東京都内の花粉情報

2021年9月10日-1 花粉情報

未明から久しぶりに晴れました。明け方まで北寄りの風が吹きましたが、気温は昨日より高く(午前1時〜午前9時:21.5〜22.5℃)、20℃以下にはなりませんでした。朝には晴れて、その後は時間を追うごとに気温が上がり、正午には28.0℃を超え、午後はさらに上昇(午後3時:29.0℃)しました。

○口腔アレルギー症候群(OAS)の治療はまず予防です。アレルギー症状は患者さんに様々な誘因が重なった時に症状がより出やすい傾向があります。OASの患者さんも、風邪をひいていたり、消炎鎮痛薬を服用したり、寝不足、疲れ、ストレスなどがかかった状態や、女性であれば生理の前後などには、これらが誘因となってより症状が出やすくなりますので、特に注意が必要です。その上で抗原の回避(原因物質との接触を避ける)、食物の加熱処理をする、薬物(抗アレルギー剤を服用)により症状を抑える、免疫療法(ブタクサ花粉症であれば、ブタクサの抗原液を用いて免疫療法を行う)などが行われます。


2021年9月9日-2 花粉情報

未明に一時晴れ間も見られましたが明け方まで曇り、明け方遅くから小雨が降り、その後は予報どおり雨が降り続きました。風は終始北風が吹き、気温は徐々に下がり(午前1時〜午前9時:20.5〜19.3℃)ました。午後は雨時々曇りで晴れ間は見られませんでした。気温は低く、最高でも午後2時に21.4℃でした。夕方に晴れましたが気温は上がらず(午後8時:23.0℃)、9月上旬の気温としては113年振りの低温だそうです。

○口腔アレルギー症候群の診断は、「詳しい問診(症状が出る前、15分位の間に食べたもの、花粉症の有無、原因の確認など)、経験の豊富な医師のもとで可能性のある食べ物を極少量口に含んで見る(負荷試験)、皮膚試験(原因となる食物を針で刺し、その針を用いて皮膚試験をする)、あるいは血液検査によって反応する蛋白(抗体)の有無を確認する」などの検査を行い診断します。


2021年9月9日-1 花粉情報

昨日、寒暖差が鼻のアレルギーと良く似た症状を呈する鼻炎を誘発することを紹介いたしました。温度差以外にも原因となる刺激はいくつかあるのですが、季節の変わり目に発現することが多く、温度差が原因と考えられる場合に寒暖差アレルギー(耳鼻科的には、鼻過敏症あるいは血管運動性鼻炎と呼ぶことがあります)と呼んでいます。今年9月の気温は昨年と大きく違いましたので、調べて見ました。

平均気温(気象庁:過去の気象データ検索、東京より)

測定値
9/1〜9/8 昨年(9/1〜9/8)
1 20.7 24.9
2 19.4 26.8
3 19.7 28.4
4 20.6 29.3
5 21.0 28.6
6 19.9 25.7
7 20.4 26.7
8 20.3 29.5
平均値 20.3 27.5

平均気温で7.2℃も違いました。鼻炎だけでなく、様々な影響が出る可能性があると思います。この場合、アレルギーの有無にかかわらず影響しますので、皆様お気をつけ下さい。


2021年9月8日-3 花粉情報

昨日、「令和3年度東京都花粉症対策検討委員会(第1回)が開催され、以下の報告と検討が行われた。」と東京都保険福祉局の担当者の方から情報をいただきました。

1.令和3年春のスギ・ヒノキ花粉飛散状況について

ア.スギ・ヒノキ花粉の飛散状況報告

イ.気象条件と飛散花粉数に関する検証(予測との比較)

ウ.花粉症患者動向調査の結果の検討

毎年、皆様にお届けする情報の精度を高めるため、開催されています。


2021年9月8日-2 花粉情報

本日、当地は未明から曇りでしたが、明け方には久しぶりに一時ですが晴れて青空が見られました。この時間帯も北風が吹き、気温は低く(20.0℃以下)、20℃を超えたのは午前7時でした。朝は一時晴れましたが、朝のうちには雲が多くなり、その後は曇りが続き、午後は小雨が降り続きました。本日も最高気温は25.0℃に届きませんでした。

○口腔アレルギー症候群を起こす秋の花粉症と食物は、ブタクサ花粉症ではメロン、スイカ、バナナなど、ヨモギ花粉症ではセロリなど、イネ科花粉症ではモモ、トマト、ピーナッツ、メロン、スイカ、ヒマワリなどが報告されています。食べ物のタンパクが原因となる食物アレルギーとは異なります。心当たりのある方は、専門医にご相談下さい。


2021年9月8日-1 花粉情報

昨日、東京の日照時間は7日振りに1時間を超えて4時間ありました。また雨が降らなかったのも12日振りでした(気象庁過去の気象データ検索より)。本日、当地は未明から明け方までは曇りでしたが、明け方には久しぶりに青空が見られました(当地の天気は、品川区の1時間天気―日本気象協会tenki.jpより)。

○このところ、異常気象と思われる天気が続きました。アレルギー性鼻炎や花粉症あるいは急性鼻炎初期に似た症状が起こり、お困りの方はいませんか?寒暖差アレルギーかも知れません。寒暖差アレルギーとは症状はアレルギー性鼻炎に大変良く似ていますが、かって血管運動性鼻炎と呼んでいた鼻炎を主体とした病気で、アレルギーが原因ではありません。寒暖差アレルギーの原因はまだ解明されていませんが寒暖差(おおよそ7℃以上)によって鼻の粘膜の自律神経のバランスが崩れ、症状が起こると考えられています。また、寒暖差以外にもタバコ、排気ガス、ストレスなどで起こることもあります。診断はアレルギーが原因ではないことを確認する必要があります。また、アレルギーの方が起こすこともありますので、慎重に判断する必要があります。治療は原因となる環境を改善することと体調を整えることです。例えばエアコンを適切に調整する、寝不足や過労を改善する、温度差をなくす、自律神経のバランスを良くする、などですが、適度な運動、規則的な生活が必要な方も少なくありません。何が最も問題であるかが、わからなければ、対策も取れません。主治医と良く相談することがこの病気を治す第1歩です。


2021年9月7日-3 花粉情報

未明から久しぶりに晴れました。しかし、北風が吹き、気温は低く(20.0℃以下)、20℃を超えたのは午前7時でした。朝も肌寒さを感じました。日中は晴れのち曇りの天気で、気温は上昇しました(午後3時:24.1℃)が、25.0℃には届きませんでした。夕方からは曇りましたが、気温は20℃前後で大きな変化はありませんでした。

○花粉症の皆さんは、ある種の野菜や果物が口腔粘膜に接触すると、その直後から数分以内に口腔、咽頭、口唇粘膜の刺激感、かゆみなどがあらわれることがありませんか。多くの症状は口腔内に限局し自然に消退しますが、時に消化器症状が誘発されることもあります。大豆(特に豆乳)やセロリ、スパイスではアナフィラキシーショックなど重篤な全身症状を呈することがあります。このような反応(果実アレルギー)は抗原となる花粉と野菜や果物に含まれるタンパク(抗原)の共通する(交差抗原性)抗原性に基づいており、まず花粉により感作が成立し、その後、それらの抗原に対して交差反応性を示す抗原を含む果物や野菜を経口摂取した際に主に口腔粘膜において過敏反応が誘発されます。これらを口腔アレルギー症候群と呼びます。


2021年9月7日-2 花粉情報

昨日も最高気温25.0℃以下で、季節外れの気温が続きました。本日、富士山の初冠雪が平年より25日早く、昨年より21日早く見られたと甲府地方気象台から発表されました。日本で初冠雪はの訪れを推し量る指標として用いられ、気象庁では、気象現象として約80の山を対象に観測しています。なお(山頂部に降雪したのみで)積雪の状態にならなければ初冠雪とは言いません。また、初冠雪がそのまま根雪となるとは限らない(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)との事です。今年は冬の訪れが早い?


2021年9月7日-1 花粉情報

昨日も雨が降り(少しでも降った日は10日連続)、日照時間は0時間、最高気温は21.8℃(気象庁過去の気象データ検索:東京から)と例年と比較して、とにかく寒い日が続いています。本日も当地では、25.0℃以下と予想されます。低温に十分な対応をして下さい。


2021年9月6日-2 花粉情報

未明から明け方は曇り空が続き、朝は小雨が降りました。気温は低く(午前4時〜6時:21.0℃)推移しましたが、20.0℃以下にはなりませんでした。北風で肌寒さを感じました。午後も小雨が夕方まで降り、気温が20.5℃以上に上がらず、暖房が必要なほどでした。

○9月第2週、例年ですと秋の花粉の飛散がピークを迎える時期です。一昨年、当地でのブタクサのピークは、9/9〜9/15の週の6.5個/cm2/週でした。昨年は第3週(9/20〜26)がピークで12.8個/cm2/週でした。ブタクサ花粉はスギ花粉やヒノキ花粉と比較すると、明らかに小さく、直径はスギの1/3程度しかありません。そのため、スギ花粉よりも鼻を通過する可能性が高く、咽喉頭の違和感や咳を訴えることが多い傾向があります。当地では飛散期間が短く、飛散数が少ないので、あまり目立たちませんが、秋に鼻アレルギー症状を訴える方がおられたら、考慮すべき原因の一つです。


2021年9月6日-1 花粉情報

昨日は、8月31日以来見られなかった陽射しが、僅か0.3時間ですが見られました。本日もほぼ一日中曇りまたは雨の予報です。10月中旬から下旬並みの気温が続き、本日当地は低温注意報が出ています。


2021年9月5日-2 花粉情報

未明から降り続いた小雨が朝に止み、以後は曇り空が続きました。しかし、気温は低く(午前3時〜6時:19.5℃)、20.0℃を超えたのは午前8時でした。朝は寒さを感じるほどでしたが、昼前後には一時日差しも出て(9月始めての日差し)、気温が午後2時に24.0℃まで上昇しました。

○9月5日(日):昨年のこの1週間(8/30〜9/5)に観測された花粉は、「スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週、イネ科0.9個/cm2/週、ブタクサ属4.0個/cm2/週、ヨモギ属0.3個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は0.9個/cm2/週でした。プレパラートの汚れはこれまでほぼ同じ、花粉はやや増えて、総計6.1個/cm2/週でした。いよいよ秋の花粉シーズンのようです。9月前半はイネ科、ブタクサ、後半はヨモギ、カナムガラのピークを迎える可能性が高いと考えられます。近隣にこれらの草が見られる方はご注意ください。」と昨年は報告しています。

種別 観測期間
8/30〜9/5 昨年(8/30〜9/5)
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ、イネ他) 0.6 0.9
ブタクサ属 9.6 4.0
ヨモギ属 0.0 0.3
カナムグラ 0.0 0.0
マツ 0.0 0.0
その他 1.5 0.9
合計 11.7 6.1

今週(8/30〜9/5)観測された花粉は、スギ花粉0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週、イネ科0.6個/cm2/週、ブタクサ属9.6個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週、マツ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は1.5個/cm2/週でした。今年のブタクサ花粉初観測は昨年と同じ週でした。天気が大きく異なり、雨続きの1週間でしたが、同期のブタクサ花粉の飛散数は、昨年より多く9.6個/cm2/週でした。ピークが近い可能性があります。近隣にブタクサが生えている可能性のある方はご注意ください。


2021年9月5日-1 花粉情報

昨年と比較しますと8月29日から9月4日までの1週間の天気は大きく異なりました。

(8月29日から9月4日:気象庁過去の気象データ検索:東京から)

観測項目 降水量(mm) 平均気温(℃) 日照時間(h)
2020 13.0 27.7 42.0
2021 69.5 23.6 12.9

2021年9月4日-2 花粉情報

本日も未明から曇り空が続いて、気温は20.0℃を超えていますが(午前1時〜7時:21.0℃)この時期としてはかなり低く、寒さを感じるほどです。午前中も曇り続き、午後は曇り時々小雨の天気で、気温も低い(午後12時〜5時:23.0℃)午後でした。

○秋の花粉にも勿論飛散期があって、イネ科はピークが2峰あり5〜6月と10月中旬〜11月中旬、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラのピークは1峰のみで飛散期間も比較的短く、スギのように長期に及ぶことはなく、ブタクサ、ヨモギのピークは9月中旬、カナムグラは9月下旬から10月上旬にピークを記録することが多い傾向にあるようです(東京都福祉保健局の花粉情報(東京アレルギー情報nabi)の千代田の測定値から)。昨年、一昨年と当地でも同じような傾向が見られました。


2021年9月4日-1 花粉情報

昨年の9月4日の天気は、「夜間は薄曇りが続きましたが早朝から晴れ、気温は高いまま本日も30.0℃を超え、午後は次第に晴れ、気温は35.0℃まで上がったようです。」と本HPで報告しています。昨年の9月1〜4日は最高気温30℃超えの日が続いていました。今年は、4日連続雨が降り、昨年より平均7〜8℃も低い日々が続いています。雨で花粉の飛散は少ないのですが、気候は体調管理が難しいと思われます。ご注意下さい。


2021年9月3日-2 花粉情報

本日も未明から小雨が降り続いて、気温が20.0℃以下(午前3時〜6時:19.5℃)まで下がりました。湿度が80〜82%と高く、肌寒い午前中でした。雨は小雨で昼前から一時止み、以後は降ったり止んだりで、気温は下がったままでした。

○鼻アレルギー診療ガイドライン2016によると木本の花粉と草木の花粉の評価基準には違いがあり、木本の花粉の場合は、多い(50.1〜個/cm2/日)、やや多い(5.1〜50.0個/cm2/日)、少ない(0.1〜5.0個/cm2/日)ですが、草木の花粉では、多い(5.1〜個/cm2/日)、やや多い(1.1〜5.0個/cm2/日)、少ない(0.05〜1.0個/cm2/日)となっています。とはいえ、飛散数と吸入される数は異なりますのでこの飛散数と花粉症の方の症状の強さが一致するかというとそうでもありません。また、当地では検証していません。そこで、この情報は、吸入防止対策を取る時の目安と考えていただくと良いと思います。

○落下法(ダーラム法)による測定値の基準(鼻アレルギー診療ガイドライン2016)

ランク 木本 草木
少ない 0.1〜5.0個/cm2/日 0.05〜1.0個/cm2/日
やや多い 5.1〜50.0個/cm2/日 1.1〜5.0個/cm2/日
多い 50.1〜個/cm2/日 5.1〜個/cm2/日

2021年9月3日-1 花粉情報

9月になり、当地は急に天気が変わり、雨が続き、急激に気温が下がりました。秋雨前線の影響の様です。8月末との温度変化が急かつ温度差が大きく、農作物や健康面に影響が出ている様です。南北に広がる日本では、北と南で気候が異なりますが、いずれの地方でも影響が出ているとのことです。例えば、ジャガイモとレタスの値段が高騰しています(TVのニュース)。ジヤガイモは北海道が最大の産地ですが少雨のため、レタスは長野が産地ですが長雨のため、生産や出荷に影響して高騰したそうです。健康面にも影響が出る可能性があります。花粉症やアレルギー性鼻炎のみならず健康な方でも大きな温度差に影響を受けるとアレルギーに似た症状(鼻水、くしゃみ、鼻づまりなど)が出る可能性があります。十分注意して下さい。


2021年9月2日 花粉情報

本日も未明から小雨が降り続き、気温が20.0℃以下(午前2時〜5時:19.5℃)でした。湿度も74〜76%と低く、肌寒い午前中でした。日中も気温が下がり(午後2時:22.0℃)、午後は小雨が降るとさらに気温が低下、午後9時には19.9℃を記録、20℃以下になりました。

○当地では、一昨年から通年の観測を行っています。年間の大凡の飛散状況が判明しました。9〜10月の過去2年間の当地の飛散状況は、表の通りです。

○梅雨から秋の飛散花粉(2019年および2020年:9月2日〜10月31日:品川区)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ
2019 0.9 0.0 6.4 19.9 0.9 9.3
2020 2.7 0.0 6.8 27.4 6.9 5.5

都心の住宅密集地という地域特性の影響もあってさほど多くの飛散は認められません。イネ科のピークは9月月末、ブタクサは9月中旬、ヨモギはピークが明確なほど飛散せず、カナムグラのピークも9月月末〜10月初旬でした。飛散期間も春と比較しますとイネ科以外は比較的短期でした。


2021年9月1日-2 花粉情報

未明から明け方まで小雨でした。朝から曇り、気温が大きく下がり(午前6時:23.0℃)、本日は湿度も74〜76%と低く、肌寒い午前中でした。日中も気温が下がり(午後2時:22.0℃)、午後は小雨が降るとさらに気温が低下、午後5時には19.8℃を記録、20℃以下になりました。

○本日は急に気温が大きく下がりましたが、まだまだ残暑が厳しい時期です。例年当院の患者の皆さんは残暑が続く間は原因抗原に関わらずアレルギー症状が軽い方が多い傾向にあります。その理由は、気候条件にあって、残暑によって高温、高湿の気候であった方が鼻のコンディションが良く保たれ、また暑い日が続く間は秋の花粉の本格的な飛散開始前であり、かつ室内塵の季節も来ていないからと思われます。秋の花粉の季節は9月中旬から、室内塵は衣替えが引き金となりますので当地では10月が本番となります。

とはいえ、本日のように突然気温が下がりますと、花粉症、アレルギー性鼻炎ともに温度差の刺激によってアレルギー様症状が出ることがあります。また、室内塵アレルギーの方は、冷暖房の影響、収納していた寝具や衣類などの出し入れの際に埃をあびて一次的に症状の悪化がもたらされることがありますのでご注意下さい。


2021年9月1日-1 花粉情報

本日から秋(社会通念・気象学では9・10・11月、二十四節気に基づく節切りでは立秋から立冬の前日まで、旧暦(太陰暦)による月切りでは七月・八月・九月:Wikipedia)です。急に涼しくなりました。寒暖差が大きくなるのも秋の特徴です。体調に気をつけて下さい!!


2021年8月31日 花粉情報

晴れたり曇ったりの夜でした。朝には晴れ、夜間も気温が高く(午前6時:26.5℃)、本日は湿度が82〜80%とやや下がりました。昼前から気温が上がり(午前11時:30.5℃)昼過ぎから曇り空になりましたが、当地では雨は降りませんでした。

○本日で8月も最後、明日から秋(社会通念・気象学では9・10・11月、二十四節気に基づく節切りでは立秋から立冬の前日まで、旧暦(太陰暦)による月切りでは七月・八月・九月:Wikipedia)です。

○東京都内の夏から秋の飛散花粉の観測情報が得られるのは、現在は東京都福祉保健局の花粉情報(東京アレルギー情報nabi)のみです。そこで、公表されているデータから都心(千代田)のデータをまとめてみますと

○夏から秋の花粉(5月1週から11月最終週まで:千代田)

年度 スギ ヒノキ イネ ブタクサ ヨモギ カナムグラ
R2 5.7 2.7 45.3 14.8 4.9 14.5
H31 11.8 24.0 50.3 25.9 8.0 10.0
H30 16.3 23.7 44.2 14.7 3.0 11.0
H29 18.4 11.2 49.2 8.2 8.3 18.7
H28 13.5 2.4 79.7 7.2 4.5 13.3
H27 16.8 4.2 46.1 18.6 4.5 19.3

(東京都福祉保健局:東京アレルギー情報nabiから)

以上となります。約7ケ月でこの飛散数ですから、決して多いとは言えません。仮に花粉症が発生するとしても局地的または散発的と考えた方が良いと思われます。 また、当地(品川:下表)と、かなり近い飛散状況に見えます。

○梅雨から秋の飛散花粉(5月2週から10月最終週まで:品川)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ
R2 8.2 0.9 14.3 31.0 7.8 5.5

2021年8月30日 花粉情報

未明に小雨が降り、明け方まで曇りでした。朝には晴れ、夜間も気温が高く(午前6時:27.5℃)、本日も非常にジメジメした陽気には変わりないものの、湿度は82〜76%とやや下がりました。昼前から気温が上がり(午前9時:30.5℃)昼過ぎにかけて、さらに暑く(午前11時〜午後1時:33.0℃)なりました。南風がやや強く、夜も暑いままでした。

○残すところ2日で9月です。9月から秋の花粉症シーズンと呼ばれています。原因となる花粉の多くが草木花粉なので、秋の花粉シーズンはグラスシーズンとも呼ばれます。原因となる可能性のある花粉は、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)など多彩ですが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲でしか被爆せず、多くの場合近燐のみでしか発症しません。また当地は住宅密集地で飛散花粉も少ない所です。


2021年8月29日-2 花粉情報

7月から8月は飛散花粉は非常に少なく、この2年の飛散状況も以下の通りです。

観測総数(個/cm2/週:2020〜2021年)

時期 7/12〜 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜
観測数 2020 0.9 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5
2021 2.1 4.9 4.3 0.9 0.6 1.2 2.8

この時期のアレルギー症状は花粉もさることながら、乾燥、寒暖差などの刺激や室内塵のアレルギーに注意する必要があります。この時期に症状が悪化する方は、気候変動やクーラーの影響あるいは動物、食べ物などにも注意を払う必要があります。また、そろそろ室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)の季節です。ご注意下さい。


2021年8月29日-1 花粉情報

未明から明け方まで晴れ、夜間も気温が高く(午前6時:28.0℃)、非常にジメジメした陽気(湿度92〜98%)でした。朝から曇り、気温が下がらないまま(午後2時:31.0℃)昼過ぎにかけて次第に重い曇り空となりました。しかし、夕方には当地は晴れ間が見え、暑い夜となりました。

○8月29日(日):昨年の、この1週間(8/23〜29)に観測された花粉は、「スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週、イネ科0.3個/cm2/週、ブタクサ属0.0個/cm2/週、ヨモギ属0.3個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は0.9個/cm2/週でした。プレパラートの汚れはこれまでとほぼ同じ、花粉はごく少なく、総計1.5個/cm2/週」でした。

種別 観測期間
8/23〜8/29 昨年(8/23〜8/29)
スギ 0.3 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ、イネ他) 0.0 0.3
ブタクサ属 0.6 0.0
ヨモギ属 0.0 0.3
カナムグラ 0.0 0.0
マツ 0.0 0.0
その他 1.9 0.9
合計 2.8 1.5

今週(8/23〜8/29)観測された花粉は、スギ花粉0.3個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週、イネ科0.0個/cm2/週、ブタクサ属0.6個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週、マツ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は1.9個/cm2/週でした。先週はブタクサ花粉が初観測(昨年と同じ週)でした。花粉の飛散総数は少なく、計2.8個/cm2・週でした。飛散花粉数もこれまでと変わらず少数でした。秋の花粉シーズンは9月になってからと思われます。


2021年8月28日 花粉情報

未明から晴れ、朝一時曇り、のち晴れ、夜間も気温が高く(午前6時:28.5℃)、非常にジメジメした陽気(湿度96〜98%)でした。その後も気温の上昇が続き、午前8時には30.0℃を超え、34.5℃(午後2時)まで上昇しました。以後も予報通り「晴れ」が続きました。

○花粉症はアレルギー性鼻炎とは異なり、花粉の飛散する時期に一致して症状が出ます。また、飛散(吸入)する花粉の量に応じた強さの症状が出ます。症状の種類は同じですが、「鼻づまり」や「眼のかゆみ」の訴えがアレルギー性鼻炎より多い傾向があります。花粉症単独の方はむしろ少なく、花粉あるいは別の何らか抗原によるアレルギーを併発している方が大半です。ですから「春に症状が出るからスギ花粉症」と自己判断する、あるいは「苦しくないから」と放置することなく、医療担当者に相談していただきたいと思います。また医療担当者は見落とさないようにしていただきたいと思います。


2021年8月27日 花粉情報

未明から晴れ、夜間も気温が高く(午前6時:28.0℃)、非常にジメジメした陽気(湿度92〜94%)でした。その後も気温の上昇が続き、午前8時には30.0℃を超え、33.5℃(午後2時)まで上昇しました。天気も予報では「夕方から曇り」でしたが、1日晴れました。

○昨日のお話は、つまり患者の皆さんに詳しく訴えをお聞きしないと、「アレルギー性の病気は見落とす可能性が高い疾病です」と申し上げました。それでは、アレルギー性鼻炎や花粉症の方はどのような訴えを持っているのでしょうか?実は、アレルギー性鼻炎では、鼻の症状は、「はなみず」「くしゃみ」「鼻づまり」「後鼻漏」「鼻が痒い」「匂いが鈍い」「濃い鼻がでる」「鼻血が出る」「鼻が乾く」などです。頻度の高い順に並べましたが、すなわち鼻のあらゆる症状が現れます。このほかにも、眼は「眼が痒い」「涙が出る」、さらに喉は「痰が出る」「喉が乾く」「喉が痒い」「咳が出やすい」「喉がぜいぜいする」「喉が痛い」などがあり、全身症状として、「頭が痛い」「頭が重い」「いつも体がだるい」、他に「風邪を繰り返す」「熱が下がらない」など、非常に多彩です。これらの症状を一つしか訴えない方、いくつも訴える方、様々な方がおられます。


2021年8月26日 花粉情報

未明から晴れ、朝にかけて気温が上昇(午前6時:28.0℃)、非常にジメジメした陽気(湿度94〜98%)の明け方でした。その後も気温の上昇が続き、午前8時には30.0℃を超え、午後2時に35.0℃に達して猛暑日となりました(8月10日に続いて今年2日目)。

○患者の皆さんは、どのような苦痛に悩んでいるかについてですが、「最も辛い訴え、困っている症状、治したいと思う症状」のことを主訴と言います。アレルギー性鼻炎と花粉症では、この訴えが若干異なります。しかも、来院される時期は、好発期とは限りません。既に症状が消失しているケースも少なくありません。そのような場合には、医師は患者さんに記憶を遡って辿っていただく必要がありますので要領よく、問診しなければなりません。アレルギー性鼻炎に特徴的な症状は「反復するくしゃみ」ですが、患者の皆さんの主訴は、「はなみず」が7割、「鼻づまり」が5割、「くしゃみ」は2割に過ぎません。しかも、これらの症状以外の方が2割にも上ります。スギ花粉症の方はさらに異なります、「はなみず」は5割、「鼻づまり」も5割、「くしゃみ」はやはり僅か2割、その他が3割もおられます。それゆえ患者さんの訴えは注意深くお聞きする必要があります。


2021年8月25日 花粉情報

昨夜の小雨は未明にやみ、朝まで曇り、明け方から朝にかけて気温が高く(午前6時:28.0℃)、非常にジメジメした陽気(湿度80〜82%)の午前中でした。昼前から晴れ間が出て、気温も上昇して午前10時には32.5℃を超え、その後午後1時には33.0℃まで上がり、蒸し暑い午後となりました。

○さて、アレルギー性鼻炎や花粉症の症状とはいかなる症状でしょうか?多くの方が、「反復するくしゃみ、はなみず、鼻づまり」と考えていないでしょうか?確かに医学関係の書物には、しばしばこの3症状が3大症状であると、記載されています。しかし、実際には、初診の外来で、このように訴えるアレルギーの患者様は、全体の50%もおられません。中には、くしやみもはなみずも訴えず、「鼻血が出る」「喉がおかしい」と訴える方もいます。「頭が重い」、「鼻がかゆい」、「風邪が治らない」と訴える方、「耳がつまる」「聞こえにくい」と訴える方もいます。これらの全ての方が最終診断は、アレルギー性鼻炎や花粉症でした。アレルギーの症状や波及する病気は非常に多く、患者の皆さんの訴えは驚くほど多彩です。では、医師はどのようにしてアレルギーを疑うのでしょうか?実は鼻の粘膜の状態はアレルギー特有の状態の場合がほとんどです。そこで、詳しく症状についてお聞きして、鼻の中を見せていただくと多くの場合疑いを持つことができます。


2021年8月24日 花粉情報

昨夜から晴れたり曇ったりの安定しない天気、明け方から朝にかけて気温が上がるも(午前6時:25.5℃)、曇りが続き、ジメジメした陽気(湿度92〜96%)が一日続きました。

○今年は昨年とは違っていますが過去にない天気が続いていますので、参考にならない可能性もありますが、東京都保健福祉局東京都花粉情報navi.によりますと、都心(千代田)における秋の花粉飛散は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラいずれも過去には9月にピークがあり、ブタクサは9月前半、ヨモギ、カナムグラが9月後半にありました。ピークまではもう暫く時間がありますので、今週は医療関係者や患者の皆様がアレルギー(アレルギー性鼻炎、花粉症)を疑っていただきたい、または疑うべきと考えられる患者の皆様が訴える症状について述べたいと思います。


2021年8月23日-2 花粉情報

未明から曇り空が続き、明け方から朝にかけて気温が高く(午前5時:26.5℃)、ジメジメした朝が続いていました。昼前に一時小雨が降り、本日は気温が上がらず(午後2時:29.2℃)、夜には晴れましたが6日振りに最高気温30.0℃以下でした。

○秋のアレルギーシーズン(春のツリーシーズンに対してグラスシーズンと呼ばれています)が近づいています。秋の花粉症の原因は草本類の花粉が原因であることがほとんどで、秋はグラスシーズンと呼ばれます。とはいえ、秋は室内塵アレルギーとりわけダニアレルギーの好発期でもあります。花粉症もダニアレルギーも症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど同じです。また、寝起きに症状が出るモーニングアタックと呼ばれる症状も同じように起こります。しかし、原因である花粉は屋外に、ダニは屋内に存在しますので症状発現のパターンは異なります。ですから、患者の皆さんが医療機関を受診されるときは、主治医に症状の有無の他に、症状発現パターン(経過、季節変動、屋内外の差など)を是非お伝えください。


2021年8月23日-1 花粉情報

当地では、7月〜8月は昨年同様に今年も飛散花粉そのものが少なく、花粉症はオフシーズンとも言える季節です。東京都福祉保健局の花粉情報(東京都アレルギー情報navi.)から、東京都内の様子を見てもイネ科を除けば、ほぼ花粉の飛散は認められていません。当地の観測総数は下表の通りです。

観測総数(個/cm2/週:2020〜2021年)

時期 7/12〜 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜
観測数 2020 0.9 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5
2021 2.1 4.9 4.3 0.9 0.6 1.2  

この時期のアレルギー症状は花粉もさることながら、乾燥、寒暖差などの刺激や室内塵アレルギーに注意する必要があります。