東京都内の花粉情報

2025年02月02日-4 花粉情報

昨日から2月、当地ではスギ花粉の飛散が開始する月です。備えを固めなければなりません。今年は、昨年暮れからこれまでになかったスギ花粉の飛散(患者様に症状はみとめられません)が認められています。

11・12月の飛散花粉数と翌年のスギ花粉の総飛散数

スギ12月 スギ11月 翌年のスギ飛散数
令和6年 14.0 21.2
令和5年 9.5 8.5 5271.0
令和 4年 1.8 4.5 6636.5
令和 3年 4.2 7.0 3838.8
令和 2年 5.8 3.0 3913.2
令和 元年 3.0 5.8 2466.7
平成30年 6.9 9.6 4867.8
平成29年 5.7 4162.0
平成28年 1.5 2570.7
平成27年 2.4 4184.6
平成26年 3.0 2938.1
平成25年 1.5 1993.4
平成24年 2.4 1993.4
平成23年 0.9 1971.0
平成22年 3.0 9623.6

―印は花粉の観測をしていません。11+12月の花粉数が大きい程、翌春のスギ花

粉観測数が大きい傾向が見られます。また、11、12月の観測数は過去に比較して

極めて多数です。1月はどうでしょうか?下表をみて下さい。


2025年02月02日-3 花粉情報

1

日は、スギ花粉が4日振りに1.0個/cm2を超えました。もう11.0個/cm2を越えると、その前日、すなわち

21日が飛散開始日になりますが、残念ながら2日は雨(しっかり降ると飛散花粉一旦0.0個/cm2になります)でしたので、花粉は観測されませんでした。その後は、「大変寒くなり、しばらく続くとの予報です。しばらく、スギ花粉の飛散はなさそうです。

2025年02月02日-2 花粉情報

2月になりました。スギ花粉飛散開始まで間近になります。環境省花粉観測システム(はなこさん)は、3年前のシーズンで終了しましたので、リアルタイムの花粉情報は当院の情報のみになってしまいました。そこで、今シーズンも頑張って、観測ならびに情報提供を続けたいと思います。飛散花粉数を参考に、治療、服薬しますと、大幅に薬剤使用量が減ります。つまり、大幅な医療費削減につながります。患者様にとっても、服薬量が減り、安全性が高まり、負担も減少します。


2025年02月02日-1 花粉情報

病(前立腺肥大によるに尿閉、血尿)のため、1月28日から休診、29日から長男が務める東京共済病院泌尿器科に入院。昨日(2月4日)退院いたしました。この間、花粉観測と本HPの更新を休みました。当HPをご覧の皆様、とりわけ参考にされている皆様には、「ご迷惑をお掛けしたのでは」と危惧しております。「継続は金なり」と言われます、今後は健康に留意して、少しでも長く、本HPを続けられるよう頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。


2025年02月01日-6 花粉情報

スギ花粉飛散開始日(積算400到達日)の予測

元旦からの一日の最高気温を積算した積算値で、スギ花粉飛散開始の目安に用いられます。飛散花粉量を推定する指標とは、異なります。スギは11〜12月になると休眠(動物でいう冬眠)に入ります。そして、本格的に寒くなると休眠から覚め、次いで、開花して花粉を放出します。当地では、平均440〜480位が飛散開始の目安です。飛散開始日の予測は、あくまで予測ですから、予測日に必ず飛散開始となるわけではなく、目安です。従いまして、初期療法は、予測される飛散開始日の3〜7日前に開始すれば、患者様が苦しむことなく実施できます。また、飛散開始日から全ての患者様を苦しめるほどの花粉が飛散することは、ほとんどありません。つまり、飛散開始したら、しばらく様子を見てから投薬しても間に合わないことはありません。

日付 1日の最高気温 最高気温の積算値
1月1日 12.2 12.2
2日 13.9 26.1
3日 7.6 33.7
4日 9.6 43.3
5日 10.0 53.3
6日                        8.1 61.4
7日 12.9 74.3
8日 12.3 86.6
9日 12.7 99.3
10日 9.4 108.7
11日 11.3 120.0
12日 9.0 129.0
13日 13.4 142.4
14日 12.8 155.2
15日 15.6 170.8
16日 7.7 178.5
17日 9.7 188.2
18日 9.7 197.9
19日 9.2 207.1
20日 13.9 221.0
21日 13.8 234.8
22日 13.4 248.2
23日 13.9 262.1
24日 14.6 276.7
25日 9.2 285.9
26日 12.5 298.4
27日 10.2 306.6
28日 13.6 320.2
29日 12.8 333.0
30日 12.2 345.2
31日 13.2 358.4
合計 358.4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日付 1日の最高気温 最高気温の積算値
1月合計   358.4
2月1日 12.2 370.6
2日 8.8 379.6
3日 9.6 389.2
4日 11.2 400.4

4日までの積算値から予測すると、8〜12日の飛散開始が考えられます。勿論、気温が上昇すれば、ですが。

 

 

 

 


2025年02月01日-5 花粉情報

昨年暮れから、スギ花粉の飛散は、過去に見られないほど多くの花粉が観測されました。

では、患者様の症状は、どうだったのでしょうか?実は、11〜12月に症状を訴える方は、ほとんどいませんでした。ところが1月になると症状を訴える方が、徐々に出始め、次第に増えだしたのです。この点については、故奥田 稔(日本医科大学耳鼻咽喉科教授)先生のグループが、2005年に「季節前スギ花粉症の高率発症への疑問」と称する論文をアレルギー誌54巻(636-640)に投稿しています。私共慈恵医大耳鼻科のグループもこの点に、以前から疑問を持ち、1997年には、これを疫学的に示し、その後動物を用いた実験で、乾燥冷気による呼吸粘膜の障害が一因であると指摘しました。気象庁のデータによりますと、当地の湿度は、11月、12月に比較しますと1、2月は1年で最も乾燥が進みます。


2025年02月01日-4 花粉情報

1月の測定数とシーズンの総数の関係(2011年以後)は下表の通りです

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他 スギ+ヒノキ

総飛散数

2011年 1.5 0 1.2 11549.1
2012年 0.3 0 1.8 2127.6
2013年 1.8 0 6.6 7661.8
2014年 0.6 0 9.5 1993.4
2015年 1.2 0 10.4 2938.1
2016年 1.2 0 2.1 4184.6
2017年 2.7 0 8.9 2570.7
2018年 4.2 0 11 8057.4
2019年 3 0 8.7 6199.4
2020年 3.4 0 16.2 2841.6
2021年 2.4 0 6.0 4567.3
2022年 1.8 0 6.7 5172.0
2023年 2.7 0 4.5 7862.7
2024年 5.1 0 5.4 6300.2
2025年 9.1 0 10.6

1月のスギ花粉飛散数とその年のスギ、ヒノキそう飛散数の間には、相関はなさそうですが、11月、12月に

続いて観測史上最も多数でした。


2025年02月01日-3 花粉情報

本日から2月、当地ではスギ花粉の飛散が開始する月です。備えを固めなければなりません。今年は、昨年暮れからこれまでになかったスギ花粉の飛散(患者様に症状はみとめられません)が認められています。

11・12月の飛散花粉数と翌年のスギ花粉の総飛散数

スギ12月 スギ11月 翌年のスギ飛散数
令和6年 14.0 21.2
令和5年 9.5 8.5 5271.0
令和 4年 1.8 4.5 6636.5
令和 3年 4.2 7.0 3838.8
令和 2年 5.8 3.0 3913.2
令和 元年 3.0 5.8 2466.7
平成30年 6.9 9.6 4867.8
平成29年 5.7 4162.0
平成28年 1.5 2570.7
平成27年 2.4 4184.6
平成26年 3.0 2938.1
平成25年 1.5 1993.4
平成24年 2.4 1993.4
平成23年 0.9 1971.0
平成22年 3.0 9623.6

―印は花粉の観測をしていません。11+12月の花粉数が大きい程、翌春のスギ花

粉観測数が大きい傾向が見られます。また、11、12月の観測数は過去に比較して

極めて多数です。1月はどうでしょうか?下表をみて下さい。


2025年02月01日-2 花粉情報

1日は、スギ花粉が4日振りに1.0個/cm2を超えました。もう1日1.0個/cm2を越えると、その前日、すなわち2月1日が飛散開始日になりますが、残念ながら2日は雨(しっかり降ると飛散花粉一旦0.0個/cm2になります)でしたので、花粉は観測されませんでした。


2025年02月01日-1 花粉情報

2

月になりました。スギ花粉飛散開始まで間近になります。環境省花粉観測システム(はなこさん)は、3年前のシーズンで終了しましたので、リアルタイムの花粉情報は当院の情報のみになってしまいました。自動計測の機器は、いくつかのメーカーさんが、開発を急いでいます。そこで、今シーズンも頑張って、観測ならびに情報提供を続けたいと思います。


2025年02月05日-5 花粉情報

1月の測定数とシーズンの総数の関係(2010年以後)は下表の通りです。

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他 スギ+ヒノキ

総飛散数

2010年 1.8 0 7.8 1557.7
2011年 1.5 0 1.2 11549.1
2012年 0.3 0 1.8 2127.6
2013年 1.8 0 6.6 7661.8
2014年 0.6 0 9.5 1993.4
2015年 1.2 0 10.4 2938.1
2016年 1.2 0 2.1 4184.6
2017年 2.7 0 8.9 2570.7
2018年 4.2 0 11 8057.4
2019年 3 0 8.7 6199.4
2020年 3.4 0 16.2 2841.6
2021年 2.4 0 6.0 4567.3
2022年 1.8 0 6.7 5172.0
2023年 2.7 0 4.5 7862.7
2024年 5.1 0 5.4 6300.2
2025 9.1 0 10.6

2月4日までの情報は、数日以内に公表します。


2025年02月05日-4 花粉情報

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
1/28 1.2 0.0 3.4 ――
1/29 0.3 0.0 0.0  
1/30 0.3 0.0 0.9  
1/31 0.0 0.0 0.6  
1月計 9.1 0.0 10.0 ――

1月28日のその他の花粉は、スズメノテッポウ1.9個/cm2.(イネ科の代表的な雑草、花期3〜4月)、マンサク0.9個/cm2(マンサク科の落葉樹、開花期2〜4月)、不明0.6個/cm2でした。

1月29日はスギ花粉が0.3個/cm2のみでした。28日と29日の気象条件で大きく異なるのは、気温で平均気温が28日は13.6℃、29日は12.8℃でした。

1月30日もスギ花粉が0.3個/cm2でした。その他の花粉は、ハンノキ0.6個/cm2(カバノキ科ハンノキ属、花粉症を起こします)、不明0.3個/cm2でした。

1月31日はスギ、ヒノキ花粉は、ともに観測されず、ハンノキが0.6個/cm2観測されました。

以上、1月28日から31日までの情報です。1月中には飛散開始は、有りませんでした。


2025年02月05日-3 花粉情報

私は東京慈恵会医科大学を昭和47年に卒業後、直ちに耳鼻咽喉科学教室(主任:故高橋 良名誉教授)に入局、耳鼻咽喉科医となり、入局して直ぐに附属第3病院勤務を命ぜられ、耳鼻科全般を故樋崎 亨助教授に、そして兼子 順男講師(現保谷市東伏見にて開業)のご指導により、花粉の観測を始めましたのは、昭和59年でした。そして当院のHPは、下記のように始まりました。毎年1月1日からスギ花粉飛散終了まで毎日観測、当初、結果の通知は電話で通知するという面倒な作業から始まり、続いて郵送で数十通送る毎日を送りました。PCを導入後は、1997年2月1日に慈恵医大耳鼻科の花粉症のページを開設(担当:故今井 透先生)、連日発信、更新して参りました(下記参照)。今日まで41シーズンメールにてデータをお送りいたしました。令和2年から年間を通じて、観測を続け、情報発信しております。年間を通じて観測することによって、新たな知見が数多く見出されており、年間を通じた観測の必要性を痛感しています。しかし、私も今年で78歳になり、体力的に厳しくなってまいりましたので、今シーズンから1月は週1回、2月1日から飛散終了まではスギ、ヒノキ花粉飛散情報として毎日、以後は週1回花粉情報として、観測結果をお届けしています。「患者様は吸入防止対策に、医療関係者の皆様は、飛散状況を根拠にした診断、治療」にご活用下さい。飛散花粉数は花粉症治療の根幹であり、治療の拠り所でなければならないと考えています。


2025年02月05日-2 花粉情報

さて、これまでは、「ほとんどの患者様が乾燥冷気による乾燥性鼻前庭炎、乾燥性鼻炎で、スギ花粉症とは症状が異なり、「鼻水、鼻づまり」であり、花粉症は「くしゃみ、鼻水」が主な症状です。花粉症とは似て非なる疾患であり乾燥性鼻前庭炎、乾燥性鼻炎に抗ヒスタミン剤を投与するとかえって悪化する可能性もあり、もし感染性の鼻炎ならば効果はなく、治りません。症状のみで診断するのは危険です。ぜひ、問診ならびに検査をして検査所見から正しく診断し、正しい診断の基に治療を施してほしいと思います。患者様には、検査の時間をいただきたく、早めの受診をお勧めします。 花粉症は、個人の体質(素因)と被曝する(吸入される)花粉数に、発症も症状の強さも、左右されます。しかも、似て非なる鼻の病気もあり、これらが合併していることも少なくありません。したがって、症状が出ましたら、先ず原因を追求することが極めて大切です。むやみに薬を用いることは、先行きによくありません。」と申し上げて参りましたが、そろそろ花粉の飛散を控え、対策を講じても良い時期に来たと存じます。

今後の気象予報を見ますと、しばらくは大量飛散はないと、予想されます。


2025年02月05日-1 花粉情報

病(前立腺肥大によるに尿閉、血尿)のため、1月28日から休診、29日から長男が務める東京共済病院泌尿器科に入院。昨日(2月4日)退院いたしました。この間、花粉観測と本HPの更新を休みました。当HPをご覧の皆様、とりわけ参考にされている皆様には、「ご迷惑をお掛けしたのでは」と危惧しております。今後は、健康に留意して、少しでも長く、本HPを続けられるよう頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。


2025年01月27日-12 花粉情報

25日に神栄の自動花粉捕集器が当院に設置されました。佐橋 紀男先生自ら当院に起こしくださり、届いた神栄の自動花粉捕集器の設置と調整をして下さいました。心から感謝です。2月から落下法の測定値と並べて測定結果を報告いたします。この自動花粉捕集器の精度を確認するのは、大変楽しみです。

 


2025年01月27日-11 花粉情報

昨年暮に環境省からスギ雄花花芽調査結果が発表になりました。東京周辺の状況は、以下の通りです。

スギ雄花花芽調査結果(環境省HPより抜粋:令和6年12月26日発表)

都道府県 令和6年度

雄花花芽調査結果

過去10年平均値

(個/cm2)

過去10年平均値

との比較(%)

茨城県 6956 5829 119
栃木県 5441 4268 127
群馬県 6738 6436 105
埼玉県 6308 5887 107
東京都 3985 5589 71
神奈川県 12357 8568 144
千葉県 9903 5643 175

(令和6年度)

当地に飛来する花粉の主な発生源と考えられる地域は、軒並み過去10年平均の100%を超えていました。例えば、「スギ花粉症克服に向けた総合研究:文部科学省・総合班長:宮本 昭正先生」によれば、群馬県の赤城周辺および埼玉県で飛散した花粉は、風に乗って奥多摩を横切り、多摩川に沿って、東京の城南地区に飛来することを人工衛星画像の解析から確認しています。また、村山 貢司気象予報士(財団法人気象業務支援せんたー)によれば、スギ花粉は、日中風速5m時に上昇気流に乗ると150Kmも飛び、上昇気流のない夜間でも50〜60Km飛ぶとハングライダーによる垂直方向の観測から計算しています。スギ花粉の発生する季節の気象条件を考えると納得できると思います。


2025年01月27日-10 花粉情報

観測結果(個/cm2/日: 2025年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
1/27 0.0 0.0 0.0 ――
1月計 7.3 0.0 5.7 ――

本日の測定結果、落下法ではスギ花0.0個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉0.0個/cm2でした。スギの開花には、15℃位の気温が必要ですので、都心が低温でも、スギ林付近が暖かならば、花粉飛散の可能性があります。26日、当地では、1日晴れて午後1時に最高気温が、12.2℃でしたので、スギ花粉が多くはありませんが飛散しました。また、大気の湿度が90%を超えると、スギの花芽は閉じるようです。つまり、本日都心でスギ花粉が観測される可能性は、『あまり高くはなかった』ということになります。実際、0.6個/cm2でした。その上、その他の花粉は、スギ花粉より多く、ハンノキ属(ハンノキ、ミヤマハンノキ)が1.2個/cm2、不明0.3個/cm2でした。昨年、ハンノキ属の初観測は、1月23日でした。本日は、明け方3.0℃、午後2時でも9.9℃でしたので、花粉が飛散する余地がなかったです。


2025年01月27日-9 花粉情報

佐橋 紀男先生(花粉情報協会:理事・事務局長)から新たなデータをいただきました。

富里市   2025 空中花粉調査表

 

 ダーラム型(個/cm2)
1月 スギ1) ヒノキ2) イチイ属 ハンノキ属 シデ属 マツ属3) イネ科 スゲ属 その他
16 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
17 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
18 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
19 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3

 

習志野 2025 空中花粉調査表

 

1月 スギ1) ヒノキ2) イチイ属 ハンノキ属 シデ属 マツ属3) イネ科 スゲ属 その他
1 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
3 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
5 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
6 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
7 2.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
8 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
9 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9
10 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
11 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
12 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
13 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
14 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
15 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

習志野市は1月7日が飛散開始日となります。習志野市近隣の船橋市の気象データを見ますと7日が1月最も平均気温が高温(8.4℃)でした。富里市の平均気温は最高で7日の7.5℃でした。9日は平均は5.4℃でしたが、最高気温が12.3℃でした。

佐橋 紀男先生は、富里市においてダーラム型とロータリー型の両者で測定しています。ダーラム型は一定面積(1.0cm2)に落下した花粉を計測します。一方、ロータリー型(1984年佐橋 紀男先生が考案)は、やはり重力法の採集器であるが、フィンをつけ、スライドグラスを45°に傾斜させ、回転させることによって採集効率が大幅に向上したタイプの補集器です。

 ダーラム型(個/cm2)
1月 スギ1) ヒノキ2) イチイ属 ハンノキ属 シデ属 マツ属3) イネ科 スゲ属 その他
合計 4.6 0.0 0.0 0.2 0.0 0.3 0.3 0.0 1.5
  ロータリー型
1月 スギ1) ヒノキ2) イチイ属 ハンノキ属 シデ属 マツ属3) イネ科 スゲ属 その他
合計 7.5 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 2.1

1月1日〜1月19日までの比較


2025年01月27日-8 花粉情報

当地のスギ花粉飛散状況(飛散開始日、最高飛散日、飛散終了日)

年度 飛散開始日 最高飛散日 飛散終了日 日数
H13(2001) 2月20日 2月21日 4月25日 65
H14(2002) 2月7日 2月7日 4月12日 65
H15(2003) 2月12日 2月13日 5月 1日 79
H16(2004) 2月20日 2月26日 4月19日 60
H17(2005) 2月22日 2月23日 5月 5日 73
H18(2006) 2月13日 2月15日 4月26日 73
H19(2007) 2月6日 2月13日 4月15日 69
H20(2008) 2月20日 2月23日 4月22日 63
H21(2009) 2月6日 2月12日 4月27日 81
H22(2010) 2月9日 2月21日 4月16日 67
H23(2011) 2月22日 2月25日 5月 4日 72
H24(2012) 2月26日 3月4日 4月25日 60
H25(2013) 2月14日 2月22日 4月13日 59
H26(2014) 2月3日 3月4日 4月24日 81
H27(2015) 2月11日 2月23日 4月20日 69
H28(2016) 2月14日 2月21日 4月17日 64
H29(2017) 2月16日 2月17日 4月26日 70
H30(2018) 2月10日 2月24日 4月26日 70
H31(2019) 2月12日 2月20日 5月5日 83
R2(2020) 2月5日 2月13日 4月6日 62
R3(2021) 2月11日 2月14日 4月15日 64
R4(2022) 2月26日 2月27日 4月24日 58
R5(2023) 2月12日 2月18日 4月24日 72
R6(2024) 2月13日 2月15 日 4月23日 70
R7(2025)

飛散開始日は全て2月中、飛散終了は大半が4月中、飛散期は最大83日(2019年)、最小58日(2022年)、平均68.4日で、飛散期間は2ケ月強です。飛散開始日などの規定は、その地域の開始を規定していて、全国あるいは東京全域を表す指標ではありません。


2025年01月27日-7 花粉情報

前年夏の気象が翌年春の花粉飛散量に影響すると言われています。昨年と一昨年の夏は最も気温が高い7〜9月でした。ここ2年、前年夏の気温は高く、翌年のスギ花粉飛散数は、多かったとの結果が得られています。また、7月中旬から8月中旬の気温と良く相関すると言われています。そこで下表を提示します。

前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数

スギ+ヒノキ 7月下旬 8月上旬 前年:合計
H25 7661.8 107.4 87.2 194.6
H26 1993.4 65.1 105.4 170.5
H27 2938.1 110.7 109.8 220.1
H28 4184.6 110.4 107.3 217.7
H29 2570.7 64.3 86.7 151
H30 8057.4 64 32.6 96.6
H31 6199.4 122.8 99 221.8
R2 2841.6 75.5 129.1 204.6
R3 4567.3 23 127.6 150.6
R4 5172 123.7 84.5 208.2
R5 7862.7 113.1 93.3 206.2
R6 6300.2 168.2 107.9 276.1
R7 ? 120.6 113.9 234.5

このデータから推測すると、昨年よりやや少ないと予測されます。


2025年01月27日-6 花粉情報

スギ花粉飛散開始日(積算400到達日)の予測

元旦からの一日の最高気温を積算した積算値で、スギ花粉飛散開始の目安に用いられます。飛散花粉量を推定する指標とは、異なります。スギは11〜12月になると休眠(動物でいう冬眠)に入ります。そして、本格的に寒くなると休眠から覚め、次いで、開花して花粉を放出します。当地では、平均440〜480位が飛散開始の目安です。飛散開始日の予測は、あくまで予測ですから、予測日に必ず飛散開始となるわけではなく、目安です。従いまして、初期療法は、予測される飛散開始日の3〜7日前に開始すれば、患者様が苦しむことなく実施できます。また、飛散開始日から全ての患者様を苦しめるほどの花粉が飛散することは、必ずしも多くはありません。つまり、飛散開始したら、しばらく様子を見てから投薬しても間に合わないことはありません。

日付 1日の最高気温 最高気温の積算値
1月1日 12.2 12.2
2日 13.9 26.1
3日 7.6 33.7
4日 9.6 43.3
5日 10.0 53.3
6日                        8.1 61.4
7日 12.9 74.3
8日 12.3 86.6
9日 12.7 99.3
10日 9.4 108.7
11日 11.3 120.0
12日 9.0 129.0
13日 13.4 142.4
14日 12.8 155.2
15日 15.6 170.8
16日 7.7 178.5
17日 9.7 188.2
18日 9.7 197.9
19日 9.2 207.1
20日 13.9 221.0
21日 13.8 234.8
22日 13.4 248.2
23日 13.9 262.1
24日 14.6 276.7
25日 9.2 285.9
26日 12.5 298.4

今年は26日までの積算値は296.4℃でした。昨年(310.5℃)より、14.1℃低く推移しています。このまま気温が推移しますと、ことしは昨年より1日位遅い飛散開始(昨年は2月13日)となると推定されます。


2025年01月27日-5 花粉情報

飛散開始日

年 度 飛散開始日 年 度 飛散開始日
2025 2014年 2月03日
2024年 2月13日 2013年 2月14日
2023年 2月12日 2012年 2月26日
2022年 2月26日 2011年 2月22日
2021年 2月11日 2010年 2月09日
2020年 2月05日 2009年 2月06日
2019年 2月12日 2008年 2月20日
2018年 2月10日 2007年 2月06日
2017年 2月16日 2006年 2月13日
2016年 2月14日 2005年 2月22日
2015年 2月11日 2004年 2月20日

 

当地の飛散開始日は、2004年から2024年までの21年間では、飛散開始日が1月や3月になったことは一度もありません。今年の東京の飛散開始は日本気象協会の予想(2025年1月16日発表)では、2月中旬です。当地の過去の飛散開始日は、上表の通りです。

ちなみに飛散開始日の予測は、元旦からの一日の最高気温を積算した積算値が、スギ花粉飛散開始の目いられます。当地では、平均440〜480が飛散開始の目安です。

飛散開始日の定義:1月以降に、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日以上連続して観測した最初の日が、その観測地点の飛散開始日となります(日本花粉学会「花粉情報等標準化委員会」の決定事項)。


2025年01月27日-4 花粉情報

本日は未明から晴れましたが、昼前から曇り、昨日より気温も低く、午後2時にも、9.2℃までしか上らず、風は弱く(1〜2m/s)、午前中北寄りの風、午後は南風との予報です。スギが開花して花粉を放出するには、15℃くらいの気温が必要です(スギ林付近)。したがって、当地(都心)は、少なくとも15℃以上ないと本格的には飛散しません。本日も花粉は少ないと思います。

このHPは、1997年2月1日に『慈恵医大耳鼻科花粉症のページ(PH担当:故今井 透先生、花粉観測担当:遠藤 朝彦)』として、開設され、2014年1月7日までに561万件のアクセスがありました。その後、遠藤、今井両医師が慈恵医大を定年退職したため、HPを「東京都の耳鼻科医による花粉症のページ」と改称(HP担当:永倉仁史先生、花粉観測担当:遠藤 朝彦)として継続、2017年12月1日から当院の「花粉症のページ」として(HP担当:遠藤 朝彦、花粉観測担当:遠藤 朝彦)と受け継がれています。当HPは昨年末までで、41年になります。今年は42シーズン目となります。ご担当の皆様、今後とも、よろしくお願い申し上げます。

開設から2024年末までのアクセス数は、以下の通りです。また、昨日(24日)のアクセス数は、262件、今年の通算は12877件でした。患者様は、ニュースなどに、扇動されていないようです。

2024年 109200(2024年末まで:計886562件)

2023年 123200

2022年 105100

2021年 127000

2020年 137400

2019年 141000

2018年 143200

2017年   462


2025年01月27日-3 花粉情報

花粉症対策について

これまで、何度も原因を確かめることの大切さを、このHPでも述べてきました。原因が解明され、その原因となる花粉量が解れば、原因に応じた対策や治療を行うことができます。

つまり、対策の根拠は、空中に浮遊し、人が吸入する花粉の数(濃度)が、ベースです。花粉症は花粉が吸入されなければ、起り得ません。先ず、花粉の存在を確認すること、確認されたら人体内に吸入しないように、防止することが対策の第1歩です。例えば、マスクは吸入防止力が問われます。私共の実験では、一般に市販されているマスクに、防止力100%のマスクはありませんでした。つまり、マスクの吸入防止力と屋外に飛散する花粉数によって、症状を防止できる外出可能な時間が決まります。大量飛散時には、外出できる時間が短くなるのは、当然です。

つまり、個々の体質と飛散花粉数および使用するマスクの性能(吸入防止率)がわかれば、マスクは大いに役立ちます。減薬にも繋がります。


2025年01月27日-2 花粉情報

私は東京慈恵会医科大学を昭和47年に卒業後、直ちに耳鼻咽喉科学教室(主任:故高橋 良名誉教授)に入局、耳鼻咽喉科医となり、入局して直ぐに附属第3病院勤務を命ぜられ、耳鼻科全般を故樋崎 亨助教授に、そして兼子 順男講師(現保谷市東伏見にて開業)のご指導により、花粉の観測を始めましたのは、昭和59年でした。そして当院のHPは、下記のように始まりました。毎年1月1日からスギ花粉飛散終了まで毎日観測、当初、結果の通知は電話で通知するという面倒な作業から始まり、続いて郵送で数十通送る毎日を送りました。PCを導入後は、1997年2月1日に慈恵医大耳鼻科の花粉症のページを開設(担当:故今井 透先生)、連日発信、更新して参りました(下記参照)。今日まで41シーズンメールにてデータをお送りいたしました。令和2年から年間を通じて、観測を続け、情報発信しております。年間を通じて観測することによって、新たな知見が数多く見出されており、年間を通じた観測の必要性を痛感しています。しかし、私も今年で78歳になり、体力的に厳しくなってまいりましたので、今シーズンから1月は週1回、2月1日から飛散終了まではスギ、ヒノキ花粉飛散情報として毎日、以後は週1回花粉情報として、観測結果をお届けしています。「患者様は吸入防止対策に、医療関係者の皆様は、飛散状況を根拠にした診断、治療」にご活用下さい。飛散花粉数は花粉症治療の根幹であり、治療の拠り所でなければならないと考えています。


2025年01月27日-1 花粉情報

現在花粉症様の症状を訴えて来院される患者様が増えていると思いますが、ほとんどの患者様が乾燥冷気による乾燥性鼻前庭炎、乾燥性鼻炎です。スギ花粉症とは症状が異なり、「鼻水、鼻づまり」であり、花粉症は「くしゃみ、鼻水」が主な症状です。花粉症とは似て非なる疾患です。また、乾燥性鼻前庭炎、乾燥性鼻炎に抗ヒスタミン剤を投与するとかえって悪化する可能性もあり、もし感染性の鼻炎ならば効果はなく、治りません。症状のみで診断するのは危険です。ぜひ、問診ならびに検査をして検査所見から正しく診断し、正しい診断の基に治療を施してほしいと思います。患者様には、検査の時間をいただきたく、早めの受診をお勧めします。

花粉症は、個人の体質(素因)と被曝する(吸入される)花粉数に、発症も症状の強さも、左右されます。しかも、似て非なる鼻の病気もあり、これらが合併していることも少なくありません。したがって、症状が出ましたら、先ず原因を追求することが極めて大切です。むやみに薬を用いることは、先行きによくありません。


2025年01月26日-12 花粉情報

25日に神栄の自動花粉捕集器が当院に設置されました。佐橋 紀男先生自ら当院に起こしくださり、届いた神栄の自動花粉捕集器の設置と調整をして下さいました。心から感謝です。2月から落下法の測定値と並べて測定値を報告いたします。この自動花粉捕集器の精度を確認するのは、大変楽しみです。

本日は、都合で少し早い時間に、プレパラートの交換をいたしました。大きな差はないと思いますが、今後は・このようなことがないようにいたします。

 


2025年01月26日-11 花粉情報

昨年暮に環境省からスギ雄花花芽調査結果が発表になりました。東京周辺の状況は、以下の通りです。

スギ雄花花芽調査結果(環境省HPより抜粋:令和6年12月26日発表)

都道府県 令和6年度

雄花花芽調査結果

過去10年平均値

(個/cm2)

過去10年平均値

との比較(%)

茨城県 6956 5829 119
栃木県 5441 4268 127
群馬県 6738 6436 105
埼玉県 6308 5887 107
東京都 3985 5589 71
神奈川県 12357 8568 144
千葉県 9903 5643 175

(令和6年度)

当地に飛来する花粉の主な発生源と考えられる地域は、軒並み過去10年平均の100%を超えていました。例えば、「スギ花粉症克服に向けた総合研究:文部科学省・総合班長:宮本 昭正先生」によれば、群馬県の赤城周辺および埼玉県で飛散した花粉は、風に乗って奥多摩を横切り、多摩川に沿って、東京の城南地区に飛来することを人工衛星画像の解析から確認しています。また、村山 貢司気象予報士(財団法人気象業務支援せんたー)によれば、スギ花粉は、日中風速5m時に上昇気流に乗ると150Kmも飛び、上昇気流のない夜間でも50〜60Km飛ぶとハングライダーによる垂直方向の観測から計算しています。スギ花粉の発生する季節の気象条件を考えると納得できると思います。


2025年01月26日-10 花粉情報

観測結果(個/cm2/日: 2025年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
1/26 0.6 0.0 1.5 ――
1月計 7.3 0.0 5.7 ――

本日の測定結果、落下法ではスギ花0.6個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉1.5個/cm2でした。スギの開花には、15℃位の気温が必要ですので、都心が低温でも、スギ林付近が暖かならば、花粉飛散の可能性があります。本日、当地では、1日晴れ、午後1時に最高気温が、12.2℃でしたので、スギ花粉が多くは飛散しなかったということになりました。また、大気の湿度が90%を超えると、スギの花芽は閉じるようです。つまり、本日都心でスギ花粉が観測される可能性は、『あまり高くはなかった』ということになります。実際、0.6個/cm2でした。その上、その花粉は、スギ花粉より多く、ハンノキ属(ハンノキ、ミヤマハンノキ)が1.2個/cm2、不明0.3個/cm2でした。昨年、ハンノキ属の初観測は、1月23日でした。


2025年01月26日-9 花粉情報

佐橋 紀男先生(花粉情報協会:理事・事務局長)から新たなデータをいただきました。

富里市   2025 空中花粉調査表

 

 ダーラム型(個/cm2)
1月 スギ1) ヒノキ2) イチイ属 ハンノキ属 シデ属 マツ属3) イネ科 スゲ属 その他
16 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
17 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
18 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
19 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3

 

習志野 2025 空中花粉調査表

 

1月 スギ1) ヒノキ2) イチイ属 ハンノキ属 シデ属 マツ属3) イネ科 スゲ属 その他
1 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
3 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
5 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
6 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
7 2.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
8 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
9 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9
10 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
11 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
12 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
13 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
14 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
15 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

習志野市は1月7日が飛散開始日となります。習志野市近隣の船橋市の気象データを見ますと7日が1月最も平均気温が高温(8.4℃)でした。富里市の平均気温は最高で7日の7.5℃でした。9日は平均は5.4℃でしたが、最高気温が12.3℃でした。

佐橋 紀男先生は、富里市においてダーラム型とロータリー型の両者で測定しています。ダーラム型は一定面積(1.0cm2)に落下した花粉を計測します。一方、ロータリー型(1984年佐橋 紀男先生が考案)は、やはり重力法の採集器であるが、フィンをつけ、スライドグラスを45°に傾斜させ、回転させることによって採集効率が大幅に向上したタイプの補集器です。

 ダーラム型(個/cm2)
1月 スギ1) ヒノキ2) イチイ属 ハンノキ属 シデ属 マツ属3) イネ科 スゲ属 その他
合計 4.6 0.0 0.0 0.2 0.0 0.3 0.3 0.0 1.5
  ロータリー型
1月 スギ1) ヒノキ2) イチイ属 ハンノキ属 シデ属 マツ属3) イネ科 スゲ属 その他
合計 7.5 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 2.1

1月1日〜1月19日までの比較