東京都内の花粉情報

2025年4月5日(土)-1 花粉情報

4日の観測花粉

  天気 スギ ヒノキ その他
4月4日(金) 曇り〜晴れ 31.8 17.3 29.6

「曇り〜晴れ」と久しぶりの晴れでした。スギ、ヒノキ花粉は、そこそこ飛散し、、多彩なその他の花粉が観測されました。

その他の花粉は、ヤマモモ5.9個/cm2、シラカンバ0.9個/cm2、シラカシ3.1個/cm2、カツラ1.5個/cm2、ヤマグア0.3個/cm2、サツキ0.3個/cm2、ワスレナグサ0.3個/cm2、ハンノキ1.8個/cm2、ホタルブクロ3.1個/cm2、エゴノキ0.3個/cm2、ヘラオオバコ0.3個/cm2、テウチグルミ0.3個/cm2、今回はその他7.7個/cm2でした。


2025年4月4日(金)-6 花粉情報

令和07年04月04日(金)の観測花粉

ヒノキ科 スギ 31.8

17.3

ヒノキ
カバノキ科 ハンノキ

シラカンバ

オオバヤシャ

イヌシデ

1.8

0.9

 

 

ブナ科 コナラ

クヌギ

クリ

シラカシ

スタジイ他

 

 

 

3.1

イネ科 イネ

カモガヤ

ガマ

 

 

マツ科 アカマツ

クロマツ

トウヒ

ヒマラヤスギ

カラマツ

 
ケヤキ(ニレ科)  
イチョウ(イチョウ科)  
クルミ(クルミ科) 0.3
スゲ(カヤツリグサ科)  
ギンヨウアカシア(マメ科)  
ソメイヨシノ(バラ科)  
エゴノキ(エゴノキ科) 0.3
ヤマモモ(ヤマモモ科)   5.9
アカザ(ヒユ科)  
カツラ(カツラ科) 1.5
マンサク(マンサク科)  
シデコブシ(モクレン科)  
エノキ(アサ科)  
ミズキ(ミズキ科)  
ヤマグア(クワ科) 0.3
サツキ(ツツジ科) 0.3
ワスレナグサ(ムラサキ科) 0.3
ヒメカンスゲ(カヤツリグサ科)  
シナノキ(アオイ科)  
ホタルブクロ 3.1
ヘラオオバコ 0.3
その他

 

 

 

7.7

 

78.7

2025年4月4日(金)-5 花粉情報

ギ花粉の飛散は、徐々に減少していて終わりが近いようです。3月27日にスギとヒノキの逆転がおこり徐々に増加しています。これからは、ヒノキ花粉に対する注意が必要です。.スギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く、カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ)、ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ)、バラ科サクラ属 ソメイヨシノ、イチョウ科イチョウ、マツ科(クロマツ、アカマツ)などが観測されると思われます。


2025年4月4日(金)-4 花粉情報

佐橋 紀男先生からその後の観測データをいただきました。

何と大変お忙しい方なのに、測定地点が5ヶ所に増えていました。

千葉県5地点2025年スギ花粉日飛散データ

                千   葉    県
3月  習志野市 冨里市D 冨里市R 銚子市 旭市 木更津市
 1日 343.8 532.7 834.6 143.5 71.0 322.8
 2日 745.1 1221.3 1886.0 87.5 96.6 252.2
 3日 151.9 155.2 124.1 11.4 46.0 11.4
 4日 185.2 250.0 249.7 5.3 7.1 107.1
 5日 46.0 34.6 49.7 39.2 62.3 7.1
 6日 369.4 489.0 454.0 506.2 1233.3 96.9
 7日 136.7 266.1 575.3 268.8 264.5 98.5
 8日 70.4 96.6 117.0 23.5 24.1 79.3
 9日 132.4 158.6 272.5 103.7 131.2 124.7
10日 22.9 86.1 127.8 24.1 31.2 60.2
11日 40.6 117.0 107.4 4.0 2.2 150.3
12日 13.5 26.9 36.7 1.5 13.9 3.7
13日 403.0 680.2 451.7 624.7   161.4
14日 225.6 813.3 1270.1 357.4   137.0
15日 69.1 194.7 213.9 26.9   91.1
16日 6.6 4.8 11.4 3.5   11.4
17日 167.9 520.9 3483.8 293.2   201.5
18日 26.0 81.9 71.0 17.6   38.3
19日 12.5 31.6 47.6 38.9   21.6
20日 83.0 65.3 59.7 11.7   76.5
21日 140.5 569.2 1019.5 77.2    
22日 205.3 254.8 463.9 209.9    
23日 341.4 269.4 309.4 76.2    
24日   90.9 81.1      
25日   559.1 1068.4      
26日   624.0 448.2      
27日   268.3 563.8      
28日   54.8 63.2      
29日            
30日            
31日            
合計 3938.8 8517.3 14461.5 2955.9 1983.4 2053.0

 

千葉県5地点2025年ヒノキ花粉日飛散データ

                  千   葉    県
3月  習志野市 富里市D 冨里市R 銚子市 旭市 木更津市
 1日 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0
 2日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
 3日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
 4日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
 5日 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0
 6日 0.0 0.0 0.0 0.3 1.2 0.0
 7日 0.0 0.0 0.0 0.6 0.3 0.0
 8日 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0
 9日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
10日 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
11日 3.4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
12日 2.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
13日 4.7 6.9 5.1 0.6   0.3
14日 47.5 18.0 66.9 0.3   0.0
15日 29.6 15.8 3.7 0.3   0.0
16日 0.7 0.8 0.6 0.0   0.0
17日 20.3 43.0 246.2 3.4   0.0
18日 12.2 44.1 45.4 0.3   0.0
19日 7.5 23.1 29.5 0.3   0.0
20日 9.6 8.1 9.0 0.3   0.3
21日 10.3 284.2 492.5 1.2    
22日 25.5 254.8 384.1 9.9    
23日 47.5 128.6 163.6 2.8    
24日   212.2 200.6      
25日   807.9 2001.6      
26日   58.0 298.8      
27日   386.0 811.2      
28日   155.1 384.5      
29日            
30日            
31日            
合計 222.2 2446.6 5143.3 21.2 1.5 0.6
赤字:初観測日
  飛散開始日

佐橋 紀男先生のご略歴

1940年東京都生まれ。

都立白鵬高校、東邦大学薬学部卒、理学博士。

東邦大学薬学部助手、同講師、同助教授、教授を経て、現在同名誉教授。

故幾瀨 マサ先生(東邦大学名誉教授)に師事。幾瀨 マサ氏は植物学者(花粉学、形態学を専攻)。1949年から花粉粒の研究に専念し、190科2300種の花粉粒を著書「日本植物の花粉」にまとめ刊行。本書は一時花粉学を志す者のバイブルとなった。

佐橋 紀男先生は、1986年以来、毎年全国のスギ花粉観測データを収集して、これらを集例、解析して「スギ花粉前線」としてまとめ、花粉の専門誌「日本花粉学会誌」に毎年報告。本邦の花粉観測のリーダー的存在。

私も花粉観測を行うにあたり、佐橋 紀男先生のご指導を仰ぎ、多くのことをお教えいただきました。また、耳鼻科医の集まりである関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会には、数十年に渡り、毎年お越しいただき、貴重なご講演をお聞かせ下さっています。


2025年4月4日(金)-3 花粉情報

兼子 順男先生から保谷市(東伏見)の観測データをいただきました。

保谷市東伏見:兼子耳鼻科屋上

21 73.3 29.6
22 200.6 24.0
23 266.0 52.0
24 156.3 16.0
25 28.0 14.6
26 366.7 83.6
27 165.6 67.4
28 雨曇 57.6 26.0
29 5.0 27.0
30 7.3 18.3
31 18.3 33.6 
3月合計     4744.6 752
2月合計     330.7 0
2月3月合計     5105.3 752

当地と比較しますと、たいへん多くの花粉飛散があり、計測が非常に大変であることが伺えます。本当にご苦労様です。

令和7年4月スギ・ヒノキ花粉

4   天気 スギ花粉 ヒノキ花粉
1 0.3 0.6
2    
3      
4月合計     0.3 0.6
3月合計     4774.6 752.0
2月合計     330.7 0
2・3・4月合計     5105.6 752.6

 

兼子 順男先生のご略歴

昭和38年 東京慈恵会医科大学卒。

同年東京慈恵会医科大学附属病院勤務

昭和45年 兼子耳鼻咽喉科医院開業

昭和55年 「鼻アレルギーの増加とその要因―鼻アレルギーと大気汚染」を耳鼻展望補4.270~281:1980に報告。慈恵医大のアレルギー研究の礎を築く。

平成15年 保谷市医師会 初代会長

私が慈恵医大において、新人の時から耳鼻咽喉科全般について、ご指導いただき、その後もアレルギーの師として、現在もご指導いただいています。花粉の観測は、兼子先生のご指導で、始めました。


2025年4月4日(金)-2 花粉情報

4月の飛散状況

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他
2011年 577.8 1709.9 5813.4
2012年 146.6 132.3 803
2013年 31.7 257.2 1574.4
2014年 39.8 410.3 1964
2015年 34.1 96.3 1248.7
2016年 73.3 437.6 2185.3
2017年 209.5 262.3 1655
2018年 88.8 1534.4 5242.4
2019年 156.2 880.9 1961.2
2020年 14.4 144.6 1305.3
2021年 52.2 144.1 196.3
2022年 286.8 833.6 1533.8
2023年 99.9 455.8 1853.5
2024年 119.6 537.0 1389.9
2025年

4月スギ花粉の飛散が終盤を迎え、ヒノキ花粉も4月半ばまでには、飛散の最盛期は過ぎます。4月中旬以後は、カバノキ科やブナ科が比較的多く観測されます。4月後半も症状が続く方はご注意下さい。


2025年4月4日(金)-1 花粉情報

○4月4日(金):令和07年04月03日の観測花粉数

天気 スギ ヒノキ その他
4月3日(木) 曇り〜雨〜曇り 0.3 1.9 7.7

ダーラム花粉補修器:カルベラ染色:個/cm2)

「曇り〜雨〜曇り」と変わりやすい天気でした。スギ、ヒノキ花粉は、少数でしたが、多彩なその他の花粉が観測されました。

その他の花粉は、ヤマモモ1.2個/cm2、シラカンバ0.3個/cm2、シナノキ0.3個/cm2、カツラ3.1個/cm2、ヤマグア0.3個/cm2、サツキ0.3個/cm2、ワスレナグサ0.3個/cm2、ハンノキ0.3個/cm2ヒメカンスゲ0.3個/cm2、今回はその他1.2個/cm2でした。


2025年4月3日(木)-7 花粉情報

令和07年04月03日(木)の観測花粉

ヒノキ科 スギ 0.3

1.9

ヒノキ
カバノキ科 ハンノキ

シラカンバ

オオバヤシャ

イヌシデ

0.3

0.3

 

 

ブナ科 コナラ

クヌギ

クリ

シラカシ

スタジイ他

 
イネ科 イネ

カモガヤ

ガマ

 

 

マツ科 アカマツ

クロマツ

トウヒ

ヒマラヤスギ

カラマツ

 
ケヤキ(ニレ科)  
イチョウ(イチョウ科)  
クルミ(クルミ科)  
スゲ(カヤツリグサ科)  
ギンヨウアカシア(マメ科)  
ソメイヨシノ(バラ科)  
エゴノキ(エゴノキ科)  
ヤマモモ(ヤマモモ科)   1.2
アカザ(ヒユ科)  
カツラ(カツラ科) 3.1
マンサク(マンサク科)  
シデコブシ(モクレン科)  
エノキ  
ミズキ  
ヤマグア 0.3
サツキ 0.3
ワスレナグサ 1.5
ヒメカンスゲ 0.3
シナノキ 0.3
その他

 

 

 

1.2

 

7.7

2025年4月3日(木)-6 花粉情報

観測された花粉

天気 スギ ヒノキ その他
4月3日(木) 曇り〜雨〜曇り 0.3 1.9 7.7

「曇り〜雨〜曇り」と変わりやすい天気でした。スギ、ヒノキ花粉は、少数でしたが、多彩なその他の花粉が観測されました。

その他の花粉は、ヤマモモ1.2個/cm2、シラカンバ0.3個/cm2、シナノキ0.3個/cm2、カツラ3.1個/cm2、ヤマグア0.3個/cm2、サツキ0.3個/cm2、ワスレナグサ0.3個/cm2、ハンノキ0.3個/cm2ヒメカンスゲ0.3個/cm2、今回はその他1.2個/cm2でした。

観測結果(個/cm2/日: 2024年                                                                          

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/03 0.3 1.9 7.7 ――
4月計 11.1 9.6 16.3 ――
1〜4月計 3848.6 954.9 382.9

2025年4月3日(木)-5 花粉情報

スギ花粉の飛散は、徐々に減少していて終わりが近いようです。3月27日にスギとヒノキの逆転がおこり、ヒノキが徐々に増加しています。これからは、ヒノキ花粉に対する注意が必要です。.スギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く、カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ)、ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ)、バラ科サクラ属 ソメイヨシノ、イチョウ科イチョウ、マツ科(クロマツ、アカマツ)などが観測されると思われます。


2025年4月3日(木)-4 花粉情報

佐橋 紀男先生からその後の観測データをいただきました。

何と大変お忙しい方なのに、測定地点が5ヶ所に増えていました。

千葉県5地点2025年スギ花粉日飛散データ

                千   葉    県
3月  習志野市 冨里市D 冨里市R 銚子市 旭市 木更津市
 1日 343.8 532.7 834.6 143.5 71.0 322.8
 2日 745.1 1221.3 1886.0 87.5 96.6 252.2
 3日 151.9 155.2 124.1 11.4 46.0 11.4
 4日 185.2 250.0 249.7 5.3 7.1 107.1
 5日 46.0 34.6 49.7 39.2 62.3 7.1
 6日 369.4 489.0 454.0 506.2 1233.3 96.9
 7日 136.7 266.1 575.3 268.8 264.5 98.5
 8日 70.4 96.6 117.0 23.5 24.1 79.3
 9日 132.4 158.6 272.5 103.7 131.2 124.7
10日 22.9 86.1 127.8 24.1 31.2 60.2
11日 40.6 117.0 107.4 4.0 2.2 150.3
12日 13.5 26.9 36.7 1.5 13.9 3.7
13日 403.0 680.2 451.7 624.7   161.4
14日 225.6 813.3 1270.1 357.4   137.0
15日 69.1 194.7 213.9 26.9   91.1
16日 6.6 4.8 11.4 3.5   11.4
17日 167.9 520.9 3483.8 293.2   201.5
18日 26.0 81.9 71.0 17.6   38.3
19日 12.5 31.6 47.6 38.9   21.6
20日 83.0 65.3 59.7 11.7   76.5
21日 140.5 569.2 1019.5 77.2    
22日 205.3 254.8 463.9 209.9    
23日 341.4 269.4 309.4 76.2    
24日   90.9 81.1      
25日   559.1 1068.4      
26日   624.0 448.2      
27日   268.3 563.8      
28日   54.8 63.2      
29日            
30日            
31日            
合計 3938.8 8517.3 14461.5 2955.9 1983.4 2053.0

 

千葉県5地点2025年ヒノキ花粉日飛散データ

                  千   葉    県
3月  習志野市 富里市D 冨里市R 銚子市 旭市 木更津市
 1日 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0
 2日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
 3日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
 4日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
 5日 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0
 6日 0.0 0.0 0.0 0.3 1.2 0.0
 7日 0.0 0.0 0.0 0.6 0.3 0.0
 8日 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0
 9日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
10日 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
11日 3.4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
12日 2.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
13日 4.7 6.9 5.1 0.6   0.3
14日 47.5 18.0 66.9 0.3   0.0
15日 29.6 15.8 3.7 0.3   0.0
16日 0.7 0.8 0.6 0.0   0.0
17日 20.3 43.0 246.2 3.4   0.0
18日 12.2 44.1 45.4 0.3   0.0
19日 7.5 23.1 29.5 0.3   0.0
20日 9.6 8.1 9.0 0.3   0.3
21日 10.3 284.2 492.5 1.2    
22日 25.5 254.8 384.1 9.9    
23日 47.5 128.6 163.6 2.8    
24日   212.2 200.6      
25日   807.9 2001.6      
26日   58.0 298.8      
27日   386.0 811.2      
28日   155.1 384.5      
29日            
30日            
31日            
合計 222.2 2446.6 5143.3 21.2 1.5 0.6
赤字:初観測日
  飛散開始日

佐橋 紀男先生のご略歴

1940年東京都生まれ。

都立白鵬高校、東邦大学薬学部卒、理学博士。

東邦大学薬学部助手、同講師、同助教授、教授を経て、現在同名誉教授。

故幾瀨 マサ先生(東邦大学名誉教授)に師事。幾瀨 マサ氏は植物学者(花粉学、形態学を専攻)。1949年から花粉粒の研究に専念し、190科2300種の花粉粒を著書「日本植物の花粉」にまとめ刊行。本書は一時花粉学を志す者のバイブルとなった。

佐橋 紀男先生は、1986年以来、毎年全国のスギ花粉観測データを収集して、これらを集例、解析して「スギ花粉前線」としてまとめ、花粉の専門誌「日本花粉学会誌」に毎年報告。本邦の花粉観測のリーダー的存在。

私も花粉観測を行うにあたり、佐橋 紀男先生のご指導を仰ぎ、多くのことをお教えいただきました。また、耳鼻科医の集まりである関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会には、数十年に渡り、毎年お越しいただき、貴重なご講演をお聞かせ下さっています。


2025年4月3日(木)-3 花粉情報

兼子 順男先生から保谷市(東伏見)の観測データをいただきました。

 保谷市東伏見:兼子耳鼻科屋上

21 73.3 29.6
22 200.6 24.0
23 266.0 52.0
24 156.3 16.0
25 28.0 14.6
26 366.7 83.6
27 165.6 67.4
28 雨曇 57.6 26.0
29 5.0 27.0
30 7.3 18.3
31 18.3 33.6 
3月合計     4744.6 752
2月合計     330.7 0
2月3月合計     5105.3 752

当地と比較しますと、たいへん多くの花粉飛散があり、計測が非常に大変であることが伺えます。本当にご苦労様です。

令和7年4月スギ・ヒノキ花粉

4   天気 スギ花粉 ヒノキ花粉
1 0.3 0.6
2    
3      
4月合計     0.3 0.6
3月合計     4774.6 752.0
2月合計     330.7 0
2・3・4月合計     5105.6 752.6

 

兼子 順男先生のご略歴

昭和38年 東京慈恵会医科大学卒。

同年東京慈恵会医科大学附属病院勤務

昭和45年 兼子耳鼻咽喉科医院開業

昭和55年 「鼻アレルギーの増加とその要因―鼻アレルギーと大気汚染」を耳鼻展望補4.270~281:1980に報告。慈恵医大のアレルギー研究の礎を築く。

平成15年 保谷市医師会 初代会長

私が慈恵医大において、新人の時から耳鼻咽喉科全般について、ご指導いただき、その後もアレルギーの師として、現在もご指導いただいています。花粉の観測は、兼子先生のご指導で、始めました。


2025年4月3日(木)-2 花粉情報

4月の飛散状況

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他
2011年 577.8 1709.9 5813.4
2012年 146.6 132.3 803
2013年 31.7 257.2 1574.4
2014年 39.8 410.3 1964
2015年 34.1 96.3 1248.7
2016年 73.3 437.6 2185.3
2017年 209.5 262.3 1655
2018年 88.8 1534.4 5242.4
2019年 156.2 880.9 1961.2
2020年 14.4 144.6 1305.3
2021年 52.2 144.1 196.3
2022年 286.8 833.6 1533.8
2023年 99.9 455.8 1853.5
2024年 119.6 537.0 1389.9
2025年

4月スギ花粉の飛散が終盤を迎え、ヒノキ花粉も4月半ばまでには、飛散の最盛期は過ぎます。4月中旬以後は、カバノキ科やブナ科が比較的多く観測されます。4月後半も症状が続く方はご注意下さい。


2025年4月3日(木)-1 花粉情報

令和07年04月02日の観測花粉数

  天気 スギ ヒノキ その他
4月2日(水) 雨〜曇り 5.2 2.5 4.3

ダーラム花粉補修器:カルベラ染色:個/cm2)

 ほぼ1日小雨が降り続き、破裂した花粉が多数観測されました。破裂した花粉は、スギとして判定しましたので、スギが多くなっていますが、ヒノキはもっと多いと思います。

その他の花粉は、シデコブシ0.3個/cm2、エノキ0.3個/cm2、カツラ0.3個/cm2、ミズキ0.3個/cm2、ヤマグア0.3個/cm2、サツキ0.3個/cm2、ワスレナグサ1.5個/cm2、イヌシデ0.3個/cm2、今回はその他0.0個/cm2でした。


2025年4月2日(水)-7 花粉情報

和07年04月02日(水)の観測花粉

ヒノキ科 スギ 5.2

2.5

ヒノキ
カバノキ科 ハンノキ

シラカンバ

オオバヤシャ

イヌシデ

 

 

 

0.3

ブナ科 コナラ

クヌギ

クリ

シラカシ

スタジイ他

 
イネ科 イネ

カモガヤ

ガマ

 

 

マツ科 アカマツ

クロマツ

トウヒ

ヒマラヤスギ

カラマツ

 
ケヤキ(ニレ科)  
イチョウ(イチョウ科)  
クルミ(クルミ科)  
スゲ(カヤツリグサ科)  
ギンヨウアカシア(マメ科)  
ソメイヨシノ(バラ科)  
エゴノキ(エゴノキ科)  
ヤマモモ(ヤマモモ科)  
アカザ(ヒユ科)  
カツラ(カツラ科) 0.3
マンサク(マンサク科) 0.3
シデコブシ(モクレン科) 0.3
エノキ 0.3
ミズキ 0.3
ヤマグア 0.3
サツキ 0.3
ワスレナグサ 1.5
その他

 

 

 

0.0

 

12.0

2025年4月2日(水)-6 花粉情報

観測された花粉

  天気 スギ ヒノキ その他
4月2日(水) 雨〜曇り 5.2 2.5 4.3

破裂した花粉は、スギとして判定しましたので、スギが多くなっていますが、ヒノキはもっと多いと思います。

ほぼ1日小雨が降り続き、破裂した花粉が多数観測されました。

その他の花粉は、シデコブシ0.3個/cm2、エノキ0.3個/cm2、カツラ0.3個/cm2、ミズキ0.3個/cm2、ヤマグア0.3個/cm2、サツキ0.3個/cm2、ワスレナグサ1.5個/cm2、イヌシデ0.3個/cm2、今回はその他0.0個/cm2でした。

観測結果(個/cm2/日: 2024年                                                                          

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/02 5.2 2.5 4.3 ――
4月計 10.8 7.7 8.6 ――
1〜4月計 3848.3 953.0 375.2  

 

 


2025年4月2日(水)-5 花粉情報

スギ花粉の飛散は、徐々に減少していて終わりが近いようです。3月27日にスギとヒノキの逆転がおこり徐々に増加しています。これからは、ヒノキ花粉に対する注意が必要です。.スギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く、カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ)、ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ)、バラ科サクラ属 ソメイヨシノ、イチョウ科イチョウ、マツ科(クロマツ、アカマツ)などが観測されると思われます。


2025年4月2日(水)-4 花粉情報

佐橋 紀男先生からその後の観測データをいただきました。

何と大変お忙しい方なのに、測定地点が5ヶ所に増えていました。

千葉県5地点2025年スギ花粉日飛散データ

                千   葉    県
3月  習志野市 冨里市D 冨里市R 銚子市 旭市 木更津市
 1日 343.8 532.7 834.6 143.5 71.0 322.8
 2日 745.1 1221.3 1886.0 87.5 96.6 252.2
 3日 151.9 155.2 124.1 11.4 46.0 11.4
 4日 185.2 250.0 249.7 5.3 7.1 107.1
 5日 46.0 34.6 49.7 39.2 62.3 7.1
 6日 369.4 489.0 454.0 506.2 1233.3 96.9
 7日 136.7 266.1 575.3 268.8 264.5 98.5
 8日 70.4 96.6 117.0 23.5 24.1 79.3
 9日 132.4 158.6 272.5 103.7 131.2 124.7
10日 22.9 86.1 127.8 24.1 31.2 60.2
11日 40.6 117.0 107.4 4.0 2.2 150.3
12日 13.5 26.9 36.7 1.5 13.9 3.7
13日 403.0 680.2 451.7 624.7   161.4
14日 225.6 813.3 1270.1 357.4   137.0
15日 69.1 194.7 213.9 26.9   91.1
16日 6.6 4.8 11.4 3.5   11.4
17日 167.9 520.9 3483.8 293.2   201.5
18日 26.0 81.9 71.0 17.6   38.3
19日 12.5 31.6 47.6 38.9   21.6
20日 83.0 65.3 59.7 11.7   76.5
21日 140.5 569.2 1019.5 77.2    
22日 205.3 254.8 463.9 209.9    
23日 341.4 269.4 309.4 76.2    
24日   90.9 81.1      
25日   559.1 1068.4      
26日   624.0 448.2      
27日   268.3 563.8      
28日   54.8 63.2      
29日            
30日            
31日            
合計 3938.8 8517.3 14461.5 2955.9 1983.4 2053.0

 

千葉県5地点2025年ヒノキ花粉日飛散データ

                  千   葉    県
3月  習志野市 富里市D 冨里市R 銚子市 旭市 木更津市
 1日 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0
 2日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
 3日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
 4日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
 5日 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0
 6日 0.0 0.0 0.0 0.3 1.2 0.0
 7日 0.0 0.0 0.0 0.6 0.3 0.0
 8日 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0
 9日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
10日 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
11日 3.4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
12日 2.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
13日 4.7 6.9 5.1 0.6   0.3
14日 47.5 18.0 66.9 0.3   0.0
15日 29.6 15.8 3.7 0.3   0.0
16日 0.7 0.8 0.6 0.0   0.0
17日 20.3 43.0 246.2 3.4   0.0
18日 12.2 44.1 45.4 0.3   0.0
19日 7.5 23.1 29.5 0.3   0.0
20日 9.6 8.1 9.0 0.3   0.3
21日 10.3 284.2 492.5 1.2    
22日 25.5 254.8 384.1 9.9    
23日 47.5 128.6 163.6 2.8    
24日   212.2 200.6      
25日   807.9 2001.6      
26日   58.0 298.8      
27日   386.0 811.2      
28日   155.1 384.5      
29日            
30日            
31日            
合計 222.2 2446.6 5143.3 21.2 1.5 0.6
赤字:初観測日
  飛散開始日

佐橋 紀男先生のご略歴

1940年東京都生まれ。

都立白鵬高校、東邦大学薬学部卒、理学博士。

東邦大学薬学部助手、同講師、同助教授、教授を経て、現在同名誉教授。

故幾瀨 マサ先生(東邦大学名誉教授)に師事。幾瀨 マサ氏は植物学者(花粉学、形態学を専攻)。1949年から花粉粒の研究に専念し、190科2300種の花粉粒を著書「日本植物の花粉」にまとめ刊行。本書は一時花粉学を志す者のバイブルとなった。

佐橋 紀男先生は、1986年以来、毎年全国のスギ花粉観測データを収集して、これらを集例、解析して「スギ花粉前線」としてまとめ、花粉の専門誌「日本花粉学会誌」に毎年報告。本邦の花粉観測のリーダー的存在。

私も花粉観測を行うにあたり、佐橋 紀男先生のご指導を仰ぎ、多くのことをお教えいただきました。また、耳鼻科医の集まりである関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会には、数十年に渡り、毎年お越しいただき、貴重なご講演をお聞かせ下さっています。


2025年4月2日(水)-3 花粉情報

兼子 順男先生から保谷市(東伏見)の観測データをいただきました。

保谷市東伏見:兼子耳鼻科屋上

21 73.3 29.6
22 200.6 24.0
23 266.0 52.0
24 156.3 16.0
25 28.0 14.6
26 366.7 83.6
27 165.6 67.4
28 雨曇 57.6 26.0
29    
30      
31      
3月合計     4744.0 673.1
2月合計     330.7 0
2月3月合計     5074.7 673.1

当地と比較しますと、たいへん多くの花粉飛散があり、計測が非常に大変であることが伺えます。本当にご苦労様です。

兼子 順男先生のご略歴

昭和38年 東京慈恵会医科大学卒。

同年東京慈恵会医科大学附属病院勤務

昭和45年 兼子耳鼻咽喉科医院開業

昭和55年 「鼻アレルギーの増加とその要因―鼻アレルギーと大気汚染」を耳鼻展望補4.270~281:1980に報告。慈恵医大のアレルギー研究の礎を築く。

平成15年 保谷市医師会 初代会長

私が慈恵医大において、新人の時から耳鼻咽喉科全般について、ご指導いただき、その後もアレルギーの師として、現在もご指導いただいています。花粉の観測は、兼子先生のご指導で、始めました。


2025年4月2日(水)-2 花粉情報

4月の飛散状況

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他
2011年 577.8 1709.9 5813.4
2012年 146.6 132.3 803
2013年 31.7 257.2 1574.4
2014年 39.8 410.3 1964
2015年 34.1 96.3 1248.7
2016年 73.3 437.6 2185.3
2017年 209.5 262.3 1655
2018年 88.8 1534.4 5242.4
2019年 156.2 880.9 1961.2
2020年 14.4 144.6 1305.3
2021年 52.2 144.1 196.3
2022年 286.8 833.6 1533.8
2023年 99.9 455.8 1853.5
2024年 119.6 537.0 1389.9
2025年

4月スギ花粉の飛散が終盤を迎え、ヒノキ花粉も4月半ばまでには、飛散の最盛期は過ぎます。4月中旬以後は、カバノキ科やブナ科が比較的多く観測されます。4月後半も症状が続く方はご注意下さい。


2025年4月2日(水)-1 花粉情報

令和07年04月01日の観測花粉数

  天気 スギ ヒノキ その他
4月1日(火) 小雨 5.6 5.2 4.3

ダーラム花粉補修器:カルベラ染色:個/cm2)

 ほぼ1日小雨が降り続き、破裂した花粉が多数観測されました。破裂した花粉は、スギとして判定しましたので、スギが多くなっていますが、ヒノキはもっと多いと思います。

ほぼ1日雨が降り続いたにも関わらず、思いの外多数、多種の花粉が観測されました。その他の花粉は、シデコブシ0.3個/cm2、マンサク0.3個/cm2、カツラ0.3個/cm2、オオバヤシャブシ0.6個/cm2、イヌシデ0.3個/cm2、その他(不明)2.5個/cm2でした。


2025年4月1日(火)-6 花粉情報

令和07年04月01日(火)の観測花粉

ヒノキ科 スギ 5.6

5.2

ヒノキ
カバノキ科 ハンノキ

シラカンバ

オオバヤシャ

イヌシデ

 

0.6

0.3

0.3

ブナ科 コナラ

クヌギ

クリ

シラカシ

スタジイ他

 
イネ科 イネ

カモガヤ

ガマ

 

 

マツ科 アカマツ

クロマツ

トウヒ

ヒマラヤスギ

カラマツ

 
ケヤキ(ニレ科)  
イチョウ(イチョウ科)  
クルミ(クルミ科)  
スゲ(カヤツリグサ科)  
ギンヨウアカシア(マメ科)  
ソメイヨシノ(バラ科)  
エゴノキ(エゴノキ科)  
ヤマモモ(ヤマモモ科)  
アカザ(ヒユ科)  
カツラ(カツラ科) 0.3
マンサク(マンサク科) 0.3
シデコブシ(モクレン科) 0.3
 

 

 

その他

 

 

 

2.5

 

15.4

 

 

 

 

 

 

 

 


2025年4月1日(火)-5 花粉情報

スギ花粉の飛散は、徐々に減少していて終わりが近いようです。3月27日にスギとヒノキの逆転がおこり徐々に増加しています。これからは、ヒノキ花粉に対する注意が必要です。.スギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く、カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ)、ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ)、バラ科サクラ属 ソメイヨシノ、イチョウ科イチョウ、マツ科(クロマツ、アカマツ)などが観測されると思われます。

4月1日:観測された花粉

  天気 スギ ヒノキ その他
4月1日(火) 小雨 5.6 5.2 4.3

破裂した花粉は、スギとして判定しましたので、スギが多くなっていますが、ヒノキはもっと多いと思います。

ほぼ1日雨が降り続いたにも関わらず、思いの外多数、多種の花粉が観測されました。その他の花粉は、シデコブシ0.3個/cm2、マンサク0.3個/cm2、カツラ0.3個/cm2、オオバヤシャブシ0.6個/cm2、イヌシデ0.3個/cm2、その他(不明)2.5個/cm2でした。

観測結果(個/cm2/日: 2024年                                                                          

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/01 5.6 5.2 4.3 ――
4月計 5.6 5.2 4.3 ――
1〜4月計 3843.1 950.5 370.9  

 

 

 

 

 


2025年4月1日(火)-4 花粉情報

佐橋 紀男先生からその後の観測データをいただきました。何と大変お忙しい方なのに、測定地点が5ヶ所に増えていました。

千葉県5地点2025年スギ花粉日飛散データ

                千   葉    県
3月  習志野市 冨里市D 冨里市R 銚子市 旭市 木更津市
 1日 343.8 532.7 834.6 143.5 71.0 322.8
 2日 745.1 1221.3 1886.0 87.5 96.6 252.2
 3日 151.9 155.2 124.1 11.4 46.0 11.4
 4日 185.2 250.0 249.7 5.3 7.1 107.1
 5日 46.0 34.6 49.7 39.2 62.3 7.1
 6日 369.4 489.0 454.0 506.2 1233.3 96.9
 7日 136.7 266.1 575.3 268.8 264.5 98.5
 8日 70.4 96.6 117.0 23.5 24.1 79.3
 9日 132.4 158.6 272.5 103.7 131.2 124.7
10日 22.9 86.1 127.8 24.1 31.2 60.2
11日 40.6 117.0 107.4 4.0 2.2 150.3
12日 13.5 26.9 36.7 1.5 13.9 3.7
13日 403.0 680.2 451.7 624.7   161.4
14日 225.6 813.3 1270.1 357.4   137.0
15日 69.1 194.7 213.9 26.9   91.1
16日 6.6 4.8 11.4 3.5   11.4
17日 167.9 520.9 3483.8 293.2   201.5
18日 26.0 81.9 71.0 17.6   38.3
19日 12.5 31.6 47.6 38.9   21.6
20日 83.0 65.3 59.7 11.7   76.5
21日 140.5 569.2 1019.5 77.2    
22日 205.3 254.8 463.9 209.9    
23日 341.4 269.4 309.4 76.2    
24日   90.9 81.1      
25日   559.1 1068.4      
26日   624.0 448.2      
27日   268.3 563.8      
28日   54.8 63.2      
29日            
30日            
31日            
合計 3938.8 8517.3 14461.5 2955.9 1983.4 2053.0

 

千葉県5地点2025年ヒノキ花粉日飛散データ

                  千   葉    県
3月  習志野市 富里市D 冨里市R 銚子市 旭市 木更津市
 1日 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0
 2日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
 3日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
 4日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
 5日 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0
 6日 0.0 0.0 0.0 0.3 1.2 0.0
 7日 0.0 0.0 0.0 0.6 0.3 0.0
 8日 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0
 9日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
10日 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
11日 3.4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
12日 2.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
13日 4.7 6.9 5.1 0.6   0.3
14日 47.5 18.0 66.9 0.3   0.0
15日 29.6 15.8 3.7 0.3   0.0
16日 0.7 0.8 0.6 0.0   0.0
17日 20.3 43.0 246.2 3.4   0.0
18日 12.2 44.1 45.4 0.3   0.0
19日 7.5 23.1 29.5 0.3   0.0
20日 9.6 8.1 9.0 0.3   0.3
21日 10.3 284.2 492.5 1.2    
22日 25.5 254.8 384.1 9.9    
23日 47.5 128.6 163.6 2.8    
24日   212.2 200.6      
25日   807.9 2001.6      
26日   58.0 298.8      
27日   386.0 811.2      
28日   155.1 384.5      
29日            
30日            
31日            
合計 222.2 2446.6 5143.3 21.2 1.5 0.6
赤字:初観測日
  飛散開始日

佐橋 紀男先生のご略歴

1940年東京都生まれ。

都立白鵬高校、東邦大学薬学部卒、理学博士。

東邦大学薬学部助手、同講師、同助教授、教授を経て、現在同名誉教授。

故幾瀨 マサ先生(東邦大学名誉教授)に師事。幾瀨 マサ氏は植物学者(花粉学、形態学を専攻)。1949年から花粉粒の研究に専念し、190科2300種の花粉粒を著書「日本植物の花粉」にまとめ刊行。本書は一時花粉学を志す者のバイブルとなった。

佐橋 紀男先生は、1986年以来、毎年全国のスギ花粉観測データを収集して、これらを集例、解析して「スギ花粉前線」としてまとめ、花粉の専門誌「日本花粉学会誌」に毎年報告。本邦の花粉観測のリーダー的存在。

私も花粉観測を行うにあたり、佐橋 紀男先生のご指導を仰ぎ、多くのことをお教えいただきました。また、耳鼻科医の集まりである関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会には、数十年に渡り、毎年お越しいただき、貴重なご講演をお聞かせ下さっています。


2025年4月1日(火)-3 花粉情報

保谷市の兼子 順男先生から保谷市(東伏見)の観測データをいただきました。

保谷市東伏見:兼子耳鼻科屋上

21 73.3 29.6
22 200.6 24.0
23 266.0 52.0
24 156.3 16.0
25 28.0 14.6
26 366.7 83.6
27 165.6 67.4
28 雨曇 57.6 26.0
29    
30      
31      
3月合計     4744.0 673.1
2月合計     330.7 0
2月3月合計     5074.7 673.1

当地と比較しますと、たいへん多くの花粉飛散があり、計測が非常に大変であることがうかがえます。

兼子 順男先生のご略歴

昭和38年 東京慈恵会医科大学卒。

同年東京慈恵会医科大学附属病院勤務

昭和45年 兼子耳鼻咽喉科医院開業

昭和55年 「鼻アレルギーの増加とその要因―鼻アレルギーと大気汚染」を耳鼻展望補4.270~281:1980に報告。慈恵医大のアレルギー研究の礎を築く。

平成15年 保谷市医師会 初代会長

私が慈恵医大において、新人の時から耳鼻咽喉科全般について、ご指導いただき、その後もアレルギーの師として、現在もご指導いただいています。花粉の観測は、兼子 順男先生のご指導で、始めました。


2025年4月1日(火)-2 花粉情報

4月の飛散状況

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他
2011年 577.8 1709.9 5813.4
2012年 146.6 132.3 803
2013年 31.7 257.2 1574.4
2014年 39.8 410.3 1964
2015年 34.1 96.3 1248.7
2016年 73.3 437.6 2185.3
2017年 209.5 262.3 1655
2018年 88.8 1534.4 5242.4
2019年 156.2 880.9 1961.2
2020年 14.4 144.6 1305.3
2021年 52.2 144.1 196.3
2022年 286.8 833.6 1533.8
2023年 99.9 455.8 1853.5
2024年 119.6 537.0 1389.9
2025年

4月スギ花粉の飛散が終盤を迎え、ヒノキ花粉も4月半ばまでには、飛散の最盛期は過ぎます。4月中旬以後は、カバノキ科やブナ科が比較的多く観測されます。4月後半も症状が続く方はご注意下さい。


2025年4月1日(火)-1 花粉情報

令和07年03月31日の観測花粉数

  天気 スギ ヒノキ その他
3月31日(月) 曇り〜小雨 46.3 144.8 42.3

ダーラム花粉補修器:カルベラ染色:個/cm2)

  ヒノキ花粉が、極めて多く飛散しました。スギとヒノキ花粉は、構成する蛋白がほとんど同じです。したがって、スギに反応する方は、その大半の方がヒノキにも、アレルギーを起こします。一方、ヒノキ花粉は、スギとは異なるヒノキ特有の蛋白を持つています。つまり、スギの免疫療法で効果が得られれば、その多くがヒノキにも効果が得られますが、スギの免疫療法が効果的でも、ヒノキの時期にヒノキでアレルギーを起こす方がおられます。このような方は、ぜひ主治医の先生にご相談下さい。

本日は、日中どうしても抜けられない仕事があり、当HPの更新が大変遅くなり、誠に申し訳ありません。


2025年3月31日(月)-8 花粉情報

3月の飛散状況です

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他 スギ・ヒノキ

総飛散数

2009年 2851.1 124.8 478.6 5785.2
2010年 1248.4 13.4 122.3 1557.7
2011年 7641.1 215.6 617.0 11549.1
2012年 1808.5 24.3 92.2 2127.6
2013年 6179.4 998.0 2507.7 7661.8
2014年 1190.4 283.3 528.8 1993.4
2015年 2207.8 147.7 674.0 2938.1
2016年 2968.8 229.0 625.9 4184.6
2017年 1671.6 37.3 186.8 2570.7
2018年 3727.7 2357.7 3518.4 8057.4
2019年 3897.4 450.7 483.5 6199.4
2020年 1036.9 230.3 463.1 2841.6
2021年 2270.8 507.0 4567.3
2022年 3429.2 499.6 178.6 5172.0
2023年 5404.6 754.5 1112.5 7862.7
2024年 4246.7 485.6 374.0 6300.2
2025年 3492.4 944.7 341.1

思いの外多くの花粉飛散が認められました。

 


2025年3月31日(月)-7 花粉情報

○3月31日(月):さて、それでは1日に100個/cm2を超える日は、どのくらいあるでしょうか。当地で調べた結果が以下のとおりです。

過去の飛散状況

年度 100個/cm2

以上の日数

300個/cm2

以上の日数

シーズン

花粉総数

R7 17 4 ?
R6 16 4 6300.2
R5 16 7 7862.7
R4 18 2 5172.0
R3 14 3 4567.3
R2 6 1 2841.6
H31 22 4 6199.4
H30 22 8 8057.4
H29 7 0 2573.4
H28 10 2 4147.8
H27 7 2 2938.1

年に数日、治療が効果を発揮できないほど、多くの花粉が飛散する日があります。そのような日々の最も有効な対策は、外出を避ける、または短時間に止めることです。諸外国の中には、花粉飛散最盛期には、自治体によっては、1週間ほど休日(花粉症休み)にする自治体があると聞いています。今シーズンは比較的集中して飛散しているようです。


2025年3月31日(月)-6 花粉情報

観測花粉数(測定地点:品川区五反田 観測:遠藤 朝彦)

午後10時から翌日の午後10時(24時間)の落下花粉を測定。数値は1平方cm内の花粉数

  捕集開始日時 天気   花粉数(個/㎠」落下法)
    時 分   スギ ヒノキ その他
1 (土) 22:00

 

晴れ 158.3 0.6 2.2
2 (日) 晴時々曇り 251.5 1.2 3.1
3 (月)   曇り〜小雨 56.8 0.0 0.6
4 (火)   曇り〜小雨〜霙 52.5 0.0 1.5
5 (水)   霙〜小雨〜曇り 0.3 0.0 0.0
6 (木)   曇り一時小雨 173.8 0.0 0.3
7 (金)   曇り〜晴れ 92.3 0.3 0.0
8 (土)   曇り一時雪〜雨 34.6 0.0 0.3
9 (日)   霙〜曇り〜晴れ 6.5 0.3 0.3
10 (月)   晴れ 104.6 11.7 1.5
11 (火)   曇り〜雨 25.6 1.9 0.9
12 (水)   曇り〜雨 0.6 0.0 0.0
13 (木)   曇り〜晴〜曇り 217.0 9.0 3.1
14 (金)   曇り〜晴れ 300.0 11.4 4.6
15 (土)   晴〜曇り〜小雨 164.8 9.9 5.6
16 (日)   小雨一時曇り 16.7 0.3 1.9
17 (月)   曇り〜晴れ一時小雨 193.5 12.0 2.8
18 (火)   曇り〜晴〜雨 20.1 1.5 1.2
19 (水)   雨一時霙〜曇り〜晴 21.0 3.1 0.9
20 (木)   晴れ 26.2 2.5 0.3
21 (金)   晴れ 60.8 15.1 4.3
22 (土)   晴れ 217.3 42.6 17.9
23 (日)   晴れ 225.0 46.0 21.0
24 (月)   薄曇り〜晴れ 327.8 58.0 17.9
25 (火)   晴れ 64.5 54.6 26.5
26 (水)   晴れ 309.6 243.8 50.9
27 (木)   晴れ一時曇り 214.2 136.7 54.9
28 (金)   曇り一時雨〜晴 47.5 71.0 17.9
29 (土)   曇り〜雨 59.0 60.2 41.0
30 (日)   曇り〜晴〜曇り 3.7 6.2 15.4
31 (月)   曇り〜小雨 46.3 144.8 42.3

落下法・カルベラ液染色による計測結果です。


2025年3月31日(月)-5 花粉情報

さて、ここまでのお話から、一地域の飛散花粉数のみでは、我々医師は局地のことしか判断できません。患者様の行動範囲は思いの外広く、行き先も千差万別です。これらを全てカバーするには地点毎の情報では、不足と考えられます。広範な計測結果を、天気図の様な方法で、作ることは出来ないものか、と思いあぐねています。そこで、日本における観測地点について、大まかですが、調べました。一応、これでほぼ網羅したと考えられる地方別の結果です。

四国地方(落下法3、ポーレンロボ37 計40)

地点 飛散開始日 地点 飛散開始日
26愛媛県松山市 2/25 84同檮原町 po
27愛媛県新居浜市 2/16 84同土佐清水 po
81同三崎 po    
81同八幡浜 po    
81同宇和島 po    
81同大州 po    
81同久万高原 po    
81同松山 po    
81同今治 po    
81同西条 po    
81同新居浜 po    
81同四国中央 po    
82香川県三木町 3/4    
82香川県小豆島 po    
82同さぬき市 po    
82同高松 po    
82同坂出 po    
82同丸亀 po    
82琴平 po    
82同観音寺 po    
83徳島県鳴門 po    
83同徳島 po    
83同阿南 po    
83同那賀 po    
83同日和佐 po    
83同海陽 po    
83同美馬 po    
83同池田 po    
83同祖谷 po    
84高知県室戸 po    
84同安芸 po    
84同南国 po    
84同本山 po    
84同高知 po    
84同須崎 po    
84同窪川 po    
84同中村 po    
84同宿毛 po    

 

26松山耳鼻咽喉科会(中国四国空中花粉研究会   81、82、83、84ポーレンロボ

27十全総合病院

82香川大学医学部

四国地方は、ほぼポーレンロボでの測定です。従来の落下法は3ヶ所のみでした。