東京都内の花粉情報

2024年08月4日-8 花粉情報

今週の観測値:

種別 観測期間
7/29〜8/4 昨年(7/31〜8/6)
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.0 0.6
イネ科(カモガヤ、イネ他) 0.0 0.3
ブタクサ属 0.0 0.3
ヨモギ属 0.0 0.0
カナムグラ 0.0 0.0
マツ型 0.0 0.0
その他 3.4 1.2
合計 3.4 2.1

昨年は、7月31日から8月6日までの1週間に、ヒノキ0.6個/cm2イネ科、ブタクサ各0.3個/cm2、その他(不明)1.2個/cm2観測されました。今年、猛暑もあって例年通り、落下花粉は少な鋳物の、種別不明の花粉ばかりでした。


2024年08月4日-7 花粉情報

週の観測値:

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ ヨモギ属 カナムグラ マツ型 その他 総計
7/29〜7/31 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2.8 2.8
8/1〜8/4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 0.6
0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 3.4 3.4

2024年08月4日-6 花粉情報

両頬の内側には上顎洞と言う空洞があります。上顎洞と鼻腔の交通路である自然孔は比較的大きいのですが、立位の時に最上部に位置しますので上顎洞内の膿や分泌物が排出しにくい構造をしています。また、上顎の歯(主に大臼歯)の根(歯根)が洞内に突出している方が多く、歯の病気例えば虫歯から副鼻腔炎を起こすことが少なくありません。つまり、慢性化しやすいと言えます。また、呼吸は両側の鼻腔で行いますので、起炎菌は両側から吸入されるので副鼻腔炎は通常は両側に起こりやすいのですが、歯が原因の場合(歯性上顎洞炎)は、主として片側に起こります。片側だけ濃い鼻汁が出る、あるいは上顎や頬が痛む時があれば、耳鼻科医にご相談ください。

蝶形骨洞は鼻腔の最も奥にあって自然孔は顔面側、つまり前方にあって比較的外気の影響を受けにくい位置にあります。つまり、感染や炎症、外力が及びにくい構造をしています。副鼻腔炎になりにくい構造です。反面、一旦炎症が起こると治りにくい構造でもあります。また、後壁には視神経の隆起あるいは下垂体があり、側壁には静脈(内頸、海綿静脈洞)や神経(動眼、滑車、三叉、外転)があって、病変、外力、外傷が生じるとその影響で視覚に影響することがあり、大事に至る可能性が高い副鼻腔です。


2024年08月4日-5 花粉情報

7月28日に佐橋 紀男先生から千葉県富里市の観測データをいただきました。

 

2024年             ダーラム型(3.24cm2→1cm2)
5 スギ ヒノキ カバノキ科* ブナ科 マツ形 イネ科 その他
  合計 3.8 6.4 2.1   41.0 90.1  
6 スギ ヒノキ カバノキ科* ブナ科 マツ型 イネ科 その他
  合計 1.5 0.9 0.0   19.3 44.8  
7 スギ ヒノキ イネ科 オオバコ マツ型 3溝粒 その他
  合計 1.2 0.3 64.3 8.5 3.3 4.6 0.3

7月は28日までの測定値。当地ではあまり馴染みのないイネ科花粉が多いことがわかります。

当地では、以前婦人会の皆さんが協力して、道路や空き地のブタクサやカモガヤ(イネ科)などの雑草を刈り取ったそうです。


2024年08月4日-4 花粉情報

観測総数(個/cm2/週:2020〜2021年)

時期 7/12〜 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜
観測数 2020 0.9 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5
2021 2.1 4.9 4.3 0.9 0.6 1.2 2.8
2022 0.9 1.5 0.6 1.5 1.8 1.8 1.2
  2023 5.2 0.9 1.5 0.6 1.5 18 1.2
  2024 4.0 1.2 2.8        

この時期のアレルギー症状は花粉もさることながら、乾燥、寒暖差などの刺激や室内塵のアレルギーに注意する必要があります。この時期に症状が悪化する方は、気候変動やクーラーの影響あるいは動物、食べ物などにも注意を払う必要があります。また、そろそろ室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)の季節です。ご注意下さい。


2024年08月4日-3 花粉情報

前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数

スギ ヒノキ 7月下旬 8月上旬 合計
H16 385.3 76.0 461.3 18.7 61.4 80.1
H17 10985.5 2970.5 13956.0 105.3 105.4 210.7
H18 1007.3 125.4 1132.7 73.2 83.0 156.2
H19 1577.9 196.3 1774.2 29.6 89.4 119.0
H20 3095.0 505.0 3600.5 58.8 145.4 204.2
H21 5000.0 785.0 5785.0 91.0 86.9 177.9
H22 1489.5 68.2 1557.7 58.0 43.5 101.5
H23 9625.1 1925.5 11550.6 136.2 87.2 223.4
H24 1971.0 156.6 2127.6 64.6 97.6 162.2
H25 6405.7 1256.1 7661.8 107.4 87.2 194.5
H26 1299.2 693.6 1993.4 65.1 105.4 170.5
H27 2694,1 244.0 2938.1 110.7 109.8 220.5
H28 3517.1 668.7 4184.6 110.4 107.3 217.7
H29 2273.5 299.9 2570.7 64.3 86.7 151.0
H30 4162.0 3895.4 8057.4 64.0 32.6 96.6
H31 4867.8 1331.6 6199.4 122.8 99.0 221.8
R2 2466.7 374.2 2841.6 75.5 129.1 204.6
R3 3913.2 654.1 4567.3 23.0 127.6 150.6
R4 3838.8 1333.2 5172.0 123.7 84.5 208.2
R5 6636.5 1227.0 7863.5 113.1 93.3 206.4
R6  5272.0  1028.2  6300.2 168.2 107.9  276.1
R7       118.6    

2024年08月4日-2 花粉情報

7/16から8/15間の日照時間の総計は、翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数によく比例すると言われています。 そこで、本年も積算値を当HPで、報告致します。

 (7月31日までの日照時間の積算値は、118.6時間でした。)

 (8月1日から3日までの日照時間の積算値は24.2時間でした。7月16日からの積算値は143.1時間でした。)

昨年の83日の日照時間は11.4時間でした。7月16日から8月 3日までの日照時間の加算値は 192.1時間でした。

マスコミでは連日猛暑の報道が続いています。しかし、日照時間を昨年と比較しますと、昨年より今年の方が、大変短く推移しています。このまま、日照時間が短いと、「来春は今春より、スギ花粉は少ないと見なすことになります。」

日照時間の過去10年の平均値は、7月後半87.3時間、8月前半97.7時間、スギ飛散花粉数3567個/cm2でした。今年は、過去10年平均よりは長く、昨年よりも短く推移しています。ちなみに、今年春のスギ花粉飛散数は6300.2個/cm2でしたので、10年平均の1.76倍でした。


2024年08月4日-1 花粉情報

8月、日々の天気(気象庁:東京)

  降雨量(mm) 平均気温 日照時間 天気概況
1日 28.5 9.3 曇り時々晴れ
2日 28.7 6.0 曇り時々晴れ
3日 29.4 8.9  

日々暑い日が続いていますが、平均気温は7月と比較しますと徐々に低下しているようです。


2024年08月3日-6 花粉情報

副鼻腔が何故存在するかは、まだ結論が得られていませんが、必要がないかというとそうでもありません。副鼻腔が病変におかされると大変大きな苦痛を生じます。副鼻腔は鼻腔の周囲に4対あり、脳、眼、歯などの重要部位に隣接しています。また耳、咽喉、気管などの器官に通じています。そのため、副鼻腔に障害が起こるとこれらの部位にも病変が及んで、極めて多彩な症状が出て、人に大きな苦痛を与えます。篩骨洞を除いて単一の空洞に一つの出入り口しかない閉鎖死腔を形成して、しかも出入り口である自然孔と空洞の位置関係が、その空洞に分泌物や膿汁が貯留しやすい上に、簡単には排泄されにくく、粘膜に炎症が起こると慢性化しやすいため、治療に抵抗する形態をしているという特徴があります。


2024年08月3日-5 花粉情報

7月28日に佐橋 紀男先生から千葉県富里市の観測データをいただきました。

 

2024年             ダーラム型(3.24cm2→1cm2)
5 スギ ヒノキ カバノキ科* ブナ科 マツ形 イネ科 その他
  合計 3.8 6.4 2.1   41.0 90.1  
6 スギ ヒノキ カバノキ科* ブナ科 マツ型 イネ科 その他
  合計 1.5 0.9 0.0   19.3 44.8  
7 スギ ヒノキ イネ科 オオバコ マツ型 3溝粒 その他
  合計 1.2 0.3 64.3 8.5 3.3 4.6 0.3

7月は28日までの測定値。当地ではあまり馴染みのないイネ科花粉が多いことがわかります。

当地では、以前婦人会の皆さんが協力して、道路や空き地のブタクサやカモガヤ(イネ科)などの雑草を刈り取る運動があつたそうです。結果、当地周辺では、秋に雑草を見ることは大変すくなくなっています。


2024年08月3日-4 花粉情報

観測総数(個/cm2/週:2020〜2021年)

時期 7/12〜 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜
観測数 2020 0.9 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5
2021 2.1 4.9 4.3 0.9 0.6 1.2 2.8
2022 0.9 1.5 0.6 1.5 1.8 1.8 1.2
  2023 5.2 0.9 1.5 0.6 1.5 18 1.2

この時期のアレルギー症状は花粉もさることながら、乾燥、寒暖差などの刺激や室内塵のアレルギーに注意する必要があります。この時期に症状が悪化する方は、気候変動やクーラーの影響あるいは動物、食べ物などにも注意を払う必要があります。また、そろそろ室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)の季節です。ご注意下さい。


2024年08月3日-3 花粉情報

前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数

スギ ヒノキ 7月下旬 8月上旬 合計
H16 385.3 76.0 461.3 18.7 61.4 80.1
H17 10985.5 2970.5 13956.0 105.3 105.4 210.7
H18 1007.3 125.4 1132.7 73.2 83.0 156.2
H19 1577.9 196.3 1774.2 29.6 89.4 119.0
H20 3095.0 505.0 3600.5 58.8 145.4 204.2
H21 5000.0 785.0 5785.0 91.0 86.9 177.9
H22 1489.5 68.2 1557.7 58.0 43.5 101.5
H23 9625.1 1925.5 11550.6 136.2 87.2 223.4
H24 1971.0 156.6 2127.6 64.6 97.6 162.2
H25 6405.7 1256.1 7661.8 107.4 87.2 194.5
H26 1299.2 693.6 1993.4 65.1 105.4 170.5
H27 2694,1 244.0 2938.1 110.7 109.8 220.5
H28 3517.1 668.7 4184.6 110.4 107.3 217.7
H29 2273.5 299.9 2570.7 64.3 86.7 151.0
H30 4162.0 3895.4 8057.4 64.0 32.6 96.6
H31 4867.8 1331.6 6199.4 122.8 99.0 221.8
R2 2466.7 374.2 2841.6 75.5 129.1 204.6
R3 3913.2 654.1 4567.3 23.0 127.6 150.6
R4 3838.8 1333.2 5172.0 123.7 84.5 208.2
R5 6636.5 1227.0 7863.5 113.1 93.3 206.4
R6  5272.0  1028.2  6300.2 168.2 107.9  276.1
R7       118.6    

2024年08月3日-2 花粉情報

7/16から8/15間の日照時間の総計は、翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数によく比例すると言われています。 そこで、本年も積算値を当HPで、報告致します。

 (7月31日までの日照時間の積算値は、118.6時間でした。)

 (8月1日から2日までの日照時間の積算値は15.3時間でした。7月16日からの積算値は、133.9時間でした。)

昨年の82日の日照時間は11.1時間でした。7月16日から8月 2日までの日照時間の加算値は 180.7時間でした。

マスコミでは連日猛暑の報道が続いています。しかし、日照時間を昨年と比較しますと、昨年より今年の方が、大変短く推移しています。このまま、日照時間が短いと、「過去10年平均よりは多いものの、来春は今春より、スギ花粉は少ないと見なすことになります。」

日照時間の過去10年の平均値は、7月後半87.3時間、8月前半97.7時間、スギ飛散花粉数3567個/cm2でした。今年は、過去10年平均よりは長く、昨年よりも短く推移しています。ちなみに、今年春のスギ花粉飛散数は6300.2個/cm2でしたので、10年平均の1.76倍でした。


2024年08月3日-1 花粉情報

○8月3日(土):8月、日々の天気(気象庁:東京)

  降雨量(mm) 平均気温 日照時間 天気概況
1日 28.5 9.3 曇り時々晴れ
2日 28.7 6.0 曇り時々晴れ

2024年08月2日-6 花粉情報

副鼻腔が何故存在するかは、まだ結論が得られていませんが、必要がないかというとそうでもありません。副鼻腔が病変におかされると大変大きな苦痛を生じます。副鼻腔は鼻腔の周囲に4対あり、脳、眼、歯などの重要部位に隣接しています。また耳、咽喉、気管などの器官に通じています。そのため、副鼻腔に障害が起こるとこれらの部位にも病変が及んで、極めて多彩な症状が出て、人に大きな苦痛を与えます。篩骨洞を除いて単一の空洞に一つの出入り口しかない閉鎖死腔を形成して、しかも出入り口である自然孔と空洞の位置関係が、その空洞に分泌物や膿汁が貯留しやすい上に、簡単には排泄されにくく、粘膜に炎症が起こると慢性化しやすいため、治療に抵抗する形態をしているという特徴があります。


2024年08月2日-5 花粉情報

7月28日に佐橋 紀男先生から千葉県富里市の観測データをいただきました。

 

2024年             ダーラム型(3.24cm2→1cm2)
5 スギ ヒノキ カバノキ科* ブナ科 マツ形 イネ科 その他
  合計 3.8 6.4 2.1   41.0 90.1  
6 スギ ヒノキ カバノキ科* ブナ科 マツ型 イネ科 その他
  合計 1.5 0.9 0.0   19.3 44.8  
7 スギ ヒノキ イネ科 オオバコ マツ型 3溝粒 その他
  合計 1.2 0.3 64.3 8.5 3.3 4.6 0.3

7月は28日までの測定値。当地ではあまり馴染みのないイネ科花粉が多いことがわかります。

当地では、以前婦人会の皆さんが協力して、道路や空き地のブタクサやカモガヤ(イネ科)などの雑草を刈り取る運動があつたそうです。結果、当地周辺では、秋に雑草を見ることは大変すくなくなっています。


2024年08月2日-4 花粉情報

観測総数(個/cm2/週:2020〜2023年)

時期 7/12〜 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜
観測数 2020 0.9 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5
2021 2.1 4.9 4.3 0.9 0.6 1.2 2.8
2022 0.9 1.5 0.6 1.5 1.8 1.8 1.2
  2023 5.2 0.9 1.5 0.6 1.5 18 1.2

この時期のアレルギー症状は花粉もさることながら、乾燥、寒暖差などの刺激や室内塵のアレルギーに注意する必要があります。この時期に症状が悪化する方は、気候変動やクーラーの影響あるいは動物、食べ物などにも注意を払う必要があります。また、そろそろ室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)の季節です。ご注意下さい。


2024年08月2日-3 花粉情報

前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数

スギ ヒノキ 7月下旬 8月上旬 合計
H16 385.3 76.0 461.3 18.7 61.4 80.1
H17 10985.5 2970.5 13956.0 105.3 105.4 210.7
H18 1007.3 125.4 1132.7 73.2 83.0 156.2
H19 1577.9 196.3 1774.2 29.6 89.4 119.0
H20 3095.0 505.0 3600.5 58.8 145.4 204.2
H21 5000.0 785.0 5785.0 91.0 86.9 177.9
H22 1489.5 68.2 1557.7 58.0 43.5 101.5
H23 9625.1 1925.5 11550.6 136.2 87.2 223.4
H24 1971.0 156.6 2127.6 64.6 97.6 162.2
H25 6405.7 1256.1 7661.8 107.4 87.2 194.5
H26 1299.2 693.6 1993.4 65.1 105.4 170.5
H27 2694,1 244.0 2938.1 110.7 109.8 220.5
H28 3517.1 668.7 4184.6 110.4 107.3 217.7
H29 2273.5 299.9 2570.7 64.3 86.7 151.0
H30 4162.0 3895.4 8057.4 64.0 32.6 96.6
H31 4867.8 1331.6 6199.4 122.8 99.0 221.8
R2 2466.7 374.2 2841.6 75.5 129.1 204.6
R3 3913.2 654.1 4567.3 23.0 127.6 150.6
R4 3838.8 1333.2 5172.0 123.7 84.5 208.2
R5 6636.5 1227.0 7863.5 113.1 93.3 206.4
R6  5272.0  1028.2  6300.2 168.2 107.9  276.1
R7       118.6    

2024年08月2日-2 花粉情報

7/16から8/15間の日照時間の総計は、翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数によく比例すると言われています。 そこで、本年も積算値を当HPで、報告致します。

 (7月31日までの日照時間の積算値は、118.6時間でした。)

 (8月1日から2日までの日照時間の積算値は9.3時間でした。7月16日からの積算値は、127.9時間でした。)

昨年の81日の日照時間は1.4時間でした。716日から8 1日までの日照時間の積算値は 169.6時間でした。

マスコミでは連日猛暑の報道が続いています。しかし、日照時間を昨年と比較しますと、昨年より今年の方が、大変短く推移しています。このまま、日照時間が短いと、「来春は今春より、スギ花粉は少ないと見なすことになります。」

日照時間の過去10年の平均値は、7月後半87.3時間、8月前半97.7時間、スギ飛散花粉数3567個/cm2でした。今年は、過去10年平均よりは長く、昨年よりも短く推移しています。ちなみに、今年春のスギ花粉飛散数は6300.2個/cm2でしたので、10年平均の1.76倍でした。


2024年08月2日-1 花粉情報

8月、日々の天気(気象庁:東京)

  降雨量(mm) 平均気温 日照時間 天気概況
1日 28.5 9.3  

2024年08月1日-5 花粉情報

副鼻腔は、4対それぞれ形状や鼻腔との連絡通路(自然孔)の位置や角度が違います。眉間奥にある前頭洞は出入り口(自然孔)が空洞の最下端にあり、構造上膿や分泌液が溜まりにくい構造になっています。しかし、この自然孔は鼻前頭管と呼ばれ経路が長く、開口部も狭いため、通過障害を起こしやすい傾向もあり、嚢胞などが起こりやすい空洞でもあります。前頭洞に病変が生じると眼球突出(外下方への突出)など、眼への影響も起こり得ます。また、後壁は脳と接しています。脊椎動物例えば牛などではこの前頭洞の後方にも副鼻腔があり(後頭洞)、頭を軽くするため、また頭を突き合わせて戦う時に、脳を守る役を果たしていると考えられてもいます。炎症が起こると強い頭痛や脳の障害を起こしたりもします。副鼻腔は他に上顎洞、篩骨洞、蝶形洞があります。順にご説明します。


2024年08月1日-4 花粉情報

7月28日に佐橋 紀男先生から千葉県富里市の観測データをいただきました。

 

2024年             ダーラム型(3.24cm2→1cm2)
5 スギ ヒノキ カバノキ科* ブナ科 マツ形 イネ科 その他
  合計 3.8 6.4 2.1   41.0 90.1  
6 スギ ヒノキ カバノキ科* ブナ科 マツ型 イネ科 その他
  合計 1.5 0.9 0.0   19.3 44.8  
7 スギ ヒノキ イネ科 オオバコ マツ型 3溝粒 その他
  合計 1.2 0.3 64.3 8.5 3.3 4.6 0.3

7月は28日までの測定値。当地ではあまり馴染みのないイネ科花粉が多いことがわかります。

当地では、以前婦人会の皆さんが協力して、道路や空き地のブタクサやカモガヤ(イネ科)などの雑草を刈り取る運動があつたそうです。結果、当地周辺では、秋に雑草を見ることは大変すくなくなっています。


2024年08月1日-3 花粉情報

観測総数(個/cm2/週:2020〜2021年)

時期 7/12〜 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜
観測数 2020 0.9 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5
2021 2.1 4.9 4.3 0.9 0.6 1.2 2.8
2022 0.9 1.5 0.6 1.5 1.8 1.8 1.2
  2023 5.2 0.9 1.5 0.6 1.5 18 1.2

この時期のアレルギー症状は花粉もさることながら、乾燥、寒暖差などの刺激や室内塵のアレルギーに注意する必要があります。この時期に症状が悪化する方は、気候変動やクーラーの影響あるいは動物、食べ物などにも注意を払う必要があります。また、そろそろ室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)の季節です。ご注意下さい。


2024年08月1日-2 花粉情報

7/16から8/15間の日照時間の総計は、翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数によく比例すると言われています。 そこで、本年も積算値を当HPで、報告致します。

 (31日までの日照時間は118.6時間でした。)

昨年の31日までの日照時間の総計は168.2時間でした.。

マスコミでは連日猛暑の報道が続いています。しかし、日照時間を昨年と比較しますと、昨年より今年の方が、49.6時間も短く推移しています。このまま、日照時間が短いと、「来春は今春より、スギ花粉は少ないと見なすことになります。」

日照時間の過去10年の平均値は、7月後半87.3時間、8月前半97.7時間、スギ飛散花粉数3567個/cm2でした。今年は、過去10年平均よりは長く、昨年よりも短く推移しています。ちなみに、今年春のスギ花粉飛散数は6300.2個/cm2でしたので、10年平均の1.76倍でした。


2024年08月1日-1 花粉情報

○7月、日々の天気(気象庁:東京)

 

 

降雨量(mm) 平均気温 日照時間 天気概況
20日 45.0 30.7 10.2 晴れ〜曇り〜大雨
21日 20.0 29.1 11.0 晴れ一時曇り
22日 9.5 30.5 10.4 晴れ一時曇り、雷
23日 29.5 13.0 晴れ一時曇り
24日 0.0 30.1 8.5 曇り時々晴れ
25日 0.5 30.2 7.1 晴れ薄曇り一時雨
26日 0.0 30.1 6.9 曇り一時雨
27日 0.5 30.3 7.1 曇り時々晴れ一時雨
28日 31.6 10.5 曇り一時晴れ
29日 32.3 10.7 薄曇り一のち晴れ
30日 0.5 30.8 4.0 曇り時々晴れ一時雨
31日 42.5 29.4 5.6 曇り一時雨、曇り一時大

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2024年07月31日-11 花粉情報

平成6年の梅雨から夏の飛散花粉

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブナ科 カバノキ科 ニレ科 マツ型 その他 総計
6/1〜2 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.5 4.9 6.6
6/3〜6/9 0.3 0.3 0.9 2.8 0.3 0.0 7.1 5.5 16.6
6/10〜6/16 0.0 0.3 0.3 0.6 0.0 0.3 0.9 5.6 8.0
6/17〜6/23 0.0 0.0 0.9 1.2 0.3 0.0 2.5 8.6 13.3
6/24〜6/30 0.6 0.0 0.0 0.6 0.0 0.0 0.0 10.5 11.7
7/1〜7/7 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 1.5 4.0 5.8
7/8〜7/14 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.9 2.8 4.0
7/15〜7/21 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 0.6 1.2
7/22〜7/28 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.3 2.2 2.8
7/29〜7/31 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2.8 2.8
合計 1.2 0.9 2.7 5.2 0.6 0.3 15.3 47.5 66.2

 


2024年07月31日-10 花粉情報

梅雨から夏の落下花粉総数

  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年
5月2週 291.4 224.6 201.2 148.7 179.3
3週 92.5 50.6 118.6 189.3 95.3
4週 152.7 180.2 132.5 126.4 113.0
6月1週 74.0 46.2 65.7 51.2 29.7
2週 57.1 39.2 11.1 18.5 16.6
3週 16.6 9.2 13.0 0.3 8.0
4週 3.7 9.3 9.3 8.5 13.3
5週 5.3 1.5 12.7 8.6 11.7
7月1週 2.8 3.7 5.2 5.2 6.2
2週 0.9 2.1 0.9 1.9 4.0
3週 0.9 4.9 1.5 4.3 1.2
4週 1.5 4.3 0.6 0.9 2.8
5週   1.5 0.9 1.5      2.1

2024年07月31日-9 花粉情報

7月29日から7月31日の観測値です。

  7/22〜7/28 昨年7/24〜7/30
スギ 0.0 0.3
ヒノキ 0.0 0.0
カバノキ科(ハンノキ、シラカンバオオバヤシャ) 0.0 0.0
ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ、シラカシ他) 0.0 0.3
イネ科(イネ、カモガヤ、ガマ、ヒメガマ) 0.0 0.3
マツ型(アカマツ、クロマツ、トウヒ、ヒマラヤスギ) 0.0 0.0
ニレ科(ケヤキ) 0.0 0.0
イチョウ科(イチョウ) 0.0 0.0
クルミ科(テウチグルミ、オニグルミ) 0.0 0.0
バラ科(ソメイヨシノ) 0.0 0.0
マメ科(ギンヨウアカシア) 0.0 0.0
カヤツリグサ科(スゲ) 0.0 0.0
エゴノキ科(エゴノキ) 0.0 0.0
その他 2.8 0.0
2.8 0.9

月末の3日間は、僅かですが花粉が観測されました(2.8個/cm2)がいずれの花粉も種別は不明でした。昨年の同期には、週の観測総数0.9個/cm2で、内訳はスギ、ブナ科、イネ科の花粉が各0.3個/cm2でした。


2024年07月31日-8 花粉情報

当地で観測された花粉、花粉症の原因となる可能性のある花粉をまとめて見ました。

裸子植物門

・球果植物門―ソテツ類

          イチョウ類―イチョウ目:イチョウ

グネツム類―マオウ科:マオウ

マツ類―マツ目

アカマツ、クロマツ、トドマツ、カラマツ、トウヒ、ツガ、チョウセンゴヨウ、ヒマラヤスギ、コメツガ

ヒノキ類―ヒノキ目:ヒノキ、スギ、ハイネズ

ナンヨウスギ目:ネズ、コウヤマキ、ナギ

         イチイ目―イチイ科:キャラボク

被子植物門

・真正双子葉類

キンポウゲ目―フサザクラ科:フサザクラ

リンドウ目―アカネ科:ヤエムグラ

クスノキ目―クスノキ科:シロモジ

クルミ目―クルミ科:サワグルミ、テウチグルミ、オニグルミ

ニシキギ目―モチノキ科:モチノキ

キントラオ目―トウダイグサ科:トウダイグサ

―ヤナギ科:ドロノキ、オノエヤナギ

ゴマノハクサ目―モクセイ科:アオダモ、ネズミモチ

モクレン目―モクレン科:シデコブシ

セリ目―ウコギ科:タラノキ

・コア真正双子葉類―ムクロジ目―ミカン科:ミカン

                   ―ムクロジ科:トチノキ、チドリノキ

―ナデシコ目―ナデシコ科:ナデシコ

―ヒユ科:アカザ、シロザ、ホソアオゲイトウ

―タデ科:イタドリ、ミチヤナギ、ミゾソバ

―ハナミズキ科:マツバギク

―マメ目―マメ科―アカシア

―ヒユ科:テンサイ

―タデ科:ヒメスイバ、ギシギシ

―ツツジ目―エゴノキ科:エゴノキ、ツツジ、サツキ

―モッコク科:ヒサカキ

―ユキノシタ目―カツラ科:カツラ

―マンサク科:マンサク

・バラ類―アブラナ目―アブラナ科:アブラナ、イエローサルタン、ミズナ

バラ目―バラ科:ナシ、ウメ、イチゴ、バラ、シモツケ

サクラ属:サクランボ、フジザクラ

           アサ科:エノキ

ブドウ目―ブドウ科:ブドウ

フトモモ目―ミソハギ科:サルスベリ

ブナ目―カバノキ科:ハンノキ、ブナ、イヌブナ

・マメ群―マメ科―ネムノキ亜科―アカシア

・キントラノオ目

・ヤナギ科:ヤナギ、ドロノキ、ポプラ、オノエヤナギ

・バラ目

・イラクサ科:イラクサ、カナムグラカラムシ

・ニレ科:ケヤキ、ハリケヤキ

・バラ科:モモ、バラ、ブドウ、シモツケ

・サクラ亜科:サクラ、リンゴ、ソメイヨシノ、フサザクラ

・クワ科:ヤマグア

・アオイ科:シナノキ

・ブナ目

・ブナ科:ブナ、カシ、ナラ、クヌギ、クリ、シラカシ、アラカシ、ミズナラ

・ヤマモモ科:ヤマモモ、ヤチヤナギ

・クルミ科:オニグルミ、サワグルミ、テウチグルミ

・カバノキ科:シラカンバヤシャブシオオバヤシャブシハンノキ、ミヤマハンノキ、イヌシデ、アカシデ、ハシバミ

・ナス目―ナス科:ピーマン

・ゴマノハグサ目―モクセイ科:アオダモ

キク類

・asteridⅠ

・リンドウ目―キョウチクトウ科:キョウチクトウ

・アカネ科

・asteridⅡ

・キク目

・キク科:ヨモギブタクサキクハルジオン除虫菊タンポポ、セイタカアキノキリンソウ、イエローサルタン、アフリカキンセンカ、オナモミ、オトコヨモギ

・ツバキ目―ツバキ科:ツバキ、ヤブツバキ、ヒサカキ

・シソ目―シソ科:ウツボグサ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、タツナミソウ

―オオバコ科:ヘラオオバコ

・ミズキ目―ミズキ科:ミズキ

単子葉植物

 ・ユリ目―イヌサフラン科:グロリオサ

・タコノキ目―タコノキ科

・ツユクサ類―ヤシ目―ヤシ科

・イネ目

・ガマ科:ガマ

・イグサ科

・カヤツリグサ科:スゲ、ヒメカンスゲ

・イネ科:カモガヤ、イネ、ヒメガマ、ガマ、イタリアンライグラス、スズメノカタビラ、ケンタッキー31フェスク、スズメノテッポウ、チガヤ

(主にフリー百科事典「ウィキぺディア」から:太字は花粉症の報告がある花粉です。

これらの多くが当地でも、観測されます。この表は、まだ未完成です。今後、修正される可能性があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2024年07月31日-7 花粉情報

植物の内、種子植物は、大きく分けて、被子植物と裸子植物とに分けられます。

種子植物 被子植物 双子葉類 合弁花 アサガオ タンポポ
ツツジ サツキ ナス
など
離弁花 アブラナ エンドウ
サクラ ホウセンカなど
単子葉類 イネ ユリ
チューリップ ススキ トウモロコシなど
裸子植物 マツ スギ イチョウ ソテツ ヒノキなど

 

どの花粉も大量に、長く触れていると、花粉症を引き起こす可能性があります。


2024年07月31日-6 花粉情報

五界説

生物界を「植物」「動物」「菌」「原生生物」「モネラ」の5つに分ける考え方が五界説です。現在有力です。「植物」とは、光合成をする陸上植物と捉えています。

植物 光合成をする陸上植物
種子植物・シダ植物・コケ植物
動物 多細胞動物(二界説の動物から原生動物を除いたもの)
セキツイ動物・原索動物・キョクヒ動物
節足動物・軟体動物・環形動物・輪形動物・線形動物・扁形動物・腔腸動物・海綿動物
カビやキノコの仲間
菌類
原生生物 植物・動物・菌・モネラにも属さない生物(細胞内では核と細胞質の区別がある)
ラン藻を除く藻類・原生動物(単細胞の動物)、粘菌
モネラ 簡単なつくりの単細胞生物(細胞内では核と細胞質の区別がない)
細菌類・ラン藻