛散開始日はほぼ例年並みになる見込みです。」との内容で、製薬企業の担当者様&MR様、薬品問屋様、医療関係者様向けに開催されるそうです。
2025年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測セミナー
日 時 : 2024年9月19日(木曜日) 開演 15:00~16:30
主 催 : NPO花粉情報協会
場 所 : 東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ ガーデンコート1F
紀尾井フォーラム http://kioi-forum.com
講 演 :
「花粉情報と花粉観測ついて」
南 利幸 NPO花粉情報協会理事 NHK気象解説担当者/気象予報士
株式会社 南気象予報士事務所 代表取締役
「秋のスギ花粉の異常飛散について」
佐橋 紀男 NPO花粉情報協会事務局長
「2025年春の花粉飛散予測」
村山 貢司 NPO花粉情報協会理事 / 気象予報士
このセミナーで来年の大凡の予測は、可能と思われます。今後、内容の詳細がわかりましたら、再度ご報告いたします。
1〜2月の降雪量とその後のスギ花粉観測数
年度 | 降雪量(cm) | 花粉数 | 年度 | 降雪量(cm) | 花粉数 |
2022 | 12 | 3839 | 1994 | 35 | 274 |
2018 | 24 | 4162 | 1992 | 14 | 803 |
2014 | 49 | 1300 | 1990 | 15 | 2499 |
2006 | 12 | 1133 | 1987 | 24 | 817 |
2001 | 12 | 4877 | 1986 | 36 | 1778 |
1998 | 38 | 1625 | 1984 | 91 | 1324 |
1996 | 18 | 1032 |
これまで、1〜2月の降雪量が多い(10cm以上)と春のスギ花粉の飛散が少ない傾向にありました。しかし、最近(2018、2022年)は雪が降っても、スギ花粉の飛散が少なくなりませんでした。年明けの1〜2月がどのような天候になるか、注意深く見守りたいと思います。
マスコミは連日今夏を記録的猛暑とのニュースを流しています。しかし、上表を見ていただければ、今夏が飛び抜けて暑いとも言えないようです。例えば、猛暑日数ですが、東京では昨年22日、今年は昨日まで20日でした。過去、最高となるか否かは、もう少し様子を見る必要があるのではないかと考えます。昨日、都心は35℃まで上がり、最も遅い猛暑日でした。とはいえ、観測史上最も気温が高いことは、確かですので前項でも述べましたように、油断はできません。
3日から5日の3日間は日差しも短く(16.1時間)、気温が低く(平均25.7℃)、比較的過ごしやすい日々でした。6日以後、晴れて再び暑くなり、平均気温は28.0℃を超え、最高気温は33℃を超える猛暑が続いています。9月としては、記録的猛暑で、13日は歴史上最も遅い夏日だったそうです。
月
|
気温(2023年) | 気温(2024年) | ||||
平均 | 平均 | |||||
日平均 | 日最高 | 日最低 | 日平均 | 日最高 | 日最低 | |
6 | 23.2 | 27.6 | 19.6 | 23.1 | 27.7 | 19.3 |
7 | 28.7 | 33.9 | 24.7 | 28.7 | 33.5 | 25.0 |
8 | 29.2 | 34.3 | 26.1 | 29.0 | 33.6 | 25.7 |
9 | 26.7 | 31.2 | 23.6 | |||
10 | 18.9 | 23.7 | 14.7 |
今年の8月は記録的高温でした。「しかし、6〜8月で比較すると昨年の方が気温が高く、花粉の成長は昨年の方が良かったのではないか」とも考えられます。また、9月になって、3〜5日以外は高温が続き、連日真夏日を記録していますので、この気象条件が来春のスギ、ヒノキ花粉の飛散量に、どのような影響があるのか、未経験の暑さで、定かではありません。今後の花芽調査の結果が待たれますし、ご注目下さい。
発熱や咳などの風邪症状で受診される場合は、ご来院いただく前にお電話(03-3491-2822)でお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
当院では、東京都内(品川区 五反田)で顕微鏡下で計測した花粉飛散数、および花粉情報など試験的に提供しています。1984年から観測は開始しており、例年2月〜4月のスギ・ヒノキ花粉数を計測しています。
2024年10月9日 インフルエンザワクチンの接種開始しました。ご希望の方は、お電話でのお問い合わせ、あるいは診察時にご相談下さい。
2021年10月29日 予約制を導入しました。ご予約は、窓口または電話03-3491-2822(月〜金曜日の午後2 時から午後7 時)でお願いします。
ご予約を優先とさせていただき、より待ち時間の無い診療を心掛けて感染対策をして参りますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。病状に応じて、前後する場合があります。
2024年3月25日 日本経済新聞社に、花粉観測に関して情報提供をさせていただきました。
2024年6月1日 保険医療機関のおける掲示
2020年4月29日 「オンライン診療ついて」まとめました。LINEによる診療を当院再診患者様に対して開始しました。
2018.1.18 東京都花粉症患者実態調査について